ミニ同窓会(2)「3つの狙い」
名湯有馬温泉の早朝風呂は「金湯」、「銀湯」の二つの湯船に分かれていた。
浴槽を独り占めにして使っていると急な睡魔に襲われ、あわてて飛び出してしまった自分が情けない。(湯加減ほかは記憶にあらず)
まず3つの狙いの内の第一は、名目上のもので(前述した事のある)、親愛なる後輩の某一部上場会社社長就任祝い。狙いは「あの頃があって、今日があるのだ!。」という無理やりなこじつけの押し付けと「一日も早く退任を促す!」会であった。
(互いに還暦を過ぎると健康が一番!出世など2の次)
狙いは大成功で、「本会だけは今後どんなに忙しくなっても最優先します」とのうれしい本人からの礼状メールが今日届いた。(就任前夜の忙しさにも拘らず付き合わせたのにも拘らず)
「火中の栗拾い」である事体を知りつつ社長を受けるその胸中やさすが!
心から健闘と健康を祈りたい、みんなの気持ちは伝わった。
二つ目の狙いは一方で病に付す大親友への励ましのメッセージを奥方に伝えること。
残念ながら、やはり本人は出席できなかったが、同じ仲間でもある奥方の出席を得て、仲間の熱い友情と早期回復への見舞いの想いは伝わったに違いない。
さて3つ目の狙いは「老いらくの恋」の成就という御節介な狙い。
残念にも、この狙いは成就しなかった。読まれないことを祈りながら顛末を書いてしまおう。
もっともかわいい後輩(といっても来年還暦)のA君とBさんは二人とも「罰一」の現在独身の身で、かつ二人は40年来の大親友。
ごく最近、実はA君がBさんを本当は40年前から好きであったと打ち明けられたらどうするべきか。
二人が男女をの壁を超越した親友である事は誰もが疑わない。そして今も仲間と一緒にではあるが、旅行にも連れ立っている。
「どんなに本気で話しても今更何を・・・・」といぶかしがる話。
そういえば、Bさんのその可憐さに気付いた時には、すでにC君と付き合っていたことをみんなも承知の事実だった。
Bさんはこの狙いを知ってか知らずか、欠席となり、最大の狙いで「最初で最後」の仲人を買って出る予定が、持越しとなった。
「人生今更急ぐべきも無い」が、A君の信念でもある。
仲間にもオープンにして、チャレンジの賛意を得ると共に、本人にもOKさせたので、あせらず、自然に次の機会を待つ事とした。
(成就すれば、みんなで「魚にして」又、最高の一夜が過せる)
(だが、ブログで公開するOKは取っていない!二人ともパソコンはやらないし、このブログの存在は知らないはず!)
いや、この話(3つ目の狙い)についてはミニ同窓会の為に筆者の創った「空想話」としておこう。 (完)


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