JAZZYな生活

プレミアムエイジ ジョインブログ

最明寺滝へ ・・・

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暖かな日差し。隣町の宝塚市の山中に落差10mほどの小振りな滝、「最明寺(さいみょうじ)滝」がある。今日のウォーキングは清和源氏ゆかりの寺「満願寺」にお参りをし、そこの駐車場に車を置いてからウォーキング開始。住宅街を抜け、最明寺川に沿って歩き、林の中にひっそりと建ち、美しい茅葺屋根を持つ、三洋電機の創始者、井植氏の「井植山荘」の脇を抜ける。急斜面に設けられた階段を下りると、阪急山本駅から通じている参道に設けられた異形のフォルムを持つ山門が見えてくる。門をくぐらずに坂道を登ると、巨石がごろごろする岩場に目指す最明寺滝が見えてくる。小振りではあるが、なかなかいい景色の滝には違いない。ここまで40分ほどのウォーキング。

最明寺滝の「最明寺」は、お寺の名前からでなく、鎌倉幕府5代執権 北条時頼が出家して「最明寺入道」と名乗り諸国を遍歴していた時、この滝のあまりの素晴らしさに見とれ、庵を築いたことが、名前の由来らしい。

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滝の左手にある、まるで地の底に通じているような祠(ほこら)には、不動明王が祀られ、右手、川向こうの祠は修験道のための修行の場が設けられている。前回来た時には、実際に修行をしている場面を観たことがある。関西にはこのような巨石がある場所を「磐座(いわくら)」として祀ってある場所があちらこちらにある。そして、このような岩場の裂け目には、不動明王などをお祀りし、修験道の修行の場としている例も多くある。このような場所は、多分子宮として考えられ、誕生・再生の場として祀られたのかもしれません。古代より続く信仰の営み。この最明寺滝の不動を祀っているのは朝鮮半島の出身者が多く、なにか古代朝鮮と関連があるのかもしれません。

振り返ると、冬の西日が、磐座に差込み、逆光の中にそのシルエットが浮かび上がった。

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本格的なピアノ・トリオが聴きたくなるときがある。本格的とは何か?定義が難しいが、私にとっては、ベースが野太く、そして力づよく歌い、ドラムがビシバシと歯切れよく響くことが大事、躍動感と生命感に満ち溢れたピアノ・トリオといえばいいだろうか。「トミー・フラナガン/Tommy Flanagan」の「シー・チェンジ/Sea Changes」が、その定義に最もよくはまるアルバムの一つである。名盤といわれる1957年に録音された初リーダー・アルバム「オーバーシーズ」をベース(11曲中の5曲が再演)に、海をモチーフにして40年後にリリースしたアルバムである。40年経っても変わらぬ腕の冴え、むしろ熟成、円熟の域に。しかもジャケットがいい。こんなアルバムを聴くと、若い頃に感じたJAZZを聴いたときの、ワクワク感、昂揚感が甦るような気がするのだ。もちろん「オーバー・シーズ/Overseas」も・・・。
 

シー・チェンジス

トミー・フラナガン / アルファレコード

 

 

Overseas

Tommy Flanagan Trio / Ojc

 
 

 

 

 

60歳過ぎたら聴きたい歌(54) ~ On The Beach ~

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太陽が出て、少し暖かく感じられるこんな日には、海が見たくなる。山国育ちの私は、会社へ入ってからはじめたヨットで、すっかり潮の匂いが体に染みついてしまったようである。陸に上がってからは、それも夏のまっ盛りの海でなく、季節外れ、春や秋の人気のないオフ・シーズンの浜辺やヨット・ハーバーが雰囲気があって好きだ。そんな海に出かけるときに決まって聴く歌は、イギリスのシンガー&ソングライター&ギタリスト、「クリス・レア/Chris Rea」の「オン・ザ・ビーチ/On The Beach」である。

「クリス・レア/Chris Rea(1951年3月4日-)」。イギリス・イングランド・ミドルズブラ出身の58歳。「ジョー・ウォルシュ」の音楽と会ってから音楽を志し、1978年にレコード・デビューをした。アメリカでは結構ヒットしたようで、「ブルース・スプリングスティーン」や「エルビス・コステロ」と一緒にグラミー賞の新人賞にノミネートもされた。その後は、マイペースで淡々とした音楽活動を続けていて、決して派手ではないけど、その声の魅力にとりつかれたファンが多いようである。私は、この「オン・ザ・ビーチ」が収録されている同名のタイトルのアルバムしか持っていませんが、この曲、聴けば聴く程、しわがれたクリスのボーカルに大人の男の哀愁を感じてしまう。

喧騒と一緒に、夏が去り、恋も終わった後の、切なさ、むなしさ、寂寥感が、しわがれた歌声と渋いギターにのせて流れてくる。あの歌は「オン・ザ・ビーチ」。ひと夏の恋の終わりを懐かしむ歌で、いつ聴いても、少しセンチメンタルな気分にしてくれる、私のお気に入りアルバム。クリスの持つ大人のビターな味わいとセンスのよさ・・・・・。

オン・ザ・ビーチ クリス・レア / / イーストウエスト・ジャパン
 

 

【 On The Beach 】 作詞作曲;Chris Rea

「♪ Between the eyes of love       恋するまなざしでお互い見つめ合って
  I call your name               君の名前を呼んだね
  Behind those guarded walls      防波堤の向こう側まで
  I used to go.                  よく出かけたね
  Upon a summer wind            夏の風にのって
  There’s a certain melody.          あのメロディーが流れていたね
  Takes me back to the place         もう一度、ぼくのよく知っている 
  That I know.                    あの場所へ連れて行ってくれよ
  Down on the beach.               あのビーチへ・・・

  The secret of the summer          あのひと夏の秘密は
  I will keep                       僕の心の中にしまってある
  The sands of time will blow a mystery  砂時計の砂はミステリアスな想い出もかき消す
  No one but you and I                君と僕のほかにはだれもいなかった
  Underneath that moon lit sky         あの月明かりの空の下
  Takes me back to the place           もう一度、ぼくのよく知っている 
  That I know.                      あの場所へ連れて行ってくれよ
  Down on the beach.                あのビーチへ・・・

    ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・           ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・    ♪」

美しい海辺の映像と共に流れる渋いクリスの声。 オン・ザ・ビーチのYOUTUBE を楽しんでください。

声だけ聞けば「どんな爺さん?」かと思うかもしれないが、当時はハンサムなナイスガイ。スライド・ギターの名手でもある 若き日のクリスがギターを弾きながら歌う別バージョン はこちら。

 

 

Work or Job ???

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「収入」と「やりがい」どっちが大事? こんな問に対する朝日新聞アスパラクラブの会員5686人によるアンケート結果が特集記事にのっていた。

・「やりがい」;14%  どちらかといえば「やりがい」;37%  計51%
・「収入」;9%     どちらかといえば「収入」;40%     計49% 

「収入/やりがい」、両者ほぼ拮抗し、わずかに「やりがい派」が勝っていた。

こんな結果は、アンケートなぞ取らなくても予想できると思うのだが・・・。両方が成り立って欲しいと思うのが普通の考えであろう。この厳しい時代、収入か、やりがいか、の二者択一なぞありえない。強いて選ぶのなら、収入派がもっと多くてもいいと思うのだが。
「Job」と「Work」、欧米では、はっきり区別されているのに、日本語だと両者とも「仕事」という一つの概念。簡単に言うと、収入を求めるのが「Job」、やりがいを求めるのが「Work」で、求められる成果も責任も報酬も違う。小泉政権下で、会社法、会計基準や金融投資環境、派遣基準など米国と同じような自由競争を前提とした規制緩和や改革を行った結果、現実は、「Job」と「Work」に分化してしまっている。その現実をなかなか受け入れできないのは、かっての人気TV番組「プロジェクトX」のように、「仕事」に生きがいやストイックな理念を考えがちな、日本人特有の仕事観のなごりが残っているように思えてなりません。勿論、それをひきずっている方に、私も入っているのですが・・。中国に「ものづくり大国No1」の地位が奪われようとしている今、覚悟を決めて規制緩和や改革を推進し、アメリカ的社会を目指していくのか、あるいはすべての仕事に「Work」的価値観をおく、かっての日本式経営の良さを生かし、新技術をてこに、今一度「技術立国」、「新産業立国」の道を模索していくのか、後輩達は厳しい選択をせねばならない時期に来ているようです。

そして、この時期にもう一つ意味がないのではと思えるアンケート結果が載っていた。「新卒学生就職人気企業ランキング」。これは、記事ではなく、調査会社の全面広告ではあったのだが・・・。

・総合;1位全日空、2位伊藤忠商事、3位三井物産、4位資生堂、5位オリエンタルランド ・・・・・
・文系;1位伊藤忠商事、2位全日空、3位オリエンタルランド、4位三菱東京UFJ銀行、5位三井物産 ・・・・
・理系;1位パナソニック。2位ソニー、3位味の素、4位JR東海、5位資生堂 ・・・

企業各社とも非正規社員比率や外注比率、海外シフトがさらに一段と増える中で、去年は派遣切りだったが、今年は正社員切りへと進んでいるとも聞く。勿論、新卒予定学生の志向や人気を知ることは、それなりの意味はあるにせよ、この時期に大企業への就職人気ランキングを掲載することに、さほど大きな意味があるとは思えない。ランキングに登場する企業の自己満足か、調査会社の媚にすぎないのではないか。そして、文系学生のメーカーに対する意識や人気のなさ、あるいは意識的に避けていると思われる傾向を観ると、今一度の「技術立国」など夢物語にも思えてくるのである。
そうそう、あの日航も総合52位(女子学生29位)にのっていましたが ・・・。

この二つのアンケート、時代が変わっているのに、相も変わらず、能天気に続けているアンケートとしか思えない。いや、「JAZZYな生活」なんて能天気ブログを書いている私もあまり人のことは言えませんが・・・。

さて、4月になると新卒者の定期入社式という全国的年中行事が行われる。雇用の流動化とか、働き方や キャリアの多様化という割には、ちっとも変らないこの国の4月の景色、風物詩ともなっている。とはいえ、この4月には厳しい雇用環境なかで、入社を迎える予定の新人諸君にとりあえず贈る「おめでとう」の名盤JAZZアルバム。

 



 
フォー・フレッシュメン&ファイヴ・トロンボーンズ

フォー・フレッシュメン / EMIミュージック・ジャパン

  

 

マン・マシン・インターフェース(MMI)

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NHK-TVの番組「クローズアップ現代」で、「BMI(Brain-Machine-Inteface)」に関する最新の技術を紹介する内容を放映していた。例えば、脳から直接コントロールする車椅子などである。脳からの電気信号を取り出して、車椅子のコントロール・システムに指令を与えるところまで技術は進んでいた。私の体が言うことを聞かなくなっている頃にはどれほど進んでいるのだろうか? 機械が人間に近づいてきているのか、人間が機械に近づいていっているのか。「そこまでして」という思いも正直ある。マン・マシン・インターフェースも相当進歩したが、脳や臓器、遺伝子に関する技術的進歩は著しく、神と人、医学と工学の境界がどっちか分からない場合も多く、また与える影響も広範囲、複雑になってきているため、私にとって、是非の判断がつきにくくなっていることも事実である。

ところで、コンピュータが日本でも話題になりだした頃、読んだ本に「ノーバート・ウィナー著;人間機械論」があった。サイバネティックスの原理がやさしい言葉やありふれた実例を通して語られながら、人間社会というものが、それがもつメッセージと通信機関の研究を通じてはじめて理解できるものであること、さらにこれらのメッセージや通信機関が発達するにつれて、人から機械へ、機械から人へ、また機械と機械との間のメッセージがますます大きな役割を演ずることが示されている。人に関わるシステムを携わる人が読むべき好著。
 

人間機械論―人間の人間的な利用

ノーバート ウィーナー / みすず書房

 NHKの番組をみていて、もう15、6年も前になろうか、かって訪問した事のあるオランダにある高齢者やハンディキャップを持つ人の暮らしを技術でサポートする研究をしている研究所のことを思い出した。(参照「欧州JAZZY紀行(4)~北ヨーロッパ シニア事情~」)

研究しているのは要約すると3つの技術である。1)電動車椅子を自由にコントロールすることを可能にするモビリティsys技術。2)家の中のあらゆる設備や機器をリモートコントロール化し、それを簡単に制御可能にする技術。3)社会やボランティアたちとのつながりを取ったり、ケア・サービスなどを受けるためのコミュニケーション・ネットワークであった。丸ごと1軒の家を建て、その中で試作システムの実証を行っているのをみて、技術者として少し感動を覚えたものである。

そして私からみると、使えば便利で体が楽と思われる、設備や器具を拒否して一人暮らしを続けている母親のことも脳裏に浮かんだ ・・・。

体に大きな障碍を負ったフランス出身のジャズ・ピアニストは、「ミシェル・ペトルチアーニ/Michel Petrucciani(1962年12月28日 – 1999年1月6日)」。その先天性疾患による障害を克服し、かってフランス最高のジャズ・ピアニストと評価されるほどの成功を収めた。その独自性の強いスタイルはビル・エヴァンスらの影響を受けているといわれる。遺伝的原因から、生まれつき骨形成不全症という障害を背負っていたため、彼の身長は成長期になっても1メートルほどにしか伸びず、骨はもろく、演奏席までは他人に運んでもらわねばならないほどであった。またペダルに足が届かないため、ペダル踏み機を使わねばならなかったが、腕は標準的なサイズであったことで、鍵盤を弾くことができたのである。小さな体から発せられるその音は、ダイナミックで鮮烈で、清清しい印象を聴く人に与える。36歳の若さで他界。

アメリカへ渡り、BLUE NOTEと契約した弱冠21歳の時のピアノ・ソロ・アルバム、「100 Hearts」。1983年6月のNY、RCAスタジオでの録音。縦横無尽に鍵盤上を駆けめぐり、鮮烈なタッチのそのピアノ・ソロは、長く厳しい冬を耐えた後、一気に加速するふるさと安曇野の春を感じるような好アルバム。
 

100 Hearts

Michel Petrucciani / Concord Jazz

 

60歳過ぎたら聴きたい歌(53) ~Killing Me Softly With His Song/やさしく歌って~

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『今日来ていた女連れの客もリクエストはまた「Killing Me Softly With His Song」。この歌ばっかりで、もうやんなっちゃう・・・。』なんて台詞を酒場のシンガーがグチる映画があったが、そのくらいアメリカでは、「口説き歌」として男性客の多くがリクエストするくらいポピュラーな、或いは陳腐な、野暮なといってもいいくらいにヒットしてしまった歌がある。その歌は「ロバータ・フラック/Roberta Flack」うたう「やさしく歌って/Killing Me Softly With His Song」である。「ノーマン・ギンベル/Norman Gimbel」作詞、「チャールズ・フォックス/Charles Fox」作曲の1973年大ヒットしたポピュラーソング。そういえば、ニューオリンズの酒場でもリクエストがはいっていましたねえ・・・。

もともとは、「ロリ・リーバーマン/Lori Lieberman」という女性シンガーが、当時まだ無名だった「ドン・マクリーン」が歌う「Empty Chairs」という曲を、L.A.のクラブで聴いて気に入り、「Killing Me Softly With His Blues」という詩を書いた。これを元に、作詞家のノーマンと作曲家のチャールズが曲に仕上げたのが「Killing Me ・・・」だという。1972年にリリースされたロリのオリジナルはヒットしなかった。しかし、飛行機の機内BGMとして採用されていたこの曲を、「ロバータ・フラック」が偶然聴いて気に入って歌い、皮肉なことに、彼女のバージョンが大ヒットとなった。リリース後4週間で全米1位、1973年2月24日から5週連続でビルボード誌第1位を達成した。ビルボード誌の1973年年間ランキングでは第8位。これにより、ロバータはグラミー賞で最優秀レコード、最優秀楽曲、最優秀女性ボーカルの3部門を受賞した。

ひょっとしたら、この曲、皆さんは「ネスカフェ」のCMソングだと思っているのかもしれない。あの爽やかな感じのCMソングとはかなりちがって、元歌は、内容もかなり哲学的で、すこし官能的な匂いを感じる歌である。この歌を聴いた20代の私は、そのインパクトのあるタイトルに、簡単に参ってしまった。ちょうど私もお年頃、恋や官能への憧れがあった。1973年リリースのこのアルバムは、アフリカ系アメリカ人を感じさせる、こてこてのソウルではなく、ロバータが、情感豊かに歌う軽やかなソウル・アルバム。
 

やさしく歌って

ロバータ・フラック / Warner Music Japan =music= 

「ロバータ・フラック」の歌う「Killing Me Softly With His Song」の画像

1970年代、「阿川泰子(1951-)」という美人JAZZ歌手が人気を博していたが、もう一方の対極には、歌い方も阿川とはまったく対照的で、容姿もスレンダーで雰囲気のある、いわゆる「いい女」のJAZZ歌手「笠井紀美子(1945-)」がいた。セミヌードのジャケットなども話題となったが、1979年アメリカへ渡り、日本の女性ボーカルとしては、先駆者的な活躍をした。しかし、その後の消息はいつのまにか途絶えた。その「笠井紀美子」が歌うパワフルで、歯切れの良い「Killing Me ・・・」は、1984年リリース「Love Talk」に収録、その後ベスト・アルバムとして1993年にリリースされたアルバム「AS~SBM ベスト・セレクション」に収録されている。 

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アズ‾SBM ベスト・セレクション

笠井紀美子 / ソニーレコード

 

笠井紀美子の歌う「やさしく歌って」のYOUTUBEも・・・。 

 

【 Killing Me Softly With His Song 】  作詞;Norman Gimbel 作曲;Charles Fox 

「♪ Strumming my pain with his fingers    彼の指で私の傷みを奏でて
   Singing my life with his words        彼の言葉で私の人生を歌って
   Killing me softly with his song        彼の歌で私をやさしく殺してほしい
   Killing me softly with his song        彼の歌で私の息の根を止めてほしい
   Telling my whole life with his words   彼の言葉で私の人生のすべてを語って
   Killing me softly with his song        彼の歌で私をやさしく殺して

   I heard he sang a good song,        彼は素敵な歌を歌うって聞いたの
   I heard he had a style             彼には独自のスタイルがあるって
   And so I came to see him,           だから私はやってきたの
   to listen for a while                彼の歌に聴き入るために
   And there he was, this young boy,     私の目に映った少年のような彼は
   a stranger to my eyes              まるでストレンジャーのような人だった

  *Strumming my pain with his fingers     彼の指で私の傷みを奏でて
   Singing my life with his words         彼の言葉で私の人生を歌って
   Killing me softly with his song         彼の歌で私をやさしく殺してほしい
   Killing me softly with his song         彼の歌で私の息の根を止めてほしい
   Telling my whole life with his words    彼の言葉で私の人生のすべてを語って
   Killing me softly with his song         彼の歌で私をやさしく殺して

   I felt all flushed with fever,           私は全身がまっ赤くなるのを感じた     
   embarassed by the crowd           周りの人にずかしいほど
   I felt he’d found my letters           私からの手紙を彼が見つけて
   and read each one out loud          それを大声で読んでいる様に思えたから
   I prayed that he would finish,         「はやく読み終えて」と祈ったけれど
   but he just kept right on             彼は読み続けたの

* くりかえし

   He sang as if he knew me           彼は、歌った、暗い絶望に沈んでいた
   in all my dark despair              私のことを知っているかのように
   And then he looked right through me  そして私のほうをまっすぐ見つめた
   as if I wasn’t there                まるで私がそこに存在しないかのように
   But he was there, this stranger,      しかし彼は歌い続けていた 
   singing clear and loud              力強く澄みきった声で

* くりかえし                                      ♪ 」

確か、ニューオリンズのバーボン・ストリートにあった、少し過激な女性のランジェリー専門店、看板には店名が、「Killing Me Softly With Your xxxx」と書いてあった。(注;xxxxのところは各自ご想像ください。) それを見た私は、おもわず大笑いをしてしまったのだ。
それ以来、そのことが頭に残り、私はいまだに、この歌を「口説き歌」として、リクエストする機会を持ちえていません・・・。

 

 

 

図書館へ行こう

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歩いて5分の公民館のほか、我が家近辺に利用できる図書館がいくつかある。現役時代は時間的な制約もあり、「読みたいときに読みたい本を読む」ということを優先していたことや、貸し出し期限への煩わしさ、モノを所有することへの我々世代のこだわりやらで、図書館へ行くことは殆どなかった。定年になってから初めて、手芸の本を借りるという妻のお供で図書館へいってみた。びっくりした。広々とした明るいホテルのロビーのような雰囲気なのだ。本とあわせてCD、DVDも10冊・3週間まで借りられるという。しかもかなりジャンルや冊数も充実している。高価でなかなか手に入れにくいJAZZや音楽関連、映画関連の本も揃っていた。これはいい。これを利用しない手はない。さっそくいくつか借りてきた。シニアのみなさん、図書館へいきましょう・・。

さて、米電子書籍市場でのシェアはおよそ60%というインターネット通販最大手、米アマゾン・ドット・コムの電子読書端末「キンドル」に対抗して、米電子機器大手アップルが、電子書籍閲覧機能が搭載されている薄型でキーボードがないタブレット型パソコン(i-Pad)の発表を予定しているというNEWS。いままでも、メモリーカードなどに収録された電子書籍を読むことができる携帯端末はあったが、メモリーを買う必要がある、立ち読みできない、ページをめくるというような読書感覚がないなどの理由で普及はしなかった。しかし、netや携帯電話で大ヒットし、活字出版された小説も現実に存在する時代となってきている。

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話題の電子書籍端末は、音楽配信、映像配信についで、当然ながら活字情報配信が行われ、i-phoneなどのように操作性もページをめくる感覚に近いものになっていると思われる。巨大な、いわばnet図書館から配信されてくるのである。将来、建物としての図書館は必要なく、巨大な容量のメモリーの中にのみ存在する時代が来るかもしれない。そうなると図書館は博物館となってしまう。私はとても受け入れがたいのだが、もうすでに新聞や本などの活字メディアを読まなくなっている若い世代の人は、やすやすと受け入れていくのかもしれないし、そんな中から新しい小説というか、活字と映像や音などとミックスした新しい形態ものが生まれてくるのかもしれない。

私が許容できる限界の電子図書館は「青空文庫」まで。このnet図書館は、著作権がすでに期限切れになった作品を集めて、ボランティアによって電子データ化し公開されているもの。古典的名著が無料で読めるので時々お世話になっているサイトである。興味のある方は、ぜひどうぞ。

青空文庫のURLは、 http://www.aozora.gr.jp/ 。

そんな、情報のための建物、ハコモノがすべてサイバー化され、仮想空間の中に存在する可能性を論じた活字本があったのを思い出した。今から14年も前のことである。電脳図書館、電脳美術館・博物館、電脳行政窓口などサイバー建築物を予見していた、その先進的な都市のイメージに驚かされたものである。

シティ・オブ・ビット―情報革命は都市・建築をどうかえるか  ウィリアム・J. ミッチェル / 彰国社 
 

さあ、アメリカのスタンダードのライブラリーともいえるシリーズは「ロッド・スチュワート/Rod Stewart」の「ザ・グレイト・アメリカン・ソングブック」シリーズ。1945年生まれ、イギリス出身の彼が57歳になって、自分が歌いたかったJazzスタンダードを歌った。2002年~2005年にかけて、Vol.1~4 までがリリースされている。このシリーズは、世界中で2000万枚以上のセールスを記録。Vol.2は、全米で200万枚を超える爆発的ヒットを記録し、Vol.3では、全米1位を達成。グラミー賞の「最優秀トラディショナル・ポップ・アルバム」部門を受賞。かってアメリカのスタンダード・ナンバーに憧れを抱いた、中高年のロマンチストたちには堪らない、必聴のシリーズですね、その憧れの歌が、ロッドの魅力的な歌声でよみがえる。合計60曲ちかいスタンダード、もうこれはソングブックというより、ライブラリーである。


ザ・グレイト・アメリカン・ソングブック Vol.2

ロッド・スチュワート / BMG JAPAN

第3集に収録されているサッチモの「この素晴らしき世界/What a Wonderful World」をロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで歌うロッド・スチュアート

 

 

3D映画とアナログな日々

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334089view005(c)2009 Twentieth CenturyFox. Allrights reserved.

朝から寒い雨の降る日、こんな日は映画に限る。先週、人気の映画、「ジェームズ・キャメロン/James Cameron」監督の「アバター/Avator」を観てきました。結論から言うと、まだ未知数な部分や改良の必要は多分にあるものの、無声映画⇒トーキー⇒カラー(天然色)⇒シネマスコープ/80mm⇒SFX/コンピューター・グラフィック⇒デジタルと進んできた映画の進化の流れの中で、新しい時代を感じさせるものであったし、十分楽しめる娯楽大作であった。

物語は、下半身不随になり、車いす生活を送るジェイク(サム・ワーシントン)は、衛星パンドラにやって来る。彼は人間とナヴィ族のハイブリッドであるアバターに変化を遂げ、不自由な体で単身惑星の奥深くに分け入って行く・・・。資源を狙って、ある衛星にやって来た人類と、その星にもともと住む者たちによる激しい戦闘を、迫力の最新3D映像で見せる。豊穣に拡がるイマジネーションには、息を呑むばかり。ラスト40分の大活劇には、色鮮やかな竜に乗って飛ぶ先住民が弓と矢で、重厚な爆撃機やロボット兵器を迎え撃つ。ファンタジーあり、西部劇あり、SFあり、戦争映画あり、ロマンスありの映画に必要な要素がすべて詰まっている映画であった。眼が慣れてくると、その奥行きのある3Dに驚かされる。そして、違和感なく別世界のなかにはいりこみ、自分もストーリーを体験しているという臨場感は、今までに体験したことのない映画の感覚であった。初めて「スター・ウォーズ」を観たときのような、ドキドキ、わくわく感があったことを告白しておこう。そして3Dへの道を拓いた映画人・キャメロン監督のチャレンジ精神に敬意を表しておこう。

3D映画を観るのは、「カールじいさんの空飛ぶ家」についで今回2度目。「カール・・・」はアニメーションであり、画面のデフォルメや動きがスローなため、あまり感じなかったが、「アバター」は3Dの問題点もかなりクリアーに出てきた。

第一の問題点は、3Dのスペックに関わる問題点である。3D映画を観るには、スクリーンから発信される信号に同期して、液晶によるシャッターが高速で左右を交互に透明・不透明を繰り返す専用の眼鏡をかける必要がある。多分、このシャッター・スピードがまだ技術的に遅いのである。したがって、画面の速いスピードに眼(脳)がついていけないのである。動きの早い戦闘シーンや高速スピードの画面になると3Dのクリア感が薄れて、相当眼に負担がかかって、疲れる感じがする。これは、液晶の性能と制御技術を上げることで早晩解決するであろう。それは老化のせいだろうって・・・。

第二の問題点は眼鏡である。まず重いのである。「アバター」の上映時間は162分。この長時間、3D眼鏡をかけ続けていると正直疲れる。もちろん個人差があるが、フィット感や眼鏡をかけている人への配慮など、デザインや設計面で、まだまだ改善の余地があろう。これもいずれ技術的に解決する問題である。眼鏡をかけずに3Dが楽しめる時代はまだ遠い話であろう。

第三は、どんな映画でも、或いはどんな映画やストーリーが3Dに適しているのであろうかということである。「アバター」は、異星に舞台を設定しているため、その星の眼を見張るような3D向きの自然や景観が自由に創作できる。表現の自由度や多様性が増したからといって、必ずしも表現力や映画の感動がアップするとは限らない。リアリティをもとめ、モノクロで映画を撮ることにこだわった「黒澤明」監督の例もある。3D視覚に訴えるアクション性の強い映画だけでなく、心理サスペンス、ラブ・ストーリー、ヒューマン・ストーリーで、「これぞ3D!」と、はたと膝を打つような映画が出てくることを期待する。

それにしても、デジタル技術の進歩はすごい。3D映画もデジタルだから可能になったともいえる。各電機メーカーが今、しのぎを削って開発中の「3D-TV」が発売されるのも時間の問題であろう。しかし深刻な問題は、TV受信機というハードとその周辺は、どんどん進化していくのに、そのコンテンツ=ソフト、すなわち番組の内容はどんどん劣化している事である。このままTV受信機が進化を続けていっても、我が家のTVは、ますますモニターと化し、バラエティ一辺倒のTV番組なんぞまったく観なくなるのに違いないのだ。
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この記事を書いている今日は、春を思わせるような暖かい日差し。六甲山系の端っこの甲山(かぶとやま)にあるお気に入りのカフェで、ゆっくりとお茶のひとときを楽しむアナログな午後を過ごした。たっぷりとミルクを淹れたカフェ・オ・レや窓辺の日差しの変化を楽しむ。毎日毎日繰り返す日々の暮らしを楽しむには、変化や起伏があっても、激変や「ゼロかイチか」などと急激でシビアな選択をせまられないアナログな日々がいいようである。私は、デジタルの恩恵に馴れ、デジタルともそこそこ付き合いながら、基本的にはアナログな生活を楽しんで生きていくのだ。

徹底的にアコースティックにこだわるノルウェイのJAZZアーティスト「ヤン・ガルバレク/Jan Garbarek」。女性の声までもアコースティック楽器として組み込んでしまう。朗々と響きわたるSAX、キーボード、ドラム、ベース、パーカッションが、透き通る北欧の空気だけでなく、グローバルなノスタルジックをも感じさせる。
2人の女性ヴォーカリスト、まるでイスラムのコーランでも聴いているような不思議な響き。日本の祭り囃子を感じさせる曲もあり、民俗音楽の要素を取り入れた、まるで地球の大地を低空飛行するような飛翔感のある1枚。「ヤン・ガルバレク・グループ/トウェルヴ・ムーン(Twelve Moons)」。
 

トウェルヴ・ムーン

ヤン・ガルバレク・グループ / ユニバーサル ミュージック クラシック

 

 

我が青春のシネマ・グラフィティ(15) ~ フランソワーズ・アルヌール/ヘッドライト ~

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またもやフランス女優で恐縮です。「フランソワーズ・アルヌール」。「フランソワーズ・アルヌール/Françoise Arnoul(1931年6月3日 – )」は、当時フランス領であったアルジェリアのコンスタンティーヌで生まれ、1950年代から60年代にかけてフランスで活躍した女優です。

石ノ森章太郎による日本のSF漫画「サイボーグ009」の登場人物の「003=フランソワーズ・アルヌール」とお間違えないように・・・。しかし、その名前の由来は、石ノ森氏が大のファンであった「フランソワーズ・アルヌール」からとったという。

仏領時代のアルジェリア出身で、1950年代のフランス映画界でもっともセクシーといわれた女優である。一時はオードリー・ヘプバーンより人気があったとか。猫のような大きな眼、官能的な厚めの唇、可憐ではあるが、時折見せる小悪魔的色気が男心をそそる ・・・。「ブリジッド・バルドー/Brigitte Bardot」、「ミレーヌ・ドモンジョ/Mylene Demongeot」など彼女に続くフランス的小悪魔女優の先駆者だったといえよう。なんといっても、「ヘッドライト」(1955)が代表作であったが、1962年の「フランス式十戒」あたりを最後にその活躍が見られなくなってしまった。小悪魔から脱皮できず、30代半ばで時間が止まってしまったのだろうか。本当に惜しい気がする女優の一人である。

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なんといっても、「ヘッドライト/Des gens sans importance」(1955)である。原題の意味は、「重要性のない人間たち=名も無き人々」。「過去をもつ愛情」の翌年、「アンリ・ヴェルヌイユ/Henri Verneuil」が監督した切ない恋愛映画で、この映画もまた高校の名画鑑賞会で観た映画である。日本では、我々以上の世代にとっては、多分最も感涙にむせんだフランス映画の一つであろう。 「ジャン・ギャバン/Jean Gabin」が演じる、パリとボルドー間を走る初老の長距離トラック運転手と、「フランソワーズ・アルヌール」が演じるパリに憧れる運転手相手のカフェの若いウエイトレスの悲恋物語。社会の底辺にあえぐ人々が、希望のない貧しさがゆえに結ばれていく。今日にも通ずる物語かも知れない。夜の闇をひた走るトラック。対向車のヘッドライトにうかぶギャバンの横顔 ・・・。このラストシーンも、私にとっては、その音楽と共に忘れられないシーンである。
映画音楽は、シャンソンの名曲「枯葉」の作曲者、「ジョセフ・コスマ」が担当、ヴァイオリンの儚げで哀しげなミュゼットが感涙をしぼるように、ラストシーンを引き立てる。 背中で魅せる男、ギャバンにとっても、代表作の一つとなった。

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映画「ヘッドライト」の一シーンはこちら。
 
そしてJAZZファンである私にとって、記憶に残る彼女のもう一つの作品は、「大運河(グランカナル)/Sait-on jamais…」(1956年)。あの「ロジェ・ヴァディム/Roger Vadim」監督デビュー作となったミステリータッチの映画。若いソフィーを演じる「フランソワーズ・アルヌール」と絡むのはジャーナリストを演じた「クリスチャン・マルカン/Christian Marquand」とアルヌールの元恋人を演じた「ロベール・オッセン/Robert Hossein」。どちらもイケメン、相当な二枚目俳優でしたね。第二次大戦中に金融市場を撹乱を狙って贋金を製造した鋳型を持って、姿を隠した男爵。その男爵の養女だという美貌のソフィーに恋をしたジャーナリストが陥る恐怖を、水の都ベニスの運河を走る船を舞台にしたミステリーです。
 

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そして、特筆すべきことは、「モダン・ジャズ・カルテット/The Modern Jazz Quartet」、MJQのピアニスト、「ジョン・ルイス/John Lewis」が音楽を担当したということ。すなわち、映画でモダン・ジャスが使われた最初の作品であったのだ。その「大運河」で使用された6曲を収録したアルバムが、「たそがれのベニス」である。まるで組曲のような6曲が、哀愁とグルーヴィーなJAZZ感覚で見事に融合し、このアルバムはMJQの初期の代表作となった。そして、その翌年にはマイルスの「死刑台のエレベータ」、59年には再びロジェ・ヴァディム監督作品からは、アート・ブレーキー「危険な関係のブルース」と、ヨーロッパ映画からジャズの名曲が生まれていった。
 

たそがれのヴェニス

モダン・ジャズ・カルテット / Warner Music Japan =music=

高校生の頃、わたしが惹かれた歌の一つにポルトガルの歌手、「アマリア・ロドリゲス」の歌うファドの名曲で、「暗いはしけ/Barco Negro」という歌があった。この歌が映画の挿入歌であり、その映画に「フランソワーズ・アルヌール」が出演しているとは、相当あとまで知らなかった。たしか、TVでなにげなくみた映画でそうだと知ったのだった。
その映画が、「過去をもつ愛情/Les Amants du Tage」(1954年)。「ヘッドライト」と同じ監督の「アンリ・ヴェルヌイユ/Henri Verneuil」が前年に撮った作品である。パリとリスボンを舞台にした犯罪メロドラマでアルヌールは富豪の夫殺しの疑惑をかけられて、警察から追われている女を演じている。「アマリア・ロドリゲス」がファドを歌う酒場シーンが秀逸で、このシーンから、「黒い小舟」という意味の「暗いはしけ」は世界的に大ヒットして、ポルトガル民謡である「ファド」も知られるようになった。そして、「過去をもつ愛情」は「ミシェル・ルグラン/Michel Legrand」の映画音楽デビュー作品である。残念ながら、この映画はVHSビデオ版でしかリリースされていないようである。

 ポルトガルが生んだ最高の歌姫「アマリア・ロドリゲス/Amalia Rodrigues」。ギターとマンドリンだけの伴奏とアマリアの悲痛な歌声。「ビリー・ホリデイ」や「エディット・ピアフ」に匹敵するほどの、ソウルフルな歌唱が凝縮したアルバム。もちろん名唱「暗いはしけ」も・・・。
 

アート・オブ・アマリア・ロドリゲス

アマリア・ロドリゲス / EMIミュージック・ジャパン

ロドリゲスが「暗いはしけ」を歌う映画のシーンはこちら。

このように、「フランソワーズ・アルヌール」は、私の音楽の嗜好とも深く関わりのあった女優であった。

ところで、本題からはそれるが、日本の歌謡曲歌手のなかで、私がその実力を認め、一度は本格的JAZZを歌わしてみたいと思っている歌手の一人に、「ちあきなおみ」がいる。その彼女がファドのアルバムを出しているのをご存知だろうか。訳詩でなく、曲から受けるイメージで新しい日本語のタイトルと歌詞をつけてカバーした、ファド、シャンソン、JAZZスタンダードのカバー3部作(待夢、それぞれのテーブル、THREE HUNDREDS CLUB)である。その中からファド編のアルバムを紹介しておこう ・・・。このアルバムのラストで歌っている「始発・・・まで」が「暗いはしけ」のカバーである。(追補;3枚を2枚組1アルバムにまとめた「Another World」もリリースされている)

 

待夢(紙ジャケット仕様)

ちあきなおみ / ビクターエンタテインメント

ちあきなおみの歌う「始発・・・まで(暗いはしけ)」のYOUTUBE
 

 

 

浅川マキ逝く ・・・・

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浅川マキが逝った。公演のため滞在していた名古屋のホテルでの急死。67歳。絶句。
大阪万博の年、70年安保の年、1970年(昭和45年)寺山修司のプロデュースでデビューした。独特の音楽スタイル、歌にこめられた情念が発する呪力は、揺れる社会情勢や、大きく変化する価値観の中で、若者の心を捉えた。学生運動の闘士なら「夜が明けたら」、ノンポリなら「ふしあわせという名の猫」、「かもめ」。JAZZファンなら「セント・ジェームズ病院」か。(参照60歳過ぎたら聴きたい歌(37)~ふしあわせという名の猫~」

情念の闇を歌う、日本のブルースを唄う、浅川マキ・ワールド、「DARKNESS I」。
 

DARKNESS I

浅川マキ / EMIミュージック・ジャパン

 

ロックもJAZZも、エロもグロもアングラも全部表舞台に出てくるようになった。彼女以外は。

昭和が、戦後が、また一つ消えていった。そして私の青春のかけらも・・・。

まだ彼女の歌を必要とする時代なのに・・・。

合掌 ・・・・。

絶唱YOUTUBEは、朝日のあたる家、そして夜が明けたら、  かもめ」 
 

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鎮魂 ・・・ 

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平成7年(1995年)1月17日火曜日、午前5時46分52秒

マグネチュード7.3、最大震度7

死者6434人、全壊家屋104,906棟、全焼建物7,036棟、電話不通30万回線、停電260万戸

ガス停止86万戸、断水130万個、罹災世帯9,017世帯、避難人数30万名以上 ・・・・

あの揺れの恐怖は15年経ったいまだに体が覚えている

幸いにもわが家は大きな被害もなく、家族も無事であった

そして揺れの次に来た恐怖、ライフラインが止まった

電気、ガス、電話がとまり、暖をとる術や調理の手段がなくなった 

そして情報もとだえた

家族を守りきろうと考えた

旧式の石油ストーブや食料を買いに奔った

午後になって我々の地域は、送電が再開された

TVに映し出された神戸の惨状は眼を覆うばかりであった 

ただただ 鎮魂 黙祷  ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

近くの市民グラウンドに仮設住宅が建ち、いつのまにか撤去された

震災後、他地域から神戸に移ってきた人26%、震災後に生まれた人10%

震災を体験してない人が神戸市民の1/3を超えたという

いまだに覚えているCM映像がある

「水自由に使ってください」

公共広告機構のCMだった

きっと一生忘れてはいけないCM

人の善意が信じられる映像として、いつまでも心に残った

 

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