JAZZYな生活

プレミアムエイジ ジョインブログ

追補版;北欧美女シンガー図鑑(その9) ~デンマーク、元音楽教師の癒しのデュオは~

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梅雨明けを思わせるような上天気。手元には頂きものの、大阪湾を臨む「舞洲(まいしま)ゆり園」の招待券が2枚。紫陽花でも薔薇でもなく、なぜか百合。しかも、その期日は7月7日まで。「何時行くの?今でしょう!」と阪神高速を車を走らせる。

「大阪舞洲ゆり園」は、今年6月に大阪湾のシーサイドにオープンした、約50,000㎡の広大な敷地に200万輪の「ゆり(百合)」が咲き乱れるという新名所。入り口を入ると、まずその広さと解放感に圧倒される。そして、海に向って開かれた斜面に一面に咲き乱れるゆりの花。遠くには神戸の街並、六甲山系、明石海峡大橋が望める。心地よい潮風が吹いているので、爽やかで暑さを全く感じない。シーズン到来とあって、大阪北港のヨットハーバーから出航してきたディンギやクルーザーが、帆を一杯に膨らませながら走っている。40年ほど前は、この時期私もあんな風にヨットの練習に明け暮れていた時期があったのだ。久しぶりに潮の香りと百合の香りとを満喫し、心がさっぱりした一日。

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さて、北欧からのニュー・カマーは、「カトリーヌ・レガーあるいはキャサリン・レガール/Cathrine Legardh」。1973年デンマーク生まれ。2006年に音楽教師を辞め、プロ歌手を目指し、独自にイギリス、NYで勉強したという。そう、いつもの「パブロフの犬」化現象で衝動買いしたのは、彼女の4作目のアルバムだという「Love Still Wears A Smile」。ベテラン・ピアニストらしい、「ブライアン・ケロック/Brian Kellock」とコンビを組んだデュオ・アルバムである。

ピアノとのデュオという極めてシンプルなユニット。抑制された静けさが漂う。しかし決して単調ではない起伏に満ちた音楽がある。気品あふれるなバラードからスウィンギーな曲まで、今までの北欧の歌姫とはちょっと一味違う味わいに満ちたスタンダード・アルバム。

Love Still Wears A Smile [輸入盤]

Cathrine Legardh-Brian Kellock / Storyville

そんな中から、気に入った絶品のバラードは、「A Time For Love」。「ジョニー・マンデル/Johnny Mandel」作曲、「ポール・ウェブスター/Paul Francis Webster」作詞。あの「いそしぎ/The Shadow of Your Smile」コンビによる美しい詩とメロディに満ちた作品。特に際立ったテクニックがあるわけではないが、なにかほっとして、心が優しくなるような歌唱。

「♪ A time for summer skies
   For hummingbirds and butterflies
    For tender words that harmonize with love

     A time for climbing hills
       For leaning out of windowsills
          Admiring daffodils above
 
        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ♪」

「A Time For Love - Cathrine Legardh」

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同じアルバムからもう1曲。やはり美しいバラード、「The Party’s Over」。1956年に、「ジュール・スタイン/Jule Styne」作曲、「ベティ・カムデン/Betty Comden」と「アドルフ・グリーン/Adolph Green」による作詞で、ミュージカルのためにかかれたもの。動画からも人柄がうかがえるような「ブライアン・ケロック」の暖かいピアノ。

「Cathrine Legardh & Brian Kellock – The Party’s Over」

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ある疑問

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前回、6月26日放映、NHK-BSプレミアム「旅のチカラ」、「あの歌が生まれた瞬間(とき)を探して」について書いた。その旅は30年前から「加藤登紀子」さんが歌っている歌で、「作者不詳」とされているポーランドのパルチザンの歌「今日は帰れない」のルーツを探る旅であった。印象としてはよくできたドキュメンタリーで、見た私も感動したのでブログに書いたのである。

番組の内容は、加藤さんがルーツを探して、ポーランドを旅している間に、色々な情報がもたらされ、最後に作者が特定できたという感動ストーリー仕立て。

ところがである。この番組を見てから、この曲が収録されている、私の大のご贔屓歌手、ポーランドの歌姫「アンナ・マリア・ヨペク/Anna Maria Jopek」のアルバム、「Polanna」を聴きながら、ライナーノーツを見たら、「Dziś Do Ciebie Przyjść Nie Mogę(今日は帰れない)」のところに、「スタニスワフ・マギエルスキ/Stanisław Magierski」の名前がのっているではないか。ポーランド語なので書いてあることはよくわからないが、まぎれもなく作曲者として「Stanisław Magierski」の名前がのっているのである。ポーランドでどれだけ認知されているかはわからないが、少なくとも「作者不詳」なのではないのである。

そして、ブログにのせようと、「スタニスワフ・マギエルスキ/Stanisław Magierski」の写真を「Google」で検索したら、写真や記事がいくつも出てきたことに気がついた。さらに、「今日は帰れない」の原題「Dziś Do Ciebie Przyjść Nie Mogę」でも検索してみた。なんと、記事が出てくるは出てくるは ・・・・。そこには、いくつもの記事に、明確に「Stanisław Magierski」が「今日は帰れない」を1943年に作詞作曲したと書いてあったのである。

すなわち、あの番組を企画する時点で、番組関係者には、作曲者や歌が誕生した経緯などすでに分かっていたのである。その時点では、「作者不詳」などではなかったのである。その上で、ああいう感動的スト―リーを強調するような演出になったと考えざるを得ない。これが果たして「ドキュメンタリー」なのであろうか?そんな疑問がわいてきた。

視聴者に今回の番組でルーツが初めて明らかになったような印象を持たせるような演出やストーリーにしなくても、作者が既にわかっていることを前提にしても、十分に感動的な番組は構成できたはずである。あの歌はそれだけの「チカラ」を持っているのである。

「演出上の必要で ・・・」と言ってしまえばそれまであるが、「NHKよ、おまえもか ・・・」という、暗然たる気持ちになってしまい、せっかくの感動も台無しに ・・・。

 
 

あの歌が生まれた瞬間(とき)を探して BSプレミアム「旅のチカラ」

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6月26日、NHK-BSプレミアム、「旅のチカラ」は、70歳の節目を迎えるシンガー・ソングライター、「加藤登紀子」の旅。彼女の持ち歌、「今日は帰れない」のルーツを求めて、ポーランドを訪ねる旅であった。

「今日は帰れない/Dziś Do Ciebie Przyjść Nie Mogę」。「アンナ・マリア・ヨペク/Anna Maria Jopek」のアルバム、「Polanna」に収録されている曲である。この曲が、森でのゲリラ活動に参加するため、もう恋人に会えないと死を覚悟した反ドイツのポーランド・パルチザンの心情を歌った歌であり、第二次世界大戦末期、1944年の「ワルシャワ蜂起」の時、市民の間で歌われたということ。そして、この歌を「加藤登紀子」さんが訳し、ご自身も含め、何人かの日本人歌手(特にシャンソン歌手)が歌っている事は、このブログでも書いたことがある。(参照拙ブログ「Patriotic Song、愛国歌 ・・・ 哀哭歌」

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Anna Maria Jopek / Universal Poland

しかし、第二次世界大戦下、ナチスに抵抗したパルチザンのこの歌は、ずっと「作者不詳」とされてきた。誰が、いつ、どこで生み出したのか。この歌を30年前から歌い続けている「加藤登紀子」さんが、元パルチザンの兵士や強制収容所などを訪ね、そのルーツを明らかにする旅だというので、大きな興味を持って観た。

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旅は、ナチス・ドイツによって徹底的に破壊されたが、戦後市民たちの努力によって元通りに復興した、美しいワルシャワの街から始まる。街の広場で、「今日は帰れない」を歌うと、殆どの市民は知っているし、歌えるという。ポーランドでは国民的な愛唱歌なのであろう。しかし、作詞者、作曲者については知らないという。調べていくうちに、ポーランドの地方都市「ルブリン」、そこを拠点に活動したパルチザン、「ネルヴァ部隊」の歌らしいということがわかってきた。

そこで当時17歳、最年少で「ネルヴァ部隊」に参加した「ヤン・ブジュウエッツ」さんと会い、ルブリン市内にある「マイダネク絶滅収容所」跡を訪れる。想像を絶する光景、ユダヤ人のみならず、ドイツに抵抗する夥しいポーランド人もガス室へ送り込まれた。「ヤン・ブジュウエッツ」さんの父親もその一人であった。そして、「ブジュウエッツ」さんの話から、「ネルヴァ部隊」の歌として「今日は帰れない」を作詞・作曲したのは、自らもパルチザンの支援者であった「スタニスワフ・マギエルスキ」氏であることが分かった。そして、彼の長男の手によって、当時のピアノや楽譜が残されていたのだ。こうして、この歌が作られたのは、1943年12月ということもはっきりしたのである。

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しかし、戦後、ナチス・ドイツが去った後、彼は親ソ連政権の手によって、パルチザンの支援者であったという理由で投獄されてしまう。政権はパルチザンは自分たちにも歯向かうと考えたからだという。そしてそれと同時に、この歌も作曲者の名前も封印されてしまったのだ。2年後釈放された「マギエルスキ」氏は、その後一切作曲することも、ピアノに触ることすらなかったという。

その後、「プラハの春」に代表される東欧に民主化を求める運動が活発になった1969年、ルブリンの劇場でワルシャワ蜂起を描いた歌劇「今日は帰れない」が上演された。舞台の俳優も観客も一緒に涙を流しながらこの歌を歌ったという。封印が解かれたのだ。しかし、作詞作曲者の名前は明かされることはなかった。

旅の目的を達した今、ルブリン市内の野外劇場で、市民を前にしてこの歌をポーランド語でうたい、これからもこの歌を歌い続けていくと決心した「加藤登紀子」さんの姿があった。

「♪ 今夜は帰れない 森へ行くんだ
    窓辺で僕を 見送らないで
      君の眼差しが 闇を追いかけ
        涙に濡れるのを 見たくないから
          涙に濡れるのを 見たくないから
           ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
   もしも春まで 帰らなければ
     麦の畑に 種を蒔くとき
       僕の骨だと 思っておくれ
         麦の穂になって 戻った僕を
           胸に抱きしめて 迎えておくれ
             胸に抱きしめて 迎えておくれ  ♪」 (加藤登紀子 訳詩)

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ポーランドの帰り、パリに立ち寄った「加藤登紀子」さんは、そこで一人の女性歌手に会う。30年前、彼女が初めて「今日は帰れない」を聴き、この歌を歌う事を決意した歌手、「アンナ・プルクナル/Anna Prucnal」である。アンナは1940年にポーランドで生まれたが、父親がジプシー系ユダヤ人の外科医で、ナチスによって殺されたため、母親と一緒にパリに亡命し、女優と歌手として成功を収めた女性。アンナの語る言葉が印象に残った。

「 ・・・ 市民が立ち上がる時、美しい歌が生まれる。」

「歌のチカラ」と「歴史の重み」、「抑圧された国民の心をつないだ一つの歌」 ・・・。そんなことが強く心に迫って来る番組であった。

加藤さんが「今日は帰れない」を聴いたプルナクルのアルバムは、「Rêve d’Ouest, rêve d’Est」、加藤さんが「今日は帰れない」を1982年に吹き込んだアルバムは、「愛はすべてを赦す」。プロデュースと伴奏のピアノは「坂本龍一」。

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Anna Prucnal / Epm Musique

愛はすべてを赦す

加藤登紀子 / ユニバーサルJ


 

「アナ・マリア・ヨペク」の歌う「今日は帰れない」は削除されており、「加藤登紀子」の歌うそれもYOUTUBEに見当たらない。「加藤登紀子」が聴いて衝撃を受けたという「アンナ・プルクナル」の歌唱をあげておきましょう。

「アンナ・プルクナル - 今夜は帰れない(Dzis do ciebie przyjsc nie moge)」

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いま森の水辺では ・・・

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写真は、遊びの山にあるビオトープの周りで見かけた「モリアオガエル(森青蛙)」の卵である。このような球状の泡が、いくつも枝からぶら下がっている。すこししぼみかけているのは、この数日降り続いた雨で、卵が孵化し、オタマジャクシとなってビオトープの水面に落下したのであろう。毎年この泡を見ると、「ああ、梅雨が始まったな」と感じるのである。

「モリアオガエル」。日本の固有種で、本州と佐渡島に分布するという。いつもは、森林に生息しているが、繁殖期になると、生息地付近の水辺に集まる。カエルは水中に産卵するものがほとんどだが、この「モリアオガエル」だけは、水面の上にせり出した木の枝などに、粘液を泡立てて作る泡に卵を産みつけるので、この時期、特に目立った存在となっている。直径10-15 cmほどの泡の塊の中には、黄白色の卵が300-800個ほど産みつけられるという。

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(右の写真はNETより拝借)
産卵から2、3週間ほど経つと卵が孵化する。孵化したオタマジャクシは泡の塊の中で雨を待ち、雨で溶け崩れる泡の塊とともに、下の水面へ次々と落下する。ビオトープの中をみると、孵化したオタマジャクシが一杯元気に泳いでいた。オタマジャクシは1ヶ月ほどかけて成長し、しばらくは水辺で生活するが、やがて森の中で生活を始める。しかし、生息地の森林などに人の手が入り、環境が変化したことにより、「モリアオガエル」は各地で生息数を減らしているという。そして、産卵のためには水面上に木の枝がせり出した湖沼が必要だが、そんな場所も少なくなった。兵庫県では、「モリアオガエル」を「絶滅危惧II類」に指定している。遊びに来ていた親子に教えてあげたら、「初めて見た」といって目を輝かせていた。(Wikipedia参照)

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さて、今宵のお久しぶり女性ボーカルは、「カエル・コール」、いや、カエルとはまったく関係ありませんが、「ホリー・コール/Holly Cole」。オーソドックスなスタンダードを自分の世界に変え、一幕の芝居を見るような、そんなアルバム作りをするという印象を持つ歌手。映画「バクダットカフェ」の主題歌となった、「コーリング・ユー/Calling You」のカバー(アルバム「Blame it On My Youth」(1991))で注目されてから、もう20年以上経つのである。

よく御存じのスタンダード、映画音楽をいっぱい詰め込んだアルバムは、「シャレード/Charade」。このアルバムを聴くと、お馴染みの曲をいかに自分の世界として再構築しているかがよくわかる。自らもアレンジに加わったいうから、そのセンスの良さが光るアルバム。

シャレード

ホリー・コール / 東芝EMI

やはり、タイトル曲でしょう。この超有名曲をどう料理しているか ・・・。
 
「Charade - Holly Cole」

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往き急ぐような今年の夏 ・・・

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近所の家の「ノウゼンカズラ(凌霄花)」が、10日ほど前から咲きだした。確かこの花は炎天の花だ。いつもは7月半ばごろ咲き出したのではなかったろうか。まだ「アジサイ(紫陽花)」がちょうど見ごろとなった6月である。今年は、梅の時期と櫻が重なったり、「エゴノキ」の花を楽しむ余裕もないうちに「ヤマボウシ(山法師、山帽子)」が満開を迎えたり、なんとなく季節が往き急いでいるような感じを受ける。そして新聞を見るたびに日本も、人もと ・・・。
 
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さて、6月24日。私が、7年前の2006年にブログを始めた日である。定年後、何の気なしに始めたこのブログが、もう8年目へ突入する。最初は勝手も分からず、おずおずと始めたブログではあるが、7年の間に表現方法も、いろいろと進化し、デジカメで撮った写真や、YOUTUBEの動画が埋め込み出来るようになった。写真を交えて日常生活を語り、JAZZを中心としたお気に入りや、コンテンポラリーに聴いている曲を紹介するというこのスタイルが、ここ数年定着している。その間、我が愛用のパソコンも3台目となり、Windows 2000、XP、7 と進化?してきた。

駄文も塵も積もって、この記事が1,300本目の記事、したがってほぼ2日に1回更新してきたことになる。実は故あって、全く同じ記事を、2つのサイトにアップしているのであるが、「プレミアム・エイジ」の方でごらんの方、実際に転載を始めたのはもっと前であるが、現在のサイトに変わったのが、2008年2月、それから1,044本目の記事となる。

定年直後はまだまだ私も若く?、希望?にあふれ、「さあ、定年待ってました」とばかり色々なところへ出かけたり、今まで十分できなかったことや新しいことを始めたりもしたが、段々と行動半径が限られ、日常生活がパターン化するにつれ、ブログもマンネリ化してきた(有体にいえばネタ切れ?)と反省しきりの日々である。年金生活者が故、紹介するアルバムにも限りがあり、好きなアーティストの傾向が固定化し、保守的になってきている事も否めない。

どのくらいの数のみなさんに読んでいただいているのか、その総数は、「exblog」以外は、私の方では分からないのであるが、この間、コメントや励まし、ご批判を頂いた読者?訪問者?の皆さんに感謝しつつ、なかなかこの沁みついてしまったスタイルは変えがたいが、何とか後3年、10年までは続けたいと思っているのである。急がずゆっくりと ・・・。

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第2回からアーティストやアルバム、曲を紹介し始めたのであるが、記念すべき最初のアーティストは「阿川泰子」であった。入社して数年経った頃、今はもうないが、大阪の中之島にあった「プレイボーイ・クラブ」に連れて行ってもらい、そこのステージで歌っていた歌手が、まだブレイク前の「阿川泰子」であった。濃いブルーのベルベットのステージドレスが印象的で今でも鮮明に覚えている。(参照拙ブログ「第2回 二人の「あ」」

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そして、1980年11月にリリースされたのが、アルバム、「JOURNEY」で、これがブレイク、30万枚売れたといい、「阿川泰子」の人気を不動のものにするとともに、女性ジャズ・ボーカル・ブームのきっかけになった。一般受けしやすいスタンダード・ナンバーが多いということもあったが、彼女の美貌、斬新で聴きやすいアレンジなどと相まって、当時の高度成長期のサラリーマン男性たちを、一気にジャズボーカルの虜にした。当時、「ジャズ歌謡」などという専門家の辛口評価もあったが、ジャズのファン層を広げた評価は大きい。我が最初のジャズ・ディ-ヴァ。「ジャズ歌謡」でも一向に構わないのである。

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そのアルバムからスタンダード中のスタンダードを2曲。アレンジの斬新さは今でも注目すべきものがある。

「ムーンライト・セレナーデ - 阿川泰子」

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「Yasuko Agawa – YOU’D BE SO NICE TO COME HOME TO」

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60歳過ぎたら聴きたい歌 (88) ~ Soul Shadows 魂の影を追った頃 ~

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庭にある鉢の苺が色づいてきた。妻が近くのホームセンターから買ってきたものである。特に手をかけたわけでもないのに、ちゃんと白い花が咲き、実がなった。摘んで食べてみたら、店で買うブランドの苺とは違って、ちょっと酸味は強いが、十分に甘い苺であった。

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何年か前、CDショップでなにげなく手にとったアルバム。美人に目のない私、しかも成熟したセレブ風の熟女のジャケットが目に留まってしまった。「デニース・ドナテッリ/Denise Donatelli」のアルバム、「WHAT LIES WITHIN」であった。即ジャケ買い。通好みの地味?な選曲ながら、美貌、歌のうまさ、すこしハスキーな声、成熟した色気、哀愁、ジャズ・フィーリング ・・・、すべて備えた女性ジャズ・ヴォーカルを楽しむお手本のようなアルバムであった。

「デニース・ドナテッリ/Denise Donatelli」。生まれはペンシルヴァニア州で、1950年代らしい。家の周りにはポニーが遊ぶ牧場以外はなにもないという、相当な田舎で育ったという。幼い頃からピアノに親しんでいたが、その後、ジャズへの彼女の情熱が導いたのは、ピアノではなくボーカルであった。結婚後、いわゆるシングルマザーとなり、苦労した子育ても終えてから、ジャズ歌手になる夢をあきらめられず、2005年に遅咲きのデビューを果たしたという。セレブ然とした風情からは、そんな苦労人だったとは、少しも感じ取ることができない。そんな彼女、結構実力派で、CNN, Hyundai, Lexus, Mercedes-Benz といった有名ブランドのコマーシャル・ソングにも起用されているという。

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DENISE DONATELLI / SAVANT

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その後、彼女のことはしばらく忘れていたが、あるブログで最新アルバムが目に留まった。ジャケットから窺える美貌は健在であるようだ。そして、アルバム・タイトルは懐かしや、なんと「クルセーダーズ/The Crusaders」の代表曲の一つと言っていいだろう、「ソウル・シャドウズ/SOUL SHADOWS」ときた。1980年にリリースされ、大ヒットしたアルバム、「ラプソディ&ブルース/Rhapsody & Blues」の冒頭に収録されている曲である。作曲は、「ジョー・サンプル/Joe Sample」、作詞は、「ウィル・ジェニングス/Will Jennings」。そしてヴォーカルは、R&Bシンガーの「ビル・ウィザーズ/Bill Withers」であった。いや懐かしい ・・・。

さっそく届いたアルバムを聴いてみたら、軽快なボッサの洒落たサウンドに乗って、変わらぬドナテッリのハスキーな歌声が流れてきた。

「♪ San Francisco morning coming clear and cold 
            サンフランシスコの澄んで冷たくなってくる朝の中で
    Don’t know if I’m waking or I’m dreaming
             目が覚めているのか、夢を見ているのか分からない
     Riding with Fats Waller on the Super Chief
             ファッツ・ウォーラーとスーパーチーフ号に乗ると
      He said, music’s real, the rest is seeming
             彼は言った、音楽はリアルだ、他はみせかけに過ぎないと

            ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 
     He left those soul shadows
             彼は魂の影を残した
       On my mind, on my mind, on my mind    
              私の心に、私の心に、私の心に        ♪」

この「デニース・ドナテッリ」の最新アルバムは、「ジェフリー・キーザー/Geoffrey Keezer」をアレンジャーに迎え、ロス在住のオールスター・バンドを従えたアルバムで、軽快で洒落たアレンジに乗って歌うドナテッリを久しぶりに聴いたが、はやり素晴らしかった。多分、もう60歳近いと推定されるが、その歌声もセレブな美貌も、衰えるどころかますます磨きがかかってきたというところ ・・・。 はて、こんな人を美魔女というのかな??

注)このアルバムは、「2013グラミー賞Best Jazz Vocal Album」にノミネートされた。 

SOUL SHADOWS

DENISE DONATELLI / Savant

早速、その美貌と哀愁の歌声を ・・・・。

「Denise Donatelli – Soul Shadows」

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「クルセーダーズ」のこの曲を、この上なく懐かしいと感じる世代の為に、オリジナルの「SOUL SHADOWS」の動画もあげておきます。

「Soul Shadows - The Crusaders ft. Bill Withers -」

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歌詞中に、「ファッツ・ウォーラー/Fats Waller」、「ジェリー·ロール・モートン/Jelly Roll Morton」、「サッチモ/Satchmo/Louis Armstrong」、「ジョン・コルトレーン/John Coltrane」の名前が出てくるが、今振り返ると、私もまだ若かったあのころは、まだ多くのジャズの巨人たちの残した「魂の影」を追いかけていたのです ・・・。

 
 
 

季語に追いついた季節

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やっと梅雨らしくなってきた。二日続きの雨で、我が団地の西側を流れる猪名川も、一気に水量が増えて、ごらんの通り波逆巻く有様である。やっと季語「梅雨」に季節が追いついたようだ。

この雨で山仕事は中止、中止になったのは1年ぶりであろうか。倉庫の棚の整理や道具の手入れをして、なんと冷やしうどんとお抹茶を頂いて解散。

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お久しぶり女性ボーカル。こんなじめじめした雨の日にはボッサ。アルゼンチンが誇る才色兼備のヴォーカリスト、「リヒア・ピロ/Ligia Piro」。彼女も何気なく店頭で目に留まり、ジャケ買いしたアルバム。

あまりなじみない名前かもしれませんが、ブエノス・アイレス出身の美人ヴォーカリスト。世界的に有名なタンゴ歌手で女優の「スサーナ・リナルディ」を母に、バンドネオン奏者の「オスバルド・ピロ」を父に持ち、幼少の頃から音楽に満ちあふれた環境に育ったという。国立の音大でクラシックの声楽を勉強後、1995年頃からジャズ/ボサノヴァ・シンガーとしての活動を広め、各種ジャズフェスなどで多くのファンを獲得した。アルバムは、ジャズ・スタンダードをカバーした「ソー・イン・ラヴ/So In Love」(2009)。

ソー・イン・ラブ~ジャズ・アンド・スタンダーズ

リヒア・ピロ / インディーズ・メーカー

アルバム・タイトル曲で、「コール・ポーター/Cole Porter」の名曲、「So In Love」を ・・・。ギターの伴奏で、ボッサのリズムに乗せて愛らしく ・・・。

「So In Love – Ligia Piro」

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時間(とき)の糸 ~小曽根真&ゲイリー・バートン・コンサート~

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ヴィブラフォンが好きである。一見、クールで都会的だが、その実、やさしくて暖かい、そしてちょっと甘いあの音が ・・・。古くはMJQの「ミルト・ジャクソン/Milt Jackson」、和ジャズの「平岡精二」、名盤、「ソフト・サンバ/Soft Samba」の「ゲイリー・マクファーランド/Gary Mcfarland」など ・・・。しかし、もう誰もいなくなってしまった。現在の世界最高峰は、やはり、「ゲイリー・バートン」であろう。

「小曽根真&ゲイリー・バートン」のデュオ・コンサート、「TIME THREAD」に行ってきた。例によってホールは、西宮にある「兵庫県立芸術文化センター」。小編成のジャズ・コンサートの場合、いつもは響きのよい400席余りの小ホールで開かれることが多いのだが、今回は2,000席を超える大ホール。やはり、小曽根人気を反映してのことであろうか。

「小曽根真」。言わずと知れた日本が誇るジャズ・ピアニストである。そして、「ゲイリー・バートン/Gary Burton」。4本のマレットを魔法のように扱うジャズ・ヴィブラフォン界の巨匠である。二人の出会いは、今からさかのぼること30年前。小曽根が留学していた「バークリー音楽大学」である。いち早く小曽根の才能を見出したゲイリーが自身のバンドに招き入れたという。そんな彼らがデュオを組み、クラシックに革新的なジャズ・アレンジを施したデュオ・アルバムが、「ヴァーチュオシー/VIRTUOSI」。それが、2003年のグラミー賞のクラシック部門でノミネートされたのだ。それから10年、今回のアルバム発売とツアーが実現した。

アルバムは、二人のデュオとしては第3弾で、出会いから今日までのふたりの歩みを、それぞれのオリジナル曲で綴る集大成的な作品だという。30年前から今に繋がる糸という意味で、タイトルを「TIME THREAD(時間の糸)」にしたと、小曽根は会場で語っていた。

タイム・スレッド

小曽根真&ゲイリー・バートン / ユニバーサル ミュージック クラシック

そして、今回のツアー、アルバムについて、二人はこんな風に語っている。
「小曽根真×ゲイリー・バートン2013年JAPANツアー「TIME THREAD」を語る」

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さてコンサート。ホールに入って最初に目についたのは、前回のコンサートと同じく、ステージに置かれていたのは、「スタインウェイ/Steinway & Sons」ではなく、「YAMAHA」のピアノであった。YOUTUBEで小曽根が「YAMAHA-CFX」 について語っているように、前回のコンサートも今回も、やはりピアノは、彼の指定であったのである。大ホールもすべて板張りで音響はいいはず。やはり、今回もMC用のマイクは除いて、PA、マイク、アンプの類は一切なかった。

まさに鉄琴と鉄弦の共鳴。乱暴に言えば、鉄板を棒でたたいて、あんな妙なる音が出るのである。そして、30年の二人の交友の結晶がもたらす寸分の狂いもない息合せ、絶妙の間、スリリングなかけあい。まさにジャズの醍醐味。ブルースあり、タンゴあり、マリアッチあり、クラシックあり、30年の彼らの足跡をたどるにふさわしいプログラムであった。小曽根自身のMCによれば、ゲイリーのバンドに入らないかと誘いがあったボストンのメキシカン・レストランの名前が「ソル・アズテカ」であり、ブエノス・アイレスの印象的な遊園地の名前が「イタルパーク」。そして、フランスの街でのコンサートに行く途中の道で車が故障し、立ち往生した時の顛末を3パートからなる組曲にした、圧巻の「組曲:ワン・ロング・デイ・イン・フランス」。そして、私が最も印象的だったのは、「ビル・エヴァンス/Bill Evans」への想いを美しい曲にした「タイム・スレッド(for ビル・エヴァンス)」であった。

1階席はほぼ満員、2階席以上も8割方埋まり、しかも女性客が多いという小曽根人気の強さがうかがえた。最後には客席に来ていた両親、「小曽根実」氏夫妻も紹介するというハプニングもあり、土砂降りの雨の中を満足して帰路についた。

最新デュオ・アルバムの演奏がまだYOUTUBEにはアップされていないようなので、コンサート冒頭でも演奏された、「アフロ・ブルー/Afro Blue」を、「モントルー/Montreaux」でのライブ演奏で紹介しておきましょう。

「Gary Burton & Makoto Ozone ― Afro Blue」

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【コンサートの演目】 表示無き曲は小曽根による作曲
【第1部】
 1.Aflo Blue (M.Santamaria)
 2.I Hear a Rhapsody (G.Burton)
 3、Remembering Tano (G.Burton)
 4.Le Tombeau De Couperin (クープランの墓)(M.Ravel)
 5.Sol Azteca
【第2部】
 1.Fat Cat
 2.Italpark
 3.Stompin at B.P.C.
 4.Time Thread (for Bill Evans)
 5.Suite “One Long Day in France”
【アンコール】
   Popcorn Explosion
 
 
 

蛍が運んだノスタルジー

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買い物ついでに、築150年の日本酒醸造所をリニューアルしたカフェに涼みにいった。一か月ほど前の記事で紹介したところである。(参照拙ブログ「棚田に映る空」 )こんな古民家の柱や梁、土塀や瓦屋根、外に広がる夏空、田んぼ、緑が深くなった山をぼんやり眺めていると、同じような景色の故郷を思い出す。

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先日見にいった「ゲンジボタル(源氏蛍)」の乱舞もそうであった。子供の頃住んでいた家の裏には、当時は広く思えたが、小川が流れ、今は住宅地となってしまって想像だに出来ないが、水田が広がっていた。そして、7月になると、2週間くらいのわずかな期間、ゲンジボタルが盛んに水面や川面を飛び交っていた。夕暮れになると捕虫網を持って蛍狩りに行ったものである。すぐ死んでしまうのに、多分学校の宿題か何かであったろう、捕まえた蛍を籠に入れて観察したものである。ある時、蛍を素手で捕まえたら、ぐにゃとしてびっくりしたことがある。蛙が蛍を飲み込み、腹の中で光っていたのである。そんな思い出も蘇ってきた。ひとしきり涼んでから、山の青さに目を奪われながら帰宅。(写真はNETより拝借)

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蛍。家の周りの何処にでも蛍がいた子供の頃の思い出 ・・・。そんなレトロでノスタルジックな癒しにつながるヴォーカルは、「マデリン・ペルー/Madeleine Peyroux」。

1974年、米国ジョージア州生まれ。幼少期をカリフォルニアやニューヨークで過ごすが、13歳のときに両親が離婚したのを機に、フランス人の母親とパリへ移住。ストリート・ミュージシャンとして活動した後、1996年に22歳でアルバム、「ドリームランド/Dreamland」でデビュー。主に1940年代以前の古いスタンダード・ナンバーを取り上げたこのアルバムは、20万枚という好セールスを記録するも、その後第一線から退く。そして、8年という長いブランクを経て、2004年秋に日本デビューともなる、セカンド・アルバム「ケアレス・ラヴ/Careless Love」をリリース、全世界で100万枚以上の大ヒットを記録し、一躍シーンの最前線に返り咲いた。

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この成功により、「21世紀のビリー・ホリデイ」、「ジャジーなノラ・ジョーンズ」など様々な賛辞を寄せられ、続く06年には、「トム・ウェイツ/Tom Waits」の「土曜日の夜」等の名曲カヴァーしたラヴ・ソング集、「ハーフ・ザ・パーフェクト〜幸せになる12の方法/Half the Perfect World」をリリース。ノスタルジック、かつフレッシュな彼女の歌声は、「Jazzy,Not Jazz」の旗頭として、「ノラ・ジョーンズ/Norah Jones」と肩を並べる人気を得た。この辺までは、私も聴いていたが、特に理由はなかったのだが、続く「Bare Bones」(2009)、「Standing on the Rooftop」(2011)あたりは遠ざかっていたが、最新アルバム、「Blue Room」がリリースされたと聞いたので、久しぶりに聴いてみたくなった。

「The Blue Room」は、原点への回帰という意味合いが込められているという。そして今回は、過去に取り上げた「レナード・コーエン/Leonard Cohen」などの伝説的アーティストと同じように、「レイ・チャールズ/Ray Charles」のカバーだという。「レイ・チャールズ」といえば、ソウル・ミュージックのカリスマとして不動の地位を築いたが、そのスタイルを確立させるために、ブルースの曲にゴスペルやカントリー&ウェスタンの要素を融合させていったことでも知られている。アルバムを聴けば、その「レイ・チャールズ」の曲の中に漂うカントリー&ウェスタンのソウルに焦点を当て、そのフレーバーを残しつつ見事に「マデリン・ペルー」流にしつらえていることがよく感じ取れる。

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Madeleine Peyroux / Umgd/Universal Records

一篇の短編映画を見るかのようなプロモーション・ビデオは、「Changing All Those Changes」。

「Madeleine Peyroux – Changing All Those Changes」
 
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残念ながら、途中で終わっているが、C&Wの薫りが色濃くあふれ出るご存知「愛さずにはいられない」。ノスタルジーを感じますね。

「Madeleine Peyroux - I Can’t Stop Loving You- – CBS News Video」
 
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ジャズと蛍の今年の関係は?

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jazzho
 
「ジャズと蛍の関係は?」。今年もまたこんな質問に答える時期になりました。一般的に言えば、まったく関係ないのであるが、私の住む地域のクリーン・センター、端的にいえばごみ処理場であるが、その近くに蛍の自生地が多くあるので、クリーン・センターが2010年から毎年この時期に主催して開かれるイベントが、「ジャズとホタルの夕べ」である。

今年は、初めて三管編成のジャズバンドを招いてのコンサート。その後、夕暮れ後の川沿いの道をそぞろ歩き、「ゲンジボタル(源氏蛍)」を楽しむ観察会という事なので、1ケ月前ほどに予約した。

毎年楽しみにしているのであるが、しかしながら、この「ジャズと蛍」の関係、極めて相性が悪いように思われる。何せこの時期である。たしか、雨が降らなかったのは、2回目だけだったように記憶している。雨が降れば、蛍は飛ばないし、強い雨のため、コンサートだけで観察会が中止になった事もあった。今年は空梅雨で、カラカラの日照りで連日35℃を超える猛暑日、今年はきっと蛍が飛んで、いい観察会になると期待したのだが、昨日までの空梅雨は見事に解消、非情にも雨が降ってきた。「今年もか ・・・・」と落胆しつつ会場に向かった。

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さて、今年のバンド、3管編成としか聞いてなかったのだが、当日わかって驚いた。現在、関西でもっとも注目されている若手トロンボーン奏者である「今西佑介」率いる「今西佑介セクステット」。関西若手ホープのバンドである。トロンボーンの今西を筆頭に、「横尾昌二郎(トランペット)」、「浅井良将(アルトサックス)」、「加納新吾(ピアノ)」、「光岡尚紀(ベース)」、「中野圭人(ドラム)」というメンバー。しかも、横尾と浅井は、これまた関西の若手の人気バンドながら、リーダーのベーシスト「権上康志」とピアニスト「大友孝彰」との渡米に伴い、5月で一時活動を休止することになった「ジンジャーブレッド・ボーイズ/GINGERBREAD BOYS」のメンバーでもある。

その「今西佑介セクステット」の2枚目となるアルバム「ウェイフェアラー/WAYFARER」からの曲を中心にコンサートが進行した。歯切れとノリの良さが一瞬、イタリアの若手トランペッター、「ファブリッツィオ・ボッソ/Fabrizio Bosso」率いる2管バンド、「ハイ・ファイブ/High Five」を想起したといえば言いすぎか ・・・。

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今西佑介 / JAZZ LAB. RECORDS(ジャズラボレコーズ)

タイトル曲、「旅する人」を意味する「WAYFARER」のさわりだけをプロモーション・ビデオから ・・・。
「Yusuke Imanishi / WAYFARER」

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コンサートが終わる頃には、残照を受けて夕闇に虹が ・・・。そして、その後は、闇のなかに、「ゲンジボタル」の美しい光跡が我々を待っていた。



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