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バブル…(3)…これが普通だった???

思えばバブル初期に33歳の勢いで、後のバブルの象徴とも言える赤坂、青山、六本木を管轄する港支社長を拝命したのだから、それこそがバブルに違いなかった…

支店の所在は港区芝、、、「東京の田舎麻布に地下鉄を…」と看板が上がってた。麻布10番の商店街はその昔地下鉄誘致反対で結束し、六本木へ駅をもっていかせた…という。

そんな麻布十番の田舎の角地(今はトヨタデイーラー?)が坪あたり「1億円」を付けたと聞いたのは着任して間も無くのことであった。
…購入者は麻布自動車(麻布土地建物)…
空口座とはいえ取引窓口だけはあったから、まずは手始めに事実確認のご挨拶に伺ったっけ
。。。

当時(バブル初期)で三井信託の麻布建物への貸付残高は1000億を超えていた…
その足で財務部へ走って、「麻布に金貸したいが、、、」と生意気にも意味不明の交渉に行ったものだ。
麻布の担当部長は面倒だから「無担保だったらいくらでも借りてあげるよ」と無茶を言う。損保資金に無担保は無いと認識しつつも財務に聞いてみたところ案の定「担保があれば5億ぐらいなら…」(貸しても良いよ…)のスタンスだった。
中をとって三井信託の後担保をつけてもらって3億無理矢理に借りて頂いた。
(担保の意味がない事程度は理解できていた)
バブル時代の幕開けの訳のわからない話では有るが、「少なくとも1000億を貸しこんでいる銀行があるなら麻布土地建物が潰れることなどあり得ない…」はその頃の常識とも考えられた。
(10年後麻布自動車は倒産、、、当社(もと)は果たしていくら被害を被ったのやら…未確認)

保険会社の応接室で15億円もの不動産の取引に立ち会ったっけ?
古い取引先であった印刷会社が倒産し、その土地を新鋭の不動産会社に斡旋したら3日もせずに決まってしまって…
応接にはお互いの取引銀行さん、司法書士とともに現金などで立錐の余地なし…
仲介業者無しだったけど単純計算してみたら、往復6%で約1億円?の仲介(経済的)価値が、、、
サラリーマン辞めて不動産屋に変わろうなんて思わなかったけど…むしろ保険会社(社員)としてのコンプライアンス的問題はなかったのかな?

調子に乗って支店の自社所有不動産を探してたら、偶然良い物件が見つかった。確か当時の社長が確認に来てOKした後に会長が来て没になったっけ?
あれも(たかが10億???)買っていれば30億程度にはなったのか?いや3億程度に下がっていたか
怖いもの無しの新米店長にして、その他様々な日常も、万一に備えて割愛しておこう?

36歳で新宿支店長も考えれば異常事態…
歴代支店長を10年若返らせての抜擢をするほどの実績はありません…からこれまたバブルそのものだったんです。
その新宿支店、元の淀橋浄水場後で実は渋谷区になります…
時あたかも東京都庁がバブルの象徴として近くに移転して来ます。不確かですが坪あたり「100万」程度で手に入れた土地。。。
その頃すでに「1億」と言われていたのです。(なんと100倍?)
そこに高層のテナントビルをぶったてて不動産事業の大拡大をやろうと言うの保険会社の魂胆はは当然の発想でした。
賃貸は坪あたり4万円で、一括テナント保証だとか??(このビルだけでそれまでの年間経常利益が稼ぎ出せる計算だから、少しはびっくりもする。
その(高価な)ビルにはとても新宿支店は入れません…とか?
さすがに時の支店長さんはぶっ切れます。
風切る勢いで15階ワンフロアーを分捕りましたが、「みなし家賃」は確か1万円/坪にしてもらったのでは?

本職の保険販売では、積立ものが主力商品となるのもしょうがないところです。当時業界で一世風靡をしたのが「福利厚生プラン」という訳のわからないネーミングの積立ファミリ傷害保険…
S銀行と当社若手企画マンが考えたというプランの社内説明会に出席したのです。
福利厚生と節税対策にバブル融資を加えて一石三鳥という眉唾もののでした。
偶然にもその第1号案件が我が新宿支店の管轄顧客に舞い降りて来ます。
銀行推薦ですからほぼ決定のはずですが、敵(銀行)もさるもの、実行保険料額の5倍の通知預金の要請が…
もちろん蹴ったら、N火災さんへ飛んで行きました。(確か3億程度の保険料だったから通知預金にしろ15億?)

よしそれならと、悪知恵をはたらかせて色々な銀行さんに同様プランを持ち込んだら…
なかなか理解を得られない中でD銀行の支店長代理が食いついて来ました。
なんとで「D不動産」に30億…これが嘘の様な話ですが実は決まっtえしまうのです。
D不動産は我がお隣の支店のメインの取引先、D銀行への企画の持ち込みは新宿支店。。。
おそらく損保史上最高額の保険料契約だったでしょう。
成績は悔しくも新宿支店には入らず、D不動産の別働隊経由で不動産支店へ(余裕をこいて喜んで…)行っちゃいました。

同様の手口で積立火災保険をK銀行経由で…
10億円でK社の研修所の積立総合保険を奪取しました。保険料領収書をカバーノートと言いましたが、そのノートには億円までの単位は書けません。慌てて本社へ問い合わせても意味が通じなくて往生しました。契約が終わった次の日に慌ててK銀行の別働代理店の大社長がお礼に支店に飛んで来たっけ…だって手数料は確か4000万円???

埼玉本部ではバブル末期の嵐のような現場でした。とてもその現場を書くには未だ時間が早過ぎるかも…有る代理店から栃木の親切ゴルフ場の会員権を会社で買ってくれないかとの問い合わせにも二つ返事で「了解でーす」…高々2000万円?担当役員もOKして本社に稟申すると即座に「NG」が出ておどろいたものです。バブルが末期であったのでしょう??

個人的精神的バブルは切り難く、それなら自分個人でと息巻くしか収拾の方法もなく勇んで先方へ出向いたら、、、個人では意味がないのでせめて5件程度はまとめてくれないとと宣う。
なんと2日で7本の契約を個人人脈でまとめ上げました。(考えれば締めて1億円の販売力?)
あんたが買うと言うのなら…と行ってくれたバブル友人達?おまけにローンは急ぐこともあってF信販で8%…(高利!!)

その2000万円の会員権…紙切れとなって未だに唯一手元にある資産です(涙)。そして後の6人は全てパンクしている事も恐ろしい時代でした。

まだまだあるこんな時代を駆け抜けていたのですから、やはり振り向く事も出来ずひたすら走るしかなかったのでした。

こんな「日常」信じられますかね?
(今からおもえば寝ることすら忘れてのバブルだったんです…)
ただ悪の道にも金欲にも染まらずに駆け抜けられたことに感謝するしかなかったと言い訳するのみです。

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2016 年 12 月 3 日   No Comments

バブル…(2)…何故20年過ぎても清算すら出来ない?

今時のバブル回顧に意味があるとすればそれはその後の対応と責任の有無を明確にするものでなければならない。

永野氏の「バブル」への掘り下げには強く賛同するものではあるのだが、果たしてその後20年の歴史的誤謬への指摘が弱いのが気になる。
むしろ、この一点に興味があるし、意義を感じる。
バブル総体はどれほどのものであったのか?、それを償却するための最善の策と時間軸はどうであったのか?

日本経済がバブルへの道に迷い込んで既に30年…
この間の政官財のトップ達の責任の取り方は等しく先送りの一手でしかなかった!!!

その後のアジア危機や今般の利益誘導問題への韓国の対応と比べるとなんとも悠長過ぎて恐ろしくなる。
特に過ちをしないはずの日本の頭脳集団のトップ(財務省)の2度にわたる過ちは前代未聞の事でもあり、かつ解決策が見出せないまま今日を迎えているに過ぎない。
軍備と軍事に頼るしかないとすれば民主主義はそれを選択する事になるのだ。
(そして確実にその方向へ舵取りが始まっている。
それでも万一が起こるとしても10年以上は経過するであろうから(孫かひ孫の時代であろうから)良しとする?
願わくばそれでも勝ち組に残ってくれている事を期待するしかない…)

「バブル」の著書の中で表れされている膨らんだ異常なる泡の質量とその後の国の借金額…(現代金融工学の泡)は国民に等しく付け回して、政官財から切り離された。
しかしバブルはそのままである事を意味してはいないか?
2度目の敗戦があったにも関わらず。

誰一人戦犯は現れず、「生き残る事でその責任を果たします」とした20年であった。
責任を取らずにひたすらリストラと合併での生き残り策に終始した。
結果として銀行は3つになり、生保も損保も3つになった。これでグローバル世界での戦いは可能になった。別段日本国民の債務なんぞは関係ない文字通り世界の中で生き残る体制構築ができたのだ。

少なくとも亡くなった数だけの銀行、生損保は潰れていなければおかしい。不良債権をひた隠しにし、20年という時間の経過で付け回しを終えた金融界、、、

そしてその真っ只中でひたすら戦い続けた団塊世代の「強者どもの夢の跡」
責任はあるのか。あったのか。あったとすれば何故解決策と出来なかったか?

老い先の短くなった今、、
今更の2作はレガシーというやつでしかないのか。それとも当時の責任者への矜持が働いた事でペン先が鈍り、中途半端な著作となってしまったか?

バブル真っ只中で、「坪辺り」1億を超える大東京のど真ん中を使って数奇に送ったサラリーマン人生を振り返るにつけ、それらの体験を不思議なすれ違いと偶然に驚かされる。

「よくもまあご無事であったものよ…」

2016 年 11 月 29 日   No Comments

今更ながらのバブル時代の2冊に想う…

保存した写真

今頃なんで?思いながらも、やはりどこかに引っかかりを見つける如く気になってしまう。
それはバブル時代の事ではなく、バブル崩壊から始まる「失われた20年」と今日への繋がりを感じるからである。

バブル(永野健二)には…あれはまさに「第二の敗戦」だった…との帯、、、
住友銀行秘史(國重惇史)には…幹部たちの激しい人事構想を実名で明かす…との帯、、、
前者は京大出(1949年生れ)のジャーナリスト、後者は東大出(1945年生れ)のバンカー

こちとら、その真ん中の1947年生れの三流大卒の三流金融機関出身…動機は違えど何やらこの時代になって強く感じる何かがある???

バブル時代とは1980年から1989年までの10年間を言う??
レーガノミックスからプラザ合意へ
…戦争無しでの資本主義の行きづまりを軍備を背景にしたグローバリズムと言う「まやかし」保守主義で結託した米欧と為すすべを失った日本官僚国家のミスリード時代…

時は田中列島改造ブームを終えて傑出した政治家…中曽根・竹下・宮沢と引き継がれる。財政・金融は土地・不動産に泳がされ、血迷い、「大蔵」騒動と化すかつてないカオスの時代だった。

二人の作者を含めて小生もこんな経済情勢の中で、若き血を躍らせていた1企業戦士であった事だけは間違いない。もちろん主体的にではありえず、傍観者でいながらも先頭を走る機関車でもあったかもしれない。
この時期、小生は港支社長から新宿支店長を経てバブル終焉前に埼玉第一部長という職責を全うしていた事になる??(バブル昇進と昇級の意味を実力と勘違いしていた頃になる?)

どうバブルであったのか?(まともに考えれば馬鹿らしくなる???)
「バブル」から拾ってみると…
・「東京23区の地価が、アメリカ全土の時価総額を上回る」
・「大手都市銀行の一行あたりの平均時価総額が世界最強と言われるシテイバンクの時価総額の5倍を超える」
・「小金井カントリー倶楽部の一口あたりの会員権が3億円を超える」
事実確認はしていないが、いずれもその通りの認識が日本のエスブリッシュメントにとっても常識であり、バブルとも不思議とも言われていなかった事は間違いない。

(そんな頃、小生は2週間の米国経済視察研修に行くありがたい機会を得た(まさにバブルのビジネスクラス帰りにはフロリダでのデズニーワールド…)
「ロックフェラーセンタービルが日本の所有となり、マッハタンの全てを日の丸が買い取るかの如く狂った勢いがあった頃…」

どの程度がバブルでふくれあがり、その泡が消え失せるとその額はどの程度になるのか?
その責任と影響は誰がどう取り始末できるのか?
先の敗戦同様にとる術など全くない…

たった20年前に実在した日本たる国の現実とその最中にひたすら走り回る企業戦士達、、二人の作家を含めて決して主人公たり得ずに傍観し、いままた俯瞰してみる事に今日的意味があるのかどうか?

あるとすればこの猛烈な金融政策と1000兆を超える国の借金、知らん顔しながら先送りしていく政治と一般大衆(支持率60%)(決して責任はとらない…)

振り返れば、いつも考えられない歴史の現実は笑い話か落語の世界。
先の戦争への道もそうであったし、その後の途方も無い苦労さえ、バブル戦略による経済戦争の末破れたのだ…とすれば…

資本主義の行き着くところは戦争という究極のゲームとそれを司る事になった戦士世代の貧乏くじが当たる可能性を避ける手段を探すしか無いのか?

二つの小説に出てくるバブル紳士達と確かにその周辺で漁夫の利を得ていた沢山のエスタブリッシュメント達の言い訳が小説の主題にもみえる。

バブルの弾けた頃何気なく「勝手試算」した日本の債務超過額は実に14000兆円、大手銀行の債務超過額の合計は140兆円…
全ての銀行は倒産し、全ての経営陣は責任を取るべきであるとしか思いつかなかった。しかし、官僚達(大蔵)とともにその額をひた隠しにし(または0ひとつ落として見せる事によって)、20年を失ったのでは無かったか?

そして「アベノミス」でもう20年の付け回しとするか、戦争による一気解決の道へ進んでいくとすれば、それなりにもう一度総括のぼやきだけはしておくべきなのだ。

(バブルと言われる「あわと消えた」試算額は当時のDKB一視点が被っている実不良債権実額を聴き、その副支店長と勝手試算したものです。
次に我がバブル時代のすれ違い営業を思い出してみておくことも小たりと言えどもその異常性に意味があるかも?)

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2016 年 11 月 28 日   3 Comments

卒(煙)論(文)…ある日のFBから…

とりあえず「卒煙宣言」からにしましょう?
卒業まで50年かかったが遂に免許皆伝にいたらず。。。
今日10月331日は、喫煙から静々と身を引いて一週間が経ちます。

事の発端は10月20日の朝でした。

所用で東京に向けて駅まで歩き出して数分の事でした。突然、胸の動機が収まらないまま、とにかく駅まで歩いてベンチにうずくまってしまいました。

全く経験の無い痛みでした。冷や汗が出て来ます…
一瞬救急車とも思いましたが、駅にも関わらず周りに人影もなく、暫くじっとしていました。
15分も経ったでしょうか?
痛みは嘘のように一気に消え失せたのでした。
恐る恐る電車の乗り、その日の予定を難なくこなして1日を終えました…

翌日(21日)は念のため、軽めの仕事にして、様子見してたらまったく異常なし。。
それでも流石に心配になって次の日(22日)近くの総合病院での内科検診をお願いすることにしました。(おそらく内科的に医者へ向かった経験は初体験?)

初めての病院訪問に、待つ事…2時間…混んでます。。。
血圧、心電図、血液共に異常無し??と思っていたら、コレステロールの値が高い…気になるから隣の病院(循環器系)に行って見ることを担当の先生からお勧め頂き、紹介状も頂きました。
とりあえず内科的には問題なしと言う結論でしたが…

翌々日 の24日には紹介を受けた病院の循環器内科を念の為行ってきました。全く先日と同じ検査を3時間かけてやった末、心電図を含めて異常なところはで‪て来ません。‬

「ただし、狭心症の疑いがある為、カテーテルでの検査をしてみましょう。来週の月曜日(31日)一泊予定で来院下さい」
いやおうなく承諾はしたものの、少し怖くなって帰ってからインターネットで色々調べてみました…
狭心症、心筋梗塞、カテーテル、この病院の有り様は…
まだ全てに半信半疑であり、心臓にカテーテルをさし向けるほどのリスクを果たして決断していいものかどうか?

勿論まだ家族にさえ相談していません。
日頃の不養生や禁煙を責められるに違いない。…
それに確か最初の病院の先生は3DCTによる検査もできるから…といっていたのに???

いよいよ卒煙を自ら決意した10月25日になります。
この日に決めた事。
まず今日の午後病院を変える。(3DCTのある隣町の病院でもう一度検査してもらおう)
煙草は「禁煙」と誰かに命令される前にきっぱり自ら卒業として永遠の別れにしよう。

朝の10時出社とさせてもらっていたので、ゆっくりと店に向けて車を走らせて5分ほどが経過した頃だったでしょうか?

「またしても起こった」あの時と同様の胸の痛みと激しい動悸…
焦らず、車を脇に止めて経過観察してみることが出来ました。

間違いなく15分程度で前回と同様に何事も無いように痛みは治るだろう??

15分が経ち、30分が過ぎても痛みは治らず冷や汗が流れてきます。
一瞬「この冷や汗は本物だ」と頭をよぎりました。
同時に途端に吐き気で車のドアを開いて朝のご飯を吐き出して…

気がつくと車の中でもがき続けて1時間以上が経過していました。
胸の痛みに多少の波を感じます。意識を失いそうになりながら、色々考えなければなりません。
10分程で着くだろう昨日の病院を目指すか???
いや、救急車を呼んで隣町にある名門循環器系病院をお願いする???
「忙しい」のに…なんと「お前の人生は満足だったか??」なんてことまで顔を出したり、覚悟をしたり。。。
事切れる瞬間に選択したのは、初めて回す「ダイアル119」でした。
10月25日 11:27と携帯には緊急電話と描かれた記録が今も残っています。

痛みを覚えてから1時間半が経過していました。
救急車の到着まで10分間、やはり病院は先日診察を受けた「O病院にお願いしよう」
この決断こそが我が命を救ってくれた?結果選択となったと思っています。

救急車の到着以降はもうよく覚えていませんが、とにかくO病院に向かい走ってくれているようです。

到着と同時に手術の準備は出来ていたようです。
(救急車よりの連絡で先日の診断カルテとの付き合わせが出来ていたのでしょう。想像です…)

医者が家族の同意は…と叫んでいます。
さっきまでこんな事になるなんて思いもしていないから、家族へは検査結果をみてからにしよう。結果は別にしてと甘〜く考えていたのです。(自ら卒煙の決意を合わせて伝える事にしていたのでした)
執刀医は手術の開始を宣言しました。(到着から5分は経っていなかったでしょう)

同時に「奥様に電話して繋がったら代わって下さい」との強い指示が飛んで来ました。
意識朦朧としつつもなんとか電話はできたようです。
執刀医はその電話を取り上げるようにして…手術中にもかかわらず長電話になって居ます。

かみさんは何が何だかわからないから、きっとしつこく訪ね続けたでしょう。
何故か部分麻酔で、それから2時間の苦闘が始まりました。
「くるしい。殺せ…」と叫んでいたのかもしれません。
若い主治医は手術を終えて「たった一言…」

「命拾いしましたね。煙草はやめますか?」
「先生。検査の結果前にやめると決めてたんで!」
この後に及んでの強がりが「卒煙」という出だしになった次第です。。

病名は紛れもなく心筋梗塞
(親父はこれで新幹線の名古屋で一人静かに逝ったっけ、仕事の帰り道、確か68歳)

梗塞箇所は2箇所、いずれにも金属強化処置を施して終了との事でした。

唸ったのはたった丸2日ですんだようです。
3日目には書き始めた卒煙論文、まだ今尚半信半疑です(あの痛みが復活する事は無いのだろうか)
原因はもちろんタバコなんかではありません。
一番の原因は誰にでも必ず迎えるは加齢である以上、誰でも有するこの事態…

ご同輩の皆様ならどう対応したでしょう。
私は「偶然でしたが…」救急車を選択した事に尽きるとおもっています。
もちろん敷居が高いので、我慢を重ねた上での決断となりましたが…

「その理由は初診と再診含めて、2度病院をおとづれて待たされる時間の長さ、しかしそれでも胸を抱えて、おそらく2時間ならがまんして待った事でしょう」

そしてがまんの結果が、「残念ですが手遅れでした。。。」と言われてもそれは致し方なしでしょう。日頃の不摂生は自己責任ですから…

一方で日本の誇る「119サービス」の素晴らしさ。
様々な無駄や無理が存在するのでしょうが、現状における救急には知っている医師や病院や余計な知識よりも「119」であると強く主張しておきたいとの想いがつのるばかりです。

70近くになると誰にも発生する可能性を持つ金属疲労としての狭心症・心筋梗塞…

心臓に痛みを感じて15分で自然治癒したら、それは必ず軽重には関わらず心筋梗塞です。。。
措置は早いほどいいのですからその時こそ日本が世界に誇る199サービスの利用を…胸を張ってやるべきでしょう。
悪夢のような痛みから一週間、今無事退院して、あの行きたかった「スタバ」で卒論を書いています。
明日をもしれない時期に入っていることもじゅうぶんに自覚しながら、次の仕事に1日も早く復帰する事をめざして…
(そして待ってくれている仕事と仲間に感謝しつつ…)

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2016 年 10 月 31 日   3 Comments

古稀!?

いつしか古稀を迎える…(来年???)
と、考えながらその由来を調べてみたらなんと数え年で70歳、即ち満年齢で「69歳で古稀」が正しいとか?

杜甫の詩・曲江の一節
「酒債は尋常行く処に有り 人生七十古来稀なり」(酒代のつけは私が普通行く所には、どこにでもある。(しかし)七十年生きる人は古くから稀である)に由来…とある

裏読みすれば…
これだけ生きれば「人生の借り」(散り)はあちこちに散在してしまう…けど、ほぼ消えて無くなっている歳なのだから「70歳」を越えれば全てチャラにしようぜ…と解釈するのだが??

古稀の来年には盛大に自ら復活宣言を…と考えていたらいつしかそのチャンスを失ってしまった(笑笑)^_^^_^

思えば「還暦の歳」以降はそれ以上歳を重ねない為に誕生日は秘匿して「一人静かにやり過ごそう」と考えて実践してきたのだった。(正直めでたくも嬉しくも無いし…おめでとう、ありがとうのお世辞はしんどい(面倒)ばかり???)

一つの括りとして色々整理しながらも、次のステージを考えてもきたのだが、いつしかそれが3度目のラストラン計画になり、生涯現役での突然死をその終着駅に出来れば…などと思いながら…

とにかく「我儘と自己満足」を全うする為には、体が動き、頭が廻る以上は仕事を続けるしか能もない。
その時々の我が人生訓…
「精神一到何事不成」
「人間万事塞翁が馬」
「死してのち已む(信天翁)」
「疎にして野だが卑にあらず」
「有反省 無後悔」

そして、、
「朝に道を聴かば夕べに死すとも可なり」

2016 年 10 月 1 日   No Comments

余力はまだ有る!?

57歳にして多少の余力を温存して自由に生きたくサラリーマンを辞めた。
(時あたかも同僚の社長就任の株主総会時と重なった期中退任が誤解を生んだかも?)

新社長とは夫婦でのお付き合いを頂いていたので、4人で別れの食事(説得)をしていただき、ありがたい限りであった。
彼からは「ここで梯子を外すのか」と言われ、奥方からは「わがままな男のロマンという事ね?」と言われつつ納得してもらった(つもりでいる)。

自らは「男のロマン」とは思わなかったが、単なる「我儘」という意外に理由はない。
「もはや不要であるとの確信」と共に、あと4〜5年の余力があるとするならば、組織に縛られること無く自分の足で自由に生きてみたいと思ったに過ぎない。

同僚役員や多くの部下からは「敵前逃亡」と手厳しい指摘も甘んじてうけたものだ。

そして(あっという間に)5年が過ぎ10年が過ぎた今、思うのはまだまだ余力があるうちはと「自由人としての現役」を続けているのは不思議でならない…

少しの余力とは「金」であったり、「体力」であったり、「気力」であったりする。
金は3年ですっかり無くなったが、気力と体力は未だに多少の余力を残して来年は70歳を迎えようとしている…
(60(還暦)にして多少なりとも社会貢献を残る余力で…と厚かましくも考えたのが嘘の様に感じる余力)

65にして、これまでにも使ったことのない体力仕事に移り、今も続けている。
あくまでも余力としてであり、体力維持をその目標と置いて(既にジム通いの金の余裕もないのでせめてポジテイブに気力があるうちは…(引き際には自信がると信じつつ邪魔をしない程度に?)

最近、高校卒業50周年同窓会に出席した。
サラリーマンとして神戸を離れてから40年が経過している。
(なんと仲間達もお元気な事…本当に70歳の同窓会?と会場のホテルさえびっくりする程の盛況ぶりだった)

もちろん半数以上が既にリタイアし、趣味の世界に入っており出し物も豊富である。しかし、それぞれが通ってきた道の多くは棘の様な世界(道)ではなかったか?
団塊世代と言われ、すし詰めのプレハブ教室と様々な生き残り競争を経てこの日を迎えているに違いない。
(同窓数は500人、確かクラスは8組だったから一クラスに60人もいた時代・鬼籍に入った人が50人もいると聞き、それなりに少し驚いたり…)

みんな多少の余力は残っているぞ…
多少の金があるなら使えばいいと思う。(小さくとも事業投資はどうだろう…)
何よりも経験という付加価値があるはずだから、それを使える仕事は沢山ある?
そして健康であればまだ多少の体力も使えるのだから、ジム通いよりもそれなりの労働を考えればどうだろう?

「濡れ落ち葉」にだけはなりたくないし、それを「社会貢献」という観点で考えてみるなら自己満足の領域で十分ではないかな?

とにかく元気な団塊世代が世に溢れてきていることは間違いない。
(痛み、疲れでリハビリや病院通いが止むなしでないのなら)

70歳が老ける歳であるとする常識は既に間違いであると確信する?
(「余力」は見えない(見えなかった)が少なくとも還暦や57からの「5年」ではなかった。。。)
余力が無くなるのは明日かもしれないし、あと5年あるのかも知れない。
この10年間で走った距離は現役サラリーマン時代の30年を遥かに超えて自由に走り回れる「時間」であった様に思うし、中退への後悔など微塵もないぞ…

(その昔「07年問題」(団塊世代が総リタイアする年)と言われて正月の特集としてマスコミに取り上げられた事があった。全く問題など起こらなかった。
しかしこれから元気な70代が町、村を席巻する時代になるのだろう?
世話になったり、世話をしたり…で問題児世代にだけはなりたくないものだと思う。
そして、まだ世に役立つ「余力はある事」を自覚し、自己満足の社会貢献という精神を失わない事が大事だと思う。
若い人の邪魔にならない、邪魔をしないの強い自覚を持って…)

2016 年 9 月 2 日   3 Comments

50年目の同窓会に想う

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遅刻して写らず(涙)

高校を卒業して50年になる(らしい)…

いつもメルマガで知らせてくれる友の熱意に打たれて(多忙を押して?)出席してみた…
(実はあまり「良い」思い出が無いのが我が高校時代であり、(ごく一部を除いて)同窓会というジャンルにはあまり興味がなかったのだが…)

500人程度の卒業生の内約2割、100名の参加というからその準備会の熱の入れ方は半端ではなかっただろう??
テーマは「繋ぐ」、しかし繋ぎたいものもあれば実は繋ぎたくない事もあるのが人の世…
(欠席の400名の中にはきっとそんな人もいたかも知れない…いや、なんと50名近くの同窓が既に鬼籍に入っているというから出たくても出れない人もいたかもしれない?「繋ぐ」為には大事な視点と思いつつ…)

実は40周年同窓会には出席していた(忘れていたけど…)以下脱線にて…
(今は亡き親友「A」との再会にかこつけて…彼は当時の弱小野球部のキャプテンだった。しかし彼は留年と同時に退学し夜間高校に転出した。彼との深すぎる付き合いはその後であり、心の内ではあの頃に自分もこの高校を捨てたと思っていた。
彼の人生は間違いなく大きく変遷し、一足先に大人への階段を急いでいった…
彼の夜学高校に何度も通い、夜学の良さを知った!彼も我が大学の講義に顔を出し、その後二人で事業を始めたり…
彼は、40周年同窓会の入り口まで顔を出した後、すぐさま二人で抜け出したのでこの同窓会の記憶は全くない。むしろ彼の出られない同窓会には理由もなく反発が残ったものだ。
その後間もなくして、Aは肝硬変で先に逝ってしまった。
いつしか彼は飲めなかった酒を浴びるほど飲める様に自分を潰しながらどんどんと大人への階段を進み、大事なブレーキを失っていった様に思う。
(一人東京に出た事が失敗だったのかもしれない。人一倍寂しがりやだったから…)

彼こそが我が高校の代表的卒業生であるべきだと今も強く思う。
高校生活を「野球小僧」で通し、その学力(能力)を「たかがテストの成績」で図る学校(教師)を許せなかったりしたものだ。

一方で我が人生は救われたのにも気付く…(この歳になって?)
本来なら退学まがいの「事件」を起こしながらも停学(自宅謹慎)の措置をしてくれた事で間違いなくその後の我が人生の原点にあった事に気付かされる。。。
(会いたかった一人事件の相方「N君」…は残念ながら欠席だった。
50年を経て、一度直接「謝りたかった」のだが…大成功して元気で関東に入ると聴き、一息つけた思い…)

…同窓会に出ると決めて、この機会に改めて沢山の事を思い返してみた…
我が人生の全てが「大学」から始まったと思い込んでいたのが違っている事に…
我が人生の原点は「あの高校時代」での体験にこそあったのだと???
我が生きる糧としてきた「反骨とオルタナテイブ」精神はあの事件と反省によって深く培われ、正義と不正義を学んだのも母校「夢の台」であったと今更ながら想う…

さて、同窓会…
70歳を目前にして参集した同窓達のこの元気さは如何なものか?
現役(以上?腕前)の同窓生バンドが3組も出演して
(ブルーグラスにカントリー、一人はチェロの名手になっているとか?)
この同窓会が、其々のライブ活動をコラボさせて、爺バンドとは言わせない演奏を奏でてくれたのには正直驚いた
又さすが元女学校…落語「芝浜」をN女史が一席…(夫婦で落語とは趣味の領域を超えている)

一部、二部合わせて5時間も飲み続ける元気さは「70歳を目前にした同窓会とはとても思えない。このパワーこそが団塊世代の培わってきた「プレミアム エイジ」そのものである。

まだまだ現役…「やるべきこと」「やれること」は沢山ある。
沢山の課題も残してきた世代…「PREMIUM AGE」に乾杯し、これを仕掛けた影の努力に「有難う」を言いながら、、、
また厳しい現実(仕事)と向き合う事に感謝して「現役を喜んで続けて行こう」との勇気をもらって帰途に着いた。

「50周年で間違いなく最後になると思って出てみたら、この勢いなら60周年もきっと立派にやってくれるに違いないと「恐れ」つつ…」

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2016 年 8 月 25 日   No Comments

2度目の司馬遼太郎

司馬遼に熱したのは、はるか50年も昔の話…
高橋和巳の「憂鬱なる党派」に疲れ、はまった気楽な世界で我が明治以降の歴史は形作られたと言っても過言ではない。

暇を見つけて再び読む司馬遼太郎の世界は、自分の間違い探しの旅にも似ていて実に面白いのだ。

司馬遼太郎の調査と決断による独特の「フィクション」に驚かされるのは、年齢を重ねた結果であろうか?
(ノンフィクション化して日本史したまま今日まで来た愚かさ?)

それにしても影響大であり、同様なる価値観を持たれた方も多数いるのでは…そんな方にはもう一度「しばりょうのせかい」をお勧めしたい。

と同時に2度と振り返らぬ乱読の心情から新たに発見出来る価値観の構成と修正は、今更ながら意味は成さねど本当の読書ということかも知れない。

(部屋一杯にあった古書の処理(カミさんによるブックオフ)が悔やまれる)

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2016 年 8 月 5 日   No Comments

敗北宣言!?

都知事選挙について色々書いた事、その結果についても少しまとめて感じた事を愚痴っておきたい…

国政において、与党が3分の2を制している現実から当然ながら都知事選挙に置いてもその比例的結果が出る事は予測出来た。

とはいえ、その結果については改めて「大きなショック」を受けているる事も間違いない…

理由は一点、その結果は国民は間違いなく憲法改正を是とする勢力が過半を超えたという現実の是認であり、民主主義の「欠陥」を受け入れざるをえないという事に尽きる。

止むなしを含めて憲法は(時代に合わせて)変えられる事になる。民主的手続き(民意)に基づいて…

鳥越さんのタレント性があったとしてもしっかりとした護憲派候補の象徴として彼はまさに体(命)を張ってたった(というよりも立ってくれた)…

そして結果として三分の一すら抑えられなかった。
期待した無党派層の意思すら小池さんに流れて「万事休す」…自民党や改憲勢力(含む止むなし派)はきっとその結果にほくそ笑んでいるだろう。

戦後70年、それも民意であり民主主義的選択とし、後々の歴史の刻みに待たざるをえない。
日本最大の民主主義的ピンチにおいて最後のチャンスを失った。

政治は次代の為とにあると考えられない民主主義国家「日本」は確実に戦争への「やむなし承認」へと変遷していくだろう。

行き詰まった世界環境は戦争での解決を求めざるを得ないし、日本も積極的参加して突破口を求めていくだろう。

自分なりの「長い政治的戦い」を終えようと思う。
「18歳」にして始まった我が心の戦いの終戦として締めくくりたい。

民主主義と大衆という(無責任)民意の名の下に…
一つの敗北宣言として…

2016 年 8 月 1 日   No Comments

苦節3年…なんとか「8勝7敗」に!?

3度目の暑い夏が来た。

農商工連携事業と嘯いて「21世紀型八百屋」にチャレンジし丸3年が経過している。マルチ農業は、想像以上に過酷な壁が次々に襲って来た。

労働がベースと覚悟し、ジムに行って金を払うよりは…なんて考えたが甘かった。休みが取れない。たちまち労働力不足が発生し、その代りを雇う事も出来ない。

何にも増して、農業における時間あたり生産力は半端なく低いのだ。わずか「10円」の上げ下げが赤字と黒字の境目となる。上げると売り残るかもしれないし、下げると生産コストが出なくなるかもしれない。

季節で、天候で、時間で売行も商品アイテムも変わる。(供給面、需要面での組み合わせはまさにパズル解きに等しい。

良くも悪くもポジテイブに考えないかぎり、ギブアップするしか道がなくなる。
「実労働と知的労働の組み合わせによって新たなビジネスモデルは作れる」と考えたのは甘すぎた。。(間違いなくバブル時代の経営論など役に立たない。1日頑張ってやっと過去の時給ベースの売上にしか行き着かない)

しかしここにこそ仕事があり、価値創造がある。
一喜一憂の日々にスリルと工夫が生まれる。有機野菜に特化したことが無理であった?一般野菜の2倍の手間をかけても市場では単なる野菜でしか無いj…平場の勝負である。

しかしそれがやっぱり幸いした。「有機野菜だから」ではなくおいしい野菜だから…
「安心、安全が最大の売り…」
「農薬漬けの野菜とはいわば殺虫剤散布で虫も食わない野菜なんですよ…」
無意味な主張だった。
5勝10敗から7勝8敗へ、
そして3年目にしてなんとか8勝7敗にこぎつけることができたのは「商品の質がお客様にやっと認められ」たからに他ならない。

「野菜の味の違いがやっと分かったよ」
「人参は昔はこんな味だったんだよ」
「葉物の新鮮さ(もち)が全然違うんだね」
こんな声がリピーターになり、売り場の拡大につながって行く。。。

まだまだ油断出来る状況では無いやっと8勝7敗でしか無い
(過去の負け越しを取り返してこそ事業)
何よりも、新しい働き方の提案という宿題も残っている。

日々(いや時間ごと)の喜びと悲しみ、成功も失敗も自らの選択である醍醐味は何者にも変えがたい。

そんな働き手(ワーカーズ)の登場を期待して止まない。
70歳でも社会貢献事業は現役で続けられ、健康である事の喜びを感じつつ…
(大いなる強がりを込めて???)

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2016 年 7 月 27 日   No Comments