●昨日の日経新聞に全国の大学院博士課程の競争倍率の文部科学省のまとめが載っていた。博士課程というと大学の先生か研究所に勤務する人というイメージがあるが、全国で23000人もの定員があることに驚く。これでは、職にありつけない高学歴博士フリーターが増大するのは当たり前か。
最近ポスドク問題など、就職難から志願者が減っていて全体では0.89倍となっているが、理学・工学系が顕著に低く理工系ばなれが懸念される。
一方、倍率が高い中に芸術系があるが、博士課程の歴史が浅いこともあるが、社会の厳しい現実に一番疎いからではないだろうか?
※保健の絶対数が多いのは不明?
※表組が出来ず見づらいですが・・・
分野 定員 志願者 倍率
人文 2069 343 1.13
社会 2645 2579 0.98
理学 2070 1419 0.69
工学 5503 3560 0.65
農学 1126 1086 0.96
保健 6774 6209 0.92
教育 459 771 1.68
芸術 220 363 1.65
家政 108 95 0.88
他 2443 2343 0.96
全体 2341720773 0.89