●アート日記なので過日の画廊めぐりのことを書いてみます。ギャラリーニケの4人点展では先だって佐藤美術館で会った中尾直貴の人物、とりわけデッサンが良かった。その後東京芸大の日本画准教授の斉藤典彦展(森田画廊)と同じく准教授で創画会の会員である植田一穂展(広田美術)を見に行く。
過日、まったく面白くなくなったと書いた創画会の会員で、わずかに良い作家だと思っているのが植田であり、私としては初めて見る個展なので期待と不安を抱きながら画廊に向かった。というのは良いと思いながら、なかなか買う機会がない間に会員になってしまったので、価格も高意だろうし、今度の個展も始まって1週間たっているので良いものは売れていると思ったからだ。
案の定画廊のウインドー越しに中を見るとかなり人がいるし、カラフルでなかなか良い作品が多い様で、期待が高まった。中へ入ると日本画には珍しく額装しないで現代アート風に掛けてあり、色彩とマチエールはすばらしい。写真の露草という作品や
梅のように見えるのうぜんかずらなどの作品をほしいと思って価格を見たら小品ということもあって買えない値段ではない。
ところが店内に2点の軸があり、その一点が以前東京芸大の展示会で見てほしいと思った朝顔の絵だった(この日記にも書きました)。芸大では大広間のような和室で暗い照明の中でやや抽象化した朝顔で、禅画のようにも見えた作品だが明るい中で見ると現代アート的にもみえる。立派な軸装なので5、60万はするだろうと思ったが、研究的な作品なので、価格は額に入っていない作品と同じようなものになっているとのこと。
- Author: fuyuhiko
- Published: 11 月 19th, 2009
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