JAZZYな生活

プレミアムエイジ ジョインブログ

60歳過ぎたら聴きたい歌(66) ~ Here’s To Life ~

Tags:

ある歌を聴いて、大げさに言えば、鳥肌が立ったり、衝撃が走ったことが今までに何度かある。そんな歌のひとつが、アジアの癒し姫「ジャシンサ/Jacintha」の歌う「Here’s To Life」であった。定年を迎えた頃であったろうか、会社人生に一区切り付け、多分定年後の暮らし方や生き方に、多少不安や戸惑いを覚えていたのであろう。そんな時に、この歌の歌詞がすっと心に入ってきた。この歌が収録されていたアルバム「Autumn Leaves」は、その時期より大分前に手に入れていたのに、その時までこの歌をそんなに気に留めることがなかったのだ。その歌「Here’s To Life」は、この「ジョニー・マーサー/Johnny Mercer」へのトリビュート・アルバムの中で、ただひとつ、「ジョニー・マーサー」以外の手になる詩としてボーナス・トラックに収録されていた。



Autumn Leaves: The Songs of Johnny Mercer  JacinthaGroove Note

「Jacintha」が歌う「Here’s To Life」を聴いてみましょうか。

          You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video 

「ここから人生が始まる」。私の心に入ってきた歌にはそんなタイトルがつけられていた。少し長いが、全文をあげておきましょう。作詞「フィリス・モリナリー」、作曲「アーティー・バトラー」。改めて読んでみても、ちょっと胸がキュンとなる詩ですね。

【 Here’s To Life 】
             Lyrics;Phyllis Molinary, Music;Artie Butler

「♪ No complaints and no regrets
       不平も無いし、後悔もしていません
   I still believe in chasing dreams and placing bets
       私はまだ信じて夢を追いかけ、その夢に賭けているのです
   And I have learned that all you give is all you get
       あなたは得たもの全てを私に与えてくれていたんですね 
   So give it all you’ve got
       そう、あなたは自分が得たもの全てを私に与えてくれたのです

   I had my share, I drank my fill
       それに比べ、私は自分の取り分をもらうと、自分だけで目一杯飲んでいたのです
   And even though I’m satisfied, I’m hungry still
       それで満足すべきなのに、まだ満ち足りていないと思っていました
   To see what’s down another road, beyond a hill
       丘の向こうにつづいているもうひとつの道を見て
   And do it all again
       全てをもう一度やり直そうと思ったのです

   So here’s to life
       だから、ここから人生が始まるんです
   And every joy it brings
       あらゆる喜びをもたらしてくれる人生がね
   Here’s to life
       そう、ここから人生が始まるんです
   To dreamers and their dreams
       夢見る人たちやその夢のために

   Funny how the time just flies
       どうして時は速く過ぎてしまうでしょう、不思議ですね
   How love can go from warm hellos to sad goodbyes
       どうして愛は暖かい出会いから悲しい別れへと移ってしまうのでしょう
   And leave you with the memories you’ve memorized
       どうして愛はあなたに想い出を残して去っていってしまうのでしょう
   To keep your winters warm
       あなたを暖かい気持ちにしてくれたあの冬の思い出をのこして
   But there’s no yes in yesterday
       でも、昨日存在していたものは、もうここにはありません
   And who knows what tomorrow brings, or takes away
       明日が何をもたらして何を持ち去るかなんて誰が分かるというのでしょう
   As long as I’m still in the game, I want to play
       私がまだこの人生ゲームに参加しているならば
   For laughs, for life, for love
       笑いや人生や愛のためにゲームをしたいと思うのです

   So here’s to life
       だからここから人生が始まるんです       
   And every joy it brings
       あらゆる喜びをもたらしてくれる人生がね
   Here’s to life
       そう、ここから人生が始まるんです
   To dreamers and their dreams
       夢見る人たちやその夢のために
   May all your storms be weathered
       あなたを襲ってくる全ての嵐を切り抜けて
   And all that’s good get better
       良いものはますます良くなっていくでしょう

   Here’s to life
       ここから人生が始まるんです
   Here’s to love
       ここから愛が始まるんです
   And here’s to you
       ここからあなたのもとへ ・・・    ♪」

気になって、少し調べてみると、この歌のオリジナルは、「シャーリー・ホーン/Shirley Horn」が1992年にリリースしたアルバム「Here’s To LIfe」らしい。「シャーリー・ホーン」といえば、「ダイアナ・クラール/Diana Krall」などに代表される、ピアノ弾き語りスタイルの女性ジャズ・シンガーの元祖として、50年代半ばから活躍したアーティスト。「マイルス・デイヴィス/Moles Davis」らの勧めでニューヨークに進出した後、人気を獲得したという。しかし晩年は、乳がんと糖尿病と関節炎と闘い、脚も切断し、満身創痍の日々を送っていたが、2005年に脳卒中で倒れ、亡くなった。71歳だった。代表する傑作アルバムは「Here’s To LIfe」と、「I Remember Miles」(1998年)である。アルバム「Here’s To Life」を1990年にレコーディングするに当たって、マイルスが2曲に参加することになっていたらしいが、レコーディングが実現する前に、マイルスは死んでしまい、「I Remember Miles」は、彼へのトリビュート・アルバムとしてレコーディングされたという。この歌を聴くと、彼女の71年の人生がこの歌に凝縮されているような思いがこみ上げててくる。多くのアーティスト達がカバーしているこの歌、多分、この歌はもう「スタンダード・ソング」になっているといってもいいだろう。



ヒアズ・トゥ・ライフ  シャーリー・ホーン / ユニバーサル ミュージック クラシック

「ジョニー・マンデル/Johnny Mandel」がアレンジ、指揮を担当した大編成のストリングスをバックにして、聴かせるHere’s To Life」。

          You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video 

「バーブラ・ストレイサンド/Barbra Streisand」のドラマチックな歌唱も忘れがたい。2009年11月にリリースされた最新作「Love Is the Answer」に収録されている。このアルバムは、バーブラがジャズのスタンダードに挑戦したもので、それも、全13曲をオーケストラ・ヴァージョンと、カルテット・ヴァージョンの2ヴァージョンで録音した。カルテットは、かの「ダイアナ・クラール・カルテット」である。

Love Is the Answer (Dlx) (Dig)  Barbra Streisand / Sony

 

  

炭焼き、三日、四日目

Tags:

b0102572_23465217

 

炭焼き、三日、四日目は、良質の炭ができるか否かの判断を強いられる山場である。約800度くらいに温度が上がった窯の中で、窯木は熱分解をし、炭化を続けているのであるが、どの時点で空気の供給を断ち切って、これ以上の炭化をとめるのか、その判断を強いられるプロセスなのである。この時に、窯口も煙突口も完全にふさぐのであるが、そのことを「くどさし」という。そのタイミングを計るのである。早ければ、十分に炭化をしない生焼けの炭になってしまうし、遅ければ灰になってしまうのだ。

三日目の昼に集合し、煙の状態や温度計測などで窯内の状態を推測したが、どうも芳しくないようだ。計測結果では、窯内の温度が低く、なかなかあがってこない。煙も水蒸気を含んだ煙がもうもうと立ち上っている。窯の天井部の土が湿っているし、木酢液も例年よりかなり多いという。原因はわからないが、どうも例年になく水蒸気が多いようである。窯口の開口部をやや広げ、明日まで様子を見ようということで一応この日は解散。

四日目の朝。まだ煙突から白い煙が立ち上がっている。炭化が終わっていない証拠である。窯内の温度は十分に上がっているようなので、開口部を少し狭めて、もうすこし様子を見た上で、午後一番に再度集まって、「くどさし」の時期の判断をしようということになった。

DSCN0808DSCN0805

 

そして、ついに、「くどさし」のタイミングがやってきた。煙道を蓋で閉め、窯口は砂の壁をつくり、完全に空気の供給を遮断する。そして後は運を天に任せ、10日ほど放置して、窯の温度が下がるのを待ち、「窯(炭)出し」を迎えるのみとなる。はたしてどんな炭が ・・・ 。窯と煙道とをつなぐ穴を「弘法の穴」と呼んでいるが、昔から伝えられているこの炭焼きの技術、そのルーツは、空海(弘法大師)あたりが中国から持ち帰った技術ではあるまいか。去年から始めた炭焼き、今年が二年目になるが、自然相手の「ものづくり」は、かって勤務していた電機メーカーでの「ものづくり」とはまた違って、新鮮で素朴ながら奥深く、暖かな魅力や感動に満ちている。

ノルウェイと国境を接する雪深いスウェーデンの森をトナカイを追って、スノー・モービルで駆け巡ったことがある。北緯60度付近、4月だというのに、河も湖も全面結氷し、雪はまだ1~2mほどあった。小雪がちらつく里山で炭を焼きながら、そんなことを思い出していた。

「ビートルズ/The Beatles」の代表作のひとつ、「ノルウェイの森/Norwegian Wood」。「村上春樹」の同名の小説が原作の映画が現在公開中であるが、この曲も多くのJAZZアーティストたちにカバーされているが、ピアニストでボーカリストでもある「パトリシア・バーバー/Patricia Barber」のフランスでのライヴ・アルバムを選んでみた。



Live: A Fortnight in France    Patricia Barber / Blue Note Records

「Patricia Barber Quartet/Norwegian Wood」。 映像は、2006年、Ladies Jazz Festival, Gdynia(ポーランド、グディニャ)でのライブ。Patricia Barber – vocals, piano/Neal Alger – guitars/Michael Arnopol – bass/Eric Montzka – drums
 
        You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video
 
 
 

炭焼き、二日目

Tags:

DSCN0771

DSCN0775

 

炭焼き二日目は簡素な神事から始まった。榊(さかき)とお神酒(みき)をお供えしてある窯口に向かって、、「二礼二拍手一礼」をした後、古式に則り、火打石で火を熾し、窯口に点火をするのである。これが恒例の「火入れ式」である。この後、本番である「窯焚き」を8時間程度行い、徐々に窯の中の温度を700~800℃程度まで上げていくのである。その温度を判定するには、温度計などの計器で測定する方法も使っているが、最終的には窯口や煙突からの煙の出具合、色で判断をしている。

DSCN0792

 

炭焼きの基本的な原理は、「木-煙=黒炭(炭素)」。そして、「煙=水蒸気、セルロース、リグニン ・・・」である。我々が焼いている「黒炭」は、クヌギを主とする窯木を直接燃やすのではなく、窯の中で、木の成分を熱分解、いわば「燻し焼き」をさせて作るのであるが、窯内の温度と窯木のどの部分が熱分解しているのか、この辺を把握することが、良質の炭を焼くノウハウである。温度が高すぎると灰になってしまうし、低すぎると生焼けの炭ができてしまう。煙の出具合、色の判断による温度管理のノウハウが、先輩のクラブ員から、新入りに伝承されていくのである。炭焼きの技術を絶やさない、それが里山クラブの大きな目的にひとつでもある。

DSCN0797

 

今日の作業の要は、第一に「火を絶やさないこと」である。そして、窯内の温度が600~700度に達したと判断したら、薪の供給を断ち、写真のように、わずかな空気取り入れ口を残して、窯口をレンガを積んで閉めるのであるが、そのタイミングを計ることが第二のポイントである。その後、高温によりさらに熱分解を加速させ、800度くらいまで上げ、もう煙の出ない状態、すなわち炭化の状態にまで完全に熱分解をさせてしまうのである。
DSCN0788

 

火を燃やしているうちは、正直言って暇である。だから、みんな思い思いにいろいろなことをする。菜箸や耳掻き、竹ひごなどの竹細工をする人、スプーン、ペパーナイフ、靴べらなどの木工をする人、ただひたすら薪割りをする人、竹パンや芋を焼く人、それぞれである。またそれが楽しいのであるが ・・・ 。

今日の作業を終え、午後5時、山を下るその先の稜線には、真っ赤な夕日が沈んでゆく。明日も天気であろうか。

炭焼きの途中で、何度も目にも入る煙であるが、慣れてくると衣服や髪などに付く香りが結構心地よいのである。そんな「煙」で思い出すヒット曲といえば、「煙が目にしみる」。「プラターズ/The Platters」で一世を風靡した「ジェローム・カーン/Jerome Kern」作曲、「オットー・ハーバック/Otto Harbach」作詞によるもので、1933年のミュージカル「ロバータ」に使われた名曲である。この曲もあまたのカバーがあるが、一番有名なのはやはり「プラターズ」。では「煙が目にしみる/Smoke Gets In Your Eyes」を。

       You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

  

愛犬逝く ・・・

Tags:

DSCN0004

 

17年間我が家で一緒に暮らしてきた愛犬が今夕逝った。昨年末から急速に衰え、年を越してからは、歩行や食事、排泄もままならぬほどであった。「多分、この週末は ・・」と覚悟していたが、そのとおりになってしまった。17年間病気もしたことはなく、最後はさして苦しむことも、暴れたりもがくこともなく、まさに大往生であり、その意味で「飼い主孝行」な犬であった。最初は、この地へ引っ越してきた頃、「絶対面倒見るから ・・」という、お決まりの当てにならぬ三男の約束で飼いはじめたのであるが、阪神大震災はじめいろいろなことをともに経験した。定年後は私が散歩係。17年間といえば、私がふるさとで親と過ごした年月にほぼ匹敵する年月である。よくぞ長生きをしたものである。子どもが皆巣立った後は、夫婦の「いもたこなんきん」でもあったのだ。しばらくは、犬のいない生活に慣れるまで、夫婦とも、ぽっかりと心に穴が開いたような日々を過ごすのであろう ・・・ 。愛犬の名前は「ちゃちゃ」。亡骸を始末して、ぼうっとTVを見ていたら、入れ替わりのように大河ドラマに「茶々」が登場していた。

好奇心は強かったが、人一倍臆病だった「ちゃちゃ」に送る歌は、ひとつご陽気にプレスリーの歌う「ハウンド・ドッグ/Hound Dog」とまいりましょうか。「♪ お前は泣いてばかりいるただのハウンド・ドッグ ・・・・ ウサギを捕まえられない猟犬なんて俺の友だちじゃないぜ ・・・ ♪」

これで「いきものがかり」のお役御免。  合掌 ・・・ 。

          You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

炭焼き始まる

Tags:

DSCN0758

 

さあ、待ちかねた今年の炭焼きが今日から始まった。機能とうってかわって空は快晴、滑り出しは上々の天気である。この2ヶ月間で3回の炭を焼く予定である。「窯(炭)出し」まで、一回の炭焼きが終えるのに約2週間かかる。もちろん、われわれは炭焼きを生業としているのではないので、一般の参加者が参加可能で、しかも安全を考えての計画である。第一回目の初日の今日は、まず、一般の参加者に、池田炭(菊炭、一庫炭)の歴史、炭焼きの手順などを、すこし学んでもらう。
そして、予め作ってあった「窯木(かまき)」を、伐採の場から、炭焼き窯の近くまで運ぶのと同時に、炭焼きの燃料ともなる「バイタ」(柴木の束)を作ってもらう。一回の炭焼きで窯に入れる窯木の本数は,我々の窯で300~500本くらいであろうか、結構大変な量である。大体ここまでが午前中の作業である。

DSCN0761

 

昼食は、竃(かまど)で炊いたご飯と豚汁をほうばる。天気がいいので野外で食べるほうが、日差しが暖かく、気持ちいいことこの上ない。午後の作業は、「窯入れ」である。手渡しで窯木を送りながら、昔から伝えられているノウハウに従って、窯の中に窯木をびっしりと立てていく。狭い窯の中で、窯木が倒れないように、また火の回りが均一になるように、ベテランのクラブ員の指導で並べ立てていく。この作業が約1時間。

DSCN0769

 

左の図のような窯一杯に詰まった状態に窯木が並べ立てられれば、「窯入れ」完了で、トタン板で入り口を仕切り、窯をある程度暖め、材料を乾燥させるため、30分~1時間ほど火を焚く。このとき初めて窯に火を入れるため、榊とお神酒を供え、首尾よく炭焼きが成功することを祈願します。ここまでの作業で本日は終了。明日の朝から、いよいよ本番の「窯焚き」を行うのである。

DSCN0767

「デイヴ・グルーシン/Dave Grusin」といえば、アメリカのコンテンポラリー・ジャズを代表するピアニストで編曲家、プロデューサー、映画音楽作家としてよく知られている。音楽を担当した映画には、「黄昏/On Golden Pond」(1981)、「トッツィー/Tootsie」(1982)、「テキーラ・サンライズ/Tequila Sunrise」(1988)、「恋のゆくえ/ The Fabulous Baker Boys」(1989)、「ザ・ファーム・法律事務所/The Firm」(1993)など数多いが、「ロバート・デ・ニーロ/Robert De Niro」と「メリル・ストリープ/Meryl Streep」が主演した映画「恋におちて/Falling in Love」(1984)のテーマ曲に使われた「Mountain Dance」がもっとも印象的であろうか。ニューヨークを舞台に互いに夫、妻をもつ男女の愛を描いた映画で、美しいニューヨーク近郊の季節の移ろい、大人の恋と心の移ろいを描いた秀作であるが、グルーシンの音楽が、その美しい自然と恋の移ろいのシーンを一段と盛り上げていた。



恋におちて  パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン

 

マウンテン・ダンス  デイヴ・グルーシン マーカス・ミラー ジェフ・ミロノフ イアン・アンダーウッド エドワード・ウォルシュ ハービー・メイソン ルーベンス・バッシーニビクターエンタテインメント

 「デイブ・グルーシン/Dave grusin(P) & リー・リトナー/Lee Ritenour(g)」の演奏で「Mountain Dance」を。

          You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video
 
 
 

老いて残るものは ・・・

Tags:

DSCN0750

 

思い込み、猜疑心、頑迷、偏見、中傷 ・・・。だんだんひどくなってきているような気がする。ひとりでの生活を選択しているためであろうか、こころに余裕がなく、一杯一杯になってきているのである。決して自分の間違いや思い違いを認めないし、他人のアドバイスには、一切耳を貸さず、自分のやり方にかたくななまでに固執する。時々帰省してこんな母親をケアしていると、「老いて最後に残るものは何だろうか?」と考え込んでしまう。短歌や人形作りが好きだった母の上澄みの感性はいつしか消え、長い人生の間にゆっくりと沈殿した、子どもの私でさえもわからない、なにか「心の澱(おり)」のようなものが最後にでてきたのであろうか ・・・ 。

正月に「翁(おきな)と嫗(おうな)」、一対の人形を飾ってみた。翁は煙管を吸い、嫗は針仕事。中国庶民の生活のひとこまをを切り取った人形で知られている「天津(てんしん)泥人形」である。こんな雰囲気の老夫婦になれればいいなと思うが、いまだ煩悩多くして、それは無理か ・・・ 。

「What Are You Doing The Rest Of Your Life?」。「ミシェル・ルグラン/Michel Legrand」 作曲、「アランとマリリン・バーグマン夫妻/Alan and Marilyn Bergman」が作詞したスタンダードの名曲。1969年の映画「The Happy Ending」の主題歌として使われ、その年のアカデミー音楽賞にノミネートされた曲でもある。

「♪ あなたはこれからの人生をどう過ごすの? 
   あなたの人生を取り巻くいろいろのことについてもよ。
   たった一つお願いがあるんだけど、
   それはこれからずっと一緒に過ごして欲しいってこと。
   どの季節も、そしてその日々の中で起こるつまらないことでも一緒に過ごして欲しい。
   すべての生活が二人で一緒に始まり、そして終わるようにしてほしいの。・・・・・♪」

この歌を歌っているアーティストは沢山いるが、ここでは「ビル・エヴァンス/Bill Evans」の演奏を紹介しておきましょう。エヴァンスが弾く「フェンダー・ローズ/Fender Rhodes」のエレクトリック・ピアノと普通のアコースティックなピアノに、彼のカルテット、そしてルグランの編曲、指揮によるオーケストラが絡むエヴァンスとしては異色のアルバム「From Left To Right」に収録されている。このアルバム、エレピとの両用ということで、否定的な評価もあるが、せつなさ、美しさ、エヴァンスの内面が出ているようで、私は好きですが ・・ 。



From Left to Right  Bill Evans / Polygram Records

 「What Are You Doing The Rest Of Your Life ? – Bill Evans」 Bill Evans Quartet With Michel Legrand Orchestra. Bill Evans (pf, el-p) Sam Brown (g) Eddie Gomez (b) Marty Morell (ds).

          You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video  

ボーカルでしたら、「ローラ・フィジー/Laura Fygi 」なんかどうでしょうか?こちらはローラが「ミシェル・ルグラン」指揮するオーケストラで、ルグランの歌を歌うというアルバム。おなじみのルグランの曲が満載のアルバムです。



Watch What Happens  Laura Fygi / Verve Forecast

 「What Are You Doing The Rest Of Your Life – Laura Fygi 」 
 
          You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video
 
 
 

ふるさとエレジー(10) ~真冬の散歩道~

Tags:

DSCN0719

いつものように元日に実家の周辺を歩いてみた。やはりなんといっても北アルプスを望む景色が一番。湿度が低く、空気の透明度が高いから、くっきりと朝日に映える。しかし、ダイヤモンド・ダストが現れるほどにまで空気は冷え切ってはいないようだ。

DSCN0728
小川に沿って、葡萄畑、林檎畑が続く坂をゆっくりと登っていく。近年の冬は大分暖かいようで、小川の流れも凍ることはないようだ。道端に立つすっかり葉が落ちた柿の木、鳥が上手に皮を残して実を食べている。まったく口をつけていない実もあるので、鳥達もどれがおいしい実なのかを、ちゃんと知っているのだろう。

DSCN0725

 

 

 

こちらは、地元名産の葡萄から作る人気のワイナリー。いくつか飲んでみたが、葡萄酒でワインとは似て非なるように感じたが ・・・ 。

 

DSCN0721

 

葡萄畑の向こう、陽のあたらない谷の北斜面には、まだ溶けていない凍った雪の中に、小規模な集落が肩寄せあうように点在している。多分、高度成長期に故郷を離れた我々世代にとっての原風景。こんな厳しいがやさしい景色を見ると、「住めば都」という我々の親や前の世代からよく聞かされた人生観や生き方が思い浮かび、私の親も含め、「皆んな頑張っているんだなあ」という、なにか、けなげで切ないと思う感情がこみ上げてくる。

 「冬の散歩道/A Hazy Shade of Winter」は、 「サイモン&ガーファンクル/Simon & Garfunkel 」が1966年に発表したシングルで、1968年にアルバム「Bookends」に収録された。原題の意訳は「冬の陽炎」。「Paul Simon」作詞・作曲で、自信を失った男と彼を励ます友人との掛け合いのような構成の歌であるが、次のようなフレーズが繰り返し歌われる印象的な曲であった。

「♪ ・・・ But look around,
       leaves are brown now
       And the sky is a hazy shade of winter ・・・ ♪」



サイモン&ガーファンクルのすべて  サイモン&ガーファンクル / Sony Music Direct

「冬の散歩道/A Hazy Shade of Winter」。

          You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

 

 

 

ふるさとエレジー(9) ~雪山賛歌~

Tags: ,

DSCN0732

新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

新年の故郷は雪であった。正しくは故郷の周りは雪であった。いつものことであるが、北や大陸から大寒波が押し寄せて、大雪になるという天気予報のときは、故郷松本は、まるでブラック・ホールのように寒気ばかりでほとんど雪が降らない。多分、富山県か北アルプスに雪を下ろしてくるのであろう。むしろ滋賀県や岐阜県辺りの帰省の道中の方がよほど心配である。果たして今回の帰省も、琵琶湖、関が原、恵那、伊那谷あたりは猛吹雪であったが、トンネルを抜けて松本平にはいると、もう積雪はなく嘘のような晴れ間が拡がっていた。31日も快晴。写真のような雪に輝く北アルプスの峰が実家から臨むことができた。この清冽な峰々を見るといつも心が引き締まる思いがする。さあ、ことしはどう生きようかと ・・・ 。

わたしは松本出身でありながら、いや、あるからか、冬山などまっぴらごめん。よくあんなところへ登ろうと思う人がいるものだといつも思っているが、所用で市内にでたら、駅前などで新年を山で迎えようという多くの登山客を見かけた。

高校時代、コンパといえば、必ずといっていいほど歌った歌は雪山賛歌」。原曲は、1946年のジョン・フォード監督の西部劇映画「荒野の決闘」の主題歌としても、タイトルとしても使われたアメリカ民謡「いとしのクレメンタイン/Oh My Darling, Clementine 」である。

          You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video



© 2009 JAZZYな生活. All Rights Reserved.

This blog is powered by the Wordpress platform and to just Go Beach Rental.