老いの品格 <一刀彫のセルバンテス像>
もう20数年前になる。
スペインのマドリッドで<日本文化週間>を企画して資金を集めて黒澤映画の上映、和太鼓の鬼太鼓座の公演、欧州で活躍する日本の若き音楽家の公演、西日経済交流講演等を実施した。この種のイベントとしては欧州での日本文化紹介の皮切りとなったものだ。
駐在していたパリから3ヶ月マドリッドに滞在して準備にあけくれた。日本大使館や現地企業との協賛活動、そしてイベントの実施に汗した。
当時のスペイン駐在大使はセルバンテスの専門家でもある林屋大使であり、スペイン人からも一目おかれる存在だった。当時までは、駐在国の文化に造詣が深くユニークが大使が数多く存在していたように思う。
そのマドリッドで一刀彫のセルバンテス像を買った。やせて見えるが目線が高く堂々としている。常に我が家の玄関を飾ってきた。この像をみて外出し、帰宅するごとにこの像を見てきた。私を救ってくれたセルバンテスの像である。
フランスとフランス語の話し

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