JAZZYな生活

プレミアムエイジ ジョインブログ

里山の秋

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今年の3月に、「日本の里山百選」にも選ばれ、日本一の里山ともいわれている菊炭の産地で有名な、黒川の里山で、クヌギの苗を2000本を植林した。(参照「炭焼き小屋から(4) ~クヌギ2,000本を植える~」) 

今日はそのクヌギ林の下草刈りに参加した。なにせこの夏の猛暑、多分苗の多くは枯れているのではないかと心配していたが、殆どの苗は枯れずにたくましく成長していた。海外へ行くといつも思うことであるが、日本の山の持つ「保水力」というか、「木をはぐくむ力」はすごいとあらためて感心をした。その一方で、6月の集中豪雨でこの地区を通る国道が崩落していたが、土砂はうまくそれてくれて、クヌギの林は難を逃れていた。
約30人ほどの人数で、生い茂った熊笹、うるし、洋種ヤマゴボウなどを一気に刈る。本当に人手とはありがたいもので見る見るうちに雑草に埋もれていたクヌギの苗が露わになって、予定よりだいぶ早く終わってしまった。

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この夏の猛暑、柿、どんぐり、栗などの実のつき方にも影響が出ているようで、猪も餌を探して、頻繁に里のほうに降りてくるようである。ハイカーなどが餌付けをしたためだろうか、六甲山ではハイカーのリュックサックを猪が襲うなどのニュースを連日報道していた。この黒川の里も例外ではなく、昨日仕掛けた捕獲檻に体重80~90kgはあろうかと思われるオスの猪が捕獲されていた。山でこんなのが襲ってきたらもうお手上げに違いない。里の人の話では、まだ脂のつき方が悪く、食べてもおいしくないそうで、この猪は、猟犬の猪を仕留めるための訓練用にまわすそうである。結構このあたりでも猪を狩るそうで、牡丹鍋のうまい肉は脂がのる11月からのお楽しみのようである。

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クヌギ林にいたる道筋には、もうすぐ収穫期を迎える「能勢栗」がたわわに実り、田の畦には「彼岸花」が真っ赤に咲いている。懐かしい見慣れた日本の秋の景色だ。この彼岸花、地下茎(球根)にはアルカロイドを含み、有毒なので、モグラや野鼠が田を荒らすのを防ぐために畦に植えたようである。また一方で、その球根にはデンプンが含まれているので、水にさらせば食用となるという。そのため、昔は飢饉(ききん)に備えての非常食としての用途もあるので、農家では皆、田んぼのあぜ道に彼岸花を植えたそうである。これは、はるか昔の弥生時代に、稲作稲作とともに伝来し、その普及と一緒に、この彼岸花も日本全国に広がっていった知恵であるという。これは、仲間の先達が語ってくれた話。そんな話を聴きながら里まで戻ったが、途中で見事な「ほうづき」を見つけた。まさに「抱月」、これも懐かしい秋の風景のひとつに違いない。

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どうも最近、年をとったせいか、不思議なことに不意に昔聴いた曲を思い出す。作業を終えてから、風に吹かれていると、理由もなく、なんだかなつかしい歌が頭に浮かんだ。「雨を見たかい/Have You Ever Seen The Rain?」。「クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル/Creedence Clearwater Revival」、略して「CCR」の曲である。1971年のヒット曲。日本ではたしか車のコマーシャルソングとしても使われたと思う。ミディアム・テンポのカントリー調の曲で、よくこの頃ラジオに流れていた。この曲で歌われている「雨」が「ナパーム弾」を意味し、この歌はベトナム戦争への反戦歌であり、それがゆえにアメリカで、放送禁止になったということは後で知った。そんなこととは知らずに、無邪気に「いい曲だ」と思って聴いていた青春の思い出の歌のひとつ。



C.C.R. クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル  クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル / ビクターエンタテインメント

「Have You Ever Seen The Rain?」。 たくさんYOUTUBEにアップされているので、どの動画にしようと迷ったが、当時はそうとはまったく知らなかったが、反戦歌としてのリアリティがあるこの動画を結局選んだ。そう思ってみると、歌の景色ががらっと変わる ・・・。
 

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秋のアイテム増えてます

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ウォーキングをしながら、昼飯は蕎麦にしようと、久しぶりに団地内にある蕎麦屋に立ち寄った。この蕎麦屋、半年ほど前にオープンしたのだが、石臼挽きの蕎麦粉による手打ちが結構美味いので、我が「贔屓の蕎麦屋」のリストに入ったのである。定番の「せいろ蕎麦」を注文したが、もって来た店主が、「新蕎麦です」というではないか。そろそろ季節かなと期待はしていたのだが、あらためて「ああ、そんな季節なった」と実感して、新蕎麦の薫りと味を楽しんだ。聞けば、先週あたりから週替わりで、各地の新蕎麦を出しているという。蕎麦好きである私が迂闊なことに知らなかったのであるが、新蕎麦の収穫地は、北海道に始まり、北から秋田、福島、栃木と徐々に南下してくるそうである。この日の新蕎麦は「秋田」産であったが、「来週あたりは福島産なのでまたぜひどうぞ」といわれてしまった。身近な美味しい「秋のアイテム」がまたひとつ増えたのだ。

蕎麦を食い終えて、ウォーキングを続ける道筋には、この猛暑の夏、もうへきへきするくらい見た「炎天の花」、百日紅、むくげ、ノウゼンカズラなどに替わって、萩、彼岸花、コスモスなどが目立つように咲き出した。これらももちろん美しい「秋のアイテム」 ・・・ 。

「さだまさし」が作詞作曲し、「山口百恵」が歌った日本歌謡の名曲「秋桜(コスモス)」。この曲もまた、いくつかのJAZZバージョンでカバーされている。「ケイコ・リー/Keiko Lee」もその一人。国内人気No.1ジャズ・ヴォーカリスト、ケイコ・リーの「ポップ・サイド」にスポットを当てたアルバム。



アナザー・サイド・オブ・ケイコ・リー  ケイコ・リー / ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル

上のアルバムでは英語バージョンで歌っているが、YOUTUBEは、多分アルバム「Voices Again」からの日本語バージョンの「秋桜」

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新聞紙上やインターネット上での選曲のリクエスト・キャンペーンで収録曲を公募し、約3,000曲に及ぶリクエストの中から、選りすぐりの12曲を選び抜いたという、おなじみの人気トリオ、「ヨーロピアン・ジャズ・トリオ/Europian Jazz Trio」の「ジャパネスク~日本の詩情/Japanesqe」から。


 
ジャパネスク~日本の詩情  ヨーロピアン・ジャズ・トリオ / M&I Company,LTD.(PC)(M)

 

 

ロケット発射 !

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我々が山遊びのフィールドとしている里山公園を同じように活動の場としているお隣のクラブからの要請で、今日はペットボトル・ロケットづくりのお手伝いに一日を過ごした。事前に申し込みをした7家族20名ほどが集まって、午前中はロケット作り、午後は打ち上げ遊び。我々はそのお手伝い。ご存知の方も多いと思うが、ペットボトルと侮るなかれ、このロケット、かなりの大迫力で優に100mは飛ぶのである。どの家族もこのときばかりはお父さんが見事なリーダーシップを発揮して、「父権回復」の達成が図られるのである。何回も何回もと100回をはるかに超える打ち上げをしたと思うが、さわやかな気候になった最初の休日のため、公園に遊びに来ていた一般の子供達、家族も一緒になり、いつまでも驚きと喜びの大歓声が響いていた。

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子供たちにとっては、ロケット、宇宙飛行士はいつの時代も憧れの的。私の子どもの頃は米ソの宇宙競争の真っ只中、同じような憧れを抱いていたものである。ライカ犬、ガガーリン宇宙飛行士、「地球は青かった」、糸川英夫氏のペンシル・ロケット、アポロ計画なんて懐かしい記憶である。ケネディ宇宙センターから飛び立ったニール・アームストロング船長らのアポロ11号が月面に着陸したのは、1969年7月16日、入社したその年のことであり、配属先の研究所のほぼ全員が仕事を中断し、はるか月から送られてくるその生中継の映像に感嘆の声を上げながら見入っていたのである。最近の若田光一氏、野口聡一氏、山崎直子氏ら日本人宇宙飛行士の活躍を見ると、今の子ども達にとっては、かなわぬ夢ではなく、努力すればかなうかもしれない夢にまで近づいてきているのではないだろうか。

アポロ11号に胸躍らせた日から相当年数経ったころの話であるが、フロリダ州、オーランドでの会議が一日時間があいていたので、わくわくと胸躍らせながら、「ケネディ宇宙センター」を訪問したことがある。スペース・シャトルの打ち上げでおなじみの場所。ロケットの打ち上げに現実の施設として使われている一方で、テーマパークにもなっていて、そこでは過去に使われたロケット、指令船、スペース・シャトルなどの実物が展示され、また実際に使われるスペースシャトルの組み立て格納庫、発射台を遠くではあるが、見えるところまで近づけるのだ。すっかり子どものように感激したことを思い出した。写真は、そのときに求めた絵葉書である。

1969年にアポロ11号が月面着陸に成功したあと、9機のロケットが月へと飛び立ち、12人が月面を歩いた。月面に降り立った彼らが何を感じ、何を見たのか。宇宙飛行士たちの証言と共に綴った壮大なドキュメンタリー映画、「ザ・ムーン」。月面着陸NASA陰謀説に対抗してNASAがだした回答でもあるようだ。



ザ・ムーン スペシャル・エディション [DVD]  角川エンタテインメント

「宇宙飛行士」といえば、「バーデン・パウエル/Baden Powell」の曲、「宇宙飛行士/O Astronauta」をあげておきましょうか。圧倒的な個性とそのギターの超絶技巧で聴かせてくれる。ボサノバの詩人「ヴィニシウス・デ・モラエス/Vinicius de Moraes」と 「Baden Powell」の手になる宇宙飛行士讃歌のサンバ。  



トリステーザ・オン・ギター  バーデン・パウエル / ユニバーサルミュージック

 

 

路傍の花、樹々の鳥 (9) ~南京黄櫨~

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いつものようにウォーキングをしていると「南京黄櫨(なんきんはぜ)」が爆(は)ぜているのに気づいた。あまりめだたない木であるが、注意深く見ると、庭木、街路樹、公園樹として結構植えられている。秋、少し三角のかかった球形でやや青みがかった黒い実、蒴果(さっか)が熟すと、中から白い3個の種子が出てくる。この種子は木から落ちることなく、紅葉期から落葉後まで、いつまでも木にとどまっているので白い星を散らしたように見える。秋が深まるにつれ、そんな光景がこれからウォーキングの道筋でも見ることができるのである。そして、 この種子からは、烏臼油(うきゅうゆ)という油が採れるが、これは、石鹸・蝋燭(ろうそく)の原料、腫物、皮膚病などに効く薬として用いられるようである。ナンキンハゼの名の由来は、ハゼノキの代わりに蝋(ろう)をとる材料として使われるようになった中国原産の木の意味である。

見上げると今日はクリアな月が昇っていた。秋の夜の「名月JAZZシリーズ」の第2弾は、「月と砂/Moon And Sand」。クラシックの作曲家「アレック・ワイルダー/Alec Wilder」と、彼と40年間に渡ってコンビを組んだ作詞家、「ウィリアム・エングヴィック/William Engvick」の1941年の作品。

ワイルダーは、ボストンの銀行家の跡取り息子でありながら、家とは縁を切りニューヨークに飛び出して、音楽の道に進み、クラシックやミュージカルの作曲に一生を捧げた。変人中の変人だったらしく、人付き合いが嫌い、家を持たず、生活もホテル住まい、ずっと独身で気ままな生活を通したらしい。彼と長年のコンビを組み、この曲を作詞したエングヴィックも変わり者だったらしく、ワイルダーの曲にしか詩を付けていないという。

【 Moon And Sand 】   作詞;William Engvick  作曲;Alec Wilder

「♪ Deep is the midnight sea,      真夜中の海は深く、
   Warm is the fragrant night,     薫り立つ夜は温い、
   Sweet are your lips to me      重ねた君の唇は甘く、
   Soft as the moon and sand.    今宵の月や砂と同じほど柔らかい。

   Oh, when shall we meet agin?  いつまた逢おうか?
   When the night has left us     夜が僕らを置き去りしたとしても、
   Will the spell remain?         この恋の呪文は残っているのかい?

   Those waves invade the shore,  浜辺に寄せる波、
   Though we may kiss no more    これが最後の口づけになったとしても、
   Night is at our command,       夜は僕達のもの、
   Moon and sand               月も、砂も
   And the magic of love.          そしてこの恋の魔法も。 ♪」

「チェット・ベイカー/Chet Baker」の死後、製作公開された彼の生涯を描いたドキュメンタリー映画がある。チェットにほれ込んだファッション・カメラマンとしても有名な写真家「ブルース・ウェーバー/Bruce Weber」が私費を投じ、自ら監督・製作したドキュメンタリー映画、「LET’S GET LOST」 (1988年製作、89年公開)である。この映画のサントラで、実質的には最後のスタジオ録音といえるアルバム「Let’S Get Lost」に収められた「Moon And Sand」。録音は1987年。



Let’S Get Lost  Chet Baker / RCA Victor Europe

正真正銘の悪(ワル)、「チェット・ベーカー」が歌う「Moon And Sand」。 まるで痺れ薬のようにその毒に酔い痴れてしまうかもしれない。

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「ジム・ホール/Jim Hall」と並んで好きなギタリスト「ケニー・バレル/Kenny Burrell」が、リラックスしてムーディーなアコースティック・ギターを奏でる。



ムーン・アンド・サンド  ケニー・バレル / ビクターエンタテインメント

 

 

秋モード、雨モード

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わずか一日の短期間の間に、これだけ気候が変わるものか。朝から雷鳴と豪雨。山遊びに出かけるために、車のキーを入れたら、カー・エアコンは暖房モードになっていた。外気温は18℃。夏から一気に秋モードになったのだ。

フィールドに着いても、少し収まったものの、雨はまだ降り続いている。集まった仲間は私も含め、今日は二人だけ。まっ、こんなこともあるもんだ。作業部屋で、来週クヌギ林の下草刈りで使う「鎌」を研ぎ、早々に切り上げて家へ戻った。少し冷えた体を熱いコーヒーで暖めながら、久しぶりにゆったりとした気分で、猛暑では聴く気分にもならなかった「美メロJAZZ」を聴いた。多分、来週からは少しピッチを上げて、炭焼用の薪を伐らねばならないだろう。

 

イタリア・フィレツェが生んだJAZZピアニスト、「アレッサンドロ・ガラティ/Alessandro Galati」。旧友のベーシスト、「アレス・タヴォラッツィ/Ares Tavolazzi」を迎えてのデュオ・アルバム「イマジネリー/Imaginerie」。そして、ソロ・ピアノ、本邦デビュー盤の「All Alone」。多分「ビル・エバンス」や「エンリコ・ピエラヌンツィ」などの影響をおおく受けていると思われるが、これからの季節、休日などにゆったりとした気分で本などを読みながら、聴くにはおすすめの一枚。
 

Imaginerie  アレッサンドロ・ガラティ / BLUE GLEAM



オール・アローン  アレッサンドロ・ガラティ / BLUE GLEAM

こんな「美メロ」です。 「Broken toy – Lil’ Sophia」を、アルバム「オール・アローン」から。

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一日早いお月見

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22日は「十五夜」である。この「十五夜」の月を鑑賞する風習は、中国から日本に伝わったものである。私もお目にかかったことがあるが、いまでも中国では、この日には「月餅(げっぺい)」などで盛大にお祝いをしている。古来、旧暦8月15日と旧暦9月13日に月を鑑賞する夜のことを、「お月見」といい、前者を「十五夜(じゅうごや)」、後者を「十三夜(じゅうさんや)」と呼んできた。そして特に、「十五夜」の月を「中秋の名月」と呼んで、お団子や薄を飾って月見を楽しんできたのである。

薄(ススキ)の穂は動物の尾に見立てられ、「尾花」とも呼ばれることもあり、「山上憶良(やまのうえのおくら)」が万葉集で、「萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花(おみなえし) また藤袴 朝顔の花」(巻八 1538)と詠んだように「秋の七草」の一つに数えられている。そんなことから、秋を代表する草花として、十五夜の月見には、ハギとともにススキを飾ることが多いという。

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(砥峰高原のすすき)

我が家でもススキを飾ろうとご近所を探したが、どうしたことか、ススキが見当たらないのである。かっては、河原、土手、空き地、いたるところで見られたススキであるのに。ようやく見つけることができたが、ススキそのものが住宅地では殆ど目に付かないくらい少なくなったこと、またあっても、まだ穂が出ていないなど、何か、今年の猛暑や環境変化の影響であろうか、ススキが少なくなったことへの疑問が残る。

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(曽爾高原のすすき)    

ススキの名所。関東なれば、箱根・仙石原高原あたりであろうが、関西にも全山一面のすすきという名所がいくつかある。いづれも2、3年前に行ったところである。結構人出があったが、背丈ほどもある薄に人はすっかり埋もれ隠れてしまい、秋の日の光と影とススキが織りなすモノトーンに近い景色から感じられるある種のすがすがしさと寂寥感にすっかり魅せられてしまった。まず、兵庫県神崎郡神河町、砥峰高原(とのみねこうげん)。ここは、2010年公開予定の「村上春樹」原作の映画「ノルウェイの森」の主要な撮影地でもあるという。そして、もう一箇所は奈良県宇陀郡の曽爾高原(そにこうげん)。いずれも、山ひとつがすべて薄に覆われている不思議な静けさに満ちた光景であった。(写真はwikipediaより)

さあ、今夜(21日)は、満月に近い月が昇った。どうも22日の天気予報は芳しくないので、どうやら中秋の名月は拝めないようである。しからば、一日早いお月見でもしましょうか ・・・・ 。さて、曲は何にしましょうか。「Fly Me To The Moon」、「Moon River」などではなどはあまりにも月並みだし ・・・ 。

わがJAZZミューズの一人、「カサンドラ・ウィルソン/Cassandra Wilson」の「ハーベスト・ムーン/Harvest Moon」を選んでみました。アルバムは彼女の最高傑作「ニュー・ムーン・ドーター/New Moon Daugter」から。本アルバムは、オリジナルが5曲で、ほかに「U2」、「サン・ハウス」、「ハンク・ウィリアムス」、「ニール・ヤング」、さらには「モンキーズ」のヒット曲まで取り上げているが、すべてが見事に彼女の世界に仕立て上げられている。私が、「現代の千手観音」という敬称を捧げる所以(ゆえん)である。曲は、「ハーベスト・ムーン/Harvest Moon」、オリジナルは、シンガー・ソングライター「ニール・ヤング/Neil Young」であるが、このリリカルでロマンチックな詩を彼女は多彩な楽器とともに、幻想的に歌う。訳詩は不要でしょう。始まった秋の夜、中秋の名月にカップルで聴くなんかいいかもしれません。

「♪ Come a little bit closer    Hear what I have to say
   Just like children sleepin’    We could dream this night away.

  But there’s a full moon risin’  Let’s go dancin’ in the light
  We know where the music’s playin’  Let’s go out and feel the night.

  Because I’m still in love with you  I want to see you dance again
  Because I’m still in love with you   On this harvest moon. 

             ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・     (作詞作曲;Neil Young)  ♪」



ニュー・ムーン・ドーター  カサンドラ・ウィルソン東芝EMI

一度ライブで聴いてみたいと思っている歌手の一人、「Cassandra Wilson」。では、LIVEで「Harvest Moon」を。

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祝・ご長寿JAZZトリオ

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今日、9月20日は「敬老の日」。

今朝の朝日新聞(大阪)を開いたら、こんな記事が載っていた。 「ジャズトリオ、合計233歳の調べ 死ぬまで現役」という記事である。

半世紀以上、関西JAZZ界を引っ張ってきた84歳の鍋島直昶(なおてる)、ヴィブラフォン。関西を代表するJAZZピアニスト、76歳の大塚善章、ピアノ。大御所ベーシスト、73歳の宮本直介よる平均年齢77.6歳のトリオ「ゴールデン・シニア・トリオ」である。2年前に結成し、「死ぬまで現役」を合言葉に熱いステージを展開している。「いつ死ぬかわからない世代だから、一回一回が真剣勝負」と語るベースの「宮本直介」氏の言葉に感じ入る。お三方の演奏は別々に何回か見たことがあるが、このトリオでの演奏はまだ聴いたことがない。ベースの大御所「宮本直介」氏はこの8月に行われた、猪名川運動公園での野外JAZZフェスでも若手と競演、元気な姿を見せていた。いやあ、ぜひがんばってほしいものである。

老いてもますます健在な「ご長寿JAZZピアニスト」のことをこのブログで書いたことがある。(参照「もしもピアノが弾けたなら(2) ご長寿ピアニスト 」「同 (3)」

平均年齢77.6歳の「ゴールデン・シニア・トリオ」。ブログで取り上げたご長寿ピアニストからすればまだまだ。もっとももっと元気でアグレッシブな演奏を聞かせてくれると期待しよう。

そして、「エディ・ヒギンズ」、「ハンク・ジョーンズ」と相次いで逝ってしまったが、せめて「ジーン・ディノヴィ/Gene DeNovi」はもっと長生きをして、これからも私の耳を楽しませてほしいと思うのだが ・・・・ 。

華麗にして踊るようなタッチ、流れるような指使いから紡ぎ出される旋律。そして甘美な艶と甘さ。とても82歳の爺さんのタッチとは思われない色気。「ジーン・ディノヴィ」のアルバム2枚。



ゴールデン・イヤリング  ジーン・ディノヴィ / エムアンドアイカンパニー
 


ソー・イン・ラヴ  ジーン・ディノヴィ / エムアンドアイカンパニー

 

 

Fields Of Gold

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能勢・長谷(ながたに)の棚田。 陽気に誘われ、稲刈りが始まった長谷の棚田を訪れてみた。

前回訪れた田植えのころとはまた違って、田毎の黄金色の稲穂が風になびく景色はやはり美しい。刈った稲を天日に干す「稲木干し」も久しぶりに見た。子供のころ、農家ではなかったが、我が家の近くでは、稲木干しは秋になるといつも見る光景であった。小学生の頃、稲刈りした後の田んぼに全校の児童が総出して、「蝗(いなご)」を捕ったものである。捕ったイナゴは佃煮業者に売って、オルガンや運動用具を買ったのであった。そんな貧しい時代の記憶も懐かしい。

猪除けの電柵に気をつけながら、前回と同じように、畦道に腰を掛け、おにぎりをほうばる。棚田、稲の香り、稲木、コンバイン、藁葺き屋根、栗林、ゆっくりと空を舞う鷲 ・・・ 。この開放感、五感に響いてくるすべてが心地よい。

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聞こえるのは風の音。その音に混じって遠くからはコンバインや秋の虫の音も。

ゆっくりと歩く山道の傍らには、よくお金を稼いでくれるところから、昔から、銀寄(ぎんよせ)ともいわれるこの地の名産、大粒の「能勢栗」が、もう野球のボールくらいの大きさに実っている。今年は栗も豊作の様である。  

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栽培をしているわけはないと思うが、可憐な花をつけている「葛(くず)」の生い茂る斜面を抜け、杉木立の中に涼を感じながらゆっくりと20分ほど登ると、もうそこは「才の神(サイノカミ)峠」である。峠を越すと猪名川町であるが、この峠には「右ふたすじは山道長谷村 たには銀山ありま ・・・・ 」という寛文11年(1671年)八月の銘の刻まれた道標が置かれている。

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長谷の里の背後のある「三草山」の古名は、「美奴売山(みぬめやま)」といい、神功(じんぐう)皇后の三韓遠征に使った船の船材をこのあたりから調達したという伝説も残っているらしい。「才の神峠」は「三草山」の西麓にある峠で古来から交通の要衝であり、「源平一の谷合戦」などの所縁の峠でもあった。道標の傍らには、旅人の無事を祈願したであろう、安政二年(1855年)の銘が刻まれた法華石塔が、ひっそりと置かれている。 
 
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この「才の神峠」の道標まで歩き、杉木立、クヌギ林の里山をくだり、長谷の里まで引き返した。日の影が長くなり、陰影のコントラストがくっきりとして、里山には秋の気配が色濃く漂う。途中の棚田では、老夫婦がコンバインを操作して、稲刈りをしていた。我々はハイキング気分で棚田歩きを楽しんでいるが、この棚田で農業を続けていくには相当な苦労もあることも容易に察せられる。数日前に見た韓国映画「牛の鈴音」に思いがかぶってしまった。

里への下り道には、気がつくとあの赤い色が際立つ、彼岸花がもう咲き始めていた。
はじまった里の秋 ・・・・ 。

「牛の鈴音」。年老いた農夫と牛の暮らしを温かな眼差しで見詰めた感動のドキュメンタリー。40年も生きる老いぼれ牛と共に働いていた農夫・チェ爺さん。誰もが耕作機械を使うのに、頑固なお爺さんは牛と働き、牛が食べる草の為に農薬もまくこともしない。ところがチェ爺さんは獣医から「牛は今年の冬を越すことができない」と告げられる … 。オリジナルのタイトルの意味は「OLD PARTNER」だという、2009年公開の韓国映画。


牛の鈴音(うしのすずおと) [DVD]  バップ

そして、曲はもうこれでしょう。「Fields Of Gold」。オリジナルは「スティング/Sting」の曲であるが、私は、「エヴァ・キャシディ/Eva Cassidy」の歌を聴いて、この曲を知り、好きになった。「Sting」の原曲とは、歌い方も違うし、微妙に異なる歌詞になっているが、彼女のヴァージョンの方が雰囲気や思いはよく出ていると思う。

【 Fields Of Gold 】  作詞作曲;Sting

「♪ You’ll remember me when the west wind moves 
   among the fields of barley
   You can tell the sun in his jealous sky 
   when we walked in fields of gold
     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   大麦畑を西風が吹いたら
   私のことを思い出してください
   嫉妬深い空に輝く太陽に語りかけてください
   黄金色に輝く草原を私と歩いた時のことを
     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・      ♪」

いまや伝説的ともなった「Blues Alley」でのライブアルバムから ・・・ 。



Live at Blues Alley  Eva CassidyEva Music

アルバムのなかでも彼女の「Fields Of Gold」はひときわ輝いている。

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4 bars ~JAZZ的コミュニケーション~

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JAZZ用語に「フォー・バース」という言葉がある。「four bars、4 bars」の事で4小節と言う意味である。JAZZで「フォー・バース」というときば、 ふたり(またはそれ以上)のプレイヤーが、4小節のアドリブを交互に繰り返す掛け合い演奏ことをいう。「チェイス/chase」と言う場合もあるが、同じ意味である。そして、8小節ごとにアドリブをチェンジすることは「エイト・バース/8 bars」という。JAZZミュージシャンがよくやるアドリブの形式なので、JAZZクラブなどへ足を運べば、多分「4 bars」にお目にかかれるでしょう。

JAZZは、音階、和音、楽譜、楽器などを持つヨーロッパ音楽と、「ブルーノート(E♭、B♭)」とよばれる独特の音を持つアフリカ音楽が、新大陸アメリカで出会い、融合し、新しい音楽である「ブルース」や「JAZZ」を生み出していったことはよく知られている。JAZZの誕生には、それらに加え、デキーシーランド・バンド、ラグタイム・ピアノなど、アメリカで固有に発展した黒人音楽が影響を与えた結果、いまのスタイルに近いJAZZになっていったといわれている。

JAZZがもっともJAZZらしいとされる特徴は、「インプロヴィゼーション/improvisation」、すなわち「アドリブ/ad lib」、「即興演奏」にあるが、これは労働者としてアフリカからつれてこられた奴隷達が歌った労働歌にその根源があるという説もある。「呼びかけ/Call」とそれに対する「応え/Response」である。アドリブの応酬や、「フォー・バース」を聴くとそんな説も正しく思えてくる。

プレイヤーがそのとき抱いているコンセプトや気分から「Call」が始まるのであるが、曲想、旋律、コード、リズム、スピード、そして何よりも、4小節という制約の中で、最高の自己表現という「アドリブ=Call & Response」が自由でかつ多様に展開される。そう考えると、この「フォー・バース」は、一般的なコミュニケーションの基本とも思えるのだがどうだろうか。喧嘩や論争も一種のコミュニケーションであるからして、おのずから一定のルールが必要であるが、最近のいろいろな事件を見ていると、NET社会になってコミュニケーションのツールは驚異的に進歩したが、ツールに頼るあまり、直のコミュニケーションがだんだん苦手となり、しかも基本のルールを守ることができなくなっているのではないかと感ずることがある。

なかなか本音や批判などは書きにくいとは思うが、読者からの批判も含むコメントも期待をして、今日もブログを書き続けている私ではある。。

どんな極めつけの「4bars」の演奏があるかって? すぐには思いつかないが、ドラマーである「ロイ・ヘインズ/Roy Haynes」のリーダーになる名盤「WE THREE」などか ・・・。6曲目に収録された「Tadd’s Delight」などは記憶に残っている名「4bars」である。「フィニアス・ニューボーン/Phineas Newborn」のスピーディなピアノ・ソロや、「ポールチェンバース/Paul Chambers(b)」を加えた三人による白熱の「4 bars change」がすばらしい。
 


ウィ・スリー  ロイ・ヘインズ / ユニバーサル ミュージック クラシック

新しい仲間達

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今日も山へ入って、ヒサカキ、ソヨゴ、リョウブ、アセビなど雑木の伐採。先日は、クヌギ林の急斜面で下草刈りを行った。月一の例会の日なので参加人数も多く、下草刈りは、予定より幾分早く終わってしまった。人手のありがたさをつくづくと感じる。私が、里山保全のボランティアに参加するようになって10ヶ月ほど経った。里山の維持を目的とする同じような集まりは、北摂地方にいくつもあるが、私の属している会は会員40人程度、70過ぎの大先輩から親と来ている家族会員の小学生、3歳児まで幅広い層の集まりである。簡単な会則はあるものも、行事参加も一切自由、経歴や職業なども勿論一切不問、里山保全へのボランティアへの意思だけが必要とされ、それぞれが山作業や山遊びを楽しんでいる。

自然への興味が高じて、商社マンから今は大学の講師に転じ、みんなから「先生」とある種の敬意を込めて呼ばれている人。退職後は東南アジアでのバイオ燃料のプラント作りに情熱を燃やしている油のプロ。猪名川の環境保全に取り組んでいる人。石油缶でピザを焼く名人、火熾し名人、炭焼き名人、木削り名人、野草料理の達人、チェンソーを扱わせたらプロ並みの人など ・・・ 。川魚や虫の生態に関する知識では大人もかなわない中学生もいる。会員の殆どはなにかわからないことがあると必ず彼に聞くのである。企業の技術者として会社一辺倒の生活を送ってきた私にとっては、まぶしいくらい素敵な技能、知識、ノウハウを持った人達である。こんなノウハウを持っていれば、どんな状況でもサバイバルしていけるのではと思わせるほど。彼らは、日常は思い思いの活動をし、例会には集まってきて、クラブの里山の維持活動をする。そして、自分の持っている情報やノウハウは惜しげもなく、お互いに伝授し、教えてくれるのである。

私はクヌギ林を手入れをするグループで毎週活動をしているが、メンバーの職業や経歴などはまったく知らないし、それを尋ねる人もいない。問わず語りの言葉から推測すると、メンバーの殆どは、平日の時間が自由に使える定年退職者、早期退職者と思われる。彼ら先達から、里山に関する知識や作業の仕方、道具の使い方を教えてもらっているが、だからといって何か上下の関係や意識が生まれることもなく、まったくのフラットな関係なのである。

定年退職後、自由人たらんと心に決めた私に、この新しい仲間達との関係が極めて心地よいのです。もう、「××競争」などという頚木(くびき)や枷(かせ)などはまったく関心もないし、ましてやそれに追い掛け回されるなど、真っ平ごめんなのです。

この山で遊び、学ぼうと、今日もまた待ちかねたように山に入るのである。夜半の豪雨から一転、快晴の空には、夏の戻りを思わせるような入道雲がむくむくと湧いていた。

自由でありたい人贈る曲は「Born Free」。映画「野生のエルザ」の主題歌。歌うは「マット・モンロー/Matt Monro」。 



Born Free  Matt Monro / Performance

一時、「アンディ・ウィリアムス」と人気を二分した、朗々たる正統派男性歌手「マット・モンロー」の歌唱「Born Free」。
 

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ワイルドでありたい人に贈る歌は、「Born To Be Wild/ワイルドで行こう」。映画「イージー・ライダー」のオープニング・テーマでもあった。歌うは「ステッペン・ウルフ/Steppenwolf」。
 


Steppenwolf (BORN TO BE WILD)  Steppenwolf / MCA

「ワイルドで行こう」。 「イージー・ライダー」のオープニング・シーンとともに ・・・ 。
 

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