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60歳過ぎたら聴きたい歌(48) ラヂヲの時代 ~Yesterday Once More~

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(回路図は初歩のラジオ実験室より)

関西のラジオ番組で、この春から、リスナー向けの電話リクエストの窓口が相次いで廃止された。理由はメールやファックスでのリクエストやアクセスが増えたためと、リスナーに対応する電話のオペレーターの経費削減である。高齢者のリスナーからは「寂しい」という声も多く寄せられているようである。この電話リクエスト、略して「電リク」は1952年、ラジオ神戸(現・ラジオ関西)がクリスマスの特別番組で実施したのが、全国初とされる。この双方向性に優れた音楽リクエスト番組は、電話の普及とあわせて、瞬く間に全国に拡がっていったという。60~70年代には各地のラジオ局に並んだ黒電話がひっきりなしに鳴った。しかし、IT技術の進歩による時代の趨勢には勝てず、関西からは電リクは消えてしまったのだ。今はNETで自由に聴きたい音楽を聴ける時代、電話リクエストというニーズそのものもなくなりつつあるのであろう。そんな電リクを東京のニッポン放送では、「リスナーの生の声を聞け、臨場感がある」ということで、逆に日曜朝の番組で復活させたという。

私は、鉱石ラジオからラジオや電気工作に夢中になり、将来技術者になろうと夢見たラジオ少年。中学、高校、大学時代を通じて、多分皆さんと同じように深夜ラジオ、電リクを聴きながら勉強した口である。ラテンからPOPSなど洋楽の曲や歌はすべてラジオで覚えた。気に入った曲やプレイヤーはノートに書いて覚えたので、いまでも当時のヒット曲とプレイヤーの名前はたちどころに出てくる。そして、ラジオ少年の夢はかなって1969年に電機メーカー就職し、大阪で一人暮らしを始めたのが1970年の2月であった。冬のボーナスで、やっとステレオを買うまでは、TVもなくラジオを専ら聴く毎日であった。多分我々世代が、ラジオの音楽番組との付き合いが長い最後の世代であろうか。私は、あの「ラジオの時代」が懐かしくなると、NHK「ラジオ深夜便」にふとダイアルをあわせてみる・・・。

「ラジオ」でなく「ラヂヲ」と書くほうが雰囲気が似合っているようなレトロな思い出の曲もいっぱいある。その代表的な曲は、甘酸っぱさ一杯の美しい曲、カーペンターズの1973年のヒット曲「イエスタデイ・ワンス・モア」である。実際にはLPで聴いていたのだが、その歌詞のせいであろうか、ラジオで聞いていたような錯覚がずっと付きまとっている曲である。カーペンターズの曲は「Sing」などそうであるが、中高校生でも分かるような易しい英語で歌われるため、当時の私の英語力でも十分聴き取れたし、意味も分かったのだった。まだベトナム戦争や大学紛争、70年安保闘争、浅間山荘事件の余震の残る時代。「カーペンターズ」に安らぎや暖かさを求めって行った時代背景も今では懐かしく思えるのだ。

【 Yesterday Once More 】 作詞作曲;Richard Carpenter/John Bettis

「♪ When I was young
   I’d listened to the radio
   Waitin for my favorite songs
   When they played I’d sing along
   It made me smile

   Those were such happy times
   And not so long ago
   How I wondered where they’d gone
   But they’re back again
   Just like a long lost friend
   All the songs I loved so well

   Every sha-la-la-la
   Every wo-wo-wo
   Still shines
   Every shing-a-ling-a-ling
   That they’re starting to sing’s
   So fine

   When they get to the part
   Where he’s breakin’ her heart
   It can really make me cry
   Just like before
   It’s yesterday once more

    ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ♪」

「♪ 私が若かった頃
   お気に入りの曲が流れてくるのを待ちながら
   よくラジオを聴いていたものだわ
   その曲が流れてくると、一緒に歌っては
   楽しい気持ちになれたわ

   そんな幸せなときも
   そんなに昔のことじゃないのに
   あの歌たちはいったいどこへ消えてしまったの
   でも、長い間逢わなかった懐かしい友だちみたいに
   大好きだったあの歌たちが戻ってきてくれた

   「シャ・ラ・ラ~」、「ウォウ・ウォウ」のフレーズの一つ一つは
   いまでも、あの頃のように光り輝いているわ
   あの「シング・ア・リングシング・ア・リング」の歌い出しも
   とっても素敵

   でも、彼が彼女の心を傷つける歌のパートになると
   私は今でも泣きだしてしまう
   まるであの過ぎし日の頃のように
   過ぎ去ったあの懐かしい日よもう一度

    ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ♪」

「カーペンターズ/The Carpenters」の「Now & Then」。オリジナルのLP盤が発売されたのは1973年であった。 ラジオでこの曲を知り、真っ赤なスポーツカーのジャケットにも魅かれ買い、何回も聴いたアルバム。「Sing」、「Yesterday Once More」、「Fun, Fun, Fun」、「Our Day Will Come」 「One Fine Day」 など 時代や世代を越えて、多くの人々に愛され続けている歌が収録されている。



 
Now & Then

The Carpenters / Universal

そしてカーペンターズの歌う、「Yesterday Once More」のYOUTUBEはこちら 

若手イチオシのJAZZボーカルの一人、「平賀マリカ」。前作バカラックの特集に続いて、今回はなんとカーペンターズ特集アルバム。その名曲の数々が、平賀マリカによって新しい息吹を与えられ、蘇る。「スイングジャーナル・ジャズ・ディスク大賞<ボーカル賞>」受賞アルバム。JAZZ的に原曲を崩すのではなく、原曲のメロディラインを活かしながらも、さりげなく盛り込まれているJAZZのセンス、アレンジが光るアルバム。一緒に口ずさむこともできますよ。

Sing Once More~Dear Carpenters~

平賀マリカ / スリーディーシステム

名曲「イエスタデイ・ワンス・モア」。その誕生の秘密、タイトルにまつわる秘密、歌のサビの秘密、原詞にまつわる秘密などを解き明かした、こんな1冊もあるようです。土屋 唯之著 『イエスタデイ・ワンス・モア』の秘密。 

 

『イエスタデイ・ワンス・モア』の秘密

土屋 唯之 / 南雲堂

 

 

 

 

 

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2 Responses to “60歳過ぎたら聴きたい歌(48) ラヂヲの時代 ~Yesterday Once More~”


  1. 問答=同士 H
    on 12月 10th, 2009
    @ 10:15 AM

    [Yesterday onesmore]

    何時も良き時代の素晴らしい曲(YOU TUBE)ご紹介ありがとう。

    これで何曲を(お気に入り)に加えたことか。全てRADIO世代が深夜放送で聴き入った曲ばかり。

    たまたま、同じ日の別の女性(関西出身?)のブログでも、ABCやKBCが紹介されてましたが、CRやLF(いずれも電リク)のことも貴兄のコメントにあり、懐かしさでいっぱいです。

    当時「ALL NIGHT NIPPON」や「ANNOUNCER CORNER」(いずれもOBC)も受験勉強を妨げながらも、大変な視聴率だったことを思い出させます。

    ♪ when I was young
    I’d listened to the radio(レーディオ)
    ♪ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・

    う~ん 懐かしい~。


  2. oyaji
    on 12月 10th, 2009
    @ 4:40 PM

    「ラジオ」でもなく「ラヂヲ」でもなく「レディオ」・・・・。「これが英語の正しい発音か!」と他愛もなく感激した人もいるかも知れませんね。アメリカの光と影の両面を強く感じた時代です。

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