JAZZYな生活

プレミアムエイジ ジョインブログ

007オマージュ、そして Once Upon A Time ・・・

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シリーズ初回の作品からずっと映画館で見続けている映画がある。「寅さんシリーズ」でも、「釣りバカシリーズ」でもなく、「007シリーズ」。シリーズ第一作の「テレンス・ヤング/Terence Young」監督、「ショーン・コネリー/Sean Connery」主演の「ドクター・ノオ 007は殺しの番号」は、1963年日本公開でからであるから、もう50年近くということになる。そして、第23作目、シリーズ最新作は「007 スカイフォール (原題:Skyfall)」。しかし、この作品だけは映画館で観ることができなかったので、DVDでということになった。

第一作を見たのは高校生の頃。その時はもうすでに原作の「イアン・フレミング/Ian Fleming」の小説を何作か読んでいたが、原作の面白さに比べ、特撮や大道具がちゃちいという印象をもったことを覚えている。そして第2作が「ロシアより愛をこめて 007危機一発」(1964年日本公開) 。このあたりから、がぜん面白くなってきた。そして50年見続けてしまったのである。

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銃、車、殺しの小道具に加えて魅力の一つはボンド・ガール。私は?といえば、初代ボンドガールの、「ウルスラ(アーシュラ)・アンドレス/Ursula Andress」の白いビキニに映えるグラマラスな肢体にノックアウトされ、鼻血ブー!。そして、清楚で知的な美人であるが、実はタフで、セクシーな女諜報員の役を演じた「ダニエラ・ビアンキ/Daniela Bianchi」に夢中になりましたね。「ボンド・ガールNo.1は誰か?」という質問に対し、多くの方が「007危機一発/ロシアより愛をこめて」の「ダニエラ・ビアンキ」をあげるという。(参照拙ブログ「青春のシネマ・グラフィティ(4) ~007危機一発/ダニエラ・ビアンキ~」

さて、最新作「007スカイフォール」。今までの荒唐無稽な大人の男の夢物語といったストーリー展開ではなく、肉体的弱みや複雑な内面を抱える中年スパイとなったボンドが、デジタル技術を駆使して「M」への復讐をたくらむボンド自身の分身ともいえる敵役に挑戦していくスパイ・アクションで、そのスリリングなシーン展開はシリーズ一番ではないだろうか。

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「ノーカントリー」などで強烈な個性を見せた「ハビエル・バルデム/Javier Bardem」扮する、「M]への復讐に燃える強敵「シルバ/Silva」との最後の対決の地を、ボンドが育ったスコットランドの荒野に建つ家を選び、極めてアナログ的な武器で戦いを挑んでいくボンド。かってのボンド・カー、「アストンマーティン」を登場させたこと、「M」も「Q」も、そして秘書の「ミス・マネーペニー」もリセットされるなど、シリーズ50周年を記念してのオマージュ的作品であることがよくわかる。そういえば、エディンバラを訪れた時、「ジェームズ・ボンド」が卒業したとされる、まるでお城のような全寮制の私立ハイスクールの前を通ったことも思い出した。

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そして007シリーズのもう一つの魅力は、音楽である。今回、観ていてびっくりしたのが、敵役「ハビエル・バルデム」が、最終対決の地にヘリコプターで登場するシーンに流れていた曲。ボンドをして「何と派手な登場」と言わしめた曲が、「アニマルズ/The Animals」のヒット曲「Boom Boom」であった。「アニマルズ/The Animals」 は、イギリスのロックバンド。結成は1963年。007シリーズ誕生の年である。こんなところにも、オマージュ的な隠し味が見え隠れする。1966年に解散した後、本拠地をサンフランシスコへ移し、別のバンド「Eric Burdon & The Animals/エリック・バードン&ジ・アニマルズ」として再始動する。

さてこの曲、かって学生バンドの時のレパートリーであった。40年以上昔の話である。懐かしさが込み上げ、繰り返しこの登場シーンを見てしまった。

「Skyfall Helicopter Scene Song-Boom Boom by the Animals」

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そんな「エリック・バードン=アニマルズ」のヒット曲が一杯詰まったオマージュ的アルバムはこれ。

Absolutely the Best

Eric Burdon / Varese Sarabande

思い出したついでに、レパートリーだった曲をもう一つ ・・・。「シー・シー・ライダー」。

「See See Rider – Eric Burdon & The Animals」 

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さて、「エリック・バードン」、1941年5月生まれであるからして、もうすぐ72歳のはず。いまどうしているだろうとYOUTUBEで検索してみたら、ありました ・・・。2011年スペインのジャズ・フェスティバルで「Boom Boom」を歌う姿が ・・・。いやあ、まだまだ達者です。

「Eric Burdon & The Animals – Boom Boom (Live, 2011) HD」

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ふるさとエレジー(20) ~ いつもの蔵通りにて ~

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長い冬が明けて、5か月ぶりの信州・松本への帰省である。中央道長野道、岡谷のトンネルを抜けると、そこここに残る雪にびっくり。先週末の雪の名残である。櫻はもうすでに散ってしまってというのに ・・・。

少しづつ弱っていっているのを見るのはつらいが、久しぶりに母親のケアと実家のメンテのための帰省である。いつものように母親を見舞ってから、中町・蔵通りへと向かう。酒の肴、家使いの食器などを仕入れるためである。前回、蔵通りを訪れたのは、昨年11月、冬の訪れが間近に迫る頃であった。「ちきりや工藝店」の店内からガラスのコップを通してみる春の日差しは暖かい。

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ご贔屓、蔵造りの菓子店、「竹風堂」に併設されているカフェで昼食をとる。松本民芸家具と「畦地 梅太郎(あぜち うめたろう)」の絵が醸し出す空間が不思議と落ち着く。選んだメニューは、柳ごうりに盛られた「栗おこわ」をメインにした定食。おこわの中にふんだんに混ぜ込まれているホコホコの栗、そして千曲川の河川敷で栽培されたという長芋の子、「むかご(零余子)」のクルミゴマ和えの食感に舌鼓を打つ。   

勿論、街歩きの目的である酒の肴、「蜂の子の佃煮」、「イナゴ(蝗、稲子)の佃煮」、「わさび(山葵)漬け」をちょっとしゃれた小鉢などと一緒に買ってきましたとも ・・・。

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昔は、木目込み人形、和紙人形、短歌に編み物、ヨガなどと驚くほど多趣味だった母親。いまはもうその影すらもない。かって人形作りの小道具として、母が作ったと思われる小さな「兜飾り」が実家に残されていた。形見という訳ではないが、持ち帰ってきて、自宅に飾ってみた。なんとなくすわりがよく収まっている。

そして、GW連休には、我が母の孫であり、ひ孫になる息子や孫が遊びに来る ・・・。すこしセンチメンタルに過ぎたようです ・・・。

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さて、「Leszek Mozdzer」(「レシェク・モジュジェル」と読むそうです)という、ポーランド出身のピアニストがいる。右の写真をはじめ、いくつかのポートレートを見て、強い印象を受けたのは、その圧倒されそうな「目ヂカラ」である。そして全体の印象も「容貌魁偉」の「怪人」といってもいいくらいのその容貌。私の記事によくコメントを頂いている「風呂井戸」さんから教えていただいたピアニストである。その「Leszek Mozdzer」が演奏するのが、同じポーランド出身のジャズピアニストで作曲家の「コメダ/Komeda」の作品集。そのアルバムにすっかり魅かれてしまった。

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「クリシュトフ・コメダ/Krzysztof Komeda」(1931年 – 1969年)。彼を知ったのは、「アナ・マリア・ヨペック/Anna Maria Jopek」など東欧のジャズ・アーティストについて調べている時、東欧、ポーランドにおけるジャズの革新に最大の貢献をしたイノベーターであり、リーダーであり、斬新なセンスに満ちたピアニストが「コメダ」であると紹介した、「星野秋男」氏の著書「ヨーロッパ・ジャズ黄金時代」を読んだ時である。(参照拙ブログ「俄か愛国主義者の夜は更ける(後半)」

そして、「コメダ」が「ロマン・ポランスキー/Roman Polanski」監督の「水の中のナイフ」や「ローズマリーの赤ちゃん」、また「アンジェイ・ワイダ/Andrzej Wajda」監督の「夜の終わりに」などの映画音楽を手掛けていたことも知り、更に去年の夏、私の心を捕まえて離さなかった「アナ・マリア・ヨペック/Anna Maria Jopek」も「コメダ」をリスペクトし、いくつかのアルバムで彼の曲を歌っていることも知ったのである。

その「コメダ」を今もヨーロッパの多くのアーティストたちがリスペクトし、その作品をアルバムに残していることを、「風呂井戸」さんのブログから教えていただいたのである。(例えば、「Komeda を更に聴く~NBS Trio :plays KOMEDA」) そんな中の一人が、「Leszek Mozdzer」であった。

濁りの無いピュアな音の連なりが、陰翳のある東欧の風土を想起させ、映画「ローズマリーの赤ちゃん」で初めて聴いた「コメダ」の音楽を思い出させ、再び聴いてみたいという想いを起こさせる。「コメダ」の残した音楽的遺産がぎっしりと詰まっている、そんなアルバム。

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Leszek Mozdzer / Act Music + Vision

そのアルバムから「The Law and The Fist」。

「Leszek Możdżer – The Law and The Fist」

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そして、映画「ローズマリーの赤ちゃん」でも使われた曲、「Sleep safe and warm」。

「Leszek Mozdzer – Sleep safe and warm」

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アオダモの白い花の向こう側に見えるもの

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写真は、遊びの山に多く自生する「アオダモ(青梻)」の花である。今、この山の林では、「アオダモ」と前回写真を載せた「ウワミズザクラ(上溝桜)」の花が、その可憐さと白さを競うように咲いている。

「アオダモ」の「アオ」の由来は、雨上がりに樹皮が緑青色になることや、枝を水に浸けてしばらくすると、水が青い蛍光色になること、高級感を出すために黒墨に加えて青墨を作るための着色剤として利用されたこと、そして青い染料に利用されたことなどによるといわれている。その材質は堅く強いが、粘りがある。そのため、日本では、野球で使われる木製バットやテニスのラケットの原材料としてよく知られている。そして、日本で木製バットの需要は年間20万本以上あり、半数は輸入材で国産材のほとんどは「アオダモ」である。しかし、「アオダモ」がバット材となるには、生育に70年以上かかるという。ところが、計画的な植林・伐採が行われなかったことから、現在バットに適した高品質な材の確保が困難になっている。こんなところにも、自然と資源、自然材料の需要と供給バランス、日本が抱える産業としての林業の問題が顔を覗かせる。(Wikipedia参照) 

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さてこの日は、「バット作り」とまではいかないが、子供たちとこの山で間伐のために伐採した木を使って、木工を楽しむ月に一度のイベントの日である。このイベントでいつも感じることは、子供たちの発想の柔軟さである。頭の固い爺さんたちが作った木工細工の動物などをサンプルとして、一応並べてはいるが、そんなものをはるかに凌ぐ発想で、色々なものを作る。それに触発されて、お父さんお母さんたちも、負けじと作る。家族そろって作ったたくさんの木工作品を抱えて帰っていく。そんな家族を見ていると、イベントをやってよかったという気になる。

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この子供たちの持つ、思考の柔軟さや飛躍した発想力が、きっと少子化を乗り越えて、行き詰まっている日本の環境問題、エネルギー問題など様々な課題をきっと解決してくれるだろうと期待もしたい。

そんな願いを込めて、「お久しぶりピアノ」は、レニングラード出身、フィンランド在住のジャズピアニスト、「ウラジミール・シャフラノフ/Vladimir Shafranov」のアルバム、「KIDS ARE PRETTY PEOPLE」から。「澤野工房」の看板ピアニストの一人であったが、最近、ヴィーナスレコード移籍したようである。2年ほど前、一度コンサートで聴いたことがあるが、(拙ブログ「聖夜のジャズ・コンサート」参照) 指が鍵盤を縦横無尽に駆け巡る、とにかくよく歌うピアノであった。
 
 



 

 
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KIDS ARE PRETTY PEOPLE  ウラジミール・シャフラノフ・トリオ/澤野工房

 
 
 
 
そのアルバムから、冒頭を飾る曲、「O Que Tinha De Ser (あなたでなくてはならなかった)」を ・・・。かのボサノバの創始者コンビ、「ヴィニシウス・デ・モラエス/Vinicius de Moraes」、「アントニオ・カルロス・ジョビン/Antonio Carlos Jobim」になる官能的な美しいボッサである。

「Vladimir Shafranov Trio – O Que Tinha De Ser」

 
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春を喰う

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写真は遊びの山に咲きだした「ウワミズザクラ(上溝桜)」。この花の蕾の塩漬けがおいしいという。

久しぶりに、我々と同じ公園で「食育」活動をしているグループのサポート。サポートと言っても、薪釜でのご飯炊きと湯沸しが担当。それに、今回の食育のテーマ「櫻餅をつくる」の関連で、この山の「櫻ツアー」に一般参加者を案内することである。

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さて、繰り返しになるが、本日の食育のメインは「櫻餅」を作って食べること。「櫻餅」には、大きく分けて2種類あるそうで、ひとつは、小麦粉などの生地を焼いたクレープ状の皮で餡を巻いたお餅で、関東で主流の「長命寺餅」。もう一つは、もち米を蒸して乾燥させ、粗挽きした「道明寺粉」で皮を作り、餡を包んだまんじゅう状のお餅で、関西が主流の「道明寺餅」。

この日みなさんが作ったのは、ここは関西ではあるが「長命寺餅」の方。小麦粉、米粉を水で溶いたものをホットプレートで薄くクレープ状に焼いて生地を作り、それで餡(あん)を包む。この山で採集し、櫻の中では一番葉が大きい「オオシマザクラ」の塩漬けにした葉を巻いて、櫻の花を添えたら出来上がりである。

櫻餅ができたら、櫻ツアー。いまが盛りの「ヤマザクラ(山櫻)」、もう散ってしまった「エドヒガン(江戸彼岸)」、「ソメイヨシノ(染井吉野)」、「オオシマザクラ(大島櫻)」、いまが盛りの「ヤマザクラ(山櫻)」、ちょっと見には櫻とは思えない花の形だが、咲き始めた「ウワミズザクラ(上溝桜)」、しばらく遅れてから咲く「イヌザクラ(犬櫻)」などこの山に咲く櫻や、「エドヒガン」の実生苗などについて、園内を回りながら説明する。

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櫻ツアーが終わる頃には、すっかりご飯も炊けて、屋外でヤマザクラを見ながらの楽しい食事が始まる。メニューは、5分づき米を薪釜で炊いた「菜の花ご飯」、「セリと油揚げのお吸い物」、「野蒜(のびる)の酢味噌和え」、ちょっと珍しい「こごみのお浸し」、「レタス、ラディッシュ、ミズナのサラダ」。そしてこの日のテーマの「長命寺風櫻餅」。いずれもこの地域で採れる食材を使った春の季節感一杯のメニュー。私はただサポートしただけであるが、お相伴にあずかる。春を一杯に喰った一日に、満足の一言 ・・・。

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さて、秋の夜更けだけではなく、ちょっと底冷えのする春の宵、冬に逆戻りしたかのように、空気が冷えて透明感が深まった宵に聴くピアノは、イタリアの叙情派ピアニスト、「アレッサンドロ・ガラティ/Alessandro Galati」。イタリアは花の都「フィレンツェ」生まれのピアニスト。「ビル・エヴァンス/Bill Evans」を敬愛してやまないという。強面の顔に似合わない繊細な美メロと独特の詩情と哀愁を奏でるのが魅力。内省的で微妙な感情が表現されているソロ演奏アルバム、「All Alone」、ベースとのデュオ・アルバム、「Imaginerie」もいいが、イタリアの美しい曲と本人のオリジナルで構成されたピアノ・トリオ作品、「キュービック/Cubicq」も美しさと詩情にあふれる作品。アルバムのラストを飾るソロ・ピアノ曲、「Nuovo cinema paradiso/ニュー・シネマ・パラダイスのテーマ」を聴けば、まさにあの映画のシーンが浮かんでくる。

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アレッサンドロ・ガラティ・トリオ / BLUE GLEAM

「Nuovo cinema paradiso」がYOUTUBEにアップされていませんので、前に紹介したかもしれませんが、何回聴いても、年甲斐もなく胸がキュンとなる「mary prayer」を ・・・。

「Alessandro Galati Trio – mary prayer」
 

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月日は巡って ・・・

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我が遊びの山のふもとの一庫ダム、例年のようにダムサイトに鯉のぼりがあがった。百匹程度だろうか、ダムの傾斜面を上がってくる上昇気流に翩翻(へんぽん)と翻っている。この時期、周囲の山は一面の若葉の緑、ところどころに残るピンクの山桜のドット模様。それを背景に色とりどりの鯉のぼりがよく映える。ダムの近くを走る国道に架かる橋からもよく見えるので、きっとドライバーの気持ちもすこし和むに違いない。

かって、マンション住まいの時は、この時期にはベランダに小さな鯉のぼりを揚げ、武者人形を飾り3人の男の子の成長を願った。これらは、今は亡き義父が長男が生まれた時に贈ってくれたものである。一応、親の役目は果たした今となっては、何年かに一度、思い出したように床の間に飾って、季節感と「和」の風情楽しんでいる。

さて、定年を迎え、鎧兜を脱いでしまった爺さん。鏡を見るまでもなく、闘う男の顔からは程遠くなっていることだろう。その代り、孫娘に相好を崩す自分がいる。月日は巡り、かっての義父や我が親父のように、孫への子供の日のプレゼントを考える、そんな立場の歳になってしまったのだ。まっ、「平和ボケ」と呼ばれても、甘んじて受けましょう。

Triosence
 
「トリオセンス/triosence」の新譜を聴いた。ピアノの 「ベルンハルト・シューラー/Bemhard Schüer」を中心に、1999年に結成されたJAZZピアノトリオ。バンドの名前を「トリオセンス」とした由縁は、 トリオとエッセンスとを併せた造語だそうで、そこに彼らの思いも感じとれる気がする。現在の他のメンバーは、ベースは「マティアス・ノヴァク/Matthias Nowak」、ドラムは「ステファン・エーミッヒ/Stephan Emig」。

私が最初の聞いた彼らの最初のアルバムは、トリオとしては3作目の「When You Come Home」(2008)。このトリオもまた、ヨーロッパ・ジャズに共通する美メロと哀愁、抒情性を感じさせる私好みのトリオである。しかし、ご贔屓ながらも、その透明感に少しもやもやした切れの悪さや、その哀愁におずおずとした踏込の悪さを、かすかながら感じていたが、この新アルバム、「ターニング・ポインツ/Turning Points」はどうだろう。澄み渡った透明感、臆することなく深みを加えた哀愁、明快でダイナミックなリズムの歯切れのよさと疾走感。まさしく「ターニング・ポイント」を超えたのである。

「サラ・ガザレク/Sara Gazarek」と共演したアルバム、、「トリオセンス・ミーツ・サラ・ガザレク  ~ホエア・タイム・スタンズ・スティル/Where Time Stands Still (Triosence feat. Sara Gazarek)」(2010)のグランド・キャニオンと同じように、ジャケットはシューラー自身がアメリカ・アリゾナ州で撮った写真だという。(参照拙ブログ「新春から子供たちと遊ぶ」

ミッドナイト・ブルー ・・・。砂漠を延々と続く道路。なにか彼の決意を感じさせるようないい写真だ。

ターニング・ポインツ

トリオセンス / ヤマハミュージックアンドビジュアルズ


 
アルバム冒頭の「ノー・ワンズ・フォルト」を ・・・。

「triosence – no one’s fault」

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花も人も移りゆく

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「エドヒガン(江戸彼岸)」、「ソメイヨシノ(染井吉野)」の季節が終わって、遊びの山では、「ヤマザクラ(山桜)」(写真上)、「ハナカイドウ(花海棠)」(写真左)が満開の時期を迎えている。そして櫻も移ろい、その次咲くのは、「ウワミズザクラ(上溝桜)」、ちょっと遅れて「イヌザクラ(犬桜)」の季節となる。その他の山の樹々も若葉が一斉に出始め、明るい緑が目に心地よい季節となった。

前回、わが街の高齢化率が35%を超えたと書いた。そんな地域で、地元の子供たちに、遊びや遊び道具の工作を教えるボランティア活動をずっと続けてきた。妻は10数年前から、私は定年後からであるから6年ぐらいである。そんなボランティア活動が、活動中止になりそうな気配が濃厚なのである。

原因の一つは、リーダーの後継者がいないことである。このボランティアはTさんという方が始めた活動である。もとはといえば、Tさんが近所の小学校低学年の子供たちに自宅を開放して活動を始めたが、やがて協力者ができ、ボランティア活動として、学校にも地域にも認知されるようにもなり、それに目を付けた地域のコミュニティ組織が、「三世代交流の場」として、丸ごと抱え込み、予算もつけて活動を支援してきた。いまや、地域に密着した活動になっている。しかし、良くも悪くもTさんあっての活動なのである。そのTさんが、元気とはいえ80歳近くなり、リーダーを引退すると宣言したのが一昨年。当然「さて、後継者は?」ということになった。コミュニティ組織の役員は毎年変わるし、活動への関心の温度差もあってか、すれ違いもあったようで、彼ほどの情熱をもって引き継ごうという人は出てこない。私自身も山の手入れのボランティア団体の代表をしているので、サポートはいくらでもできるが、リーダーとして活動するには、身動きとれない。後継者問題、あるいは組織と個人の問題が、定年後もこんなところでも顔を出してくる。結局のところ、彼の後を引き継ぐ人が出てこず、またコミュニティ組織も大きく変わるということで、活動中止になりそうな気配が濃厚なのである。

実際のところ、高齢化率が35%を超えて、子供たちとの交流より、シニア間の交流の方が、団地にとっては重要となってきたというのが本音のところかもしれない。いずれにせよ、地域での色々な活動が、ひとつの大きな転機を迎えていることは間違いない。

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何事も予定調和どおり進めば、波風は立たないのだが、それでは守りに過ぎて少しも面白くない。「では、お前さんのブログはどうなんだ?」、そんな声が聞こえてきそうであるが、それはさておき、その予定調和の音楽性が爺さんには何とも心地よい。おきまりの上品さと典雅、華麗さを持つトリオは、「ヨーロピアン・ジャズ・トリオ/European Jazz Trio」である。前作から2年ぶりとなるアルバム、「祈り~春の海」。情景がヴィヴィッドに思い浮かぶ楽曲を選んだとされ、特に日本への思いを、「宮城道雄」の「春の海」、日本人なら誰でも知っている「故郷(ふるさと)」といった日本の楽曲のカヴァーも楽しめる。結成以来、29年、変わらぬその音楽性で我々をを楽しませてくれてきたが、このトリオ、さて転機を迎えている気もするが ・・・。

祈り~春の海

ヨーロピアン・ジャズ・トリオ / ポニーキャニオン

因みに、「宮城道雄」は神戸生まれであり、神戸・浪花筋を南へ進み、旧居留地58番地(現:56番)の三井住友銀行のビルの東に生誕の碑が建っていて、その前に立つと「春の海」の琴の音が流れてくる。YOUTUBEにアップないが、「みてれぅプレイヤー」なるサイトにアップされていましたので、下記をクリックしてみてください。

「European Jazz Trio – 春の海」

 
 
 

地域も変わりゆく

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絶好のウォーキング日和り。今日はいつもとコースを変え、ちょっと足を伸ばして、最寄りの駅から2駅先の駅まで、昼飯の弁当の仕入れを兼ねて歩くこととする。このコースは、長閑(のどか)な田園風景の中をのんびりと歩くのが今までの常であったが、平成28年に完成予定だという「新・名神高速道路」の工事が始まってからは、景観が一変した。

「新・名神高速道路」は、名古屋市と神戸市を結ぶ延長約174kmの高速道路で、従来の名神高速と交差する高槻第一JCTから中国、山陽自動車道につながる神戸JCTに至る路線が、我が団地の北側3㎞程のところを通過し、その近くにインターチェンジもできる予定である。この道路が出来上がると、よくもわるくも大きく環境や利便性が変わる事だろう。

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この地域に引っ越してきて、もう20年近く経つ。住んだ期間は一番長く、ここが第2の故郷になるのだが、移ってきた時から比べて、地域の周辺は大きく変わった。最初の頃は、道路渋滞がひどく、5㎞程はなれた川西市街に出るまで、ひどい時には1時間近くかかったことさえあったが、国道173号線が片側2車線に拡幅され、また川西能勢口駅と日生中央を結ぶバイパスも完成、さらに阪神高速・池田線が延長され、梅田まで渋滞がなければ30分とかからないという道路事情は格段に良くなった。阪急電車、能勢電鉄の高架化や朝夕の梅田までの直通電車運転などにより、最寄駅から梅田までこれまた30分程度と通勤時間も短縮され、通勤地獄からも解放された。そんなことから、周辺に大規模団地や大型スーパー、量販店などが次々と出来、まるで絵に描いたような郊外住宅団地がいくつも集まる地域となった。

我が団地は、1970年代に開発され、今は5000戸近い戸建て住宅が集まる大きな団地となっている。高度成長期から、バブル期にかけて移ってきた人が多いようだ。その結果、今は高齢化率が35%を超え、団地内にも、いくつかの小規模デイサービス施設ができ、団地内を行き交う車も、そんな施設への送迎車が目立つ。昔からの商店街は、ご多分に漏れず大規模スーパーなどにおされ、シャッターが降りている店も多い。地価も大幅に下落し、空家も多くなっている。安くなっているので、新しい、特に若い世代の人が移り住んでくれればいいが、そうでなければ、我が団地、シニア世代の街となって、時代から取り残されて行ってしまうのかもしれない ・・・。

さて、道路工事は休日で休み。聞こえてくるのは長閑な鶯の声。そこここに置かれている工事用の機材や車両のいかつさと対照的である。新しい道路ができることによって、地域が活気づけばいいが、それと引き換えに長閑な景色も失われていくのかもしれない。最近の報道を見ていると、アベノミクス、政権交代によって、ハコモノ行政、公共事業が一気に復権、加速したような感さえするが、そんなものだけに景気や活気の浮揚を委ねていたら、間違いなくいつか来たバブルの道である。仮にバブルになったとしても外国人投資家に甘い汁を吸われるだけは目に見えている。少子高齢化はまだまだ続く。ここは腹を据えて、住民自らが協力して、シニアだけでも成り立っていく、活気ある新しい街づくりを目指さなければ ・・・などと思っても見る。もちろん、「言うは易く」で具体的なプランはすぐに出てこないのであるが ・・・。

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さて、ジャズの世界、いつだって歓迎すべきは「ニュー・カマー」。新風を吹き込んでくれるからである。「キース・ジャレットを敬愛するフィンランドからの俊英、ヨーナス・ハーヴィストが待望の日本デビュー ・・・」というふれこみに魅かれて聴いたのが、「ヨーナス・ハーヴィスト/Joonas Haavisto」率いるトリオのアルバム。

「ヨーナス・ハーヴィスト」。1982年生まれ。7歳より音楽活動を始め、2002年、「ロイヤル・カレッジ・オブ・ミュージック」(スウェーデン)、「シベリウス音楽院」(フィンランド)でジャズを学ぶ。その後、フィンランド国内トップのビッグ・ジャズ・バンドでプロデビュー。そして、2009年、日本でも多くのファンを持つというフィンランドを代表するジャズバンド、「ファイヴ・コーナーズ・クインテット/Five Corners Quintet」のベーシスト、「アンティ・ロジョネン/Antti Lotjonen」をメンバーに迎え、ドラムの「ヨーナス・リーパ/Joonas Riipa」を加えてのデビュー作「blue waters」をリリ-ス、フィンランド内外から高い評価を受けたという。そんなトリオの第2作が、日本デビューアルバムで、「ミクロ・トゥ・マクロ/Micro to Macro」(2012)。

宇宙における「ミクロとマクロ」をテーマにしたオリジナル作品集だという。ライナー・ノーツに曰く、「情景を写し出す卓越したイマジネーション、静寂と共にあるダイナミズム、ブラッド・メルドーにも通じる繊細で美しい響きは、北欧のストーリーを生んだ ・・・」。

ミクロ・トゥ・マクロ

ヨーナス・ハーヴィスト・トリオ / BLUE GLEAM

このアルバムの演奏は、まだYOUTUBEにアップされていない。サックスを加えたカルテットでのスタンダード・ナンバーの演奏がアップされていたので、あげておきましょう。イントロのタッチとその美メロが、「ヨーナス・ハーヴィスト」の音楽の特徴をよく表していると思う。さて新風を吹き込めるかどうか ・・・。

「Joonas Haavisto Quartet – ´Round Midnight」

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80歳を超えてもなお ・・・ ~河野映子刺繍展を見て~

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妻のリクエストで逆瀬川の「ギャラリー・ポオ」まで、「河野映子」さんの刺繍作品展に足を伸ばす。

きっかけは地元のタウン情報誌に載っていた記事。「河野映子さんは現在八十歳。14年前になった脳出血による右半身麻痺の体で、ベッドの上で自ら針を通し、左足で枠を押え、毎日2時間、リハビリのつもりで制作している」とあった。

阪急・逆瀬川の駅から歩いて5分程度のところ、住宅街にある小さなギャラリー。記事を読んで想像していたのは、そんな壮絶な作業による迫力あるリアリティのある作品。しかし、ドアを入った途端、そんことは微塵も感じさせない明るい色使いで、ほのぼのとしたメルヘンのような暖かい平和な風景が作品には描かれていた。

刺繍は、8年前から自己流で始め、今はそれが生きがいになっているという。刺繍が大好きだとはいえ、1日で刺せるのは、ほんの数センチ程度だそうで、完成までに小さなもので2か月、大きなものだと半年はかかるという、やはり根気のいる壮絶な作業なのだ。もちろんやめたい日もあるが、やめるとそこで途切れてしまいそうなので、自分を鼓舞しながら、毎日続けているという。

そんな話を聞くと、数が多いとは言えないが、むしろその分、一つ一つに深く想いが込められている作品を見ていると、作るのに費やした時間と苦労を思いながら、なによりも刺繍が好きという情熱と、この歳にしてこの子供のような感受性にすっかり感動するとともに勇気づけられた。

みなさん、まだまだやれますよ ・・・。

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ジャズ・ピアニストの世界にも、そんな驚嘆すべき女性がいる。かって、ご長寿女性ピアニストとして取り上げた、「バーバラ・キャロル/Barbara Carroll」。(参照拙ブログ「もしもピアノが弾けたなら(2) ~ご長寿ピアニスト(1)~」) 

1925年生まれというから、現在御年88歳。クラシック・ピアノからスタートし、高校の頃にはもうジャズ・ピアニストを目指したという。20歳を過ぎたころから頭角を現したが、2度目の結婚後は専業主婦としての道を選択したらしく、一旦ジャズとは決別した。ところが1972年、バーバラは、カントリー系ポップスで有名なシンガー、「リタ・クーリッジ/Rita Coolidge」のバック・バンド・ピアニストとして突然カムバックする。そして1976年にはトリオで、1980年にはソロでアルバムをリリースしたが、ほとんど話題にならなかったらしい。その後、ニューヨークの老舗ホテル「アルゴンキン/the Algonquin Hotel」のオーク・ルームや、有名なジャズクラブ、「バードランド/Birdland」で演奏していたのをヴィーナス・レコードのプロデューサーが気に入って、2006年に日本でのリリースになったそうだ。そのアルバムが2005年、80歳で録音された「センチメンタル・ムード/Sentimental Mood」。

何回となくこのCDを聴いたが、歳や老いを露とも感じさせない。しかし、切れのいいタッチや音色に彼女の重ねてきた年輪が醸し出す「円熟」が自然に滲み出す。そして、絶妙のサポートは、ベースは前回とりあげた名手「ジェイ・レンハート/JayLeonhart」、ドラムスは「ジョー・コクーゾ/Joe Coccuzzo」。

センチメンタル・ムード(紙ジャケット仕様)

バーバラ・キャロル・トリオ / ヴィーナス・レコード

ただ、音楽が好き、ジャズが好き ・・・。好きな曲を弾いているだけで満足。そんな想いがストレートに感じ取れるスタンダード曲集は、「Barbara at Birdland」(2007)。その力強さ、若々しさ、年輪が刻み込まれた歌心には全く驚くほかはない。

ね、みなさん、まだまだやれますよ ・・・。

Barbara at Birdland

Barbara Carroll / Harbinger

「Barbara Carroll – You and the Night and the Music」

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そして弾き語りをする彼女のボーカルも忘れがたい。むしろ、繊細さとやさしさ、気品と色気を兼ね備えた、その円熟した味は、「月に願いを/I Wished On The Moon」(2007)で味わうことができる。いや、粋ですね。

月に願いを

バーバラ・キャロル・トリオ / ヴィーナス・レコード

「But Beautiful – Barbara Carroll」
 
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再び春の五月山界隈へ

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考えてみても我々ではどうもできない北朝鮮の愚かな動向はほっといて、ちょっと家から遠いスーパーへの買い物に出かける。その帰り道、「さてお茶はどこでしようか」と考える。「そうだ」とばかりに、櫻の見ごろの時には、残念ながら休館であった「雅俗山荘」を思い出した。「雅俗山荘」は、阪急グループ、宝塚歌劇、東宝などの創始者で、「逸翁」と号したかの「小林一三」、その記念館に併設されている邸宅レストランである。(参照拙ブログ「春の五月山界隈を歩く」

重厚な長屋門をくぐると、洋館仕立ての和洋折衷建築がなんとも美しい。この建物が「逸翁」邸宅。ここも記念館の一部になっているので、さらに奥へ進むとレストランの入り口がある。かっての応接室、あるいはリビング・ルーム、それとサンルームであったろうと思しき部屋がレストランとなっている。ちょうどティー・タイムだったので、食事はせずに、お茶とケーキのセットを注文する。濃いめのコーヒーと、苺のタルトとロアール地方のチーズを泡立てた「クレーム・ダンジュ」とかいう、はっきりとは名前は覚えていませんが、ふんわりとしたケーキ。いや、最高においしかった。

どうしたことか、お客は我々夫婦二人だけ。明るく上品なインテリア。「逸翁」が丹精込めたであろう和風の庭が一望できる。南に面した大きな窓から、日差しが一杯さしこんで、それだけで暖かい。住宅街のど真ん中なのに聞こえるのは、散りかかった櫻に群れる鳥の声。久しぶりに、ゆったりと延び延びとした気分でティータイムを過ごした。すっかりセレブもどきの午後の一刻 ・・・。

さて、今宵の「お久しぶりピアノ・トリオ」、「ジェイ・レオンハート・トリオ/Jay Leonhart Trio」。「ジェイ・レオンハート」はピアニストではなく、有名なベーシスト。「ニューヨーク・トリオ/New York Trio」のメンバーとして、その実質的なリーダとしても知られているし、「エディ・ヒギンズ/Eddie Higgins」などをはじめとして、様々なアーティストのアルバムにもよく名前が出てくるので、心当たりのある方も多いのでは ・・・。

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「ジェイ・レオンハート/Jay Leonhart」、1940年生まれ。ベーシストのほか、作詞作曲家という、多彩な才能の持ち主。そして、ニューヨークを中心に活動している売り出し中の美人ジャズ・シンガー、「キャロリン(キャロライン)・レオンハート/Carolyn Leonhart」 は彼の娘であり、ジャズ・トランペッターの「マイケル・レオンハート/Michael Leonhart」は、彼の息子というジャズ・ファミリーである。

彼は、「ジュディー・ガーランド/Judy Garland」、「カーリー・サイモン/Carly Simon」、「バッキー・ピザレリ/Bucky Pizzarelli」、「フランク・シナトラ/Frank Sinatra」など、古くから様々なアーティストと共演してきたというキャリアを持つ。彼のトリオの特長は、彼のベースに、ピアノの「ベニー・グリーン/Bennie Green」と、ギターの「ジョー・コーン/Joe Cohn」が加わったドラムレス・トリオ。この編成は、ボーカルが聴きどころの「ナット・キング・コール・トリオ/Nat King Cole Trio」、ギタリストの「ジョン・ピザレリ/John Pizzarelli」のトリオ、女性ボーカルで弾き語りのご贔屓「ジャネット・サイデル・トリオ/Janet Seidel Trio」などと同じであるが、リーダーとしてベースの強い響きを全面に押し出していることが際立つ。そんな彼が、教えを受けたことがあるというベースの巨人、「レイ・ブラウン/Ray Brown」を追悼したアルバムは、「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン/Fly Me To The Moon」。シュールな感じのジャケットもいい。

フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン

ジェイ・レオンハート・トリオ / ヴィーナス・レコード

そのアルバム、「Fly Me To The Moon」から、タイトル曲を ・・・・。 
 
「Fly Me To The Moon – Jay Leonhart Trio」   Jay Leonhart (b), Benny Green (pf),Joe Cohn (g)

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60歳過ぎたら聴きたい歌(87) ~ Music On The Way ~

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(写真;遊び場の山に咲くコバノミツバツツジ)

ある番組で耳にしたいい曲がある。ローカル局NHK神戸放送局が毎週金曜日の夕方、6時40分ごろからオンエアしている「ジャズライブ神戸」。関西地方で活動しているジャズ・ミュージシャンが2曲ほどライブ演奏する番組。大体いつも食事をしながら視聴している番組。

耳に残った曲は、「Music On The Way」。曲はもちろん、作曲者も全く知らなかったのだが、「ヘンリー・マンシーニ/Henry Mancini 」の曲である。番組では、映画「男の闘い/The Molly Maguires」(1969年)の挿入歌であるといっていたが、サウンド・トラックを調べてみても載っていないので、本当かどうかは定かでない。しかし、「ヘンリー・マンシーニ」のベスト・アルバムなどには収められているので、「マンシーニ作曲」というのは確かなようである。

Ultimate Mancini

Henry Mancini / Concord Records

自分の人生の途中で出会ったかけがえのない友を音楽にたとえているのであろうか、そのような友をもてた自分の人生を一曲の詩、音楽にたとえているのであろうか、そんな内容の歌に思えます。敢えて訳さずにおきましょうか。

【 MUSIC ON THE WAY 】  Music by Henry Mancini/Lyrics by Will Jennings

「♪ Oh my friend, we’ll meet again someday
   You made life worth the price we all pay
   When the whole world goes wrong
   The magic of your song creates a place
   Here in my soul
   Where hope can stay.

   And I loved the music on the way
   Did you know that I’ve won, come what may
   I am part of your song
   And you knew it all along
   You gave me music on the way.

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

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グラミー賞にノミネートされたトリビュート盤、「Ultimate Mancini」に収録されているこの歌の歌唱の歌い手は、実は「モニカ・マンシーニ/Monica Mancini」。「ヘンリー・マンシーニ」の双子の娘の娘の一人である。父、マンシーニ楽団のコーラス・グループの一員としてキャリアを積み、今は実力派の中堅ジャズシンガーとして活躍しているという。そんな彼女の実力が窺えるアルバムが、父マンシーニの映画音楽を中心にしたアルバム「Monica Mancini」のようだ。

Monica Mancini

Monica Mancini / Warner Bros / Wea

2枚のアルバム、いずれも聴いてはいません。そして、YOUTUBEにもアップされていないようです。番組で聴いた歌唱を思い出しながら、歌詞をみて余韻を噛みしめることにしましょうか ・・・。

参考)MP3ダウンロード用の画面で、ほんのちょっと試聴できます。

 
 



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