春を感じる歌といえば、歌詞の意味はちょっと違うのだが、おなじみのスタンダード「春の如く/It Might As Well Be Spring」をあげておきましょうか。ブロードウェイ・ミュージカルの「オスカー・ハマースタインⅡ」と「リチャード・ロジャース」の名コンビが作った1945年の作品でミュージカル映画「ステイト・フェア」で使われた。この曲の名演といえば、「アイク・ケベック/Ike Quebec」(ts)がBlue Noteに残したアルバム「春の如く」でしょうか。
春の如く/アイク・ケベック/EMIミュージック・ジャパン
そして、わがミューズ「ステイシー・ケント/Stacey Kent」の爽やかで、キュートで、暖かな歌声をアルバム「In Love Again」から。わたしが彼女に魅せられたのは、このアルバム(輸入盤)のジャケットからであった。リリースされた2002年は「リチャード・ロジャース」の生誕100周年にあたり、全編ロジャース集でまとめたアルバム。
ドラムレスのトリオ、「ホリー・コール・トリオ/Holly Cole Trio」のアルバム「コーリング・ユー/原題;Blame It On My Youth」から、「君住む街角/On The Street Where You Live」を・・・。 この曲は、アラン・ジェイ・ラーナー作詞、フレデリック・ロウ作曲のもので、1956年のミュージカル「マイ・フェア・レディ」に挿入されたもの。オードリー・ヘップバーン主演の映画版でもすっかりおなじみのスタンダード。カナダ人シンガーの彼女が、スタンダード系を中心に、リラックスした雰囲気で歌っている。とても聴きやすいスタンダードな曲ばかりですが、古さを感じさせない歌唱力が素晴らしい。
「温泉=春の水、命の水」。ここでは、「勝手にシンドバッド」ではなく、この季節、ブラジル人にとっての「命の水」をうたったA.C.ジョビンの「三月の水」をあげておきましょう。どうも困ったことに、ボサノバ特集以来、ボサノバが耳について離れません。特にジョビンとエリス・レジーナのうたう「三月の水/Waters of March (Aguas de Marco)」が・・・。
2008年7月には、日本で人気のミュージシャン、「TOKU」、「小沼ようすけ」と共に日本全国ツアーを敢行。2009年12月「Close Your Eyes」をリリース。スイングジャーナル選定【ゴールドディスク】に選ばれる。1998年からの日本でのライブ活動も10年を超え、今まで500回も越える公演や全国ツアーを行い、ワールドワイドに彼女が求めてきたもの。それは「人間のそのままの自由」だという。( ウンサン・オフィシャルサイト より)
スイングジャーナル誌、ゴールド・ディスクを獲得した4作目になるという「Close Your Eyes」。オリジナル2曲を含んで、スタンダードからロックまで彼女の多面的な魅力を味わうことができる。ハスキーにしてスイート、オーガニックにしてブルージー、ガッツにしてメロウ・・・。バックでサポートする日本人ミュージシャンも最高のできばえ。「マイケル・フランクス」のカバー「ヴィヴァルディーズ・ソング」のボサノバ・テイストも秀逸。
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