●以下に紹介するのはギャラリー椿さんの日記ですが、私も良く知っている作家の岡本啓君と高木さと子さんの結婚式で大阪に行かれ、そのついでに見に行った展覧会のことが書いてあります。
実は私も来月の20日に大阪画商相互会という画商さんの研修セミナーでお話をする機会を得たので、そのついでに見に行こうと思っていた展覧会です。
【ギャラリー椿さんの日記より】
日曜日に大阪に来たついでに国立国際美術館に行ってきた。
以前に同じ国立国際で開催されたエッセンシャルペインティングでデュマス、タイマンス、ペイトン、ドイグなどを見て、目からうろこのような新しい海外のアートの動きを知ることができたが、今回はその日本版といったところだろうか。
開館5周年記念で「絵画の庭ーゼロ年代日本の地平から」と題して、今や日本現代美術の主流となっている新たな具象表現の作家たち28名の作品を全会場を使って個別に見せている。
ゼロ年代と題されているように2000年に入って世界のアートシーンは大きく変わっていった。
日本も村上・奈良といった作家達が国際舞台で高い評価を得て以来、それに続けとばかり一斉にサブカルチャーの氾濫となったが、その辺とは一線を画しながらも新たな具象表現を目指す作家も多く、そうした作家達も加えて今の動向を知る興味深い展覧会となった。
草間・奈良・会田・といったおなじみの作家を筆頭に私共で発表をしたことのあるO・JUNや小林孝亘、町田久美、加藤泉など活躍中の作家から新人作家まで多彩な顔ぶれとなった。
新しい作家の中では、人工と自然が混在する風景とそこに点在する人々をフラットな色面で表現する厚地朋子、内外の伝統的な絵画をベースに幻想世界を描く花澤武夫、童話をやシェークスピアなどを題材に夢想の世界を描く小沢さかえの作品が印象深かった。
人物画が全盛の時代にあって、3人に共通するのは風景を背景に人物を配していて、日常を離れた幻想風景に新たな流れを感じさせるものがあった。
こうした表現は私共では山本麻友香がいち早く取り入れているが、サブカルのような軽めな作品ばかりが目立つ昨今にあって、こうした作風は深く心に響かせるものがあって印象に残った。
- Author: fuyuhiko
- Published: 2 月 24th, 2010
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