そして、1968年にフランスのグルノーブルで行われた第10回冬季オリンピックの記録映画で、「クロード・ルルーシュ/Claude Lelouch」監督の映画「白い恋人たち/13 Jours en France」と、「フランシス・レイ/Francis Lai」が作曲した同名のメインテーマ曲の大ヒットが続き、1972年の札幌オリンピックと、スキー熱は加速して行ったのである。バブル後、企業のスポーツ支援からの後退もあって、1998年の長野オリンピックを頂点にスケート、スキーともに、日本ではかっての活気は失ったようである。
歌手にとっては致命的ともいえる声帯の手術をし、5年ぶりに新録音で、再生復活した女性ボーカルがいる。ご贔屓のひとり、「イーデン・アトウッド/Eden Atwood」である。1969年1月、テネシー州メンフィス生まれ。父は「ハリー・ジェイムズ」、「スタン・ケントン」などの一流バンドに作・編曲を提供する音楽家だった。彼の影響で幼少の頃からクラシック・ピアノ、高校時代にはクラシック、ジャズ両分野のヴォーカル・トレーニングを積んでいる。アメリカ音楽院在学中からシカゴでジャズを歌っていたが、卒業後は女優、モデルとして全米、ヨーロッパで活躍。自主制作したアルバムが認められプロ歌手デビュー。私は、「Waves: Bossa Nova Session」、「This Is Always: Ballad Session」の2枚ですっかりファンになってしまったのである。(参照拙ブログ「Jazzyな「艶女~アデージョ」 その2」)
Waves: Bossa Nova Session Eden Atwood Groove Note Records
This Is Always: Ballad Session Eden Atwood Groove Note
待望の新アルバムは「Like Someone In Love」。「バニー・マニロウ/Barry Manilow/When October Goes」や「シャーリー・ホーン//Here’s To Life」など新スタンダードといえるナンバーをくわえたスタンダードアルバム。声帯にできた腫瘍の除去手術を受けているが、かえってダイナミックで強くしなやかな声を獲得し、さらに輝きを増したようにも思える。
ライク・サムワン・イン・ラヴ イーデン・アトウッド / バウンディ
そのJAZZYな歌声を聴いていただきましょうか。アルバム「This Is Always – The Ballad Session」より、「You Leave Me Breathless」。
「火、Fire」にちなんだ曲は、「Kiss Of Fire」、「Fire And Rain」、「Fire」など数ありますが、盲目のギタリストで歌手の「ホセ・フェリシアーノ/Jose Feliciano」の「ハートに火をつけて/Light My Fire」を。オリジナルは「ドアーズ/The Doors」でしたか ・・・。
私にとって、「ヨーロピアン・ジャズ・トリオ/Europian Jazz Trio(EJT)」を知るまでは、ヨーロッパの薫りのするジャズといえば、「ジャック・ルーシェ/Jacques Loussier」などバロック・ジャズのアーティストを除くと、「モダン・ジャズ・カルテット/Modern Jazz Quartet(MJQ)」と「ケニー・ドリュー/Kenny Drew」だったように思う。いずれも、アメリカのJAZZメンでありながら、ヨーロッパ文化や音楽に深く傾倒していったアーティストである。軟弱なJAZZファンである私は、とりわけ「ケニー・ドリュー」が好きであった。
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