プレミアムエイジ ジョインブログ
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Posts from — 4月 2008

老いの品格 <今後の三年に起こること>

Sunseta.JPG どうも時代がおかしい方向に回転し始めている。鈍感な私でさえ感じるのだから賢明な皆様にはもう即刻ご存知なことだと思う。最近「ドル覇権の崩壊」という著書で副島隆彦は「すでにドルの時代が崩れパックスアメリカーナから次の時代が模索され始めている。それは中国なのかそれとも欧州なのかいずれにしても不透明な時代にはいったわけだ」と警世している。

直近の書ではこれからの三年の内に
(一) FRBのバーナンキはドルをヘリコプターでまくような金融政策をとって、米国を守る。結果未曾有のドル下落が起こる。この三年で一ドルは60円となる。ダウは7000ドルを割る。バシャバシャにドル紙幣があまり急激なインフレが進行する。

(二)日経平均は7000円を割り、日本経済は奈落に沈む。

(三)米国大統領のオバマは1920年代のニューディール政策の焼き直しに似た大規模な公共事業を発動する。経済的にはモンロー・ドクトリンにも似たオバマ・ドクトリンをとり米国市場の閉鎖政策に打って出る。市場を閉鎖された欧州、中国、日本の企業は最早立ち行かなくなって、倒産する企業も現れる。

 四)米国内での金融覇権の激突はシティー、メリルとゴールドマンザッハとの競争となり結局はジェイ・ロックフェラーが覇権を握るだろう。デイビッドは敗れる。もしかすると、シティとメリルは吸収合併されるかもしれない。

(五)金価額は現在一オンス1100ドルくらいだがこれが4,000から6000ドルまで上昇する。だから金を買って買いぬけ。

 どうも副島氏は極端だ。

 一方私はこう見ている。
(一)金融恐慌ともいえる、信用クランチにより銀行資本支援に拠出された資本は莫大なもので、かつ経済危機に直面して金融緩和に動き(すでに3%もの金利引き下げ)、かつ金利を思い切って下げるとその反動が必ず現れる。何らかのバブルという形をとる。日本の不動産バブル、米国のITバブル、また最近の米国住宅サブプライムしかりである。五年後くらいが目安となる。
 米国のサブプライム終息のために、ヘリコプターでまかれる1000兆円以上の紙幣はやがて行き場をうしない大型バブルを生んでゆく。言って置くが、間違いなく次は環境バブルである。CO2規制が経済を動かしてゆく。(排出権バブル)歴史は繰り返すのだ。谷が深ければ深いだけ危機も重大なものとなる。

(二)それでも現在ドルが急激な下落をとげていないのは中国、日本、欧州が米国国債を売却しないからである。特に中国では未曾有の外貨準備高となっているが、10%以上の経済発展の果実はドルとなり米国内にある。もし中国が戦略を変化させることになると本格的なドル暴落となる。

(三)結果米国にとっての中国は頭上の蜂で自らを蜂から守りたいのだが、追い払うこともできない。しかしいつか蜂は米国を刺すだろう。中国市場に参加するものはCO2排出権を高額で買わざるをえなくなる。その時がいつかそれが問題である。

(四)世界中にバシャバシャになったマネーがどこに向かうのか。人間の欲望は果てしない。欲望は常に人間の生命維持に深くその根がある。同時に欲望は人類の破壊をも引き起こす。

(五)三年後、2011年、オリンピック、上海万博が終わっている。その時、日本は昔日のエネルギーを取り戻しているのだろうか。副島隆彦のいうような落日が迫っているのだろうか。どうもその方向にすすんでいるようだ。

 老いの不安は消えない。

4月 23, 2008   No Comments

老いの品格 <スカンディナヴィアン・ライフ>のすすめ

IMG_1066a.JPGIMG_1064a.JPGIMG_1923-Icehotel-art.jpg スカンディナビアン・ライフでプレミアムエージを生きる 

バウハウス、コンテンポラリーなアメリカンデザイン、イタリアンデザイン等々、次々に輸入されてくる外来デザイン.その中で最近注目が機能美を追求した北欧デザイン。その特徴は北欧4カ国(フィンランド、デンマーク、ノルウェー、スエーデン)の地理、歴史、文化と気候風土によるもの。白夜の美しい国々であると同時に暗く長い冬の時期が続く。都市は自然の中で悠々と息づき、人間が近寄りがたいほどの圧倒的自然環境は生活をシンプルで機能的なものにしてきました。
   
                     
北欧を代表するデザイナー達が20世紀に続々と生まれてきました。ジエンセン、ジャコブセン以外に建築家にはアプスルンド、マットソン、ボーリン、サンデル、インテリアデザイナーとしてはジョゼフフランク、 ガラスデザイナーにはノルウェーから多くのデザイナーが育っていきました。その特徴は「more beauty to everyday life日常生活の中に美を」がその中心のテーマです。
IMG_1069a.JPGIMG_1923-Icehotel-art.jpg 
では現代の北欧を代表するブランドにはどのようなものがあるのでしょうか。ブランドは自転車から下着まで機能的でシンプルな生活を豊かにし、冷たく暗い冬を乗り越える明るいデザインが並びます。
家具にFront,From us with love,自転車にKronan,ファッションにAnnhagen , Cheap Monday, バッグにはCala&Jade,Sandqvist, 機能的デザインの時計にはAxcent,、100年以上の歴史をもつナイフの老舗 EKA,北極圏から200キロの地点に建つ氷の殿堂ホテル Icehotel、ノルウェーフィヨルドのクルーズHurtigruten等々の観光サービスまで、これらのブランドは勿論超一流のロイヤルコペンハーゲンや車のボルボ、サーブなどにも負けない生活を彩るブランドとして存在しています。
         
                  
このような美しく品質がよくその割りに合理的な値段の北欧デザインブランドのネット販売がこの秋からプレミアムエージのサイトで始まります。ご期待ください。(北欧デザイン・プロモーション)

4月 18, 2008   No Comments

老いの品格 <Anxiety Free 無心配生活> 団塊埋蔵金のこと

image_41131365.jpg 生きることは様々な心配との闘いの歴史でもあります。それが団塊の世代ともなると、経済的な老後の心配、健康と病気にかかったらどうしようなどの心配、子供の自立と支援などの心配、仕事をしなくてはならないとなるとその心配とかぎりない心配とたたかわなくてはなりません。そのどれも大変なことですが、現実としてその中の大部分を金が解決してくれます。きれいごとを言っても老後はしようがありません。自分が病気になったとき、家族が病気になったとき、介護が必要になったとき反対にお金がなければどうすることもできないのです。

 ですから老いの品格を保つには経済的に自由(ファイナンシャイル・フリー)たるべくあらねばなりません。でもそれが可能な人達はきわめて少ないのが現実だと思います。

 じゃーどうするか?です。

 まず現実を直視する勇気をもつことです。これが大変難しいのです。それと現役時代のことは忘れることです。その上で今なにをなすべきか分析して決めたら即刻動かなくてはなりません。もう考えて迷っていては老後の安心はありません。前にも書きました。60歳以降の時の価値は若きときの10倍貴いのですから。

 時代を見てみましょう。米国のサブプライム危機が発生してもう8ヶ月がたちました。世界は戦後最大の金融危機だとFRBバーナンキ議長が言っています。世界経済は間違いなくインフレ下の不景気(スタグフレーション)に突入しました。まず国内外株式、投資信託、外債、不動産投信、定期預金、外貨預金、マンション経営、たんす預金、そのどれをとっても得策なものはありません。団塊の世代のトラの子はこのまま埋もれてしまいやがて平成の団塊埋蔵金となるんでしょうか。

 ひとつずつ解説します。
 国内株式     まったく塩漬状態か米国サブプライムハリケーン暴風の雨の中。
 中国株式     2008年8月オリンピック後、大幅調整?
 投資信託     ブラジルやロシア、アジア新興国ファンドなどがあるが、米国サブプラ          の影響がこれから響く
 ETF      委託手数料などが高くおもわぬリスクがある
 金投資とFX   とてもじゃないが高値圏でこれからでは遅すぎる。FXはリスクありす          ぎ
 不動産REIT  急激に値を下げてきているが不動産市場が不安定すぎる。
 たんす預金    インフレ率だけコンスタントに目減りする
 外貨預金     これだけ円高ではメリットすくなし

 というわけで市場で喧伝されているファイナンシャル情報は決してプラスはない。金融証券会社がもうけるだけで、あんた個人は味噌汁のだしとなるのがおちです。

 それではどうするか。次回です
    

4月 13, 2008   No Comments

老いの品格 <品格を蝕む不安>

IMG_5347-costal-line-a.JPG 長生きすることがリスクとなり、リスクをとらないことがリスクになろうとしている。2004年に改定された「年金改革関連法」や「75歳以上に適用される後期高齢者医療制度]など長生きすること自体、老後の生活自体がとんでもないリスクに晒されている。品格などと言っていると品格潰れになるかもしれない。品格の危機となる。

 2006年団塊の世代に対する日経調査によれば、「定年後もお金のために働く必要がある」と答えた人はなんと76%だそうだ。つまりようやく定年を迎えても4人に3人は生活のために働く人生となる。団塊の世代は比較的に裕福とされるのにこの現実に愕然とする。

 理由は多い順に一、十分な公的年金がない。二つ、預貯金がない。三つ、退職金、企業年金がない。四つ、生活レベルを落とせない 五つ、ローンが残っている。 六つ、子供の面倒をみる必要がある。

 もう一つの調査、(内閣府の平成19年発表)によれば日常生活であなたは悩みや不安を感じていますかの質問に67%のひとが感じているとしている。そのうちの最大の不安が「老後の生活設計」とされている。

 では退職後一体いくらあればゆとりある生活を老後できるのでしょうか?
つまり夫婦で時々はおいしいものを食べ、年に何回かは温泉でゆったりでき、ゴルフやフィットネスクラブで汗を流し、万一の病気や介護生活になっても資金的に安心できるには、生命保険文化センターの調査によれば、自宅がありローンがない状態で月38万円の生活費だと言っている。

 公的年金の平均月23万円とすると15万円が不足となる。団塊の世代は現役の時にバブルや右肩上がりの生活で内臓を酷使し精神もやられているからまあ75から76歳くらいが寿命として定年後15から20年とすると15万円×12ヶ月×20年で3600万円となる。ローンが残っていると残額は二倍して足さなくてはならない。

 ファイナンシャル・フリーという言葉がある。生きてゆく費用が収入より小さい状態を言う。果たしてなんパーセントの人が老後ファイナンシャル・フリーでいられるのであろうか?

 身の回りを見てみよう。パンや菓子、食肉、乳製品、味噌醤油などの生きる上での必須食料品までが値上がりを始めた。不景気ななかでのインフレである。最もたちのわるいインフレである。きわめて複雑なインフレ構造となってしまった。インフレの発端は中国・インドなどの巨大人口の新興国が経済発展に突入したことや原油、穀物などの第一次産品の価格の高騰、そして米国発のサブプライムによるクレディット・クランチがある。

 2009年までに物価は5から6%上がるだろう。団塊世代の預貯金はインフレ率だけ目減りする。これがリスクをとらないリスクといわれる所以である。

 老いの品格はのんびり構えていてはとても保てないのである。いわば武蔵の二刀流「二刀流のリアリズム」が必要である。やせたソクラテスでは老いの品格はたもてないのである。

 ではどうするか?
その答えは次号をご期待あれ。

 

4月 10, 2008   No Comments

老いの品格  <ヴィエイエス・オブリィージュ(Vieillesse oblige)>

CIMG1160a.JPG
 ヨーロッパ中世の騎士から転じた貴族階級が生きるよすがは、ギリシャアテネの貴族が持っていた<ノブレス・オブリージュ>と言われているエスプリ(精神)であった。富めるもの、権力のあるもの、幸福のものはみずからより富んでいないもの、弱きもの、不幸せなものに対して支援と援助をしなければならない責任がある。

 スタン・りーはノブレス・オブリージュ概念を知らずにスパイダーマンにこう言わせた。<力にこそ重大な責任がともなう>と。ディズニーにはメリー・ポピンズの中で、バンクスはこう歌う。<子供や召使には、厳粛だがやさしく接すること>

 古今東西の宗教には<ノブレス・オブリージュ>が充満している。畑には収穫物を必ず残すべきなり。(旧約聖書)、遺産はすべてのものが均等に分配されるべきこと(新約聖書)、汝の富を慈善にまわすべきこと(コーラン)、仏教に至っては慈悲ということになる。要するに恵まれたものの品格がノブレス・オブリージュということになろう。

 さて老いの品格を違う言葉に置き換えるとどういうことになるのかずっと考えていた。それらしい言葉や概念がなかったが、ノブレス・オブリージュに習って、<ヴィエイエス・オブリージュ>としてみたらどうだろうと考えた。Vieillir とは、年をとることというフランス語である。語源的にはヘブライ語だという。年を重ねて人は老いるのだが、ヘブライ語には年は人生を富めるものにするという意味もあるそうだ。人は年と経てはじめて生きる意味を知る。

 充実した歳を重ねた老いの世代はそうでない世代に対して弱きものでなくむしろそれらの世代を支援し援助する責任がある。歳を重ねるとはそういうことだ。

 <Vieillesse Oblige>こそ老いの品格そのものだと思う。

 

 

 
 

4月 6, 2008   No Comments

老いの品格  <春爛漫>

IMG_1072ab.JPGbr/> 春爛漫である。桜がひらひらと天上から舞い落ちる。<散るさくら散らぬさくらも散るさくら>である。古より花はさくらであり、さくらはやまとを代表した.

「願はくは花の下にて春死なんその如月の望月のころ」(西行) 
さくらの花びらにうたれるようにしていると不思議な感興に誘われる。このままはなびらと一緒に散ることを誘われるようになる。

西行の歌には、「花」すなわち「桜」が、「散ることによってその美を証しする特異な存在」であるという明瞭な認識があるのだろう。このような「桜」のコノテーションが初めて成立したのは、あるいは西行の時代よりも以前であったのかもしれない。だが、それを自明のこととして「花狂ひ」をした歌人西行の存在は、そののちの「桜」の美についての日本人の意識の在り方に大きな影響を与えたということができよう。

 国分寺はけせんがつながったここ成城野川の堤に今日もさくらがはらはらと散っている。咲くまでつぼみのふくらみをいまだいまだと待ったさくらも散りだしている。若きころには決して思いもだにしなかった散る桜への奇妙な感興をあの西行の歌とともに酔いしれる。いまだ肌には暖かくもない風に吹かれる。
 
万葉集には桜を詠んだ歌が43首あるそうだ。、桜が登場するのは10世紀初頭の「古今和歌集」が始めで、その頃から吉野は花の名所として有名になり始めたといわれる。 万葉の時代の吉野の魅力は桜ではなく、山や川などの自然そのものだったようで、万葉集には吉野を歌った歌が88首もあるがさくらが主要なテーマではない。

 

花を見し昔の心あらためて吉野の里に住まんとど思う

吉野山やがて出でじと思う身を花散りなばと人や待つらん

思いやる心や花にゆかざらん霞こめたるみ吉野の山

吉野山こずえの花を見し日より心は身にもそはずなりき

あくがるる心はさてもやまざくら散りなんのちや身にかへるべき

やま人よ吉野の奥にしるべせよ花もたづねんまた思いあり

吉野山うれしかりけるしるべかなさらでは奥の花をみましや

 平成二十年春爛漫、唐詩選の巻2に劉廷芝(りゅうていし)の「代悲白頭翁(白頭を悲しむ翁に代る)」という七言古詩がある。その詩に「年々歳々花相似 歳々年々人不同」という一節がある。
  「年々歳々花相似たり 歳々年々人同じからず」と読む。「毎年毎年、花は同じように咲く。しかし、毎年毎年、人は変わっていく」ということだが。老人が白髪を悲しんでいることを詠んだ詩。自然は毎年変わることなく花を咲かすのに、人は年々変わり、そして老いてゆく。そして朽ちてゆく。

 春爛漫の華やかさに潜む人間の真実を隠すかのように花びらははらはらと散っている。その美しさにただ呆然と佇んでいる。

 

4月 3, 2008   No Comments