JAZZYな生活

プレミアムエイジ ジョインブログ

エコと言うにはおこがましいが ・・・ 

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車検の時期が来た。母親のケア帰省のことがあるので、今回は早めに車検に出すことにした。いつもは代車を頼んでいるのだが、こんな時期ということもあって、とても「エコ」と言うにはおこがましいが、今日から3日間車なしの生活をしてみることとした。
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朝一、車を預け、猪名川沿岸をウォーキング。久しぶりの猪名川の河川敷公園である。堰の積み石を踏んで対岸に渡ってみる。河の中から望む五月山は開放感にあふれる景色である。水辺には多くのカモなどの水鳥に混じって、サギ、セグロセキレイ、シジュウカラ、ハトなどが群れている。

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土手には、ご近所の方達が手入れをしているのであろう、菜の花、チューリップ、ラベンダー、クローバーなどの花が一杯に咲いている。そして水辺には春休みになった子ども達が遊んでいる。東北地方とは別世界のような平穏な日常と風景が広がっている。素直に感謝したい。エコと言うにはおこがましいが 3日間、車を使わない生活が始まった。

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帰り道、最寄り駅のデパートでは究極の「エコ移動」、間寛平さんのほぼ2年間をかけて地球一周、4万キロ走破した「アース・マラソン」の軌跡の全貌を記録したイベントをやっていた。60歳、地球一周走破という前代未聞のチャレンジを成し遂げた。一歩60cmの積み重ねである。展示してあった何足ものボロボロになったシューズがそのことを雄弁に物語っていた。すごいの一言!

東北へのエール、「You Must Believe In Spring」シリーズの最後は、「ビル・エヴァンス/Bill Evans」で締めくくりましょうか。1977年に録音されていたこのアルバムは、1980年、エヴァンスの死後にリリースされた。兄弟、友人を相次いでなくした後の録音だけに、死、喪失感を色濃く感じ取ることができる。このアルバムをエヴァンスの最高傑作にあげる人も多い。



You Must Believe in Spring  Bill Evans / Rhino / Wea

「♪   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
   木々は、その葉が落ちても、再び芽吹いてくることをわかっています
   すっかり葉が落ちてしまった時期も、めぐり来る季節に過ぎないと知っているのです
     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
   やがては春がくることを信じましょうよ!  ♪」

「Bill Evans – You Must Believe In Spring」 Trio with Eddie Gomez (b), Eliot Zigmund (d)

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路傍の花、樹々の鳥 (14) ~とぼけ櫻咲く~

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私がお気に入りの「ご近所櫻」は、我が家すぐ近くの運動公園の土手の櫻。ここの一本の櫻だけが、ご近所で一番はやく、他の櫻より1週間ほどはやく開花する。しかも、まれではあるが、暖かい秋の日にも何を間違えたか花が開くことがある。そんなことから、私が勝手に「とぼけ櫻」名づけている櫻である。その「とぼけ櫻」、つい3日ほど前に見たときはまだ蕾の状態だったのに、今日観たら開花していた。

毎年この櫻が咲くのを見ると、「ああ今年も春が来た」とほっとする。とくに今年は震災のニュースを見続けた後なので、その感慨がひとしおであった。もうあと1週間もすると我が家のご近所では一斉に櫻が咲く。東北の皆さん、もうすぐ春がきますよ。櫻が咲きますよ。

去年の4月になくなった「井上ひさし」の作品に「吉里吉里人(きりきりじん)」という長編小説がある。月刊誌に連載された後、1981年に新潮社から単行本として発刊され、その年の「日本SF大賞」、「読売文学賞」、「星雲賞」を受賞した作品。刊行されると同時に買って読んだことがある。

東北地方の一寒村が日本政府に愛想を尽かし、突如「吉里吉里国」を名乗り独立を宣言する。当然日本政府は反発、これを阻止すべく策を講じるが吉里吉里側は食料やエネルギーの自給自足で足元を固め、高度な医学や独自の金本位制、タックス・ヘイヴンといった切り札を世界各国にアピールすることで存続をはかる。その攻防を含む1日半の出来事を、全28章にわたって描写している。井上氏の「東北讃歌」ともいえる、じつに面白い小説であった

小説の設定では、この「吉里吉里国」は東北本線沿いの宮城県・岩手県県境付近とされているが、実はモデルがある。岩手県上閉伊(かみへいい)郡大槌(おおつち)町吉里吉里。これは実在の地名である。そして、山田線・吉里吉里駅が実在する。この場所が今回の大震災で大きな被害を受けたのである。

もしも日本国が被災した東北地方に長期にわたって復興・復活まで全面的な支援をしなかったら、この小説の通り、東北地方は、日本国、日本政府に愛想を尽かし、独立してしまうかも知れない。そんな東北人の粘りや底力、気概、覚悟を被災した皆さんに期待もしたい。もし政府にそれができなかったら、この国の国民は本当に自国の政治に希望も愛想を尽かしてしまうであろう。

吉里吉里人 (上巻) (新潮文庫)     井上 ひさし / 新潮社

お届けしてきた「You Must Believe In Spring」シリーズ、今回は「クレオ・レーン/Cleo Laine」。スキャットで名高いイギリス出身のベテラン女性ヴォーカリストにしてミュージカル女優である。ジャズ、ポピュラー音楽、クラシック音楽の各部門においてグラミー賞にノミネートされたことのある唯一の女性歌手であるという。



Live at Carnegie Hall  Cleo Laine / RCA

 「♪  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   雪に覆われた世界の中でも、万物は変化しているのです
   あなたが考えたり、知っている世界は、決して定まった世界なんかではありません
   春がくることを、愛が生まれることを信じましょうよ!
   ほら、もうそこに春が・・  ほら、もうそこに愛が・・・   ♪」

「Cleo Laine – You Must Believe In Spring -」 カーネギー・ホールでのライブから。

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今年の春は ・・・

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ウォーキングに出かけようと外に出てみたら、横殴りの雪。今朝は晴れていたのに、急変したのだ。しばらく待っていたら、小止みになり、再び晴れてきたので、日課のウォーキングに出かけた。しかし外はまだ冬のような寒さ。防寒パンツとダウン・ベストがまだ放せない。午後もまた雪が降ってきたが、この地に住みだしてから18年ほどになるが、4月を目前にしてこんなことは初めてである。新聞の櫻情報をみても、和歌山の一部を除いて、いずれも「つぼみ」一色で、ご近所でいつも一番早く咲く「とぼけ櫻」もまだまだつぼみの状態。

まるで大震災を目の前にして、春が足踏みしているのかのようである。妻は、かの地にも早く春が訪れるようにと願い、趣味で作ったお内裏様を旧暦の「お雛祭」までは飾っておこうと言った。

ヨーロッパJAZZカップルの中で、有名な一組といえば、前回紹介したオランダの歌姫「リタ・ライス/Rita Reys」と「ピム・ヤコブス/Pim Jacobs」。「リタ・ライス」は1950~60年代に活躍したヨーロッパにおける女性JAZZボーカルのパイオニアの一人。「ピム・ヤコブス」は、夫に死別したリタの再婚相手であるが、もっぱらリタの歌伴のピアニストとして活躍していたようだ。

彼ら二人のそれぞれのアルバムに収録されている「Spring Will Be A Little Late This Year」というあまりよく知られていないスタンダードがある。「サマーセット・モーム/Somerset Maugham」原作の映画「Chritmas Holiday」(1944年)のために書かれた曲らしい。作詞作曲は、「フランク・ラーサー/Frank Loesser」。これらアルバムはヨーロッパJAZZの大名盤、ヤコブスの「Come Fly With Me」は私の愛聴盤でもある。  

「♪ 今年は春の訪れがすこし遅くなるかも知れない。孤独なわたしの住む土地にはちょっと遅れるかもしれない。 ・・・ ♪」 

こんな歌いだしで始まる美しいメロディを持つロマンチックなこの歌、大震災の被災者の心情を思うと、今は身につまされるような悲しい嘆きの曲に聴こえる。



クール・ヴォイス・リタ・ライス  リタ・ライス / ユニバーサル ミュージック クラシック



カム・フライ・ウィズ・ミー  ピム・ヤコブス・トリオ / ユニバーサル ミュージック クラシック

 

参考) 「アニタ・オディ/Anita O’Day」が歌う「Spring Will Be A Little Late This Year」のTOUTUBEはこちら

 

御柱、心柱

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連休にガソリンと雪を気にしながら、母親のケアのために帰省した。名神、中央高速では、消防車、自衛隊車両、自治体からの派遣車両など災害地へ向かう数多くの車を見た。日本中が応援しているという実感。給油制限はあったものの何とか帰省はできた。

自宅近辺の地域に入るところで、交通規制に出くわした。「すわ、何事か?」と思って聞くと、地域の氏神様、「須々岐水(すすきがわ)神社」の「一の御柱」の「中出し」の最中だという。「そうだ!今年は御柱の年だ」と改めて気がついたのだ。去年は総大社・諏訪大社の御柱祭が行われた。松本平、安曇野のいくつかの社(末社?)では、諏訪大社の次の年に同じように、7年ごと(正確には満6年間隔)に御柱祭が行われる。「里曳き」と柱の建立が行われる5月5日の本番に先立って、この時期に御柱を山から切り出す「山出し」、山から神社の近くまで曳行する「中出し」が行われる。諏訪大社の御柱の起源は、平安時代以前とされるから、この神社の御柱の歴史も相当なものであろう。

諏訪大社は4宮に4本づつ計16本の御柱が建つが、わが須々岐水神社の御柱は2本である。2月27日、28日には「ニの御柱」の「山出し」と「中出し」が、3月19日には「一の御柱」として樹齢100年以上、根回り1.8m、長さは15mほどある杉の大木を古式に則った神事の後切り倒し、20日には多くの氏子により、木遣り歌にあわせ曳行された。私はちょうどその場に出くわしたのである。先を急いでいたため、曳行行事そのものは見なかったが、あとで立ち寄ってみると、写真のような立派な「御柱」が置かれていた。大震災のため今年は例年より時間を短縮して行ったという。

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東北地方には、郷土色豊かな数々の祭や伝統行事がある。そんな地域の皆さんの生活や心のよりどころとなる伝統行事が一日も早く復活してほしい。神社や寺なども崩壊したり喪失しているであろうが、そんな伝統行事が復活したときこそが、歴史の継続を再び始めたという意味で、地域の真の復活かもしれない。
被災者の方々の心の中に「心柱」を建てて、いち早く復興に向かってほしいことも願って、5月5日には勇壮に御柱が建てられるのである。

かって親父が丹精を込めていたが、もうほとんど手入れもしてない実家の庭。小雨の中、「サンシュユ」の花が静かに咲いていた。

YOUTUBEで見つけたオランダのJAZZボーカルの名花「リタ・ライス/Rita Reys」の「You Must Believe In Spring」。キーボードは夫の「ピム・ヤコブス/Pim Jacobs」。

「♪ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   木々は、その葉が落ちても、再び芽吹いてくることをわかっています
   すっかり葉が落ちてしまった時期も、一年の季節に過ぎないと知っているのです

   氷に閉ざされた山は、やがて来る4月の雪融けの流れを夢見ています
   今はかたい水晶のように見えても、やがて融けることを知っているのです
   やがては春がくることを信じましょうよ!

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

「You Must Believe In Spring – Rita Reys」
 
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春よ、届け!

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TVを見るたびに心が痛む。すこし明るい、ほっとするニュースも報じられるようになった。私ができることといえば、「義援金」、「買い溜めをしない」、「省エネ」ぐらいか。そして、「普通の生活を暮らし続ける」ということが大事だろうと思う。そして、目に留まるかもまったくわからないが、ブログで励ますことくらいか ・・・。

今日も普通の通りに山遊びに行った。今日の山作業も春の準備。山頂近くに見事な山桜があるが、「ヒサカキ」が邪魔をして、散策路から見えにくい。もう小さな白い花をつけているが、「ごめん・・」といいながら、その「ヒサカキ」を何本か切らせてもらった。これで見事な山桜が、登ってくる人の目を楽しませてくれる。

この時期、一際目立つのが「ヤマコウバシ(山香し)」。まわりの落葉樹は全て葉を落としたのに、3月下旬、新芽の芽吹きも近づいた時期になっても、まだしっかりと葉を落とさずにがんばっている。今回の被災者の皆さんを象徴しているかのようである。

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コブシの蕾も大きく膨らみ、もう開きかけている蕾もちらほら。ウグイスの鳴くころに花が咲くので、その名が付けられた「ウグイスカグラ(鶯神楽)」も可憐でピンクの漏斗状の花をつけ出した。負けじと「ダンコウバイ(壇香梅)」も。

木全体が黄色の小花で覆われ、「春黄金花」ともよばれる「サンシュユ」、「同じように黄色の花を持つ「ミツマタ(三叉)」、白い釣鐘状の「アセビ(馬酔木)」の花も満開、香りを漂わせている。

わたしの地域では、日増しに春の兆しが、はっきりと目に見えてきている。もうすぐ東北地方へも届くでしょう。

「ミシェル・ルグラン」作曲で、「アラン&マリリン・バーグマン」夫妻作詞による「You Must Believe In Spring」。いままでもこの曲を紹介してきているが、何回でも紹介しようとおもう。ちょっとでも励ましになれば ・・・ 。

「♪ 孤独な想いがあなたの心を凍らすとき
   冬の後には春がやってくることを思い浮かべてみませんか?

   深い雪の下にもバラのつぼみが隠されていることは知ってますね
   だから、やがては春がくることを信じましょうよ! 
               ・・・・・・・・・・・・・・・・・・     ♪ 」 

今回は、「トニー・ベネット/Tony Bennett」と 「ビル・エヴァンス/Bill Evans」の2枚目のデュオ・アルバム「Together Again」(1976)から。



トゥゲザー・アゲイン  トニー・ベネット / ビクターエンタテインメント

You Must Believe In Spring – Tony Bennett and Bill Evans
 

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60歳過ぎたら聴きたい歌(69) ~Make Someone Happy~ 

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東北地方の大地震の惨状とは別世界のように申し訳ないほど穏やかな風景が拡がっている。16年前はまったく逆であったのだが ・・・ 。大地震の日は、わたしの65回目の誕生日だった。特にめでたくもなく、祝いたくもないのであるが、2時間後にあのような地震が起こるとは露知らず、箕面のカフェ・ダイニングで妻と食事を楽しんでいた。

直後の地震。帰宅後、家族や親戚、知人の安否確認に追われたのであるが、幸いなことに大丈夫であった。昨日も大変気になっていた古い友人の安否がわかり、ほっとしたところである。今日は首都圏の停電パニックの影響で、息子や知人から頼まれた防災関連商品を買うためにスーパーや量販店、ホームセンターなどに走った。しかし、この関西でも、カップ麺、ミネラル・ウォーターなどは品薄、懐中電灯、ラジオ、単一乾電池などは、どこも品切れの状態であった。やはり東京方面の知人などから頼まれている人が多いようだ。買い溜めの片棒を担ぐような割り切れなさも感じつつ、何とか調達をして送ったが、首都圏への宅急便は1週間から10日かかるという。

首都圏のパニックは一巡すれば収まるであろう。一番大変なのは被災地である。ないないづくし。タンクローリーは通行許可がいるとかそんなことをいっている場合なのか?陸路が問題あるなら、自衛隊、海上保安庁、米軍、新聞社などのヘリを総動員するなどして、緊急物資を届けることはできないものか?もどかしさを感じてならない。まだ原発という大難題が残ってはいるが、一刻も早く復旧・復興にむけて動き出してほしい。法律や規則などその一点に向けて柔軟に解釈運用をすべきでしょう。そしてこの時点でも、文字通り決死の覚悟で原発の鎮圧に従事している人、瓦礫の中で救助活動に取り組んでいる人達に心からの感謝とエールを送りたい。

さて、私も介護保険証やらが送られてきて、いよいよ「高齢者」という法的にきめられた定義の範疇に入ったらしい。定年退職をしてから、生甲斐感を喪失してしまい、自分の存在意義が薄れてしまったと感じる高齢者も多いという。私はすぐに慣れたが、確かに定年直後は、身分が正社員から派遣社員となり、昨日までの部下が上司になるということに、すこし戸惑った時期もあった。

定年退職から1年ほどたったころに買ったCDのある歌に、インスパイアされたことがある。「ソフィー・ミルマン/Sophie Milman」。その歌は、CDタイトルと同名の「Make Someone Happy」。第2の人生、余生を「誰かを幸せにするために生きている」と考えたらどうだろうか。そんな風に考えようかと思うきっかけになった歌である。少しキザで、感傷的で、照れ臭いので、いままで「60歳過ぎたら聴きたい歌」では取り上げなかった歌でもある。「ソフィー・ミルマン」。ロシア・ウラル山脈出身で冷戦崩壊後の混乱の中、イスラエルに移住、そこで育ち、その後カナダへ。トロント大学生のときJAZZ歌手デビュー、現在はカナダ、アメリカを中心に活躍する若手イチオシ女性ボーカルの一人。



メイク・サムワン・ハッピー  ソフィー・ミルマン / Viictor Entertainment,Inc.(V)(M)

震災への各国からの支援の申し出、日本国中からもボランティアの申し出、義援金などもぞくぞく集まってきているようだ。これもいままでいろいろな面で、国連をはじめ先進国、発展途上国を問わず世界中に支援をしてきた日本の外交成果がここへきて出たのであろう。まさに「情けは人のためならず ・・・ 」である。

そして自然に、「Make Someone Happy」の歌詞が心に浮かんだ。「♪ 誰かを幸せにしてあげればいい そうすればあなたも幸せになれるのだから ♪」。奇麗事で感傷的なことは十分承知しているが、今も、そしてこれからも、この国には全ての面でこんな「思い」が必要ではないだろうか。いまこの大地震による大惨事を目の前にして、国民皆が強くそう思えば、きっとこの国はよみがえる。

「Make Someone Happy」。「ペリー・コモ/Perry Como」あたりが最初に取り上げて有名になった歌らしい。作詞は「ベティ・コムデン/Betty Comden」、「アドルフ・グリーン/Adorf Green」のコンビ、作曲「ジュール・スタイン/Jule Styne」。ミュージカル「Do Re Mi」(1960年)の中の曲という。

JAZZでは「ビル・エヴァンス/Bill Evans」が好んで取り上げているのが印象に残っているが、エバンスが「トニー・ベネット/Tony Bennett」の歌伴を務めた一枚も印象的なアルバム。

 

トゥゲザー・アゲイン  トニー・ベネット / ビクターエンタテインメント

【 Make Someone Happy 】 作詞;Betty Comden & Adorf Green 作曲;Jule Styne

「♪ Make someone happy,           誰かを幸せにしてあげよう       
   Make just one someone happy,   ある誰かを幸せにしてあげればいい
   Make just one heart the heart you sing to.  その人の心に歌いかけてあげよう
   One smile that cheers you,       必要なのは元気づける笑顔、それと
   One face that lights when it nears you,  そばに来ると周りがパッと明るくなる笑顔だ
   One girl you’re ev’rything to.      そしてあなたが全てと思ってくれるその人

   Fame if you win it,              名声なんか手に入れても 
   Comes and goes in a minute.      そんなものは一瞬でなくなってしまう
   Where’s the real stuff in life to cling to? 人生の中で頼れる真実はどこにあると思う?
   Love is the answer,              答えは「愛」さ
   Someone to love is the answer.     愛する誰かこそ、その答えだ
   Once you’ve found her,            一度愛する誰かを見つけたら、
      build your world around her.     その人の周りにあなたの世界を築きなさい

   Make someone happy,           誰かを幸せにしてあげよう       
   Make just one someone happy,    ある誰かを幸せにしてあげればいい
   And you will be happy, too.      そうすれば、あなたも幸せになれるのだから ♪」

「Sophie Milman – Make Someone Happy」

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大混乱

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(写真;イギリスの新聞” THE INDEPENDENT ON SUNDAY”の紙面)

大災害の週末が明けて新しい週が始まった。東京で月に一度定例的に行っている同窓会がこの地震で中止となった。その返事のメールを見ていると、東電の計画停電が引き金となった東京の大混乱ぶりがうかがえる。「電車が動かないので出勤できない」、「開いているスーパー、コンビニには長蛇の列」、「何処のお店に行っても食品の棚は空っぽ」、「デパートも生協も休み、ダイエー、銀行は午前の2時間だけの営業」、「ろうそく、電池、お米、パン類も全て売り切れ、ガソリンも売り切れで休業」、「無責任な流言蜚語が飛び交っている」 ・・・・・。東京で地震が起こったわけでもないのに、まるで40年前、1973年に起こった「第一次オイルショック」に起因するパニックに輪をかけたような状況に思える。むしろ、被災地の皆さんの方が、あの大被害の「ないものづくし」の中で、いまは沈着冷静に行動しているように見え、頭がさがる思いである。

あの計画停電の発表が原因である。計画といっても、TVで東電の会見を見たが、場所がダブったり、直前までやるのかやらないのかはっきりしないし、あれでは、どこがいつから停電になるのか、停電になったのかどうかさえも、住民サイドではよくわからないのではないだろうか。周知の方法もお粗末としかいわざるを得ない。本来ならば、政府がガバナンスを発揮し、停電対策を打ち、国民に冷静な行動を求めるべきなのだが、「計画停電ありき」だけが先行し、それに伴う影響には、なにも手を打たないまま政府が了承した。一方、「停電になるとどう影響がでるのか」についてだけは、TVでえらく丁寧に解説してくれるので、それが不安に拍車をかけ、買いだめに走ったのだろう。

石原都知事は、「日本人の我欲に対し天罰が下った」などといっているらしいが、「石原都知事、あんたには言われたくない」という反発も感じる。しかし、あのパニック・大混乱をみると、あながち否定できないのではないかと思ってしまう。それと一旦、インフラ危機が発生するとこれだけの大混乱が生ずるのは、「東京一極集中」のつけである。石原都知事はまだ東京一極集中を加速したいかのように見えるが、これを機に、危機管理、リスク分散の観点から、もう一極集中をやめ、地方分散を基軸とした「日本再設計」を考えたほうがいいと思う。

あのオイルショックのときのように、日本人全体が、計画休業、計画休暇、計画的自己啓発などを考え、一度ゆっくりと休んでみて、企業や個人が何ができるか、家族や将来の日本の在り様など、一人一人がじっくり考えてみたらどうだろうか。

それにしても、福島第一原発の東電本店の記者会見をずっとみていて思ったのだが、緊張感や危機意識に欠けているといわざるを得ない。なかには薄ら笑いで会見に臨むものもいた始末。東電内部も大混乱しているかもしれないが、事は国民の生命にかかわる問題なのである。どうも、事をできるだけ小さく見せようとする隠蔽体質がまだ残っていることが、垣間見えたようだ。ことここにいたっては何をかいわんやである。時間と内容、時間的な速さなど本店の情報収集能力、現場掌握能力、説明能力、いずれも見ていて背筋が寒くなるようなものであった。現場から乖離しているあのプライド高い本店のエリート・キャリア集団の危機に際しての能力と意識の低さが露呈したのでないか ・・・ 。

「チャーリー・チャップリン/Charles Chaplin」が監督・製作・脚本・作曲を担当した映画「モダン・タイムス/Modern Times」の名曲「スマイル/Smile」でもいかがですか?ほっと肩の力を抜きましょう。

【 SMILE (微笑んで) 】  作詞作曲;チャーリー・チャップリン

「♪ Smile, though your heart is aching,     微笑んで 心が痛くても
   Smile, even though it’s breaking;      微笑んで たとえくじけそうでも
   When there are clouds in the sky, you’ll get by  行く手に 雲がかかっても
   If you smile through your fear and sorrow,   微笑んで どんなにつらくても
   Smile, and maybe tomorrow          微笑んで たぶん明日には
   You’ll see the sun come shining through for you.  君を輝かせる明るい日差しが 
       ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・      ♪ 」  

ギターとボーカルの異色JAZZデュオ、「フライド・プライド/Fried Pride」の8枚目のの最新アルバム「for your smile」から。



フォー・ユア・スマイル  フライド・プライド / ビクターエンタテインメント

「フライド・プライド/スマイル」 ボーカル;shiho ギター;横田明紀男

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きっと癒してくれる

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暖かい春の陽が注ぐ我が家の四角い画面の中で大惨事の光景が展開している。TVは、まるで映画のCGのように、はじめて見る大津波の実景を、どこか現実感を喪失したような感じで映し出している。現実は、我々の想像力を遥かに超えてしまっているのだ。16年前、大きな被害を受けた近隣の町やわが町を歩いたが、何もできなかった。今回も同じ無力感を痛烈に感じる。松島、塩釜、気仙沼、陸前高田、大船渡、釜石、遠野 ・・・。学生時代、その豊かな自然と人情に触れた思い出の地でもある。やがて、復興に向けていろいろな支援や活動が本格化するだろう。何かできることをすこしでも協力しようと思う。

今年も櫻の若木を植えた。この山の櫻の種から育てた5年ほどの「エドヒガンザクラ」の若木を25本ほど。「ソメイヨシノ」の祖であるといわれている、「エドヒガンザクラ」の寿命は千年という。被害にあった方の鎮魂と、一刻も早い被災地の復興を願って櫻を植えた。

新潟・中越地震のときは「平原綾香」のうたう「ジュピター」にラジオのリクエストが殺到したという。阪神・淡路大震災のときも、いくつもの歌が現地に流れた。そして、震災から2ヵ月半たったころ、瓦礫の中に咲いた何本もの櫻の花が、被災者の心を癒したと聞く。

今年も後1ヶ月したら櫻が咲く。瓦礫の中でもきっと櫻は咲く。そして、きっと癒してくれる。そして、この歌も ・・・ 。

 櫻守のまねごとをして、今年も櫻を植えた。

 
「ふくい舞 / いくたびの櫻」

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あの日を思い出した

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3月11日。65歳の誕生日。いよいよ高齢者の仲間入りで、取り立てて、めでたくも祝いたくもない日。単なる通過点としたかったが、そうもいかず、妻の発案で大阪が一望の下に見渡せる箕面のカフェ・レストランへ食事に。とまあ、静かなバースディで、穏やかに一日が終わるはずであった。帰宅したのが午後3時ころ。めずらしく東京に住む長男から留守の間に電話が入っていた。時間を確認したら「着信15:06」、帰宅の直前の電話である。そして、何気なくTVをいれたら、最近観た「クリント・イーストウッド」監督の映画「ヒアアフター」を思い起こさせるような信じられないような光景が映っていた。あの電話は、長男からの安否を知らせる電話であったことに気がついた。

それからは、首都圏、北関東に住む家族、親戚、知人の安否を確かめようとすぐに電話を入れたが、もうすぐにつながるような状態ではなかった。威力を発揮したのはPCによるEメール。全部の安否の確認が終えたのは夜9時過ぎであった。ほっとすると同時に、16年前のあの日を思い出していた。

我が家の被害は軽微であったが、まず停電した。TVを見ることができないので、何が起こっているのか現場ではまったくわからない。周辺には山ほど情報があるのだが、それを一番必要とする肝心の現場では入手できなかったのである。同じようなことが今回も起こっているのであろう。「TVでは繰り返し、すぐに逃げてください、海岸には近づかないでください」といっているが、はたして現場に届いたのであろうか?

学生時代をすごした仙台、東北地方にはいささかの縁もまだ残っている。被害の全容がわからないが、被災された皆さんには、心からお見舞い申し上げます。

まずは命を救うことと、これ以上の被害の拡大を防ぐことが急務であろうが、大変なのはこれからです。16年前、さほど大きな被害を受けなかった私の地域でも、電気が復旧するのに丸1日、ガスにいたっては丸々1ヶ月以上かかったのである。暖房、食事、風呂、通勤通学、食料品・日用品などの確保や日常生活を維持するのに大変であった。会社の同僚や知人には大変な被害にあった方も多く、横から見ていても、その過酷さ、大変さは十分に感じられた。今回は、地震にくわえ、今回は津波という未曾有の被害も加わっている。想像を絶する大変さであろう。

国、地方、与党、野党、公、民間を問わず、「国民の生活と命を守る」という根幹の政治力、統治力、行政力の全てが問われている。まさに日本の国民力が問われているといっていい。この危機を乗越えられるならば、この国の政治危機、経済危機の克服などいかばかりのものであろうか。
 

春告げ鳥たち

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家やご近所の庭の椿や梅に、蜜を吸うために、ヒヨドリ、メジロ、ジョービタキなどがあつまってきているのが目立ってきた。そして、時折、声はすれども姿の見えないウグイスの鳴声も ・・・ 。

ご近所の公園では、幼児を連れたお母さん達が大勢集まってきている。本当におひさまにあたるのはいい日和。砂場や遊具で遊ぶ子どもたちの声が響く。「春告げ鳥」のように聴こえるのである。また、わが団地は高齢化率35%に達している。子ども達の声は、未来への希望を告げるような意味にもとれる名前の「善知鳥(ウトウ)」のようにも思えるのである。

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一転、故郷・信州松本は、7日未明からの「カミ雪」(南岸低気圧によって長野県の南部ほど多く降る雪のこと)が、まだ相当残っている雪景色であった。日は照っても身を切られるような冷たい風の中を春の息吹や兆しを探して歩いてみた。

雪が融けかけた畦に咲く小さな花。路傍の素朴な祈り、馬頭観音の微笑み。露出した地面を必死についばんでいる鳥達。確信はないが「セグロセキレイ」、「オオマシコ(写真)」あたり?であろうか。関西と違って、まだまだ「ウグイス」の声は聴こえない。「春は名のみの風の寒さ」なのである。

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片道5時間の故郷へのロング・ドライブには、いつも音楽のお供は欠かせない。先日の春の陽気に浮かれて、久しぶりに買ってしまった3人の「Song Birds」のCDをはじめとして、何人かがドライブのお供をしてくれた。その3人の女性JAZZボーカルとは、澤野工房イチオシのボーカル、「ニコレッタ・セーケ/Nikoletta Szoke」、カナダ出身期待の歌姫、「エミリー・クレア・バーロウ/Emilie-Claire Barlow」、そしてもうベテランでしょう、美貌と歌唱を備えたお久しぶりの登場の歌姫、「イーデン・アトウッド/Eden Atwood」である。

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「ニコレッタ・セーケ/Nikoletta Szoke」。可憐な美形で、「秘密の花園」入りした私が好きな女性歌手の一人である。ヨーロッパJAZZ、それもピアノを主体とした良質なJAZZを提供し続けてくれている澤野工房にあって、ピアニスト「ヨス・ヴァン・ビースト/Jos Van Beest」のパートナーにしてボーカルの「マリエル・コーマン/Marielle Koeman」を別にすると、初めての本格的なJAZZボーカルのデビューである。デビュー作からかなり入れ込んで、やばくなっていたが、この澤野からの3作目も期待にそぐわぬ出来。前作同様、「ロバート・ラカトシュ/Robert Lakatos」のピアノ・トリオが歌伴をつとめ、スタンダード、そしてポップの名曲を、近づく春にふさわしく、華やかに聴かせる。「リュック・ベッソン/Luc Besson」監督の映画「レオン/Léon(1994)
」のラスト・シーンで使われた「スティング/Sting」の「Shape Of My Heart」と、ラカトシュの大人気曲に彼女自身が詩をつけた「Allemande」が心に染み入る歌唱。

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ニコレッタ・セーケ/SHAPE OF MY HEART  Nikoletta Szoke(vocal) Robert Lakatos(piano) Jozsef Horvath Barcza(bass)  Andras Mohay(drums)

 
 
 
そして、二人目はこのブログでも何回か紹介した、「エミリー・クレア・バーロウ/Emilie-Claire Barlow」の新作アルバムは「The Beat Goes On」。ボサノヴァからバカラック、60年代のポップな名曲が小粋なアレンジで蘇る。「雨に濡れても/Raindrops Keep Falling On My Head」、「The Beat Goes On / Soul Bossa Nova」、「These Books Were Made For Walkin’」などJAZZ的フィーリングがあふれる。全ての編曲を彼女が手がけたというから、相当の才人である。ハンドルを握る指先が思わずリズムを刻みたくなる快作。



ビート・ゴーズ・オン  エミリー・クレア・バーロウ / ビクターエンタテインメント

彼女の歌で、「The beat goes on soul bossa nova」。

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お久しぶりの登場の「イーデン・アトウッド/Eden Atwood」。新アルバムは「Like Someone In Love」。「バニー・マニロウ/Barry Manilow/When October Goes」や「シャーリー・ホーン/Here’s To Life」など新スタンダードといえるナンバーを彼女がどう歌うか。そして、声帯にできた腫瘍の除去手術を受けた彼女の歌声がどう変わっているかを聴きたくて求めたアルバム。かえってダイナミックで強くしなやかな声を獲得し、さらに輝きを増したようにも思える。

 

ライク・サムワン・イン・ラヴ  イーデン・アトウッド / バウンディ



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