JAZZYな生活

プレミアムエイジ ジョインブログ

霧立ちぬ

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春が近づいてきたのである。いつもの山。雪にならなかった昨夜の雨が、気温が暖かいので、霧となって立ちこめている。ミツマタの蕾もだいぶ膨らんできた。

はるか昔の曲、記憶の底の沈んでいた「ザ・スプートニクス/The Spotnicks」の「霧のカレリア」なんて曲が不思議にも浮かび上がってきました。エレキサウンド・ブームの中、「宇宙サウンド」とよばれたスウェーデンのエレキ・ギター・インストルメンタル・グループ「ザ・スプートニクス」の北欧ムード一杯のこんな曲もヒットしましたね。このエコーのかけ方が何とも懐かしい。懐古趣味と笑うことなかれ!
                        

霧のカレリア

スプートニクス / ビクターエンタテインメント

「KARELIA ― The Spotnicks」
                     
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冒険小説が好き

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去年の年末の話であるが、ボードビリアンで日本冒険小説協会会長の「内藤 陳(ないとう ちん)」さんが亡くなった。たしか「トリオ・ザ・パンチ」なんてトリオを結成していて、「ハードボイルドだど!」というギャグで一世を風靡し、日本冒険小説協会を立ち上げ、「深夜プラスワン」というバーを開いていた人である。

戦後、欧米の文化が一斉に日本に入ってきたが、1946年、戦後直後生まれの私にとっては、中学生の頃にはもう、映画や小説の一ジャンルとして、海外からのミステリー、ハードボイルド、冒険物語に心躍らせ、そして、JAZZ、POPS、ラテンなど洋楽に夢中になっていた。それ以後50年、爺さんになっても、いまだにそのカテゴリーの小説が定番になっている。「ジョン・ル・カレ」、「ジャック・ヒギンズ」、「イアン・フレミング」、「アリステア・マクリーン」、「デズモンド・バグリイ」、「ケン・フォレット」、「ハモンド・イネス」、「クライブ・カッスラー」、「トム・クランシー」、「ロバート・ラドラム」、「クレイグ・トーマス」 ・・・。枚挙にいとまがないほどである。そんな昔心躍らせた冒険小説作家たちを再び辿る道標としている本は、「冒険・スパイ小説ハンドブック (ハヤカワ文庫NV)」。

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冒険・スパイ小説ハンドブック (ハヤカワ文庫NV)

早川書房


 
 
そして彼らの影響を受け、日本人にも良質のスパイ小説や冒険小説を書く作家が輩出した。「逢坂剛」、「五木寛之」、「大沢在昌」、「北方謙三」、「佐々木譲」、「谷甲州」、「船戸与一」、「藤田宜永」、「森詠」、「矢作俊彦」、「楡周平」などの著作が私の本棚に並んでいる。

なんといっても冒険小説はストーリー展開と主人公のキャラ、個性。次々と襲い来る危機を知恵と肉体で乗り越えていくノンストップの疾走感とラストの爽快感。これがたまらないのである。そして登場する拳銃や車、列車、飛行機などの小道具、大道具へのこだわりと薀蓄。まっ、男の読み物でしょうかね。「内藤陳」氏の慧眼に敬意を表し、彼イチオシの「ギャビン・ライアル/Gavin Lyall」の代表作「深夜プラス1(原題;Midnight Plus One)」を再読してみようか ・・・・。

深夜プラス1 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 18‐1))

ギャビン・ライアル / 早川書房

そして今、夜な夜な読んでいる冒険小説は、「高野和明」著「ジェノサイド」。急死したはずの父親から送られてきた一通の不可解なメールを受け取った創薬化学を専攻する大学院生・古賀研人。同じ頃、特殊部隊出身の傭兵、ジョナサン・イエーガーは、難病に冒された息子の治療費を稼ぐため、アフリカ、コンゴである極秘の暗殺計画を引き受けた。日本人の書く冒険小説も、ストーリー展開といい、スケールといい、格段に広く大きく、昔、心躍らせたあの作家たちにも匹敵すると思う。

ジェノサイド

高野 和明 / 角川書店(角川グループパブリッシング)

さて、冒険小説に似合うのは、やはりJAZZ。日本を代表する冒険アニメ「ルパン三世」のテーマ曲がいい。「ルパン三世のテーマ」をてがけたのは、ジャズ・ピアニスト「大野雄二」。彼は、いくつあるかわからないくらいのバージョンやアルバムで、「ルパン三世のテーマ」を演奏しているが、いずれもそれぞれの味があって捨てがたい。

LUPIN THE THIRD“JAZZ”

大野雄二トリオ / バップ

LUPIN THE THIRD「JAZZ」~Another JAZZ~

You & Explosion Band 大野雄二 / バップ

さあ、もっともスイング感とスピード感に溢れている「大野雄二」率いるフルバンドのライブ演奏で聴いてみましょうか。とにかくかっこいいの一言に尽きる。

「Yuji Ohno & Lupintic Sixteen – Lupin The Third ’80」
 
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男も囁く ・・・

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前回のブログで韓国囁き系の女性JAZZ歌手「ウン・サン/Woong San」を紹介したが、彼女といい、「LISA」、「ダイアナ・パントン/Diana Panton」といい、どうも最近年を取るとウィスパリング系女性歌手の心地よさに心奪われる傾向が目立ってきたようである。これも一種の老化現象であろうか ・・・。それはさておき、男性歌手も「囁く」のである。ジャズでいえば、その筆頭は、「チェット・ベイカー/Chet Baker」であろうか。「ジェームス・ディーン/James Dean」似のイケメンで、甘くハスキーな高音でささやくように歌うその囁きの魔力にとりつかれた女性も数知れずという。「鼻歌のように歌う」とも言われたボサノヴァ歌手「アストラッド・ジルベルト/Astrud Gilberto」もその一人だったという。

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その「アストラッド・ジルベルト」の元の旦那が「ジョアン・ジルベルト/João Gilberto」。確かにボサノヴァは囁き系の歌口によく似合うが、ジョアンはボサノヴァにおける囁き系の筆頭であろう。アストラッドがボサノヴァの「女王」なら、ジョアンは確か「法王」と呼ばれていたように思うが、「チェット・ベイカー」にしろ、「ジョアン・ジルベルト」にしろ、何かアストラッドは「ささやき」に弱いという体質でもあるのだろうか?

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そして、80年代くらいだったであろうか、「AOR」というのが一時期はやったことがある。「AOR」とは、「Adult-Oriented Rock(アダルト・オリエンテッド・ロック)」の略語であり、音楽のジャンルの一つであるが、お洒落な都会派ロックというような感じといえばわかりやすいだろうか。この分野の囁き系の代表は、「マイケル・フランクス/Michael Franks」であろう。独特の囁くようなヴォーカル・スタイルと、ジャジーで都会的な音楽性は、当時も今も高く評価されている。その代表曲が、「Antonio’s Song(アントニオの歌)」で、ボサノヴァを歌う多くの歌手にカバーされている。AOR系で囁き系の日本の男性シンガーというと、これはなかなか思い浮かばないが、しいて言えば「寺尾聡」、「上田正樹」であろうか ・・・。

さあ、すこし春めいてきた暖かい日の午後に、男の囁き系、「マイケル・フランクス」の代表的ヒット曲、かの「アントニオ・カルロス・ジョビン/Antônio Carlos Jobim」に捧げた「アントニオの歌/Antonio’s Song」なんぞゆったりと聴いてみるのもいいかもしれません。そして、色々なアーティストがフェイク・ボッサとしてカバーしている「ユーミン」こと「荒井由実/松任谷由実」の名曲「あの日に帰りたい(英語タイトル;Somewhere In The Rain)」も ・・・。

スリーピング・ジプシー

マイケル・フランクス / ワーナーミュージック・ジャパン

「Michael Franks - Antonio’s Song」

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「Yuming」作品を、AOR系外国アーティストがカヴァーした作品集。外国人の解釈によるユーミン・テイストが興味深い。

OVER THE SKY:Yuming International Cover Album

オムニバス / EMIミュージック・ジャパン

「Somewhere In The Rain(あの日に帰りたい) ― Michael Francks」
 
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ウィスパリング再び

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相変わらず「K-POPS」の人気は高く、日本の音楽界を席巻しているようだ。そして、「K-JAZZ」もなかなか侮れないとこのブログに書いたのは一昨年の3月であった。(参照「これはヤバイ! 韓流JAZZ」) それから2年、韓国ナンバー・ワン・ジャズ・ヴォーカリスト「ウン・サン/woong san」の日本での4thアルバムがリリースされてた。

彼女を知ったのは、2ndアルバム「Close Your Eyes」がたまたまTSUTAYA店頭で目にとまり、あまり期待もせずにレンタルして聴いてみたが、これが大当たりであった。久しぶりのハスキー系、ウィスパー系の歌い口にすっかり魅了されてしまったのである。そして、17歳から仏教寺院で尼僧の修行をし、山を下りてからJAZZに目覚めたが、修行中に授かった法名、それが「Woong San(雄山)」であったという彼女の特異な経歴にも興味を覚えた。

1曲目、彼女のオリジナル「クローズ・ユア・アイズ/Close Your Eyes」のハスキーとスイング感の絶妙なマッチングに驚かされる。そして3曲目、ハスキー・ウィスパリングの極み、「マイケル・フランクス/Michael Franks」作詞作曲のカバー「ヴィヴァルディーズ・ソング/Vivaidi’s Song」で、はやくもノックアウトにいたってしまう。日本人の女性JAZZシンガーにありがちな声量の無さをカバーするような「ウィスパリング」ではないのである。

Close Your Eyes

ウンサン / ポニーキャニオン

2年前は、ほとんどYOUTUBEにアップされていなかった彼女の動画が、いま多くアップされているところからすると、彼女の人気の高さが察せられる。
                                               
「Vivaldi’s Song ― Woong San」
 
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そして4thアルバム「Tomorrow」は、明るく希望がいっぱいの未来、明日が日本に訪れることを祈ってという思いを込めてリリースしたという。「Woong San」自身が書いたオリジナル「Tomorrow」で始まり、「キャロル・キング/Carole King」の「You’ve Got A Friend」で締めくくるというこれも彼女の思いが伝わってくる秀逸なアルバム。韓の国から再びのウィスパリング、ハングルで歌うジャズ2曲、「A Petal」、「Coffee Cup I」も収録されており、音楽の質も音質も高いアルバムに仕上がっている。そして、特筆すべきは全編をサポートしている韓国人ギタリストの「チャーリー・ジョン」。ナチュラルでありながらパッショネイト、豊かな表情を持つ音色。「ジョー・サンプル/Joe Sample」の「Street Life」のカバーにみるソウルフルな演奏は彼女のウィスパリングにも違和感なくマッチしている。

Tomorrow

Woong San / ポニーキャニオン


 
では、新アルバムのタイトル曲「Tomorrow」を ・・・・。

「Woongsan ― Tomorrow」

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郷土館で雛飾りを見る

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地域の郷土館へ行ってきた。どこの町にも博物館や郷土館があるように、わが町にもある。私の住んでいる地域は、「多田銀銅山」に代表されるように、その鉱脈が拡がっている地域である。奈良時代に東大寺の大仏鋳造の銅を産出したという伝承もあり、地域のいたるところに「間歩(まぶ)」と呼ばれた昔の坑道跡が残っている。そんな地域で昭和の初期まで操業していた最後の銅精錬所が「平安(ひらやす)製錬所」であり、その跡地に隣接するオーナーの屋敷、旧「平安邸」が地域の郷土館となっている。

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建築時期は大正中後期で、中庭を囲むように数寄屋造りの母屋、離れ、蔵が配置されたお金持ちの大きな屋敷で、レトロな雰囲気にあふれ、いまは国登録文化財となっている。そこの母屋の座敷に、この地方の旧家に飾られていた立派な「雛段飾り」が公開されているので、それを見に行ったのである。写真のように、襖などをすべて取り払った大広間に、豪華絢爛、きらびやかに飾られていた。人形の着ている着物、道具類など細部にいたるまで見事の一言につきる。

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そして広い土間が関西では「お九度さん」と呼ばれる台所となっているが、ここの台所が、私も毎朝見ているNHKの朝ドラ「カーネーション」のロケに使われたという。小原糸子役の「尾野真千子」や子役も含めて相当な数のスタッフがやってきて、ロケをしていったそうである。さて、朝ドラ「カーネーション」であるが、ストーリーもさることながら妙なところに感じ入っている。それはドラマの中の関西弁(実際は岸和田弁)が極めて自然であり、活き活きとしているということ。岸和田弁と大阪弁の区別もつかず、妙な関西弁を使うといわれている私が感心するのであるから、間違いない。それもそのはず、主役の「尾野真千子」はもちろんのこと、父親役の「小林薫」、母親役の「麻生祐未」、祖母役の「正司照枝」など主な脇役がほとんど関西出身であるからだ。NHKの朝ドラ、東京発一色の情報発信に染まりがちなTVにあって、地方の特色や文化を伝えてくれるという面でも、私は楽しみに観ている。そして、かって岸和田出身の部下がいたが、決まって九月の「だんじり祭り」には有給休暇を取るのが常であった。現在でも「祭り」が生活の中心にでんと座っている日本の地方都市の一つである。

さて、「カーネーション」の主題歌を歌っているのが、「椎名林檎(しいな りんご)」。超個性派のシンガー・ソングライターであり、ロックバンド「東京事変」のボーカリストである。特にファンというわけではないのだが、その過激でドラマ性、メッセージ性の強い歌詞やタイトル、パフォーマンスに、私が興味を抱いたアーティストの一人である。最初に彼女のパフォーマンスをTVで見たときは、大げさかもしれないが、「マドンナ/Madonna」、「レディー・ガガ/Lady Gaga)」を観た時と同じようなインパクトがあった。特に「歌舞伎町の女王」などにその印象が強く残っている。そして、多くのJAZZを目指す若い女性アーティストたちが、「丸の内サディスティック」などをレパートリーに好んで取り入れていることを知り、その強いJAZZテイストにも気が付いた。特にゲスト・ボーカルとして参加している「SOIL &”PIMP” SESSIONS(ソイル&“ピンプ”セッションズ)」のアルバム「6」の「MY FOOLISH HEART~crazy on earth~」を聴くと、彼女の持つJAZZタッチがよくわかる。

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SOIL&“PIMP”SESSIONS / ビクターエンタテインメント

「SOIL&”PIMP”SESSIONS X 椎名林檎/MY FOOLISH HEART~crazy on earth~」

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そして、NHKの朝ドラ「カーネーション」の主題歌が「椎名林檎」と知ったときはびっくりもした。持ち味のあの過激性は影をひそめてるが、ドラマのテーマでもある「明日に向かって強く生きていく女性たち」というメッセージははっきり伝わってくる。

カーネーション

椎名林檎 / EMIミュージックジャパン

「椎名林檎 – カーネーション」
 
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思い込み、ミス、教訓、対策 ・・・

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大手スーパー「I」のバーゲンのチラシ広告。妻が「簡単説明DVD 初めての書道セット/絵手紙セット」なる商品を見つけた。書道にしても、絵手紙にしても彼女が前から興味を持っていた趣味である。買ってきた。「DVDデッキの扱いも覚えなくちゃ」などと勇んでパッケージを開けてみたら、DVDなど入っていないのである。両方ともないのである。商品パッケージには、「テキスト」が同封されていると書いてあるが、それがDVDであるとは一言も書いてない。たしか商品の棚にもDVD付と書かれたPOPが置いてあった。これは完全に店のミステイクである。

どういう訳かテキストがDVDであると、バーゲン企画の担当者が思い込み、そのままチラシに印刷し、バーゲン対象10店舗の近隣一円に配布してしまったのである。そして、担当者も店も一度も商品を確かめることなく、各店舗の商品棚に並べ、客(妻が買った最初の客??)に指摘されるまで、まったく気が付かなかったのである。商品の一部が欠品しているとか、壊れてしているとかではなく、全く内容が別の商品を販売していたのである。店に電話をしたところ、すぐにミスであることを認め、平謝りであった。まあ、対応がよかったため、大きなトラブルにもならず返品することで解決した。それにしても、後から考えてみると、細かいことではあるが、電話代やわざわざ返しに店まで再び足を運んだことについては、何の補償もなく、どうなんでしょう、結局対応の良さに丸めこまれてしまったかも知れない。
     
そんな中で、現役時代、尊敬していた上司の教えを思い出していた。メーカーに勤務していたので、不良品、品質上のトラブルや失敗も多かったのであるが、これらは即コストに直結するのである。その上司は、私たちに対しこう指導してくれたのである。「品質上のトラブルはすべてコストの足を引っ張るマイナス要因である。ただ一つのプラス面は、二度とトラブルを起こさないというヒントを与えてくれる宝の山という点である。間違いや失敗を犯した本人を責めず、そのミスが生じたプロセスを隠すことなく明らかにし、克明にたどることによって、2度と起こさない対策を講じることが、責任者の一番重要なことである。」 その教えに従って、品質トラブルの解決やその修羅場もずいぶんくぐってきた。そして、この教えは、政府の東電・福島原発の事故調査・検証委員会委員長である「畑中洋太郎」氏提唱の「失敗学」という考え方にもつながる。この不幸な事故の経験・教訓をどう生かすかが未来の日本にもつながるのだ。畑中氏には期待できるかもしれない。それにしても、肝心な政府の決断決心にあたっての議事録が一つもないとは ・・・・。

失敗学のすすめ (講談社文庫)

畑村 洋太郎 / 講談社

さあ、今回経験したトラブルは思い込み、誤解による店のミステイクであったが、思い込みや誤解は誰しもが日常的に経験すること。しかし好きな相手に自分を誤解されるほど悲しいことはない。そんな想いをバラードに込めて歌ったのは、「ニーナ・シモン/Nina Simone」であった。「悲しき願い/Don’t Let Me Be Misunderstood(どうか私を誤解しないで)」である。「アニマルズ/The Animals」ですっかり有名になったこの曲は、「ニーナ・シモン」が、1964年にオリジナルで最初にレコーディングした曲で、アルバム「ブロードウェイ・ブルース・バラッズ/Broadway-Blues-Ballads」の第一曲目に収められている。翌年1965年に、この曲をR&Bに編曲し直して、「アニマルズ」がカバーし、大ヒットとなった。その後ディスコ全盛時代に「サンタ・エスメラルダ/Santa Esmeralda」がラテンのノリで再び大ヒットさせ、映画「キル・ビル/Kill Bill」でもバックに使われていましたね。

ブロードウェイ・ブルース・バラッズ(紙ジャケット仕様)

ニーナ・シモン / ユニバーサル ミュージック クラシック

「Nina Simone – Don’t Let Me Be Misunderstood」
 
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「アデル」って誰?

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2月12日(現地時間)に行われた第54回グラミー賞授賞式は、最優秀レコード賞、最優秀アルバム、最優秀楽曲など主要3章を含む6部門を英国出身の歌手「アデル/Adele」が受賞した。まさに独壇場であった。正直「えっ」と思った。まだ23歳の女性シンガー・ソングライターである。しかし去年、アルバムが全世界で売れに売れた、そんな話題のシンガーがいると名前だけはかすかに記憶に残っていた。

「アデル」。2008年に19歳でリリースしたデビュー・アルバム「19」がイギリスでヒット・チャート第一位となり、グラミー賞最優秀新人賞を獲得、続いて、2011年に21歳でリリースしたセカンド・アルバム「21」が、英米両国で初登場1位を獲得、その後全世界19カ国で1位を獲得し、全世界トータル売り上げがなんと1,700万枚を突破したという。

さっそく、YOUTUBEを見たり、CDをレンタルして聴いてみたが、あれだけの声量、歌唱力を持つジャズ、POPS系の女性歌手は日本にはいないと素直に感じた。いるとすればとすれば、演歌歌手、オペラ歌手あたりか ・・・。声を響かせる体の大きさ、ボリューム、首の太さが比べ物にならないのである。最近亡くなった、「エタ・ジェームス/Etta James」さんや「ロバータ・フラック/Roberta Flack」を敬愛しているという。音楽アルバムを聴いてみると、ジャズやソウルをバック・グラウンドに持っていることがよくわかるし、その赤裸々な感情を告白する歌詞とソウルフルな歌声は迫るものがある。しかしながら、いまひとつ「入れ込む」というほどまでには魅かれなかったことを正直に言っておこう。

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Adele / Sony

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アデル / ホステス

それでは、年間最優秀アルバムを受賞した「21」から、年間最優秀楽曲を受賞した「ローリング・イン・ザ・ディープ/Rolling in the Deep」を聴いてみましょうか。

「ADELE – Rolling in the Deep」

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しかし聴きながら思ったことであるが、最近音楽に関して、私は少しコンサーバティブになってしまったかも知れない。「ジャズは人生のBGM」と称してはばからない私が言うのもおかしいのであるが、かって、前衛、アヴァンギャルド、反体制などの象徴であったJAZZも、いまや蕎麦屋やこじゃれたカフェで聴かれるほど、日常的でBGM的な音楽になってしまったし、ジャズ・コンサートへ行ってもお客さんはほとんどが私と同世代の爺さん婆さん。「JAZZファンはコンサバ」と言っても、あながち的外れとは思えない。私も、新しいJAZZ、新しいミュージシャンに対して、「喰わず嫌い」といった傾向になってきているのを認めざるを得ない。経済的な事情もあるのだが、CDショップなどでも、新しいジャズアーティスト、しかも殆どがオリジナルとなったら、まず手が出ないのが本音。「アデル」のような新しい才能をもつアーティストが出てきて、もっともっと音楽界に刺激を与えてくれるといいのだが ・・・。団体さんばかりの日本ではそれも無理か。

双葉より芳し

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いつも遊ばせてもらっている山で採集したエドヒガン桜の実から苗を育てているが、それがびっくりするほど大きく発芽したことは、このブログでも報告したとおりである。(参照「芽生え」) 

そして、先達のアドバイスに従い、1月の中旬の暖かい日に発芽したエドヒガンの芽を深鉢に移植した。小粒赤玉土7に腐葉土3の培養土を入れた深鉢に苗を傷めないように慎重に移植するのであるが、芽が繊細なため、なかなかうまく移植できずに、半数くらいは折ったりしてダメにしてしまった。鉢に適度な湿り気を与え、ビニール袋で覆い、日当たりのよい二階の部屋に置くことにした。お彼岸くらいまで放っておけばいいという。移植できた芽は順調に育っているようである。気になって、開けてみたら、葉は、もうしっかりと桜の葉の形である。「栴檀(せんだん)は双葉より芳(かんば)し」のたとえもある。ちょっと感動 ・・・。さあ、しっかりと育て!

そして、正月に歩き始めた1歳の孫娘が私へのチョコレートを持って(持たされて?)やってきた。今は、歩くのが面白くて仕方がないのであろう、家中を歩き回る。じじばばが追いかける。そして、なんにでも興味を示す。こちらも「双葉より芳しい」かどうかは分からないが、この児も健やかに育て!

健やかに育ってほしいと願う孫に贈る曲は、「ヨーロピアン・ジャズ・トリオ/Euopian Jazz Trio」の演奏する「ブラームスの子守歌/Lullaby」。コンチネンタル・タンゴ、映画音楽、ジャズ・スタンダードなどをちりばめ、相変わらずのロマンティシズムとノスタルジーの中に、ほどよい官能と哀愁が薫り立つアルバム「夜のタンゴ/Tango Notturno」から。

夜のタンゴ

ヨーロピアン・ジャズ・トリオ / ポニーキャニオン

「European Jazz Trio – Lullaby」
                 
                                                 

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年老いた子供たちの歌は

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地域の子供たちに遊びを教えるボランティアに参加しているが、この日は「凧づくり」と「雛飾りづくり」。

朝から大勢の子供達が参加してくれた。菱形に切った和紙に2本の竹ひごを組み合わせた簡単な凧であるが、これが子供にとってはなかなか難しいようである。横ひごを撓ませるところや揚げるための糸を通すところは、すぐあきらめて、手伝いを必要とする子が何人も ・・・。「昔の子供は ・・・」といってしまえばそれまでであるが、「ものづくり立国・日本」の伝統が途絶えることがなければいいがと思わざるを得ない。それでも、出来上がったいくつもの凧は、寒い風の中勢いよく揚がっていった。
 
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折り紙による「雛飾りづくり」。こちらは女の子主体である。やはり女の子は、男の子と比べてみると、総じて丁寧である。こちらも色とりどりの可愛いお雛様がいくつも出来上がった。こんな風に子どもたちが笑顔で遊んでいる姿を見るのは本当に楽しい。そして、教える我々、老いたる子供たちの笑顔もなかなかいいものである。なかばこちらが遊んでもらっているような気もするが、そろそろ来年度の「遊び」の計画を立てなければならない時期ではある。

カナダ出身のシンガー・ソングライター、「ジョニ・ミッチェル/Joni Mitchell」の名を一躍有名にした衝撃的なセカンド・アルバム「青春の光と影/Clouds」(1969年)に「Songs To Aging Children Come」という曲がある。直訳すれば、「年老いていく子供たちの歌が聴こえてくる」という意味であろうか、彼女の歌にはそんな歌が多いのであるが、最初に聴いたころは、かなり哲学的というか、意味不明というか、相当戸惑ったことを覚えている。そして、年老いた今になっても、歌の意味はよく分からないが、いま聴いてみると、不思議な静けさ、哀しみにも似た諦めといった感じが漂う歌である。年老いてしまった今だから、なんとなく親しみや共感を覚える歌なのかもしれない。さて、われわれ年老いた子供たちの歌はどこにある? そしてどう聴こえるのだろうか?

Clouds

Joni Mitchell / Warner Bros / Wea

【 Songs To Aging Children Come 】  作詞、作曲;Joni Mitchell

「♪ Through the windless wells of wonder  不思議という名の滑車のない井戸を通じて
  By the throbbing light machine  ぶるぶるとうなるエンジンによって
  In a tea leaf trance or under    マリファナの夢うつつの中で
  Orders from the king and queen  あるいは王と女王の命令のもとで
  Songs to aging children come  年老いていく子供たちの歌が聴こえてくる
  Aging children, I am one   年老いていく子供たち、私もその一人

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ♪」

「Joni Mitchell-Songs To Aging Children Come」       
   
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雛飾りを作る

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さっ、「雛祭り」が近づいてきた。孫娘のために「雛飾り」を作ってやろうと思い立つ。ちゃんとした「雛人形」は、お嫁さんの実家から贈られているので、私が贈るのは、小さな「竹の飾り雛」。直径10㎝ちょっとの青竹を斜めに切る。外側に金色の塗料を吹き付ける。中に、これはバラエティ・ショップで手に入れたのちりめん細工のかわいいお雛様を入れれば、はい、出来上がり。近々息子夫婦に渡すとしましょうか。

さて、私たち夫婦は、よく食事やお茶に出かけるが、出かけた先のカフェなどでは、これは不思議なことではあるが、圧倒的におばさんグループが多い。そして、その「三人官女」やら「五人官女」のかしましさといったら、もう ・・・。スタンダードに「ガール・トーク/Girl Talk」という曲がある。「キャロル・ベイカー/Carroll Baker」主演の映画「ハーロウ/Harlow」(1965)のために作られたナンバーであるが、些細なことをペチャクチャとよくもまあ飽きもせず(失礼!)喋りまくる女性の会話を歌にしている。この歌、女性のジャズ・シンガーに人気が高いようで、多くの歌手が歌っているが、芯が通った骨太な歌い方が私は大好きである「シェリル・ベンティーン/Cheryl Bentyne」のものなどが好きなバージョンである。

人気コーラス・グループ、「マンハッタン・トランスファー/The Manhattan Transfer」の女性ヴォーカル、「シェリル・ベンティーン」のソロ・デビュー・アルバム、「トーク・オブ・ザ・タウン/Talk Of The Town」。「ケニー・バロン/Kenny Barron(p)」、「ジョン・パティトゥッチ/John Patitucci(b)」、「ルイス・ナッシュ/Lewis Nash(d)」ら、名プレイヤーとのセッションでスタンダードを歌う。

トーク・オブ・ザ・タウン

シェリル・ベンティーン ケニー・バロン ジョン・パティトゥッチ ルイス・ナッシュ チャック・マンジョーネ デヴィッド・“ファットヘッド”・ニューマンキングレコード


 
この歌、「ルート66/Route 66」の作詞で知られる「ボビー・トゥループ/Bobby Troup」の手になるが、彼の奥さんであった「ジュリーロンドン/Julie London」のセクシーな歌いぶりも捨てがたい。西海岸を代表する「ジェラルド・ウィルソン・ビッグバンド/the Gerald Wilson Orchestra」のダイナミックなサウンドをバックに、60年代のヒット・ナンバーをセクシーに歌ったアルバムは「フィーリング・グッド/Feeling Good」。

フィーリング・グッド(紙ジャケット仕様)

ジュリー・ロンドン / EMIミュージックジャパン

【 Girl Talk 】  作詞︰Bobby Troup  作曲:Neal Hefti

「♪ We like to chat about           今夜着ていくドレスのことを
   The dresses we will wear tonight  話すのが好き
   We chew the fat about          髪形とかお隣の喧嘩とか
   Our tresses and the neighbors’ fight   よく愚痴をこぼすの
   Inconsequential things that       男の人なら気にも留めない
   Men don’t really care to know     些細なことが
   Become essential things that      女性とってはそれはそれは
   Girls find so “apropos”          大事で本質的なことなの
   But that’s a dame, we’re all the same でもそれが女、私たち女は皆な同じ
   It’s just a game, we call it        そしてそれはただのゲーム
   Girl talk, girl talk         私たちはそれを「ガール・トーク」と呼んでいるわ

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   Girl Talk talks of you      あなたのことも聴かせて   ♪」

一見、軽薄で内容のない女性のおしゃべりについて歌っているが、最後の「あなたのことも聴かせて」というフレーズがなんとも粋。   

「Julie London – Girl Talk」

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