


●まだあまり知られていない時にアーテイクル誌やブログなどで紹介した作家が人気作家になることはうれしいことだ。しかし、自分ではもう買えなくなるという点では喜べないことでもある。龍口経太、山崎龍一、加藤ゆわさんなどがそんな作家だが、坂本友由君もそうだ。銀座から兜町に移転したアート・ラボ・トーキョーで今日から彼の個展が始まった。初日だがかなり売れているだろうと思いながら夕方顔を出したら、大半が大作にもかかわらず完売。予想通りとは言いながら驚いた。
今回の個展ではそれぞれ言葉遊びのようなタイトルがおもしろい。案内状の作品は「目には芽を、歯には葉を、鼻には花を」、血が頭巾に染まっていく作品は「染まるほどにズキンズキン」、ブルーの絵は「語る指数」でカタルシスのことだ。


