10月26日に行った成城大学の境先生の講座での椿原さんと私の対談講義について、ギャラリー椿さんの日記に詳しく書いてあるので紹介します。
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今日は朝から成城大学の総合講座「感動を創る」の講義依頼があり、アートソムリエの山本冬彦氏とともに90分の授業を受け持つこととなった。200人ほどの一般学生を相手にどんな話をしたらいいか、山本氏との打ち合わせもないまま、ぶっつけ本番で臨む事にした。山本氏はコレクターの立場から、アートコレクションの醍醐味、若手作家のサポートなどについて話をされた。私は今の一般学生がどの程度アートに関心があるかを探るところからはじめ、美術館に行くことがあっても画廊に足を運ぶ学生はほんの一握りであることは想定内であったが、思わぬところで予想した答えと違う答えが返ってきた。日本近代美術の代表作家である岸田劉生と横山大観の名前や作品を知っているかという質問には、教科書で知ったという答えなど意外と知っている学生がいるので驚いた。今度は今や世界的な評価がある村上隆や奈良美智はどうだったかというと、村上を知る学生は意外と少なく、奈良を知っているという学生が若干多いようで、本の装丁などで奈良を知ることが多いのだろう。それでは前者と後者どちらが好きかと質問すると、圧倒的に前者の横山や岸田に軍配が上がった。
これには私も山本氏もびっくりしたが、トレンドを追いかける若者も、情報があまり伝わっていないアートの世界では、アカデミックなものに関心があることがわかった。
アートと縁遠い学生達にアートを身近なものとして捉え、観ることで感動する心を培って欲しいと話し、教室を出て、課外授業の一環として、美術館や画廊に出かけてみたらどうだろうと担当教授にもお願いをした。
全学年、全学部の選択授業と言うこともあってか関心を持って聞く学生が多く、もっと居眠りや携帯に熱中する学生がいるのではと思ったが、真面目に聞いてくれたことも予想外であった。
私の学生時代とは大違いである。
それには加えて、私や山本氏の時代のように、たて看板や落書きだらけの構内の面影は全くなく、掃除も行き届き、緑に囲まれたキャンパスはうらやましい限りであった。
終了後、学生達には宿題でレポート提出が教授より言い渡され、他人事のように聞いていたが、私達にも400字40枚の原稿を出すように言われ、こんなはずではなかったと思いながら大学を後にした。
















●今日は成城大学の社会人講座でお話をした関係で依頼があったギャラリーツアーの日だ。ツアーの前に見ておきたい展覧会があり、2、3回ったが、シロタ画廊の入江明日香展もそのひとつだ。白をバックに花や動物などを描いてきた入江が、今回は人物を描き、かつ大作や屏風まで展示した意欲的な個展だ。空間の使い方や表現方法にも日本画的なものがありなかなか良い。私は人物が好きなので良い展開だと思うが、人物が少女絵本のようにきれいすぎるのではと思う。しかし、かわいさと美しさもあってか大作を含めほぼ完売の人気だ。



●明日から始まる「東京コンテンポラリーアートフェア2009」のレセプションに出かける。日本の画商の殿堂と言うべき美術倶楽部で現代アートのアートフェアが始まって数回になるが、今回は今までにないような小さな画廊も出展していてより多様化した会場だ。そうは言っても、会場は見飽きたような漫画・イラスト系の現代アートであふれていて、やや食傷気味。そんな中で、色がきれいで、子供が描いたようなかわいい小品が眼に留まった。作家の名前は中村真弥子という人だが、まったく知らないし、ギャラリーも行った事も聞いたこともない南大泉の画廊でだ。会場にいた店員さんだと思って声をかけたら、その女性が作家の中村さんだった。寒色系と暖色系で好きなものがあったが、小品の価格はゴルフ1回分程度です。
●佐藤美術館でのコレクション展の案内がアートインデックスにでました。以下をご覧ください。
