
「メリル・ストリープ」主演、「フィリダ・ロイド」監督の映画「マンマ・ミーア!」を観てきました。
空前の大ヒットを記録した同名ミュージカルを映画化したもの。ギリシャの小島を舞台に、20歳の花嫁ソフィの結婚式前日から当日までの物語が、伝説のポップグループ、ABBAの大ヒットナンバーに乗せてつづられる。舞台版の演出を手掛けたフィリダ・ロイドが監督を、主人公ソフィを「アマンダ・セイフライド」、その母を、これまで通算15回アカデミー賞にノミネートされた経験を持つ名女優「メリル・ストリープ」が演じる。
ABBA(アバ)は、1970年代半ばから80年代初頭にかけて活躍した世界的なヒット曲で知られる、皆さんよくご存知のスウェーデンのミュージシャン男女4人グループである。ABBAのファンだった世代といえば、いまではもう50~60代だろうか。
エーゲ海に浮かぶギリシャの小島で、シングルマザーの母ドナ(メリル・ストリープ)に育てられたソフィ(アマンダ・セイフライド)。彼女のひそかな願いは、まだ見ぬ父親とバージンロードを歩くこと。結婚式を控え、父親探しをすることに決めたソフィは、ドナの日記を盗み読みし、父親の可能性のある昔の恋人3人にドナには内緒で招待状を出す。その3人が島に集まってしまったから、さあ大変・・・。
新星、「アマンダ・セイフライド」は歌がうまくてかわいい。それにも増してすごいのが「メリル・ストリープ」。体型は少し太めになったが、とても60歳近いとは思えない「メリル・ストリープ」が歌い踊り、跳んだりはねたり、ものすごいハシャギぶりをみせてくれる。脇を固めるのが2人のばあさん、かってドナと一緒にボーカルのユニットを組んでいた独身主義者で料理評論家のロージー(ジュリー・ウォルターズ)と結婚願望のつよいターニャ(クリスティーン・バランスキー)のみごとな歌と踊り。それと私の予想をまったく覆すエンディング。そのエンディングを見た瞬間、「この映画は、ばば映画だ!」と感じた。会場はほとんどが妙齢の女性客だったのもむべなるかな・・・。
それに比べ、招待されたじいさん3人組の冴えないこと。踊りも印象に残らないし、3人の中では「ピアース・ブロスナン」だけが、ソロで歌うのであるが、はっきりいって愛嬌はあるが、下手。キャラの立ちかたも、おばさん3人の前でかすんで見える。パワフルで欲望に忠実な「元気印・ばば3人組」が、ノリノリの痛快無比のミュージカル映画。
「ああ、面白かった!」。
「メリル・ストリープ」は、インタビューのなかで「40本を超える過去の出演作品の中で、最も楽しかった作品。あまりにも楽し過ぎて、共演者たちと、「出演料をもらうのが申し訳ないわね」なんて言っていたくらいよ。・・・あえて元気の秘訣を言うとすれば、何に対しても興味や関心を持ち続けることかしら。こうあるべきとか決めつけないことね。年を取れば取るほど、必要のないことを取り除いていくことができるものなのよ。」と語っている。59歳になっても、若い女優に負けることなく、パワフルに歌って踊る彼女を観れば、どんなに疲れている日も、落ち込んだ日も、そのポジティブなエネルギーで、きっと元気になれるはず。妻も「たくさん元気をもらったわ」と言って喜んでいた。
今年も、「ばば映画」恐るべし!!
「メリル・ストリープ」;1949年6月22日生まれ、アメリカ/ニュージャージー州出身。
映画デビューは、77年の「ジュリア」。翌年の「ディア・ハンター」でニューヨーク評論家協会助演女優賞を受賞。79年、「クレイマー、クレイマー」でアカデミー助演女優賞を受賞。以降、82年、「ソフィーの選択」で主演女優賞を獲得。現在までノミネートされること15回、のち助演賞1回、主演賞1回を受賞。正にアメリカを代表する大女優である。「マディソン郡の橋」、「プラダを着た悪魔」、最新作「ダウト」など出演作品は枚挙にいとまがない。
この映画を彩る「ダンシング・クイーン」をはじめ、数々のABBAの名曲・・・。
クライマックスで「メリル・ストリープ」が歌う「ザ・ウィナー」が胸を打ち、エンディング・ロールに流れる「アマンダ・セイフライド」の「サンキュー・フォー・ザ・ミュージック 」に映画の余韻を噛みしめる・・・。
アバ・ゴールド アバ / UNIVERSAL INTERNATIONAL(P)(M) マンマ・ミーア!-ザ・ムーヴィー・サウンドトラック サントラ / ユニバーサル インターナショナル















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