宵の間の露に咲きそふ あぢさゐの
よひらぞ月の 影にみえける (新撰六帖題和歌六)
球形(たまかた)のまとまりくれば 梅雨の花
あぢさゐは移る 群青の色に (宇都野 研)
「紫陽花」という漢字表記は、「白居易」によるものだという。「白居易」は中唐の詩人、字(あざな)は「白楽天」で、日本ではこちらの名前でよく知られている。「紫陽花」と「あぢさゐ」は違うという説もあるらしいが、「紫陽花」と言う漢字、「あぢさゐ」の風情をよく表わしていると思ったのだろうか、すっかり日本に定着してしまったようだ。
写真は毎年この時期に参るご近所のあじさい寺、源頼光、縁の寺「頼光寺」のあじさゐ。
早いもので、6月ももう終わり。6月の歌といえば、「ムーンライト・セレナーデ/Moonlight Serenade」。何故、6月の曲かといえば、歌詞に「June Night 」という言葉がでてくるからである。この時期、日本では蒸し暑く、寝苦しい夜であるが、アメリカでは結構快適で過ごしやすい夜なのかも知りませんね。
「Moonlight Serenade」は、ジャズのスタンダード・ナンバー。1939年に「グレン・ミラー/Glenn Miller」により作曲されたスウィング・ジャズの代表曲の1つであり、「グレン・ミラー楽団」のバンド・テーマともなっている。後に「ミッチェル・パリッシュ/ Mitchell Parish 」により歌詞が書き加えられ、歌としてもとりあげられる事も多くなった。しかし、この歌に出てくる花は、紫陽花ではなく薔薇ですが ・・・・ 。
【 Moonlight Serenade 】 作詞;Mitchell Parish 作曲;Glenn Miller
「♪ I stand at your gate and the song that I sing is of moonlight
I stand and I wait for the touch of your hand in the June night
The roses are sighing a Moonlight Serenade.
The stars are aglow and tonight how their light sets me dreaming.
My love, do you know that your eyes are like stars brightly beaming?
I bring you and I sing you a Moonlight Serenade
Let us stray till break of day in love’s valley of dreams.
Just you and I, a summer sky, a heavenly breeze kissin’ the trees.
So don’t let me wait, come to me tenderly in the June night.
I stand at your gate and I sing you a song in the moonlight
A love song, my darling, a Moonlight Serenade. ♪」
この端正なスタンダード・ソングを歌う時、歌手は居住まいを正して歌うようである。あのかってのイケイケ娘、「カーリー・サイモン/Carly Simon」もその一人である。ジャケットを見ると、優雅な純白のドレスに身をつつみ、表題曲ほかを低めの声でセクシーに、かつ端正に聞かせてくれる。過激なコスチュームがジャケットの、あのアルバム「Playing Possum」と同一人物とはとても思えないのだが ・・・ 。

ムーンライト・セレナーデ カーリー・サイモン ソニーミュージックエンタテインメント
それでは、聴いてみます? 「カーリー・サイモン」の端正な歌いっぷり、「ムーンライト・セレナーデ」を。
人気JAZZコーラス・グループ「マンハッタン・トランスファー」のメンバーである「シェリル・ベンティーン/Cheryl Bentyne」がソロ名義で吹き込んだJAZZボーカルアルバムがいくつかある。その中で、「TAKE 6」のメンバーらを誘って結成したコーラス・グループ「ザ・ハーモニー」とともに歌うJAZZコーラスの傑作が「ムーンライト・セレナーデ」。冒頭のア・カペラ、「ムーンライト・セレナーデ」は、そのハーモニーの美学、ダイナミクスに聞き惚れてしまう。

ムーンライト・セレナーデ シェリル・ベンティーン&ザ・ハーモニー キングレコード





























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