アートのソムリエ・山本冬彦

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アーテイクル誌連載

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戸井案内状戸井作品

 

 

 

 

 

●明日発行のアーテイクル誌連載
   「現代人を写すファッショナブルな肖像画」     戸井裕之

戸井裕之の作品を見たのは昨年の「東京コンテンポラリーアートフェア2009」の帝塚山画廊のブースだ。作家も画廊も大阪なので、これまでまったく知らなかったが、なんとなくデザイン的でスタイル画のようではあるが、どこか新鮮な作風に好感を持った。戸井は少年時代から画家を志ながら、広島の高校卒業後大阪に移り美大や専門学校へも行かず独学で技法を習得し、美術書をむさぼり読んだという。二紀会の柏本龍太の人物画にあこがれたという戸井は人間を中心としたあらゆるモノの存在を「seuzau」というテーマで描く。「seuzau」は「肖像」という意味で、帝塚山画廊での初めての個展のタイトルにもなった。ファッショナブルな衣装をまとった人物の様々な動きの一瞬をカメラで捉えたような作品だが、この衣装はそのために作ってもらいモデルに着せて描いたという。非日常的な衣装とそれをまとったリアルなモデルの顔との対比や全体にデザイン的な画面作りが面白い。

【戸井裕之プロフィール】
1981年大阪市出身。広島の高校卒業後単身大阪の移り絵画を独学。2009年より帝塚山画廊で作品発表の機会を得、「東京コンテンポラリーアートフェア2009」への出品や初個展を行う。最近、フリーカメラマンの奥さんと東京へ移住し制作活動中。

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