JAZZYな生活

プレミアムエイジ ジョインブログ

蕎麦屋でっせ ・・・

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前回、信州生まれが故、私のソウル・フードは蕎麦であることを書いたが、今回はその続編。

関西の会社に入社して10年ぐらい経ったころから、「何が何でも蕎麦一辺倒」の私がちょっと変わってきたのである。会社の社員食堂の蕎麦に、いまいちなじめない私が、何気なく食べたのが、それまで社食では食べたことのなかった「きつねうどん」。当時の値段は覚えていないが、2006年の退職時でもそれは160円であったから、相当安い値段であったろう。 これが意外や意外、結構美味かったのである。大阪は「粉もんの街」。お好み焼き、たこ焼きの店は、どこの駅前、商店街にも必ずあって、これがまず当たり外れなく美味いのである。それと同じく「うどん」もそうであることに気がついたのだ。入社10年といえば、関西の薄味にちょうど馴染んできたころである。もちろん、蕎麦優位であることには今も変わりはないが、鰹出汁に、腰のしっかりした太目の麺、大きな油揚げが一枚。うどんも好物のリストに加わったのである。それからは、「きつね!」 と頼むことも多くなっていった。「うどん」、まさに大阪庶民の味。私が知っている限り、「蕎麦屋」のように、一部の通だけを相手にするような、妙に高級ぶった店は皆無であるのもうれしい。 

ところで、関西(大阪?)で「きつね」といえば「きつねうどん」、「たぬき」といえば「たぬきそば」のことであり、麺の違いだけで、いずれも油揚げがのっている。そして、関西には、「きつねそば」や「たぬきうどん」は存在しないのである。こと「うどん・蕎麦」に関していえば、ここが「たぬきうどん」と「きつねそば」が存在する関東とは決定的に違うのである。このことは結構有名で、そのいわれについても諸説あるようである。関西でも京都はまた別格で京都には奥深い京都の食文化が、うどん・蕎麦に関してもあるようだ。

そう、冒頭の写真は近所の蕎麦屋の店先。「うどん屋ではおまへん、蕎麦屋でっせ」という店主の多分しゃれなのであろう。

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それと、関西では、いろんな地方の郷土色豊かな「うどん」が食べられることも大きな魅力のひとつ。何年か前に家の近くに店ができたため、大好物のひとつになった四国を代表する「讃岐うどん」。そして、秋田の「稲庭うどん」、これはもう、うどんといっていい「沖縄そば」。うどんと一緒にすると名古屋の人に怒られそうだが、平麺の食感が魅力の「名古屋きしめん」。真冬、新幹線を待つ間、名古屋駅でよく啜ったものである。冬といえば、「カレーうどん」は外せない。これが旨い店も枚挙にいとわず、専門のグルメ本もあるくらいである。「釜揚げ」もはずせないうどんのひとつ。

そして、「ささめうどん」。写真は、近くの能勢街道、池田にある、創業元治元年(1864年)のうどん屋さん「吾妻(あづま)」。ここの名物の「ささめうどん」がめっぽう美味いのだ。細めのうどんに刻んだ油揚げとあんかけ。冬の寒い日に体を温めるには最高。その昔も街道を行き来する旅人たちの疲れや飢えを癒したのであろう。

さて、毎週、欠かさず見ている関西ローカルの人気番組に高視聴率、長寿を誇る「探偵ナイトスクープ」(朝日放送制作)という番組がある。「きつね」と「たぬき」の話に戻るが、かって関西の「きつねうどん&たぬきそば」文化は地理的にどこまで及んでいるのかということを、この番組で調べたことがある。その結果、記憶は定かでないが、岐阜・養老あたりがその境界線だったような気がする。その「探偵ナイトスクープ」が調べた同種の「大阪アホvs東京バカ、境界線はどこ?」という「全国アホ・バカ分布」言葉調査。下手なミステリーなどより面白いこと請け合いである。



全国アホ・バカ分布考―はるかなる言葉の旅路 (新潮文庫)  松本 修 / 新潮社

ラーメンなら「伊丹十三」監督「たんぽぽ」、うどんなら「本広克行」監督「UDON」という薀蓄(うんちく)的傑作映画があるが、これほど蕎麦について薀蓄を語る人が多い中で、蕎麦を主題にした映画を、いまだ私は寡聞にして知らないのだが ・・・ 。



タンポポ [DVD]  ジェネオン エンタテインメント



UDON スタンダード・エディション [DVD]  ポニーキャニオン

うどん、そばに限らず、関西・関東で食文化にはいくつか違いがある。太刀魚、鱧(はも)、サゴシなどを食することは関西に来て初めて知ったし、雑煮、すき焼きの割り下、うなぎの焼き方など関西・関東での違いに驚きもし、感心したこともある。妻も関東出身であるが、そんな東西カルチャーの違いを快く受け止め、楽しんでいる。

さあ、東西にちなんで、「East Of The Sun (And West Of The Moon)」。1943年、ブルックス・バウマン作詞作曲のスタンダード。「太陽の東では蕎麦を、月の西でうどんを食べましょう」という歌ではありません。「太陽の東、月の西に夢の家を建てて、昼は太陽に近く、夜は月に近く、愛と月光に包まれながら、心地よい生活をしよう。 ・・・」などという日本語で書くと歯の浮くようなラブソング。わが心のJAZZミューズの二人、「ステイシー・ケント/Stacey Kent 」と「ダイアナ・クラール/Diana Krall」が歌う。

Love Is… The Tender Trap
Stacey Kent / Chiaroscuro
ISBN : B000027W89
 

  


ホエン・アイ・ルック・イン・ユア・アイズ  ダイアナ・クラール / ユニバーサル ミュージック クラシック

それでは 「Diana Krall/East Of The Sun (And West Of The Moon)」。

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ガチョ~~~~ン!

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進駐軍 JAZZ シャボン玉ホリディ トロンボーン クレイジー・キャッツ コメディアン ダニー・ケイ スイング・ジャーナル 屋根の上のバイオリン弾き ザ・スーパーマーケット 釣りバカ日誌 死に花 スウィングガールズ ・・・・

NHK-TV 「美の壺」。横丁のご隠居として、日本の美をガイドしてくれた姿が眼に残る。

そしてなんといっても、いつまでも耳に残るのは、「ガチョ~~~~ン!」。  

合掌 ・・・・ 。
 

谷啓氏がスイング・ジャーナル誌の人気投票で、トロンボーン部門のいつも上位にランキングされていたことは意外と知られていない。では賑々しく「バーボンストリート・パレード」で送り出しましょうか ・・・ 。

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入道雲を見なかった日

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台風一過。山遊びの仲間が集まれば、自然と今年の猛暑や今日の爽やかな風、秋めいてきた気配などが話題となる。「初めて夜はクーラーなしで寝た」とか、「窓を開けていたら、おにやんまが飛び込んできた」とか、「いや、俺の家はこうもりが・・・」とか、「菜園の野菜が猪に掘り返されて全滅」とか、なかなか自慢の話題に花が咲く。そこで山遊びのフィールドである公園の管理者から一言、「先日、西の崖下で大きな牡鹿が溝にはまって、身動きできずに死んでいた」。この一言、その決定的なビッグ・ニュースにみんなシュン ・・・。

今年の猛暑、この山にも影響を与えているようである。鹿といい、猪も餌がない様で、猪は山の湿った場所、朽木のある場所はもとより、普段は手を出さない駐車場の植栽まで、たぶんミミズや虫のいそうな場所を探してほじくり返していた。写真は猪が掘り返した痕である。育成している「エドヒガン」の苗が心配になったが、こちらは、フェンスに囲まれているので大丈夫、着実に大きくなっている。

今日の山作業も、クヌギ林の雑木の伐採。吹き抜ける風が心地よいのか、先週に比べ、汗の出方、疲れ方が違うのがはっきり感じられた。仲間の皆さん、先週あたりより2、3本多く伐採がはかどったようだ。

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やはり秋がちょっとだけ訪れたんでしょう。今日は一日入道雲を見なかった日であり、我が家もクーラーを入れなかった日でもあった。

食卓には、先日ふるさとで仕入れたきた巨峰のジュース、ジャム、ラ・フランスのジュースが並び、ここにも一気にふるさとの秋の気配が漂う。

そんな時、「姪の結婚式も無事終わり、日本へ帰ってきた」と妹からの電話。NYにはもう秋の気配が漂っていたとも言っていた。

「ニューヨークの秋/Autumn In New York」。「ヴァーノン・デューク/Vernon Duke」が1934年に作詞作曲の、これもスタンダードの名曲。 
「♪ ニューヨークの秋はなぜこんなに魅力的なんだろう ・・・ ♪」で始まる歌い出し。この歌は、9.11.以降は犠牲者達への鎮魂歌としても取り上げられるようになったという。

「ジョー・スタッフォード/Jo Stafford」が歌うメランコリーなNY賛歌。



ニューヨークの秋  ジョー・スタッフォード / EMIミュージック・ジャパン

あれから9年。9.11.への鎮魂もこめて、YOUTUBE ・・・。 「Jo Stafford/Autumn In New York」。

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ソウル・フードの花 ~晩夏の蕎麦畑~

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中央高速長野道。塩尻ICを降りてすぐ、東山山麓線を松本へ向かうと、この時期、あたり一面の蕎麦畑に白い可憐な蕎麦の花がまるでじゅうたんのように咲き乱れている。このあたりから、松本の私の実家までは水田や林檎畑、葡萄畑などに混じって、多くの蕎麦畑が続いているのである。そう、もうしばらくすると、秋の訪れとともに、薫り豊かな新・蕎麦の季節、蕎麦好きが待ちに待った季節がやってくる。逆に言うと、この八月ごろが蕎麦粉が最もやせているので、それをおいしく食べさせるため、蕎麦屋ではいろいろな工夫をしているようだ。もっとも、南半球オーストラリアでは、春が蕎麦の収穫期のため、都会の蕎麦屋では、そこからそば粉を輸入しているところもあると聞く。

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蕎麦は元来、土地の痩せているところ、寒冷地などで米が取れないから栽培された穀物である。火山灰に覆われた、木曽乗鞍、戸隠、寒冷地北海道、山形寒河江など名高い蕎麦どころは皆、そうである。

前にも書いたが、塩尻ICからも近い木曽路の端、洗馬(せば)近くの「山本宿」は、「蕎麦切り」発祥の地であるという。これは、江戸時代の粋人「太田蜀山人」の著書にそう書いてあるらしい。それまでの「蕎麦がき」、いわば「蕎麦団子」みたいな食べ方を、「蕎麦切り」、細く切って、「団子」から「麺」としての食べ方に変えた地であるそうだ。木曽・山本宿は「町おこし」の一環としてこのことをPRし、町民総出で町営の蕎麦処を運営しているほどである。

私は、おいしい蕎麦屋があると聞くと、かっては松本市内はいうに及ばず、松本平、安曇野、木曽あたりまでも駆け巡った蕎麦好きであったが、最近、松本市内を散策していると、そのたびに新しい蕎麦屋がオープンしているのでとても追いつかず、最近は、昔からの馴染んだ味の蕎麦屋に腰が落ち着いてしまっている。

蕎麦屋が少ない関西に住まうようになってからも、その癖は直らず、おいしい蕎麦屋を探してずいぶん彷徨ったものである。関西にも丹波、出石(いずし)地方など結構、いい蕎麦を産する土地も多く、すこしエリアを広げれば、出雲蕎麦は有名だし、徳島は吉野川の流域の池田でもうまい蕎麦を産することにびっくりしたことがある。「出石の皿蕎麦」で有名な出石は、信州・小諸か上田のお殿様が出石へお国替えになったとき、蕎麦職人を連れていったことからはじまったという。このように日本全国、それぞれの土地で様々な特色を持った「蕎麦」があり、それは長い歴史を積重ねた、まさにその土地の「食文化」になっているのは大変うれしい。最近は、休耕田を利用して、わが隣町でも蕎麦の栽培が盛んになり、「道の駅」などでも蕎麦を食べさせている。わが第2のふるさとにも「蕎麦」が根付いて特長のある食文化にまで育ってくれたらいいなあ。

松本市内では10月9日からの「信州・松本そば祭り」の開催を告げるポスターが目に付いた。新・蕎麦の季節が、いよいよ始まるのである。松本地方では、厳冬期に醸造された日本酒を熟成させ、夏を越えて味に丸みが帯びたころに出荷される酒を「ひやおろし」と呼ぶが、この「ひやおろし」を飲んだ後の「蕎麦」が堪えられないそうである。聞くからに旨そうではある。昔、酒好きの叔父や父親が飲んでいた「ひやおろし」の味を私は知らないが、蕎麦屋で飲むことは現役のときも好きであったし、仕上げは蕎麦と決めていた。また、なにか胃がもたれるときでも、蕎麦を食べると調子が戻ったものである。まちがいなく蕎麦は私の「ソウル・フード」である。

来年春からのNHKの朝の連続テレビ小説は、「おひさま」というタイトルだそうだ。蕎麦屋に嫁いだ太陽のように明るい女性が主人公で、戦前から戦後にかけての松本市や安曇野市が舞台であるという。きっと写真のような風景も出てくるのだろうか。今から楽しみである。



蕎麦屋のしきたり (生活人新書)    藤村 和夫 / 日本放送出版協会

「大変かもしれないが、自由に暮したい」といって、ヘルパーやデイ・サービスなどのサポートを受けながら、一人で田舎の自宅で暮らす選択をしている母親。近くに住んでいる妹には負担をかけているが、そんな母親のケアのために、今年は例年より多く帰省している。少子高齢化、核家族化時代の中で流されながら ・・・・ 。

母親の人生、私の人生。人生いろいろ ・・・・。台風一過。「Come Rain Or Come Shine/降っても晴れても」。「♪ 土砂降りでも、かんかん照りでも、きみが許せば、僕は君を愛し続ける ・・・♪」というスタンダード・ソング。この歌も名のあるJAZZアーティストなら殆どの人がカバーしているのではないだろうか。すこし知ったかぶりをして、JAZZ畑以外から選ぶとすれば、まずはブラック・コンテンポラリーの異才、そのとろけるようなファルセット・ヴォイスで、女性に人気がある「アーロン・ネヴィル/Aaron Neville」の「ネイチャー・ボーイ~ザ・スタンダード・アルバム」から。
 

ネイチャー・ボーイ~ザ・スタンダード・アルバム    Aaron Neville / ユニバーサル ミュージック クラシック

そして、ブルース界の大御所「B.B.キング/B.B.King」とロック界のカリスマ「エリック・クラプトン/Eric Clapton」のなんとも豪華なデュエット・アルバム「Riding With the King」から。
 

 
Riding With the King  B.B. King / Reprise / Wea

ダブル・カリスマ、「キング&クラプトン」による「Come Rain Or Come Shine」。 酒場の女性あたりとしかデュエットしたことがない私、心通う男同士のデュエットもちょっと羨ましい。

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ふるさとのかたち ・・・ 

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暑さが収まらない。帰省したふるさとも今年は異常な暑さだという。しかし、すこしレトロで、秋の気配がした信州。母親のケアの合間、実家の周辺で見た「ふるさとのかたち」のいくつか。

 
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空気の透明度が増し、すこし日の影が長くなったせいか、野の仏達の表情も気のせいか優しくなっている。光と影、故郷を離れてから40数年、人の心は移ろうが、仏達は変わらずに微笑を浮かべ、私を迎え入れてくれた。 

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おっと、これは、私が最も好きなJAZZギタリスト、「ジム・ホール/Jim Hall」の「アランフェス協奏曲」のジャケット。

ジム・ホールの「アランフェス協奏曲/CONCIERTO」(1975)。  Jim Hall : Guitar , Roland Hanna : Piano , Ron Carter : Bass , Steve Gadd : Drums , Chet Baker : Trumpet , Paul Desmond : Alto Saxophone

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20分近くの演奏ですので途中で終わっています。続きは「パート2」で ・・・・。 
 
 

悩めるブロガーへの応援歌?  ~映画「ジュリー&ジュリア」~

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ブログをはじめたい人、始めたが挫折し途中でやめてしまった人、長続きさせようとがんばっている人、何をテーマにしたらいいか迷ったり、困ったり、悩んだりしている人。そんなブロガーを目指す人への贈り物のような映画があります。「ジュリー&ジュリア/JULIE & JULIA」、2009年製作。もちろん、ブロガーを目指す人だけでなく、なにかを始めたい人、たとえば料理が好きで自分でも始めてみたい人、道の選択に迷っている人、挫折してちょっと落ち込んでいる人、そんなすべての人へのエールでもある。

「メリル・ストリープ/Meryl Streep」と「エイミー・アダムス/Amy Lou Adams」が共演。「ユー・ガット・メール/You’ve Got Mail」(1998年)の「ノーラ・エフロン/Nora Ephron」監督が贈る実話に基づく映画で、生きた時代は違うが、料理に魅せられ、それによって人生の価値を見つけた2人の女性を描いている。

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小説家になる夢に破れ、ニューヨークで働く29歳の冴えないOL、「ジュリー・パウエル(エイミー・アダムス)」は、第一線で、バリバリ活躍する大学の友人たちを見て落ち込み、「今のままではだめだ。人生を変えなければ ・・」と思い始める。そして思い立った人生を変えるため計画というのが、好きな料理に関するブログを書くことであった。幼い頃からずっと憧れていた、「ジュリア・チャイルド」の料理本に載っている、全524のレシピを1年間365日で作り、自分のブログにアップするという無謀とも思える計画であった。右の写真は、映画の原作本を持つ、実際の「ジュリー・パウエル」さん。
 
 

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そして話は今からさかのぼること50年前のパリ。1949年、外交官である夫の転勤に従ってパリへやってきた「ジュリア・チャイルド(メリル・ストリープ)」。子供がいないことで暇をもてあます彼女は、いろいろなことに手を出してみるが、どれもこれも長続きしない。やがて、好奇心旺盛で食べることが大好きな彼女、フランス料理に目覚め、名門の料理学校「ル・コルドン・ブルー」のプロ養成コースに入学、フランス料理を学びとる。英語で書かれたフランス料理が存在しないことを知った彼女は、家庭で誰でも作れる524のレシピを本にまとめて、それを出版することを思い立った。紆余曲折の末、やがて1961年に出版されたその本は、大ベストセラーとなり、アメリカの食卓にフランス料理の大旋風を巻き起こし、彼女はテレビの料理番組にも出演するなど一躍人気者となったのである。

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身長なんと185cm、かん高い声とその陽気さで、古き良きアメリカを象徴するような大らかなキャラクターが大うけし、大の人気となった料理家ジュリアを「メリル・ストリープ」がちょっとオーバーな演技で好演。一方、仕事や生きがいに悩みながら、NYに活きる現代女性ジュリーを、これまた「エイミー・アダムス」が好演。映画は、2つの物語が同時平行的に進んでいく。試行錯誤や失敗、挫折の末に女性として、そして人間として幸せをつかみ、光り輝く彼女たちの生き方が勇気をくれる。しかし、二人は実際に会う機会は無かったようだ。右の写真が実際の「ジュリア・チャイルド」さん。



ジュリー&ジュリア [DVD]      ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

なに!見たけど悩みは全然解消しないって。それは失礼しました。「お前は?」って。定年後、ブログを書くようになってから、現役時代は目にも留めなかったいろいろなものに自分でも驚くほど、関心や興味がいくようになりました。現役のブロガーの皆さん、そんなことは定年にでもなれば、自然にそうなりますって ・・・。一年間で524枚のジャズCDを聴いてその感想をブログにアップする。そんなことはまかり間違っても、私は絶対しませんからご心配なく ・・・。まあ、主題歌でも聴いてゆったりとしてみてくださいな。
 
エンディングに流れていた主題曲は、この映画のテーマを象徴するようなタイトルの「Time After Time(何度でも)」。「シンディ・ローパー/Cyndi Lauper」で大ヒットした曲ではないほうのスタンダードで、 「フランク・シナトラ/Frank Sinatra」が歌って1957年にヒットした曲。この曲は「ラホス・コルタイ」監督の映画「いつか眠りにつく前に/Evening」でも使われていましたね。この作品にも「メリル・ストリープ」が出演していたことも何かの因縁ですかね。

【 Time After Time 】  作詩;Sammy Cahn 作曲;Jule Styne

「♪ Time after time,           何度でも
   I tell myself that I’m       自分に言って聞かせるんだ
   So lucky to be loving you   君を愛することができて僕は幸せ者
                ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・               ♪」 

映画で歌っていたのは、「マーガレット・ホワイティング/Margaret Whiting」。なじみはないが、1940~50年代にもっとも活躍した白人女性ポピュラー・シンガーの一人である。「マイ・フーリッシュ・ハート / MY FOOLISH HEART」などが代表的なヒット曲。元曲の歌詞と味わいを生かして、ナチュラルに、さわやかに歌う。アルバム「Spotlight on」から。
 
 

Spotlight on  Margaret Whiting / Capitol

映画のサウンドトラック。 写真は「エイミー・アダムズ」。

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そして大御所、「フランク・シナトラ/Frank Sinatra」のアルバム。全42曲を集めた初期のシナトラ御大のスタンダード大全から。



Time After Time  Frank Sinatra / Goldies Records

つづけてどうぞ。 大御所シナトラも いやあ、このころはなんと若々しく艶っぽい声ですね。

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「ジュリー パウエル/Julie Powell」の映画の原作本は、これ。



ジュリー&ジュリア (イソラ文庫)  ジュリー パウエル / 早川書房

「ジュリア・チャイルド/Julia Child」のフランス料理本は、これ。



Mastering the Art of French Cooking Boxed Set: Volumes 1 and 2  Julia Child / Knopf

  

 

技の冴え ~続・剣豪チョッキリ虫~

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山遊びのフィールド。剣豪チョッキリ虫(ハイイロチョッキリ)は、今日もせっせとどんぐりの枝を切り落としているようだ。その技の冴えは、前回の写真ではよくわからなかったようであるので、改めて見ていただこう。上の写真はその切り口。直径3mmほどの枝を、どんぐりの少し下の位置から、まるで刃物で切ったようにスパッと切り落としている。下の写真は、どんぐりの真ん中に穴を開け、卵を産みつけた後、見事に蓋をしているのがよくわかる。

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Good Vibrations

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子供達の笑い声が聞こえてくる。子供達が集団で坂道を登校していく。その道筋には、子供達を見守る登校パトロールのシニアの皆さんが「おはよう」と、声をかけている。今日からまた新学期が始まって、見慣れた日常の光景が戻ってきたのだ。

 

 
クーラーでない自然の風を感じたくて、峠の上の「カフェ・気遊」へ出かける。国道沿いの田んぼの稲の穂がもうだいぶ伸びて色づき、豊かな収穫も近いようだ。

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いっぱいに開いたウッドデッキにつながる窓からは心地よい風が入ってくる。下界よりは2~3℃低いのだろう。店の犬も客のことなどそ知らぬ顔をして惰眠をむさぼっている。 

 

カップにたっぷりのコーヒーを飲んでいると、懐かしい曲が流れてだした。「ビーチ・ボーイズ/The Beach Boys」の「Good Vibrations」。60年代後半、サイケ・サウンドの代表曲だった。テルミンの音も、この曲で始めて聴いたんだ。

 

子供達の笑い声、朝のあいさつ、そよぐ風、たっぷりのコーヒー、犬の寝息、稲穂のそよぎ、すこし長くなった午後の日の影、懐かしい歌 ・・・・。すべてが「Good Vibrations」。暦ではもう秋の夏の一日。

 

聴いてみます? 「Good Vibrations」。 「vibrations」と は、「振動」ではなく、「場の空気、雰囲気,感じ」といった意味のヒッピー語であったか ・・・ 。

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海遊館で遊ぶ ~環太平洋生命帯、海の箱庭で~

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数日前に見たTVの影響であろうか、朝、妻が急に「海遊館にいきたい!、ジンベイザメを見たい!」と言い出した。「ハイハイ承知」とばかり阪神高速で40、50分の「海遊館」を訪れてみた。20年ぶりくらいであろうか。先週で夏休みは終わったので空いているだろうと思っていたが、実はまだ終わってはいないらしく子供づれで結構いっぱい。そして若いカップルも。じじばばで孫を連れていない二人連れは我々くらいなものだ。他の人に我々はどう見えたんでしょうか。そして、こういうタイプの水族館は珍しいのか、中国人、欧米人の観光客も多かった。

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なんといっても目玉は2頭の巨大なジンベイザメが泳ぐ深さ9m、水量5,400tという世界最大級の水槽。間近でゆっくりと泳ぐそのジンベイザメの大迫力に圧倒される。同じ水槽には、これまた大迫力、巨大なマンタのイトマキエイ、ナポレオン・フィッシュ、マンボウのユーモラスな姿も。

別の水槽では、コツメカワウソ、オオサンショウウオ、オイカワ、アマゴやアユの群れなど日本の森とその水辺も再現され、目立たないがなかなかいい展示もなされている。

また、マイルカ、ラッコ、カピバラ、クリオネなどの日本では見ることが難しい生き物の珍しい姿も見ることができ、館内はいたるところで子供たちの歓声が響き渡っていた。子供たちは正直である。素直に感動している。生物の多様性の必要がよく言われるが、ここにくれば、一目瞭然、屁理屈無用でよくわかる。「環太平洋火山帯」という地球規模の地理的、地質的特長と重なる生物の多様性を大事にしようという「環太平洋生命帯」という海遊館のコンセプトはちゃんと伝わってきた。

じじばば二人、童心に帰った一日であった。環太平洋生命帯、海の箱庭で ・・・。
 

海が舞台の映画は、「太陽がいっぱい」、「老人と海」、「ジョーズ」、「カリビアン・パイレーツ」など枚挙にいとまないのだが、深海を舞台とする映画といえば「グラン・ブルー/Le Grand Bleu」か。「トランスポーター」シリーズなど、今最も旬なノンストップ・アクション映画をプロデュースし続ける「リュック・ベッソン/Luc Besson」による監督・原案・脚本。

素潜りのプロ、ジャックとエンゾ。2人は互いをライバル視しながらも、友情を育んでいた。素潜りの国際選手権で競い合うことになった2人だが、ジャックの忠告を無視したエンゾは帰らぬ人となってしまう。その夜、幻覚を見るジャック。妊娠している恋人のジョアンナを一人置いて、彼は深海へと消えていった…。まぶしい太陽とマリンブルーの海のコントラストが美しいその映像に思わず惹きこまれる。



グラン・ブルー (グレート・ブルー完全版) [DVD]  20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント

海とそこに暮らす多様な生物の営みと自然の厳しさとを余すところ無く描いたドキュメンタリー映画は「ディープ・ブルー」。制作に7年を費やし、ロケ地は実に200カ所を数えたという。自然とは何かを感じさせる壮大なスケールの映像スペクタクル。



ディープ・ブルー スペシャル・エディション [DVD]  東北新社

 

さあ、曲は「How Deep Is The Ocean/愛は海より深く」。作詞、作曲ともに「アーヴィング・ヴァーリン/Irving Berlin」の1932年の作品。愛を海の深さ、空の高さにたとえたスタンダードの名曲で、多くのアーティストがカバーしている。

まずは「ビル・エヴァンス/Bill Evans」のアルバム「Explorations」から。イントロもテーマ・メロディもなしで、いきなりアドリブから始まる。しかもソロはピアノのみ。エヴァンスは淡々と弾き終え、最後にメロディが出てくる。多分打ち合わせも、リハーサルもなしの即興演奏テイク。研ぎ澄まされた感性、溢れる抒情、もっともエヴァンスらしいといえる名盤。



Explorations  Bill Evans / Ojc

聴いてみます? 「ビル・エヴァンス」。  1965年3月19日ロンドンにおけるライブ。(Bill Evans – p/Chuck Israels – b/Larry Bunker – d)

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さあ、わがJAZZミューズ、「ダイアナ・クラール/Diana Krall」です。ギターとベースによる「ドラムレス」というシンプルなピアノ・トリオ編成で、渋めのスタンダード曲をゆったりと歌う。



ラヴ・シーンズ  ダイアナ・クラール / MCAビクター

聴いてみます? 「ダイアナ・クラール」。

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