
【ときの人】
30年で約1300点のアート作品を蒐集した。「サラリーマンコレクター」として週末にギャラリーを巡り、同時代作家を中心に「いいものがあれば」購入、積もりに積もった結果という。
その「山本冬彦コレクション展~サラリーマンコレクター30年の軌跡~」(1月14日~2月21日新宿・佐藤美術館)が開催中である。現在20代前半から70代までの112作家、160点を系統的に分類、紹介している。
近年は「アートソムリエ」としての活動が主となり、事業でなくあくまでも趣味としてアートの普及や若手作家の支援を行なう。昨年8月に『週末はギャラリーめぐり』(ちくま新書)を刊行、「買う」立場からの美術界入門書を著し好評だ。その他執筆、講演をはじめ、月2回程度土曜日にギャラリーツアーを行なう。10名ほどの参加者と共に画廊を巡るが、その8割は女性、作品に一目惚れし、その場で購入を決める人もいるという。
一般には「アートをブランド品や旅行等と同じテーブルに載せ、消費の対象に加えて」と説く。画廊界にも「サラリーマンを相手にするなら午後8時までの営業、日曜開廊」と意識改革を訴え、「アートが少しでも広まってもらえば」という。今展では「自分の好きな作家を1人でも見つけてもらえると嬉しい」と話す。























