日経ビジネスオンラインにこんな記事が載っていた。「悪いニュースが嫌いな人たちへの良いニュース/“Good news for people who hate bad news”」というコラム。
「新聞を見ると、調子の悪い見出しが大きく出ている。株価がさらに下がった、ある企業の売り上げが落ちた、別の企業が赤字になった、レイオフ(一時解雇)が至る所で行われている。…そういう悪いニュースを毎日読んでいると、気持ちが縮む。そして世の中の調子がもっと悪くなる。見出しはちらっと見る程度でいい、すぐ仕事に戻り、自分の製品やサービスをひたすら磨くべきだ。大きなイノベーションは、不景気の時に起きている。」
発言者は、インターネットビジネスの起業家として著名なジェイソン・カラカニス氏。その発言を紹介したコラムを書いたのは、日経ビジネスオンラインの谷島 宣之氏。(「悪いニュースが嫌いな人たちへの良いニュース」)
「世の中の暗いニュースを読んでいると、自分の気分がそんなに落ち込んでいなくても、気分が暗くなり、物事に対して悲観的になってしまう。世の中の人々が、そういった連鎖反応を続いていくと、ますます世の中は悪くなっていく。だから、事実から目をそむけてはならないことは勿論だが、そういうニュースはちらっと見出しを見るだけにして、すぐにその悪いニュースのことは忘れて、自分のなさねばならない仕事に専心すること。多くの人々がそうすれば、きっとその総和や連鎖がいずれ世の中を好転させる。」 カラカニス氏のメッセージはこんな風に読み取れる。
マスコミも悪いニュースのほうが視聴率を取れるし、興味や話題を呼ぶと考えて、そんなニュースを大きく扱うが、カラカニス氏の言うように、来年は、悪いニュースは、そこそこにして、数少ないが、いいニュースをじっくり読み、たいしたことはできないかも知れないが、自分のなすべきこと、出来ること、やりたいことに専念してみよう。
そして、この危機の時にこそ、日本の在り様を定め、世界のなかで21世紀に真の豊かな国を築きあげるために、苦しくても国を挙げて大改革をするためのチャンスと捉えたい。来年こそ日本のあらゆる所から湧き上がるポジティブな「Good News」を期待したい。
このささやかなブログでも、読者に少しでも明るさや和みを感じてもらえるような「ちょっといい音楽話」や「いい曲」を紹介できたらいいなと思っている。
今年最後の「60歳過ぎたら聴きたい歌」は「The Good Life/グッド・ライフ」。かってトニー・ベネットが歌ってヒットした、このスタンダード・ソングも様々な歌手が歌っているが、歌い手に選んだのは、「アン・バートン」。アンは、1933年オランダのアムステルダム生まれ。プロ歌手になってから、ある日ビリー・ホリディのレコードを聴いて感動し、ホリディのように自分自身の歌の世界を持ち、それを歌っていこうと決心したという。厳しい難しい道を歩みだし、経済的には恵まれなかったが、自身の納得できる歌だけを歌っていた。とりたてて技巧があるわけではないが、低めの声で淡々と歌う。それがかえって成熟した内面からにじみ出る深みを感じさせ、いまだに人気のある女性ボーカル。1989年惜しくも死去。 享年56歳であった。
たった2分半ほどの短いバラードであるが、真のグッド・ライフとは何なのか、山あり谷ありをすべて受け入れて「グッドライフ」とする人生の真実を歌った深みのあるバラード。今、彼女の「The Good Life」を聴きたい。
「The Good Life」 作詞 ジャック・リアドン 作曲 サッシャ・ディステル
「♪ そうね、グッドライフ
楽しさ一杯で理想的な生活におもえるわね
ふ~ん、グッドライフ
あなたが悲しみを感じてもみんな覆い隠してくれるかも・・・
でもあなたが本当の恋に落ちることはないでしょうね
あなたにそんなチャンスは訪れないだろうから
だから自分自身に正直になりなさいよ
偽りのロマンスを作り上げてはいけないわ
グッドライフ、私が思うには
それはまだ経験していないことを恐れずに求めていくことだと思うの
それがたったひとりで向き合わなければならない「心の痛み」だとしても
どうぞ忘れないでほしい 私がまだあなたを想っていることを
そして人生に疑問を感じたり、道に迷ったら
目を覚まして、あなたの考えていた「グッドライフ」に
さよならをしてほしい ♪」
収録されているアルバムは彼女の第一作で、1967年に録音された「Blue Burton」。34歳の遅咲きのデビュー作。「SUNNY」、「But Not For Me」などのスタンダードを、淡々とした中にも、ブルージーで深い味わいをこめて歌い上げている。
ブルー・バートン
アン・バートン ジャック・スコルズ ルイス・ヴァン・ダイク ピエ・ノールディク ジョン・エンゲルス / ソニーミュージックエンタテインメント
ISBN : B00005G4A3
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それでは、皆様良いお年をお迎えください。


















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