プレミアムエイジ ジョインブログ
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ラプソディ・ジャポニカ <甘い楽観>

 経済は残酷なまでのリアリズムである。米国金融信用収縮は実体経済に波及し、自動車産業を呑み込み過酷な経済状況を呈してきた。日本に住む団塊の世代は未だにそのうちどうにかなるとの甘い認識がどこかにある。それがこの世代の特徴的甘さなのである。

 しかし今回はだめである。米国の信用収縮はぬきさしならないところまできてしまった。2009年は経済成長マイナスの年となった。失業が街を襲い、消費は地に落ちてしまった。ここまで落ちてまだ底が見えない。底が見えないのはPA世代の経済楽観主義のせいである。一億が総悲観のなかにいたらなければ大底はない。中途半端な悲観がPA世代に残っていた。

 2009年は日経平均は昭和50年代の水準まで下がってしまった。なかでも2005年から上がり始めていたゴルフ場の会員権相場も記録的に下落しあの小金井CCは2500万円までさがった。2007年には一億までに値をもどしていたのにである。それよりゴルフ場に客がいなくなった。各ゴルフ場は集客のためにプレー代を劇的に下げたが効き目がなかった。

 そして2010年の正月を迎えた。正月3が日には異常なドカ雪が関東地方に降った。首都圏は雪で交通が麻痺したが人々はこれ幸いに寝正月を決め込んだ。正月のテレビ番組は依然として一発芸とやらの芸質の低いバライテーで覆われていた。

 2010年初頭の1月4日、大發会の日経平均は6200円、ドルは80円、ユーロ100円暗澹たる2010年の初頭だった。

 それでも中国上海での万博が5月に控えていた。上海万博のテーマは「Better City
Better Life」予算規模30億ドルもの大型万博であった。上海,黄浦江に幅600メートル 高さ200メートルの橋が完成、花橋となずけられていた。案では4億3000万人が万博見学に訪れるとしていた中国政府も2010年初頭には1億人と訂正していた。万博は11月まで開催されてそれでも無事に終了した。中国は莫大な公共投資と万博の強行でやっと8%台の経済成長を維持させてきた。8%が都市と農村の格差を暴動に発展させない最低の経済成長率だった。

 

 

11月 18, 2008   No Comments