西宮の兵庫県立芸術文化センターで行われている「Hyogoクリスマス・ジャズ・フェスティバル2008」。12月19日は「セルジュ・デラート・トリオ/Serge Delaite Trio」のコンサートでした。スポンサーが「白鶴酒造」ということで、開演前のホワイエでは大吟醸が振る舞われていたのでほろ酔い加減のお客さんが一杯。もうそれだけでこのコンサートの雰囲気を予感させる。加藤登紀子も「ほろよいコンサート」と名づけてやっているが、いい企画だなと思った。しかし、車のため酒好きの私としては断腸の思いでただ睨むだけ。そのかわり、コンサートは予感どおり、和やかで、リラックスした雰囲気に包まれた、極上の「大吟醸」コンサートであった。
お客さんは、他のJAZZコンサート同様、我々の年代が多いことはいつもの通りでしたが、今回は若い女性やカップルの姿がいつもより多いようでした。
キャパ400人ほどの壁、床すべて木張りの雰囲気も音もぬくもりのある小ホール。演奏が始まるにつれ、全身のこわばりが抜け、リラックスし、軽やかで軽妙洒脱でよくスイングする演奏に体も心も同化していくのが自分でも分かるほど心地よいコンサートでした。
「Michelle」、「My Foolish Heart」、「Voce Abusou」の優しさとぬくもりと甘さがほどよくミックスした演奏になると、多分女性観客はもうすっかりノックアウト。女性の人気の高さが納得できる演奏。普段はJAZZへの興味がもう一つの妻も今回は、そうとう「来たあ~~!」ようでした。
サポートするベースの「パスカル・コンポ」と、ドラムの「ジャン・マルク・ラジュディ」も本当の手だれの職人で、パスカルとセルジュのアイ・コンタクトによるアドリブや、何種類ものブラシワークを駆使して繰り出されるジャンのスイング感あふれるドラミングがすごく印象的でした。それにしてもやはり音楽を聴くのはライブが一番ですね。
私にとっては「大吟醸」コンサート、妻を含めた女性のお客さんにとっては、ジュテームの国からきた「極上のスイーツ」コンサートだったでしょう。フレンチ・ジャズ、恐るべし「セルジュ・デラート」。
コンサート当日発売の最新アルバムも含めて澤野工房より5枚のアルバムがリリースされているが、第3作「French Cookin’」を挙げておきましょう。
【コンサートの演目】
1) In Your Own Sweet Way
2) Lookin’ Up
3) Interface
4) Michelle
5) Besame Mucho
6) A Foggy Day
7) Lady Be Good
Eclypso
休憩
9) Brazilian Like
10) Lady Bird
11) Recorda Me
12) My Foolish Heart
13) Little Peace
14) Voce Abusou
15) Alice In Wonderland
16) Georgia On My Mind
17) With Our Song In My Heart
アンコール Autumn Leaves
