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Posts from — 4月 2010

唐突ながら「ベトナム戦争」

ポコさんが「定時制高校」に談話室で答えてくれている。続編を期待したい。

今を創る経緯に、それまでの時代背景や事件、影響された小説など沢山あるだろう。

我が学生時代のスタートの頃、ベトナム戦争という理不尽な戦争での、米国の北爆が新聞をにぎわしていた。

真っ赤に染まった新聞部を避けて、放送局報道部をサークル活動として選んだのは、テレビの事件記者の影響であった。

新入部員の最初の取材が、ベトナム戦争反対の「学生デモ」であった。取材で纏めた録音構成ラジオ番組のテーマは「はるかアメリカに叫ぶ」とした。

「野球少年」で育った純真無垢な新入学生にとって、「アメリカはベトナムから出て行け」と叫ぶデモの意味が全く解らなかったのは無理ない主張であったと思う。その番組を当時の真っ赤な新聞部が、大きく取り上げた。

「放送部は、マスコミの意味すら理解できないサロン(クラブ)であり、存在の意味は無い・・・・・・・。」

この新聞の論調が、悔しいが、全く理解できない。先輩から制作番組への論評も無かった。しかし,部に大きく迷惑をかけたのかもしれない。新聞部は、常にデモ隊の先頭に参加しているらしい。

その頃「ベトナムに平和を市民連合」が盛んにデモへの動員を呼びかけていたので、見学気分で参加してみた。

主催する小田実氏の著書「何でも見てやろう」に触発されて、家出してアメリカ放浪に出かけて見ようかと真剣に考えたのは高校2年の夏。

一般学生や市民の参加する温厚そのものな平和的なデモ行進・・・・

ましてや、横の女学生と腕を組んだり、手に手をとって、高く上に広げて歩いたり・・・。

しかし、その横には、常に頑強な機動隊が並行して歩いている。端にいた女学生の足を蹴る機動隊の姿を目撃して、当然その女学生(確か美人ではなかったが、まじめを絵に描いたようなおねーちゃん)に交代して端に構える。

「すねかじりの暇つぶし!」と軍靴で足を蹴ってくる。

当然、切れて殴り返そうと隊列を切る。あわてたデモ隊の連中に逆に囲まれて、中に引き込まれる。

「機動隊の挑発に乗らないように」とリーダーがマイクで叫ぶ。隊列を外れると逮捕されるというのだ。(そんな理不尽な、彼の暴力が先だ・・・)

これが、最初のデモ体験だった。

終わって解散となった時、襲われた虚脱感と恐怖感はその後の自己嫌悪に繋がって行く。初めて国家権力と対峙して「ベトナム戦争」と「市民デモ」の意味が繋がった瞬間でもあった。

強大な権力が市民に対峙した時、すでにそこは小さな戦場であった。

「ベトナムに平和を市民連合」の「市民」の意味を教わった。それは「国民」ではなく「市民」であり、民主主義の「民」は「市民」の権利をいうものでなくてはならない。民主的、合法的デモを突然不法なデモに仕立て上げる国家権力が、目の前に現れた瞬間でもあった。(続く)

4月 14, 2010   No Comments

定時制高校

定時制高校で大量の不合格者が出たというニュースを見た。

高校学費無償化の余波かもしれないらしい。無償であれば、夜学ででも学びたいという事なら、うれしい悲鳴と捉えるべきであろう。

高校時代の親友が、ある事情から定時制へ編入することになった。同じ3年生だが、私が大学へ進学した時、彼は高校4年生となった。

この2年間、時間があれば、彼の通う定時制に遊びに行った。授業にももぐりこんだし、運動会に出場したり・・・。

定時制高校は、すでに社会人のための高校であり、大学のような開放的空間でもあった。

少なくとも当時の高校生活より社会への登竜門として、教育環境も進んでいたと思う。心身ともにすでに大人である高校生にとってすれば、余程学ぶべきものは多かった気がするのは、彼を定時制に追いやったかたくなな高校秩序への大きな反発であったし、大人の創った勝手な社会秩序への反発でもあった。

大学へ進んだ後も、彼の一歩進んだ社会人生活に常に先導を受け、教えられる事も多かった。

だが、その彼はいつの間のにか挫折し、アウトサイダーへの道へ走り、その後病に倒れ、早逝する。

間違いなく定時制の時代が彼を作り、彼のその後に大きく影響していった。

あの開放的な環境のすばらしさを外から感じた自分と、中で感じた彼の落差は、大きかったかもしれない。

高校4年生になった彼が、我が友の大学入学を心底喜んでくれた紛れもない純粋さの奥に別途の苦しみもあったとすれば、それを理解できなかったかもしれないと後悔する。

今、定時制高校で学びたい人たちの純粋な心を大切にし、かつその環境の複雑さを理解する社会であって欲しいものだ。

4月 9, 2010   No Comments

ある官僚の一週間

先週、野暮用で、ある知り合いの官僚を追いかけてみた。

まず金曜日の夜、来週のどこかで、一時間程度時間を取れるところがあるかを聞いたところ、「国会開会中で不安定ながら、月曜日の夜、9時で良いなら新宿の京王プラザで・・・」と案外簡単に応諾された。

当日(月)、8時に「生憎所用が終わらず、念のため明日の10時以降に変更して欲しい」と℡が入る。

当日(火)夜、9時30分「生憎所用で11時以降になるので、明日業務終了次第電話する」との事。

電話がかかったのは、その日(水)の夜11時、「まだ終わりそうにないので、明日は山形への日帰り出張予定があり、金曜日の夜では」との事。だが、その夜はこちらの都合がつかない。

已む無く、行きがかり上、土曜日は?との問いかけに「丁度都庁での打ち合わせが、入っているのでその後なら・・・」

土曜日の夜、10時に何とかお目にかかれたが、所詮野暮用も流れの中での意地の会見は無事一時間半後の11時半に終了!

彼の今週の時給を換算したら、400円になるとか?(何で馬鹿な計算してるの?は声にはせず)

「それでも税金税金の無駄遣いだ。ただ国会の開会に合わせて、あくびをしながらまっているのであれば・・・」と皮肉ったところ、「いや、十分に知的労働を国民(議員?)のために行使しているはずだよ!」とのたまった。

我が時給換算が、2万円を超えた時、密かに恐ろしく感じた時もあったっけ・・・。

「民主党からも、国民からも馬鹿にされ、それでも頑張る官僚など、本当に馬鹿に見えるよ」と皮肉って、慰める他なし!

官僚に頼らない(はずの)民主党よ!きっと官僚たちの反乱か、戦線離脱が起るだろう現実を直視できているか???

「鳩山腹案」などでゴマかせる普天間移転公約など有り得ないことが理解できないなら、せめて同時にもう一度国民に真を問う勇気を持て!

4月 1, 2010   No Comments