(写真;ウォーキングの道すがら、あちこちで強力な匂いを放って、存在を主張している「ガマズミ」)
かっての企業戦士の仲間4人で久し振りに食卓を囲んだ。仲間といっても、一人はかっての顧客で、ビルの設備システムの設計者、嘱託からそろそろ完全リタイアしようかという男、一人はライバル会社の技術責任者だった男で、その会社を早期退職後、再就職し、そこもそろそろ定年をむかえる時期にさしかかっている。もう一人は私と同じ会社の同僚で、セールス・エンジニアとして一緒に仕事をした男。そして私。4人は、かってのバブルの時代からその後の厳しい時代にかけて、ビル設備システムの分野で共に生きてきた、仲間というよりも業界の同志というような感覚の連中である。いまから振りかえってみると、「バブルの弊害」が色々取りざたされ、勿論そのとおりであるが、この分野ではバブルだからこそ、新しい試みやチャレンジができたというプラスの面もあったのだ。
こんなにITが普及する以前の時代、コミュニケーション技術、NET技術が、ビルの情報制御や設備のコントロールに欠くべからざる時代が来ると信じて、お互いにぶつかりながらも、エッジな仕事をしてきた仲間。そんなことも懐かしみながら、いま現在の仕事や趣味、暮らしぶりについて話に花が咲いた。マラソンやテニスに充実感を見出したり、この時期鮎つりに山に1週間篭ったり、それぞれに仕事という鎧(よろい)を脱ぎ捨てた男達のすがすがしさがあった。
わたしが、ある事業部門の経営責任者を退いたときも、同じような心の軽さを感じたものである。それまでは、月、4半期、半期、決算期と数字の結果責任に追われていたが、もちろんそれはそれで責任感、遣り甲斐感、達成感はあったが、やはりそのプレッシャーやストレスは渦中にいるときには、気がつかないほどの重さがあったのであろう。脱いだ時にはじめてその鎧の重さに初めて気づいた。そして、その後、企業人生の最晩年に事業部門に再び所属したが、再びあの重い鎧を着て、戦場に立ち向かっていく気迫や気力は残っていなかった。
鳩山さん きっと今頃は、鎧を脱いだ心と体の軽さを感じているでしょう。そして、小沢さんは、間違いなくまだ鎧を脱いでいませんね。一度よろいを脱いでしまったら、再び着るのには難しく、相当の覚悟が必要なことをよく知っているのでしょう。
鎧を脱いだかっての企業戦士の同志たち、定年までしばしの時間を残し、最後の戦いを今まさに戦っている後輩たちに贈る最初の曲は、「ダニー・ハザウェイ/Donny Hathaway」のバラードのカバー「Someday We’ll All Be Free/いつか自由に」。「ケイコ・リー/Keiko Lee」のアルバム「In Essence」からの応援歌である。青春時代に彼女が影響を受けたヒット・ソングを、自らの編曲でカヴァーした2007年、NY録音作。「デヴィッド・サンボーン」、「ランディ・ブレッカー」といったN.Y.の手だれ達の演奏をバックに歌う。
「♪ 自尊心と男らしいプライドを持って/自分のギアで/走り続けるのよ/怖がらないで/もうじき明るい日々がきっと訪れるから ・・・・ ♪」

イン・エッセンス ケイコ・リー / ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
そして、2曲目は、「Freedom Fighters Adadio/自由戦士のためのアダージョ」。JAZZ喫茶のオーナーにして評論家、最近は自身のレーベルから意欲作をリリースしている「寺嶋靖国」氏が、毎年末にリリースしているコンピ・アルバム「Jazz Bar 2009」からである。原盤はミシシッピ出身のピアノ・トリオ「Ronnie Lynn Patterson/Freedom Fighters」である。寺嶋氏の評、「決して指先だけの人ではなく、自分の気持ちをのぞくようにして音楽を表現している。」

JAZZ BAR 2009(紙ジャケット仕様) オムニバス / インディーズ・メーカー

Freedom Fighters Ronnie Lynn Patterson / Zig Zag Territoires
カメルーンに勝った夜に想う ・・・・ 。

































最近のコメント