JAZZYな生活

プレミアムエイジ ジョインブログ

アートな稲穂

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家から少し離れたスーパーまでの買い物ドライブの途中、寄り道をして稲穂アートを見に行った。例年、近くの農業高校の生徒さんが作っているという。今年も3色の稲穂を使った幅20mはあろうかという巨大な「ギフチョウ」である。黄金色の稲穂の中に、ただそれだけが浮かび上がっているだけであるが、欧米流のミステリー・サークルとは違って、稲穂を倒さずに、色違いの稲穂を植えて大事に育て、模様を浮かびあがらせる。そんなところに、時間をかけ、作物を大事にするという日本人の価値観が垣間見える。
  
さあ、最近の女性ボーカル衝動買いのCDは、「スーシ・フルゴール/Susi Hyldgaard」の「恋に落ちる11の呪文」。「シーネ・エイ/Sinne Eeg」、「メッテ・ジュール/Mette Juul」とここ続けてアルバムを手に入れた新人二人はデンマーク出身の歌手であったが、今回もどういう訳は偶然にも同じデンマークの新人歌手であった。バカンスのヨーロッパの夏、とりわけ気候のいい北欧はJAZZフェスティバル多いというが、そんなこともあって、デンマークはユーロ・ジャズの発信の中心地となっているのだろう。

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さて、「スーシ・フルゴール」。ジャケットもよかったが、何たってタイトルがいい。「北欧のひんやりとした乾いた空気から生まれたクール・ボイス、よく冷えたドライ・マティーニのような歌声」というようなコピーだったが、私は、彼女の七色の声といってもいいような多彩な声質に驚いた。曲によって変わる正統派、ロリータ風、ささやきボッサ風 ・・・。まるでコンピレーション・アルバムみたいな印象である。少女、性悪女、聖女、強い女、いろいろな女が顔を出す11の呪文。同系統のシンガーはちょっと見当たらないエキセントリックで魅力的なアーティスト。アルバム・タイトルの原題は「Magic Words…to Steal Your Heart Away」。これも素敵なタイトルだと思う。スタンダードを中心に「ミッシェル・ルグラン/Michel Legrand」、「ヴァン・モリソン/Van Morrison」などの名曲を交えた話題作。残念ながら、このアルバムは、YOUTUBEにはまだアップされていない。

恋に落ちる11の呪文 【HQCD】

スーシ・フルゴール / MUZAK

話は変わるが、何回か夏にも訪れたことがある北欧では、蝶々にまったく気が付かなかった。蝶の模様をあしらった食器やインテリア雑貨をいくつも見かけたので、いないということは考えられない。きっと、ほかの景色か二足歩行の金髪の蝶に気を取られていたに違いない。

秋、各地でジャズ・フェスが催されるが、神戸でも、「神戸ジャズ・ストリート」、「神戸元町ミュージック・ウィーク」がもうすぐ始まる。

 
 
 

路傍の花、樹々の鳥 (17) ~ 秋の七草 ~

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写真は、奈良は高円山の麓、高畑・百毫寺の山門前の萩の階段。私の好きな寺の一つだが、前回訪れたときはもう散ってしまっていた。今年もまたこの萩の季節には行けなかった別名、萩の寺。

「お好きな服は?」と問われれば、今ならば、「デニムのシャツに、チノパン、そしてベスト」と答えるかもしれない。それが山遊びのいでたちで、もっとも着る頻度が多い服装だから。それに加え、長靴、キャップにヘルメット、ナップサックというのが定番の山遊びの服装。 

そして、「オ・ス・キ・ナ・フ・ク・ハ?」と問われれば、それは「秋の七草」と答える。TVか何かで聞いた「秋の七草」の覚え方。「秋の七草」は、「女郎花(ミナエシ)」、「尾花(オバナ/スキのこと)」、当時は朝顔といわれていたという「桔梗(キョウ)」、「撫子(デシコ)」、「藤袴(ジバカマ)」、「葛(ズ)」、「萩(ギ)」のことで、「山上憶良(やまのうえのおくら)」が詠んだ次の2首の歌がその由来とされている。

「秋の野に 咲きたる花を 指(および)折り かき数ふれば 七種の花」 (万葉集・巻八 1537)

「萩の花 尾花 葛花 瞿麦(なでしこ)の花 姫部志(をみなへし) また藤袴 朝貌(あさがお)の花」 
                                            (万葉集・巻八 1538)

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粥にする「春の七草」と違って、あくまで観賞用植物として親しまれているが、「萩」とは「草カンムリに秋」と書き、「秋に咲く草」という意味で、お彼岸のころに萩は見ごろを迎えるため、私の大好物「おはぎ」は、この「萩」に由来する。いくつになっても、食い意地の煩悩は消えないようで ・・・。

我が家の狭い庭には、ちょうど今はもう咲き終わったり、これからだったりであるが、このうちの3種、「藤袴」、「桔梗」、「撫子」があり、そしてウォーキングの道筋には七草すべてがあり、目を楽しませてくれる。

さて、秋の宵を彩る美メロJAZZ。ときどきお邪魔するブログ仲間から「リッチー・バイラーク/Richie Beirach」のソロ・アルバム「ヒューブリス/HUBRIS」を教えていただきました。音質、美メロジャズで定評のあるドイツの名門レーベル「ECM」からリリースのLP盤。「リッチー・バイラーク」、トリオでのスタンダード集の「恋とは何でしょう/What Is This Thing Called Love?」、クラシックの名旋律を素材にした「哀歌/No Borders」を聴いて、よくスイングし、よく歌うピアノだという印象を持っていたが、このアルバム「HUBRIS」は知りませんでした。全曲オリジナル、こんな美メロとは ・・・・。冒頭の曲は、切なさが見えた「Sunday Song」。

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リッチー・バイラーク / ユニバーサル インターナショナル

「Sunday Song – Richie Beirach」

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シャボン玉飛ばせ

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先日の子供たちとの遊びは「水鉄砲作り」と「シャボン玉遊び」。小学校低学年、幼稚園児を持つ10家族30人くらいが集まった。少し時季外れにはなってしまったが、近くの竹薮から採ってきた直径7、8㎝の青竹を鉄砲筒にして、まず水鉄砲を作ってみる。多少の試行錯誤をしながら、親子で作った水鉄砲、勢いよく水が飛んで歓声が上がる。

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さあ、次はシャボン玉。まず、石鹸、洗濯糊などを材料に使ってシャボン液を作る。ストロー、ホース、ペットボトルをカットして漏斗状にしたもの、針金ハンガーに布を巻いて輪っか状にしたものなどいろいろなもので、大小さまざまなシャボン玉を作ってみる。適度な風が吹いていたので、流れるようなシャボン玉ができたり、七色に輝く直径30㎝もあるジャンボ玉が空へと舞い上がっていく。これまた大歓声で子供たちは夢中になって遊んでいた。水鉄砲といい、シャボン玉といい、身近なものを材料に使っての手作り遊び。子供たちにも若い親ごさんたちにも新鮮だったのでしょう。

スタッフ一同も大満足であったが、あのヌルヌル液や液まみれの道具類の後始末が大変だったことは言うまでもない。参考のために、シャボン玉液のレシピの紹介をしておきましょう。

レシピ(1);ストロー用
ぬるま湯:100ml、砂糖:1/4小さじ、細かく削った固形石鹸:1小さじ

レシピ(2);ジャンボ・シャボン玉用
ぬるま湯:5、洗濯糊:4、食器用洗剤:1、粘りが足らない場合はグリセリン:少々 (いずれも割合です)
また紅茶などを混ぜることによって着色もできます。

興味のある方はお試しください。

さて、台風後、一層秋が深まった感じのする宵に聴くJAZZピアノ。今宵は2003年にスエーデンのピアニスト「マーチン・ティンフォール?/Martin Tingvall」をリーダーに結成された「Tingvall Trio」。アルバム「Norr」。その澄み切ったピアノの音色は、夏の白夜が終わり、日があっという間に短く、雲と雨が多くなり、秋というよりも、暗くて寒い冬へと一気に走りだす9月のスエーデンを思い出させる。そして、シャボン玉のようにつかの間だった夏の余韻とさびしさだけが残る。

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Tingvall Trio / Skip

「Norr」より、「Tingvall Trio – Snårestad Folkvisa」 

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「毎日じいさん」しています

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秀逸な映画(DVD)を観た。人気漫画家「西原理恵子(さいばらりえこ)」のベストセラー漫画を映画化した「毎日かあさん」。かって実際の夫婦であった「小泉今日子」と「永瀬正敏」が夫婦役で共演したことで、芸能ニュース的な話題を呼んだ映画でもある。しかし、そんなミーハー的な関心事は見事に吹き飛ばし、秀逸な二人の演技で、大きな感動を呼ぶ映画であった。女性漫画家とその夫でアルコール依存症の元戦場カメラマン、やんちゃ盛りの6才の息子と4才の娘からなる家族のリアルな日常生活のドタバタが、リアルな視点とやや毒気のあるユーモアで描かれていく。カメラマンであった夫、「鴨志田穣」と西原自身の実体験に基づいた話であるというが、決してきれいごとでは進んでいかない、どこにでもある家族の実生活が淡々と描かれているが、その視点の温かさに感動を覚える佳作であった。監督は「小林聖太郎」。

漫画家のサイバラは、子供たちに振り回されながらもたくましく毎日を送っていた。一方で元戦場カメラマンの夫カモシダは、アルコール依存症から入退院を繰り返す毎日。やがてふたりは離婚を決意し…。

毎日かあさん(通常版) [DVD]

キングレコード

それにしても元アイドル「小泉今日子」は、「グーグーだって猫である」(2008年)、「トウキョウソナタ」(2008年)でもそう思ったが、本当にいい女優になったと思う。

木村充~1

そして、エンディングに流れていた歌、これがまたすごかった。DVDでも鳥肌が立ったくらいストーリーにマッチしていたし、何と言ってもその声のチカラと存在感に圧倒された。「ケサラ/CHE SARA」。歌っているのは  「木村充揮(きむら あつき)」。「天使のダミ声」と評されている歌手である。確かに「ジョー・コッカー/Joe’ Cocker」、「トム・ウェイツ/Tom Waits」などブルースの系譜に連なる歌手を想起させる声である。それもそのはず、かって一世を風靡したブルース・バンド「憂歌団」のリード・ヴォーカルであったのだ。「鴨志田穣」さんも生前は「憂歌団」の曲が好きだったと、西原理恵子さんが語っているというので、そんな縁からエンディングに使われたのかもしれない。

「ケサラ/CHE SARA」。そうとう昔であるが「ケ・セラ・セラ」というよく知られた歌とは違うが、スペイン語?で意味は同じ「なるようにしかならないさ」いった意味であろう。原詩は、貧しい村の様子と、その生活に退屈した若者が村を捨てて出て行くといったストーリーらしいが、これがなぜか、反戦・革命の歌に変貌してしまい、世に知られるようになったというから不思議である。木村は、それとはまったく別の訳詞をつけ、愛と希望の歌に再び変貌させたのだ。

「♪ ・・・ ケサラ ケサラ ケサラ/今日の一日を/前を向いて歩いてく/ケサラ サラ サラ ・・・ ♪」

東北の被災地で圧倒的に支持されていると聞く。

さあ、わたしも明日からもまた「毎日じいさん」。前を向いてを生きていくとしますか ・・・・。

小さな花

木村充揮 / ヒップランドミュージック

「木村充揮 – ケサラ/Che Sara」

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虫めづる爺い

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山遊びの途中、大きな芋虫を見つけた。よほど葉が美味しいと見えて、一株の灌木にいくつも群がってへばりついている。左の幼虫は体長10㎝程度、下のそれは7㎝くらいある。多分、蛾の幼虫であろうが、何の幼虫か確かなことはわからないが、それぞれに保護色とおもわれる奇妙な模様や鮮やかな色を身にまとっている。これから脱皮して大きくなるのか、蛹(さなぎ)の期間を経て羽化するのかわかないが、いずれにせよしっかり食べているのであろう。そんなことを考えると、このグロテスクな外見にもかかわらず、愛おしくなってくるから不思議である。

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そういえば、平安時代晩期ころに書かれたという短編物語集「堤中納言物語」の一篇に「虫めづる姫君」なんて話があったのを思い出した。

「美しい蝶を好まれる姫君ならば、どこにでもいらっしゃることでしょうが、この姫君がお好きなのは、蝶になる前の毛虫のほうだったのです。」 こんな書き出しで始まる、身なりや化粧もかまわず、普通の女の子が好きそうなかわいげなものには一切興味を示さず、虫一筋というちょっと変わったお姫様の話。そんな姫のうわさを聞きつけたいまどきの若者・右馬佐が、贈り物を送り、歌を読みかけたのです ・・・。(訳はコチラを参照してください。)

アニメ作家、「宮崎駿」監督は、「風の谷のナウシカ」のヒロイン「ナウシカ」をこの姫君から着想を得たという。

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さて、初秋の宵に聴く美メロ・ピアノ。今宵は、「エスビョルン・スヴェンソン・トリオ/Esbjörn Svensson Trio (E.S.T.)」。「E.S.T.」は、「エスビョルン・スヴェンソン(p)、「ダン・ベルグルンド/Dan Berglund(b)」、「マグヌス・オストロム/Magnus Öström(ds)」からなるスウェーデンのジャズトリオ。私にしては珍しい選択です。「e.s.t.は、ジャズ・バンドではなく、ジャズも演奏するポップ・バンドだと考えている」と自ら言っているように、「E.S.T.」に改名したころから、まるで本人も自覚していたかのように、ロックにあえて挑戦するような演奏に傾倒していく。ファンのなかでも、好き嫌いが激しく分れたようで、まあ、「蓼食う虫もすきずき」といえばそれまでであるが、私は好きになれず、遠ざかって行ってしまった。エヴァンス、ジャレットの影響下から敢えて脱皮するための「もがき」にしか見えなかったからである。

2008年6月14日土曜日。リーダーの「エスビョルン・スヴェンソン」が、休暇中、ストックホルム郊外のストックホルム群島で、スキューバ・ダイビング中の事故により死去。44歳。ナチュラルで自然体な演奏に魅かれた初期のアルバム、「Winter in Venice」(1997) が残された。

Winter in Venice

Esbjorn Svensson Trio / Act Music + Vision

「Esbjörn Svensson Trio ‐ Winter in Venice」
 
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展望レストランのある病院で

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今日は県立医大病院へお見舞い。次男のお嫁さんが1か月前から入院し、1週間ほど前に手術を終えたばかりである。生後9か月の娘、私にとっての初孫を残しての話であるから事はいささか大変である。もちろん次男はサラリーマンで仕事がある。となりにお嫁さんのご両親が住んでいるので、かなりの部分は頼れるが、ご両親も仕事を持っているため、都合がつかない時がある。この時とばかりに、私たち夫婦も食事、買い物、孫のお相手と何回か手助けに走った。仕事とイクメン、通院をしっかりとこなしていた息子、わが息子ながらすこし感心もした。たいへんではあったが、きっと息子夫婦の絆は、これで強くなったであろう。

お嫁さんの回復に向かっている明るい顔を見て一安心。あと一週間もすれば退院だそうだ。ほっと安心したところで、病棟を出て、Tホテルが経営する病院内にある展望のよいレストランで、子供たちの思い出話にふけりながら、ホット・コーヒーを飲む。しかし、大変なのはこれからもしばらく続く。じじばばの出番もまだまだありそうである。 

退院祝いには何を贈ろうかと思案。たしか職場のジャズ・バンドでピアノを弾いていた彼女が好きだった歌が「今井美樹」の「プライド」であることを思い出した。そんなCDを贈ってみようか。結婚当初は、わたしのためにジャズ・ピアノを弾いてくれるのではないかと密かに期待していたが、どうも難しい塩梅になってきたようだ。孫娘に期待をしてみようにも、まだ先の長い話ではある。

「今井美樹」のアルバム「I Love A Piano」。「小曽根真」、「武部聡志」、「大野雄二」など7人のピアニストとの共演である。「今井美樹」の透明感のあるピュアな声が、ピアノとよくマッチして新たな彼女の魅力を引き出している。中でも私も気に入っている曲が、日本のJAZZ界を代表するピアニスト、塩谷哲(しおのやさとる)」と共演した「PRIDE with 塩谷哲」。曲の主人公の切なく淡い心情がピアノの音色に映し出されて心にやさしく響いてくる。

「♪ ・・・・ どんな時にも 微笑みを絶やさずに 歩いていこうと ・・・・ ♪」
お嫁さんへのエールになればいいが ・・・。

I Love A Piano

今井美樹 / EMIミュージック・ジャパン

「PRIDE-今井美樹with塩谷哲」
 
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山の味覚

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台風一過後の山遊び。大して風も吹かなかったので、被害もそうあるまいと思っていたが、山の上の駐車場への道路脇が一部崩れたとかで、麓の駐車場へ車を置いて、雨の気配がまだ残るしっとりとした緑のトンネルをゆっくりと登っていく。管理事務所で仲間と合流し、いつものように山に分け入る。前回7月の台風の時と違って、倒木も落木もないようだ。山は気温が下がって、もうすっかり秋の気配。あれほど汗が滲んだ山道も心地よい。初夏には真っ白な花で目を楽しませてくれた「ヤマボウシ(山法師、山帽子)」には、直径1~3cmで球形、表面がブツブツしていて、イチゴを思わせるような赤い実が生っている。(写真上/左) 果肉はやわらかく、黄色からオレンジ色で、マンゴーのような食感と甘さがあるが、今は食べるにはまだちょっと早いようだった。果皮も熟したものはとても甘く、シャリシャリした砂糖粒のような食感があり、先達は果実酒にも適しているという。

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そして、秋の山の味覚といえばキノコである。山道の脇の松の切り株には、いくつもの「マツオウジ(松旺子)」が生えている。「マツオウジ」はアカマツの切り株や材木から生える大型のキノコである。先達は、「これくらいのサイズであれば、上等なおいしい吸い物になる」といって嬉々として採っていった。今年はあのキノコの宝庫、東北地方のキノコ採りも、残念なことにあきらめざるを得ないようだ。こんなところにも原発事故の影響が出ているのだ。東北地方の自然を相手としたこんな平凡でささやかな楽しみすらも奪ってしまったのだ。

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日本のブルーベリーと呼ばれるブルーベリーの一種である「ナツハゼ(夏櫨)」も黒い実をいっぱいにつけている。酸味は強い甘味が特徴であるが、あまり一般の人には馴染はないかもしれない。わたしもこの山で遊ぶようになってから教えてもらったのだ。酸味の効いた甘さが山遊びで渇いたのどを潤してくれるありがたい果実でもある。
 

今宵の「美メロJAZZピアノ」は新しい発見、ロシア生まれのピアニスト、「ユージン・マスロフ/Eugene Maslov」。最近、CDショップでジャケットとキャッチに魅かれて衝動買いをしてしまった。アメリカに拠点を移して最初に録音された1992年度作品らしく、「スピード感とキレの良さで伝統と革新の両面からアプローチする、躍動感溢れる転がるようなフレーズ」、「市場から姿を消していたマニア垂涎の幻の名盤!」というキャッチであったが、オリジナルのタイトル曲「Autumn in New England」とスタンダード「Blame It On My Youth」やエヴァンスの曲「My Bells」などを交えての演奏は期待を裏切らなかった。

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Autumn in New England

Eugene Maslov / GM Recordings


 
 
 

残念ながら、このアルバム、YOUTUBEにはまだアップされていないようです。 
 
 
 

メンテナンス

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築20年、我が家のメンテナンスが始まった。外壁、屋根などの塗装である。年齢的にも資金的にも余裕のあるうちにと一大決心をしたうえでの工事である。我が家の一大関心事には違いなく、妻は、カタログの色見本を見ては、色選びに余念がなかった。台風15号が来ているというので、昨日(21日)からの開始は延期になるかと思いきや連絡があり、塗装屋さんは「予定どおりやります」という電話であった。「大丈夫かいな」と心配していたが、実際、この辺は雨だけで風はほとんどなく、さすがプロである、あれよあれよという間に4時間ほどで足場が組みあがってしまった。しかし皮肉なもので、組みあがるころには、すっかり雨もやみ、青空さえ見えていた。これから手塗で1週間ほどかかって工事が完了する予定。高水圧の洗浄後、汚れが落ち、すっかりきれいになった階段に私も妻もびっくり。

さて、リタイア爺さんの「心のメンテナンス、リフレッシュは?」と問われれば、私の場合は、やはりジャズ、映画、ミステリーであろうか? 昔からちっとも進歩がない ・・・。いやいや、最近は「山遊び」が一番かもしれないのですが ・・・。

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さあ、リフレッシュのための今宵のJAZZピアノは、「ロバート・ラカトシュ/Robert Lakatos」を選んでみました。「ハンガリーが生んだ俊才が奏でる類まれなる美音とスウィング感。切ないため息のような絶品のバラードが至福の夜へと誘う」というコピーに偽りなし。ラカトシュは、私がピアノ・トリオに望む四要素、「美しさ」、「切なさ」、「力強さ」、「心の奥に届く深さ」をすべて持っている。澤野から何枚かのアルバムがすでにリリースされているが、どれもが期待を裏切らない出来栄え。

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SO IN LOVE  ロバート・ラカトシュ・トリオ/澤野工房

3年ほど前に聴いたコンサート、彼の外見は相撲取りかと見間違うような大男であった。しかし、いったん弾き始めると、その繊細で、鮮やかなタッチで紡がれる音色は、無骨な外観からは想像できないくらい美しい。そんな彼の指先が奏でた美音が今でも耳に残っている。デビュー・アルバム「SO IN LOVE」から、オリジナルの美メロ、「Alemande」を。この曲は、「寺嶋靖国」氏セレクトの「Jazz Bar 2005」にも収録されている。

「Alemande-Robert Lakatos」

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逆さまの一日

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今日19日はピアノ教室の生徒さんたちの集まりのお手伝い。20数名の小学校、中学校の女の子とその保護者ばかりが集まり、山の散策やら竹笛づくりや竹パンづくり、竈をつかってパスタやスープを作るお手伝い。台風15号の影響による雨を心配しながらの遊びであったが、多少の雨にはあったものの、どうにか一日楽しんでもらえたようである。屈託のない幼きピアニストたち、この中から、ひょっとしたら「上原ひろみ」に続くJAZZピアニストが出るかもと期待 ・・・。

リタイアしてからはボランティアを通じてであるが、子供たちに接する機会が多くなった。最初のころは、その喧しさにちょっと戸惑ったりもしたが、最近はすっかり慣れて、これならば「ソフリエ」(孫育てをきちんとできる祖父に与えられる資格で、祖父×ソムリエに由来)にもなれるのではと妙な自信を持ってしまう。妻はまったく同意しないのだが ・・・。

爺さん4人、一所懸命お手伝いをしたが、よく考えてみると今日は「敬老の日」ではないか。これではまるで逆さまの一日だったことに、後から気が付いた。

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今宵の「宵JAZZピアノ」は少し華麗に参りましょうか。彼女たちの曾(ひい)爺さんといってもいいお歳、1928年生まれのご長寿ピアニストで、80歳を超えても、いまだ現役のピアニストであることに驚かされるのは、「ジーン・ディノヴィ/Gene DiNovi」。ヨーロッパのピアノ・トリオを思わせるような流麗さ、上品さと、アメリカのモダンな都市感覚、粋さを兼ね備えているが、何と言っても日本での人気が高いのは、「エディ・ヒギンス/Eddie Higgins」、前回の取り上げた「ベンチャーズ/The Ventures」などと同じように、日本人の琴線に触れるそのメロディ・ラインの美しさにあるのではないか。この人も日本人のハートを持っているミュージシャンに違いない。
 
現在はカナダのトロントに住んでいるそうであるが、彼の家からは、夜な夜なピアノを弾く音が、隣の家まで聴こえるそうで、隣家の住人は、ジーンがいい演奏をすると、拍手で応じるのだという。いや、なんという「うらやましい暮らし」であろうか。

ゴールデン・イヤリング

ジーン・ディノヴィ / エムアンドアイカンパニー


 

ソー・イン・ラヴ

ジーン・ディノヴィ / エムアンドアイカンパニー

華麗にして踊るようなタッチ、流れるような指使いから紡ぎ出される旋律。そして甘美な艶と甘さ。このピアノタッチの心地よさは何だろうか。タイトル曲のスタンダード「Golden Earrings」を横浜でのライブから。最初ソロでメロディを弾き始め、あの美しい旋律を生かした、絶妙華麗なアドリブを聴かせる。

「Golden Earrings – Gene DiNovi Live In Yokohama 2010」
 
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ベンチャーズから始まった

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NHK・BSプレミアムの「Show Time」。「谷村新司」がMCのこの日は、「ベンチャーズ/The Ventures」であった。1959年、「ドン・ウィルソン/Don Wilson」(1933年生まれ)と「ボブ・ボーグル/Bob Bogle」によって結成された。初来日は1962年のことで、日本側が用意したギャラが二人分しか用意できなかったため、ドンとボブの2人だけの来日となったという。大ブレークのきっかけとなった2度目の来日は1965年。ドン、ボブに加え、「ノーキー・エドワーズ/Nokie Edwards」、「メル・テイラー/Mel Taylor」の4人で、メンバーや人数の変遷はあるものの、この4人がオリジナル・メンバーと認識している。番組では、結成当時のエピソード、バンド名の由来や初来日のいきさつなどがドンの口から語られて非常に興味深かった。そして私の音楽の旅も遡ってみれば、「ベンチャーズ」から始まったのである。

50年も同じサウンドを維持し、毎年のように来日し日本各地でコンサートをひらく。「××ベンチャーズ」と名乗る「ご当地ベンチャーズ」や親父バンドは数知れず。かっての会社の仲間も、おじさんバンドでベンチャーズをやっているという賀状が届く。この一向に人気が衰える気配のない「ベンチャーズ」の魅力とは一体なんだろう? 谷村は「歌ではなく、インスツルメンタルで、しかも日本人の琴線に触れるそのメロディだ」と評していた。 
「ベンチャーズ」は、日本の若者に最も大きな影響を与えたバンドと言って過言ではない。あのころの若者の誰もがあの「テケテケ」サウンドに魅了されエレキ・ギターが飛ぶように売れたという。かくいう私も大きな影響を受けたその一人である。

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1961年(昭和36年)、高校に入学してから「禁じられた遊び」が弾きたくて、クラシック・ギターを買ってもらい、最初はカルカッシ・ギター教則本などで、クラシック・ギターを真面目に練習していた。大学入学は1965年(昭和40年)、まさにベンチャーズ2度目の来日の時である。クラシック・ギター部に入部したが、ベンチャーズの影響を受けるまでにそう時間はかからなかった。そしてギター部のメンバー3人を核に2人を加えて学生バンドを結成することになる。それからはバンド一直線の2年間。リサイタルを開き、バンドを後輩に譲るまで疾風怒濤の2年間、そのリサイタルは、1967年10月28日のことであった。

そのリサイタルで演奏した曲に「キャラバン/Caravan」がある。「デューク・エリントン/”Duke” Ellington」の手になる有名なスタンダードであるが、多分多くの日本人は、「デューク・エリントン」でよりも、「ベンチャーズ」の演奏でこの曲を知ったのではないだろうか。

「キャラバン Caravan’84 - The Ventures」 メルの十八番、スティック・オン・ベースも懐かしい。

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