アートのソムリエ・山本冬彦

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博士の生き方討論会

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●明日から仕事で富山・金沢へ行ってきますが、その後9日に立命館大学の下記の討論会に参加のため京都に寄ってきますので10日まで日記は書けないかと思います。
 「博士問題」については以前にも紹介しましたが、「博士」を「美大生」に置き換えるとそのまま当てはまるように思いますが、いかがでしょうか?
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「博士の生き方討論会」

「立命館大学GCOE生存学創成拠点」では、「博士の生き方」をみなさんと考えるための討論会を開催します。

・平成三年から始まった大学院重点化計画以降、毎年1万6千人程の博士課程修了者が輩出されていますが、その先の道のりは非常に厳しい棘の道となっているのが現状です(立命館大学では毎年約60名程度の博士課程修了者【博士号取得者】がいます)。
・博士課程修了者の多くは、これまでの大学院の社会的位置づけや教育体制などから、アカデミックポストを目指すことを当然のこととして意識の形成が行われています。しかし、重点化以降の博士院生数の増加はかつて例を見ないほどの急激な上昇曲線を描き、大学教員市場の需給バランスは既に完全に崩壊しているのが現状です。
・こうした背景のなかで、これまで、絶対数としては決して少なくない博士修了者が生み出され、その内の約半数近くが非正規雇用という立場に置かれ、その後の人生を送ることを余儀なくされています。しかし、全体としては、既に1万2千人を超えるフリーター博士が生み出されているにもかかわらず、彼らが全国に散らばってしまっていることで、個々の研究室や大学単位ではそれほど多くの無職博士が生み出されていることに、現場の自覚が追いついていないような状況です。また、多くは、こうした背景のなかで抜本的な改善策が議論されることもなく、この問題は放置され、生きる希望を失って社会との接点を無くしていく博士を生み出しています。また、消えていった博士たちのことは忘れ去られていくため、さらに問題が先送りされる構造が維持されているような状況となっています。
・高等教育に渦巻く負の連鎖は、多くの若い研究者に活躍の場を与える機会を放棄しているようにも思えます。実際に、博士号を新規に取得した人たちが、アカデミアに残ることができる割合は既に一割と切ったともいわれています。准教授以上の専任ポストの九割は、四〇代以上の世代で占められているという資料もあります。これは、アカデミアの次を担う世代が全く育てられていないということを示しているのではないでしょうか。
・ 混乱の極みのなかで迷走するアカデミアのなかで、われわれ若手研究者はどのように身を処すべきなのでしょうか。しぶとく生き抜き、学問と社会のために貢献する道を切り開いていくために、私たちは他に頼ることなく自ら一人一人がパイオニアとなる覚悟を持つことを放棄することはもはやできません。
・本討論会を通じて、若手研究者の生き方を模索するとともに、同じ境遇にある人々との連携を通じ、個々がしぶとく生き抜くための道しるべを見つけ出すことを目的として、立命館大学GCOE生存学創成拠点はそのサポートをする機会を今回提供いたします。

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