●前に紹介した朝日新聞夕刊の「アートとお金」シリーズだが、中国・韓国・インドの3回で終わるのかと思っていたら、4回目はドバイ、そして昨日が最終回の日本で完了した。
【昨日の日本版の記事のポイントをt紹介する()内は私のコメント】
・タグボートで公開された71点が1時間半で完売した。(東京都というより石原系のギャラリーが一業者と組み、しかも一日前にネットで先売りするのはおかしい・・・と以前書いた)
・ホテルでのアートフェアでは作品を買うのにダッシュで会階段を上下する人もでた。(昔のバブル時代にはデパートで同じようなことがあった。どの入り口から入るか、エレベーター、エスカレーター、階段のどれが一番早く会場の画廊に着くかの競争だった。)
・タグボートやアグネスホテルでは30代から40代の会社員の男性の購入が目立つ。(これも以前書きましたが、投機・投資目当ての人が多いのでは?)
・現代アートだけが元気で、それ以外の画廊やデパートは厳しい。美術評論家の瀬木さんによると昔のバブルで痛い目にあった人は戻ってきていない。好調といっても印象派などを買いあさったバブル期の10分の1程度。(現代アートはバブルで、既存画廊は冬の時代で、店を閉める画廊も後を絶たないという2極化)
・現代アートも村上隆、草間弥生、杉本博司といった大物以外は「薄利多売」(家具・インテリアの感覚でアートが一般お人にも見るものから買うものになった・・・と宣伝するが、果たして本当にアートがすきなのか、単なる流行なのか投機なのか????)
・日本人の現代美術かは作品の質が高いわりに国際的な価格が安いので、海外投資家の次のねらい目とも言われる。(アートフェアやオークション会社はみんなそう言うが、株・土地からあふれた資金が穀物などの商品相場やアートに流れているだけでは?)
今のアートの現状をバブルか否かということに関しては、いろんな見方あるが、上記の記事のような現象があること、そもそも朝日新聞がこんな連載をすることからもそろそろピークを過ぎた・・・という感じだ。
バブルを経験した年配者や本当にアートそのものを愛する人はそろそろアートバブルがはじけると見ているし、バブルの経験のない若手やアートよりお金が目的の人は、まだまだ好調は続くと思っているようで、この点でも2極化がおきているようだ。


