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盆を迎えて

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お盆である。東北地方の被災者の皆さんにとって今年はつらいお盆であったでしょう。

京都・大文字焼き、五山の送り火では、陸前高田の浜の津波でなぎ倒された松の木を燃やす、燃やさないでもめ、みっともなさを日本中にさらしてしまった。

私の田舎では、「かんば」といって白樺(しらかんば)の木の樹皮を家々の戸口で焚いて、盆の「迎え火」とする。そして、今はどうしているか知らないが、子供のころは、野菜と割箸でいろいろな動物を作ってお供えし、盆が終わると、それらを川に流したものである。いまならゴミとして回収するだろうが、昔はあの野菜はどうしたのだろうか。昔に比べ、盆の供養もだいぶ簡素化されている。とはいえ、実家では浄土宗のプロトコルにしたがって供養を行っていたが、それも母が老いてできなくなり、仏壇は残してきたが、親父の位牌を今年は連れて帰った。仏壇がわりの棚に置き位牌を置き、簡単な供養をした。

そして、今年の1月9日に17歳で亡くなった我が家の愛犬「ちゃちゃ」の新盆でもある。柴犬としてはかなりの長寿であったと思う。臆病なのか、自分の適正な食事量をちゃんとわかっていて、それ以上は決して食べようとはしなかった。それが長寿の原因だったかもしれない。亡骸の焼却と供養をお願いした市の霊園の動物の慰霊碑にお参りをし、犬小屋のあった場所に置いてある人形に、大好物だったチーズを供えた。

美人薄命。早逝の美人歌手も多い。「ベヴァリー(ビバリー)・ケニー/Beverly Kenny」、彼女もその一人である。ちょっと甘ったるい、ハスキーがかった声を持つ美人歌手。1960年28歳の若さで亡くなった。死因については、従来、「寝タバコが原因のホテル火災のため焼死」となっていたが、睡眠薬と酒を服用しての自殺ともいわれている。きっと深い悲しいストーリーがあったのでしょう。そんな、ストーリーを感じさせる歌は、「Born To Be Blue」。ブログ記事「村上春樹氏のスピーチ」で紹介したものの再録になりますが、もともとは、ハスキー・ボイスで有名な「ヘレン・メリル/Helen Merrill」が歌っていたが、「ベヴァリー・ケニー」は、もう少しソフトに、甘くキュートに歌っている。1958年に録音され、彼女が残したたった6枚のアルバムの一つ「Born To Be Blue」に収録されている。

ボーン・トゥ・ビー・ブルー(紙ジャケット仕様)

ベヴァリー・ケニー / ユニバーサル ミュージック クラシック


 
「Beverly Kenny sings Born To Be Blue」

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