今日も山へ入って、ヒサカキ、ソヨゴ、リョウブ、アセビなど雑木の伐採。先日は、クヌギ林の急斜面で下草刈りを行った。月一の例会の日なので参加人数も多く、下草刈りは、予定より幾分早く終わってしまった。人手のありがたさをつくづくと感じる。私が、里山保全のボランティアに参加するようになって10ヶ月ほど経った。里山の維持を目的とする同じような集まりは、北摂地方にいくつもあるが、私の属している会は会員40人程度、70過ぎの大先輩から親と来ている家族会員の小学生、3歳児まで幅広い層の集まりである。簡単な会則はあるものも、行事参加も一切自由、経歴や職業なども勿論一切不問、里山保全へのボランティアへの意思だけが必要とされ、それぞれが山作業や山遊びを楽しんでいる。
自然への興味が高じて、商社マンから今は大学の講師に転じ、みんなから「先生」とある種の敬意を込めて呼ばれている人。退職後は東南アジアでのバイオ燃料のプラント作りに情熱を燃やしている油のプロ。猪名川の環境保全に取り組んでいる人。石油缶でピザを焼く名人、火熾し名人、炭焼き名人、木削り名人、野草料理の達人、チェンソーを扱わせたらプロ並みの人など ・・・ 。川魚や虫の生態に関する知識では大人もかなわない中学生もいる。会員の殆どはなにかわからないことがあると必ず彼に聞くのである。企業の技術者として会社一辺倒の生活を送ってきた私にとっては、まぶしいくらい素敵な技能、知識、ノウハウを持った人達である。こんなノウハウを持っていれば、どんな状況でもサバイバルしていけるのではと思わせるほど。彼らは、日常は思い思いの活動をし、例会には集まってきて、クラブの里山の維持活動をする。そして、自分の持っている情報やノウハウは惜しげもなく、お互いに伝授し、教えてくれるのである。
私はクヌギ林を手入れをするグループで毎週活動をしているが、メンバーの職業や経歴などはまったく知らないし、それを尋ねる人もいない。問わず語りの言葉から推測すると、メンバーの殆どは、平日の時間が自由に使える定年退職者、早期退職者と思われる。彼ら先達から、里山に関する知識や作業の仕方、道具の使い方を教えてもらっているが、だからといって何か上下の関係や意識が生まれることもなく、まったくのフラットな関係なのである。
定年退職後、自由人たらんと心に決めた私に、この新しい仲間達との関係が極めて心地よいのです。もう、「××競争」などという頚木(くびき)や枷(かせ)などはまったく関心もないし、ましてやそれに追い掛け回されるなど、真っ平ごめんなのです。
この山で遊び、学ぼうと、今日もまた待ちかねたように山に入るのである。夜半の豪雨から一転、快晴の空には、夏の戻りを思わせるような入道雲がむくむくと湧いていた。
自由でありたい人贈る曲は「Born Free」。映画「野生のエルザ」の主題歌。歌うは「マット・モンロー/Matt Monro」。

Born Free Matt Monro / Performance
一時、「アンディ・ウィリアムス」と人気を二分した、朗々たる正統派男性歌手「マット・モンロー」の歌唱「Born Free」。
ワイルドでありたい人に贈る歌は、「Born To Be Wild/ワイルドで行こう」。映画「イージー・ライダー」のオープニング・テーマでもあった。歌うは「ステッペン・ウルフ/Steppenwolf」。

Steppenwolf (BORN TO BE WILD) Steppenwolf / MCA
「ワイルドで行こう」。 「イージー・ライダー」のオープニング・シーンとともに ・・・ 。
