JAZZYな生活

プレミアムエイジ ジョインブログ

フレディ・ハバードを悼む・・・

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年明け最初に飛び込んできた訃報・・・。

ジャズ・トランペット奏者のフレディ・ハバード氏が29日、カリフォルニア州ロサンゼルス郊外の病院で亡くなった。70歳。約1カ月前に心臓発作を起こして入院中だった。

インディアナ州インディアナポリス生まれ。1950年代後半にニューヨークに移り、60年代半ばまでにアート・ブレイキーやオリバー・ネルソン、ハービー・ハンコック、ウェイン・ショーターらと共演。1972年にグラミー賞を受賞した。

作品としては、サイドメンとして参加した、ハービー・ハンコックの「処女航海」(1965)が最も有名であろうが、リーダー作としては、1970年ころが最も脂ののった時期、その飛ぶ鳥を落とす勢いの「フレディ・ハバード」がCTIに残したのが「レッド・クレイ」が代表作。ジョー・ヘンダーソン、ハービー・ハンコック、ロン・カーター、レニー・ホワ イトと、まさに文字通りのオールスターキャストでの1970年の録音の火の玉ソロのかっこよさ。

レッド・クレイ

フレディ・ハバード / キングレコード

そして、私が最初に聴いたビル・エバンスの「インタープレイ」で始めてF.ハバードの名を知ったが、そのときは、エバンスよりハバードのトランペットのかっこよさの印象の方が強かったことを覚えている。

インタープレイ+1

ビル・エヴァンス / ユニバーサル ミュージック クラシック

合掌・・・・・・・。

我が青春のジャズ・グラフィティ(1)  ~一冊のスコアブック~

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年末に部屋を整理していたら、古いスコアブックが出てきました。40年ぐらい前のものでしょうか。たしか就職して、職場のバンドに加わってギターを弾いていた頃に買い求めたものです。プロのミュージシャン向けだと思いますが、出版社や著者などの記載が一切無く、殆どが手書きのスコアを印刷した手作り出版みたいなもので、500曲くらいのJAZZのスタンダード曲がぎっしりつまった、それはバイブルみたいなスコアブックです。当時JAZZのスコアブックなど殆ど出版されていなくて、初任給3万円の頃、確か千円ぐらいしたのではなかったのでしょうか。スコアを眺めているうちに、青春時代に聴いたいくつかのJAZZとそれをめぐるシーンや思い出が脳裏に甦ってきました。

このブログで「JAZZの巨匠」、「JAZZ史に残る名盤・名演」などといわれるミュージシャンやアルバムをあまり紹介してこなかったことに読者でお気づきの方もいるかもしれません。それには理由がいくつかあります。

その一つ目は、コンテンポラリーな、いま息づいている「旬」のミュージシャンの演奏を聴いていたいと思っている事。
二つ目は、ある時期から、襟を正して聴くジャズが苦手で、特に「○○の巨匠」、「孤高の・・・」などという冠がつくとそれだけで聴く気が萎えてしまうのです。その点で、私は「リアル・ジャズ・ファン」ではないといっていい。若い時代にジャズ喫茶、この「ジャズ喫茶」なるものは、日本独特のもので外国でその類を見たことがないのだが、そこでの体験の影響が大きいかもしれない。 

三つ目は、自分の稼ぎでアルバムやオーディオ装置を買えるようになってからは、「ジャズ喫茶」のような「聴く作法」を要求される非日常的JAZZ空間がちょっと窮屈になって、日常生活のシーンの中で普通に、カジュアルに聴くジャズ、JAZZYな音楽に徹してきたといえる。最近はそれが「ピアノトリオ」と「女性ボーカル」に収斂されてきています。自分でいうのも変ですが私は、「JAZZは人生のBGM」と公言してはばからない「軟弱ジャズ・ファン」といっていいでしょう。

しかし、同じ年齢のハードボイルド作家である「原尞(はら りょう)」氏の自伝的エッセイ「ミステリオーソ」 「(読むJAZZ(6) ~ジャズ・ピアニストのハードボイルド~)参照」 をよんで、ジャズ喫茶のあの時代があるから今の自分がある、いちど記憶をたどって整理してみようと思い始めた。
題して「我が青春のジャズ・グラフィティ」。

たぶんシニアの読者の皆さんは、若かりしころ、一度くらいJAZZを耳にしたり、JAZZ喫茶などに足を踏み入れたことがあるでしょう。もう一度JAZZを聴いてみようかなと思っている、そんな方々には、最近各レーベルからJAZZ入門編やベスト盤、なつかしのJAZZエイジ編としていくつかのアルバムが出ているのでそんなアルバムを聴いてみるのをJAZZをもう一度聴くきっかけにしてもいいかもしれない。

ところでNHKで放映している「美の壺」という番組があるのをご存知でしょうか?『美の壷』は、有数のJAZZトロンボーン奏者でもある「谷啓」がナビゲーターを務める美術番組で、テーマは「くらしの中の美」。古伊万里や盆栽、アールヌーボーの器など、人の暮らしを彩ってきた美のアイテムを取り上げ、選び方・鑑賞法を、いくつかの「ツボ」に絞ってわかりやすく解説している番組です。目指すは実際に使える「美術の鑑賞マニュアル」。早朝か深夜の放送(たとえば、1月8日木曜日 翌日午前0:45~翌日午前1:10 教育/デジタル教育1 「美の壺「絵馬」」、1月10日土曜日 午前5:15~午前5:40 総合/デジタル総合 「美の壺「絵馬」」)ですのリアルタイムで見るのは少ししんどいのですが、日本の伝統美を鑑賞するツボを身に着ける絶好の番組だと思います。もちろん焼き物ばかりでなく最近は、「文房具」、「蔵」、「かるた」、「錦鯉」、「釣り鐘」、「江戸の古地図」などにジャンルが拡がっています。この番組のオープニング、BGMによく流れている曲がJAZZなのです。日本の伝統美、古典とJAZZの相性がこんなにいいものかとびっくりします。

第1弾『NHK「美の壺」ブルーノート・コレクション』は、オープニング・ナンバー「モーニン」をはじめ、番組で使用された名曲を名門レーベル「ブルーノート」のオリジナル音源で厳選収録し、ロングセラー中で6千枚超のヒットだそうだ。

NHK「美の壺」ブルーノート・コレクション

オムニバス / EMIミュージック・ジャパン


第2弾は、「ブルーノート・バラードコレクション」。番組のオープニング・ナンバー「モーニン」と、番組で使用されたブルーノート・レーベルから、ジョン・コルトレーン、マイルス・デイビス、セロニアス・モンク・・・・番組の雰囲気を決める、美しく印象的なジャズバラードの名曲を選曲。

NHK「美の壺」withブルーノート~バラード・コレクション~

オムニバス / EMI MUSIC JAPAN(TO)(M)


リスナーのレビューを読むと、この番組がきっかけとなってJAZZを聴いてみようと思った人も多いようです。

故郷・正月・日本晴れ・懐かしさ・郷愁・・・・  

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この正月も母親のケアも兼ね、ふるさと「信州・松本」で過ごしました。元旦の朝、日本晴れ。「日本晴れ」、いい響きの言葉ですね。あまりにも天気が良いので、実家の近くを参拝がてら、2時間ほど散策をしてみました。わが故郷で、日本人の「琴線」に触れるような、懐かしくもやさしく温かい、いくつかの風景に出会いました。ポルトガル語、ブラジル音楽などでよくいう「サウダージ(郷愁)」によく似た想いでしょうか・・・。
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写真上は、実家の氏神様の鎮守の森から見た清冽なる北アルプス連峰。中央三角形の山が常念岳。
写真中央はその氏神様、薄宮を参道から見た風景。この神社は古来より、「須々岐水神社」と称され、この地「山家(やまべ)」を開拓した祖神としての神を祀っている。やがて筑摩郡(現在の松本地方)には信濃国府庁が置かれ、山家郷開発の祖先は桓武天皇より賜姓をうけ「須々岐」氏がこの地を治めることになったと言う。中世より卯年、酉年の7年ごとに、諏訪大社同様「御柱祭り」が行われている。
写真下は氏神とは別の神社近くに置かれた不動明王。だれが彫ったのか村人の素朴な信仰心を感じる・・・。

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写真上は、地元の造り酒屋の軒にあげられた「杉玉」。杉玉は酒造りのお守りとして、また新酒が出来た目印として、蔵元が毎年新酒の仕込みと共に真新しい杉玉を酒蔵に吊るし、感謝と安全醸造を願うものである。日本最古の神社と云われる奈良の大神神社(おおみわじんじゃ、三輪神社とも云う)で、毎年11月に行われる酒まつりの神事で、御神体(三輪山)の杉の木から「しるしの杉玉」が作られ拝殿に祭られ、また、その日に参列した酒造関係者には直系30cmぐらいの「杉玉」が授けられ、これが各地の蔵元でお守りとして吊るされる様になったのが始まりとの事である。
写真中は、実家の近所にまだいくつか残っている「火の見櫓」。多分もう使われてはいないでしょうが、まだ半鐘が付いていますね。「ゼロ系」新幹線、東京タワーなどと同様、昭和のよき時代を感じますね。
写真下は、NHK大河ドラマ「風林火山」でも描かれていたが、かって武田氏に滅ぼされた小笠原氏の菩提寺の曹洞宗、龍雲山廣澤寺。小笠原氏の山城「林城」の跡はすぐ近くに史跡として残っている。開創以来560余年の廣澤寺の立派な山門、石段の堂々たる構えの見事さ。

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最後は、松本平を東から扇状地として開いた薄川河畔に建つ万葉の歌碑。
古代の都人とみすずかる信濃の乙女、この地の女性とのロマンスを詠んだ歌が刻まれている。
 「信濃なる 筑摩の川のさざれしも 君し踏みては 玉とひろはむ」 万葉集巻14の歌

そして、この信州を代表する歌といえば、県歌「信濃の国」である。多分信州人ならだれでも歌えるほど、小学校から何か行事があるたびに歌い馴染み、身に染み付いた歌である。長野県域の地理・歴史・文化を讃える歌であり、浅間山、千曲川、天竜川、諏訪湖、佐久間象山など、長野県各地の事物や、長野県に縁を持つ人物が均等に列挙されている。この歌の背景には「信州南北戦争」とも呼ばれた長野市、松本市、それぞれを中心とする地域間の確執の物語があるのだが、それは別の機会にでも・・。興味のある人は「信濃の国」で検索してみてください。(神童氏のブログ参照)
CDは、一時期、日本を代表するバリトン歌手「立川清登」の歌う「信濃の国(シングル)」。

信濃の国

立川清登 / ビクターエンタテインメント


大ヒット映画「スウィングガールズ」のモデルとして一躍話題をさらった「蓼科高校ジャズクラブ」 が奏でる「信濃の国」のJAZZバージョン。結構マニアックな選曲で、熟達しすぎない、 あどけなさに溢れた演奏らしいが、残念なことに私はまだ聴いていません。興味のある方はぜひどうぞ・・・。

CANDY☆BOX

JAZZ☆CANDY from 蓼科高校ジャズクラブ / TOY’S FACTORY Inc.(VAP)(M)


私にとって、日本の「サウダージ(郷愁)」を感じさせるアルバムと言えば、「鮫島有美子」の歌う「日本の歌」。「早春賦」を始め、「花」「荒城の月」「浜辺の歌」「待ちぼうけ」「平城山」「夏の思い出」など誰もがよく知っている日本の名曲19曲が収録されている。鮫島有美子の透き通るような美しい声による美しい日本語の歌詞が、すっと心に入ってくるような感じで聴ける。
かって、このCDを母親にプレゼントしたら、ことのほか喜んで、愛聴盤として楽しんでいたのでお墨付きの「サウダージ(郷愁)」盤です。

日本の歌
鮫島有美子 / / コロムビアミュージックエンタテインメント
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謹賀新年

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