
●多摩美術大学在学中から、富田菜摘さんの作品は、古新聞に印刷された文字や写真で表情やしぐさを立体的に表現した人物像、空き缶の色や模様をそのまま生かした魚たち、傘の骨や張り地などを使ったフラミンゴなど、すでに役割を終えた廃材に新たな命を吹き込んだ生き生きとした魅力にあふれている。
そんな富田さんが11月12日より、フラトンホテル内のギャラリー「iPRECIATION」(1 Fullerton Square、#01-08、TEL 6339-0678)で初の海外個展「It’s A Wonderful World」を開催していたが、ようやく帰国した。
佐藤美術館のコレクション展では以前アーテイクル誌で紹介した小さなカタツムリを出品するのだが、もう少し大きな作品があったら良いなと思っていた。彼女の作るカメレオンが好きなのだが、どうせなら、舌で虫を採っているところが良いですね・・・といっていましたが、帰国後作ったのがこの作品「みなみ」だ。舌はゼンマイのばねを利用したようで、捕らえられた虫もかわいい。



