アートのソムリエ・山本冬彦

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モノオペラ「悲嘆」

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●今夜は知人のお誘いでサントリーホールへ「モノオペラ・悲嘆」を体験に行った。台本・演出はサー・アーノルド・ウエスカー、作曲が三枝成彰、ソプラノ独唱が中丸三千絵さんで、世界初演の新作モノオペラだ。
 モノオペラというのは初めてだが、名の通り一人で全部歌うもので、しかもイタリア語とか日本語ではなく英語で日本語字幕つきというもの。あらすじは二・二・六事件の首謀者の奥さんの物語だが、それを中丸三千絵さんというソプラノ歌手が一人で約90分歌い続けるということに驚嘆した。
 
 誘ってくれた人は六本木合唱団で三枝さんの友達だからと思うが、華麗なる人脈だ。私の席の前の列の右隣に俳優の奥田瑛二、通路をはさんですぐ左の空席に遅れてきたのが辰巳啄朗、その後ろの席は旧朝香宮ご夫妻という人たち。終了後はぴあの矢内社長、森美術館の森館長、元大臣の塩爺、小説家の島田雅彦などなど、顔は見たことがあるが名前が出ない人も含めそうそうたる人たちを多数見かけた。日本でも、こんな文化を楽しんでいる社交界のような世界があるようだ

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