JAZZYな生活

プレミアムエイジ ジョインブログ

今井美樹を支えた「音楽のチカラ」

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NHK総合TV、10月26日夜11時から放映の「SONGS」は、「今井美樹、ユーミンの名曲を歌う」。去年、夫の「布袋寅泰」とともに、家族でロンドンに住まいを移した「今井美樹」。小学生のころに聴いて以来、大きな影響を受け、ずっと敬愛してきた「ユーミン」こと、「松任谷由実(荒井由実)」の名曲を集めたカバー・アルバム、「Dialogue -Miki Imai Sings YumingClassics-」を、ロンドンで制作し、この10月にリリースした。その、録音スタジオやロンドンでの暮らしの紹介などインタビューを交えての番組であった。

「今井美樹」。このブログでも何回か取り上げていますが、正直言って好きなJ-POPSシンガーの一人です。(参照拙ブログ「展望レストランのある病院で」「あちらの世界からようこそ・・・・」「JAZZ的トリビア(2) ~JAZZと美脚との素敵な関係~」 など)

1963年生まれ。もう今年50歳になるんですね。そんな年輪を重ねてきた彼女が、ロンドン市内の録音スタジオや自然豊かなリッチモンド・パーク、以前からよく買い物に来ていたというノッティング・ヒルを訪ね、「ユーミン」に対する自身のこだわりや思い出、いま感じていることなどとともに、彼女お気に入りの、「中央フリーウェイ」、「青春リグレット」、「卒業写真」、3曲をSONGSのスタジオで歌った。

新作アルバムは、収録曲すべてが「ユーミン」のカバー。 一人の作家の作品だけをカバーしたアルバムは、今回が初の試みだという。12歳の時に初めてユーミンの曲に出会い、上京し、シンガーとしてデビューも果たし、歌手としてのスターダムへと登りつめていくまでの日々をずっと支えてくれたのが、ユーミンの曲だったという。まさしく彼女にとっての「音楽のチカラ」であったユーミン・リスペクト・アルバム。

プロデュースは彼女と夫の「布袋寅泰」。アレンジには、イギリスを代表するオーケストラ・アレンジャーで、「ビョーク/Björk」、「ジャミロクワイ/Jamiroquai」等の作品と並んで、布袋作品でもアレンジを長年担当してきた「サイモン・ヘイル/Simon Hale」。そして、バックはアシッドジャズをリードしてきた「インコグニート/Incognito」であることも注目される。

Dialogue -Miki Imai Sings Yuming Classics-

今井美樹 / EMI Records Japan

「Dialogue –Miki Imai Sings Yuming Classics-」より、「卒業写真」のミュージック・ビデオを ・・・。サウンド・プロデューサーとして手腕振­るった「サイモン・ヘイル」とのデュオ。

「今井美樹 – 卒業写真」
 
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「♪ あの頃の生き方を あなたは忘れないで ・・・・ ♪」

そういえば、この夏卒業後44年ぶりに大学学科の同級会を開こうという便りがあった ・・・。
 

 

杉本好夫デジタル版画展

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(知恩院三門 楼上の柱と梁)

今年もまた個展開催の便りが来ました。知り合いの「杉本好夫(たかを)」さんの「個展」です。今年で5回目くらいになりましょうか。いままでは、「切り絵展/杉本好夫の世界」というタイトルがついていたが、今年は、「杉本好夫デジタル版画の世界観 知恩院二十六景」となっている。いよいよ本領発揮、彼の作品の本質をよく言いあらわしていると思う「デジタル版画」を全面に出してきたかという感じ。

杉本さんは、私が前に住んでいた大阪市内のマンションの同じ棟の住人で、何かと親しくさせてもらっていた間柄。もともと大阪でデザイン事務所を開いているグラフィック・デザイナーであるが、趣味の切り絵が嵩じ、個展を開くまでになったという。そして近年は「知恩院」を題材にしたシリーズ作品を発表し、「知恩院」のギャラリーで個展を開くといった活動をしている。「知恩院」が、おやじを祀っている浄土宗の総本山であるのも何かの因縁かも ・・・。 (参照拙ブログ「切り絵展/杉本好夫の世界」
 
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さて、「デジタル版画」とは何か? カッターで切り取った線で描画していくという「切り絵」で行っている工程作業を、パソコンの「お絵かきソフト」で行なって、レイヤーを幾重にも幾重にも重ねて絵を完成させ、最後はプリンターで印刷するという作品である。

我が家にも、彼の「デジタル版画」作品で、大和、大宇陀(おうだ)で最も有名な「又兵衛櫻」を描いたと思われる「大宇陀の櫻」がある。何時も眺めながら、春の息吹と櫻の生命力を感じさせてもらっている。(参照拙ブログ「我が家の櫻」「我が家の桜に会いに・・・ ~又兵衛櫻~」

杉本さんの作品やデジタル版画の作り方、作品などに興味のある方は、ホームページ、「たかをの部屋」をご覧ください。また、個展は、11月2日(土)から8日(金)まで下記で行っています。
 

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さて、今宵も復刻盤から古き良き時代を感じさせる女性ボーカルを・・・と参りましょうか。「シーラ・ジョーダン/Sheila Jordan」なんぞいかがでしょうか。
 

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「シーラ・ジョーダン」。1928年ミシガン州デトロイト生まれ。1941年に地元のジャズクラブでピアノを弾き、歌を唄い、セミプロとしての活動を始めたという。この時期に共演した「チャーリー・パーカー/Charles Parker」の音楽に大きな影響を受けた。1951年、ニューヨークに活動の場を移し、音楽理論を学んだのち、1952年、「チャーリー・パーカー」のグループのメンバーでピアニストの「デューク・ジョーダン/Duke Jordan」と結婚する。その後、グリニッジ・ビレッジを中心に様々なジャズ・クラブで演奏やセッションを重ね、1970年代初め頃からは、その後長年にわたって共演を重ねるピアニスト、「スティーブ・キューン/Steve Kuhn」とのデュオの演奏を始める。

彼女は、ビー・バップ時代のジャズをベースに、現代のモダン・ジャズなスタイルも取り入れ、ヴォーカルを楽器のように自在にスキャットでインプロヴィゼーションさせるジャズ・ヴォーカリストとして伝説的な存在になっているといっていい。御年85歳。驚くべきことに80歳過ぎてからも、ライブを行っているという。その芸術肌の伝説的シンガーが、ブルーノートに残した「幻の・・・」といわれたアルバムの復刻盤が、「チャーリー・パーカー」に心酔していた初期の傑作といわれる「Portrait of Sheila Jordan」。

Portrait of Sheila Jordan

Sheila Jordan / Blue Note Records

その中から、「ビリー・ホリディ/」の名称で知られる「I’m a fool to want you」を。ビリーとはまた一味違う絶品のバラード、揺れる切なさが伝わってくる。

「Sheila Jordan – I’m a fool to want you」
 
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そして彼女が心酔していた「チャーリー・パーカー」の名曲、「コンファメーション/Confirmation」。2012年1月11日、NYのジャズクラブ「イリジウム/the Iridium」におけるライブである。84歳のその驚異のライブに驚かされる。
 

「Sheila Jordan – Confirmation」
 
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おやじのハコものがたり(12 ) ~続・「鉄男」ではありませんが ・・・~

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(写真:産経新聞より)

大阪を代表する川、淀川。その右岸、東淀川区と左岸、旭区、都島区の境との間にかかる通称「赤川鉄橋」と呼ばれる橋がある。長さ約600メートル、西日本旅客鉄道(JR西日本)城東貨物線の鉄道橋、「淀川橋梁(よどがわきょうりょう)」である。写真でもわかるように、複線仕様の片側が「人道橋」に改造され、「歩道のある鉄橋」、「人と電車が渡る橋」として鉄道ファンや地元住民らに親しまれ、NHKの連続テレビ小説のロケ地としても利用されるなど、地元ではよく知られた橋である。私が以前に住んでいたマンションがこの近くにあり、淀川堤防をウォーキングしがてら、何回か行ったこともある鉄橋である。その「赤川鉄橋」の歩道部分がこの10月末で閉鎖されるため、全国から鉄道ファンが名残を惜しみに来ているというニュースをTVが報じていた。

この鉄橋は、元々設計は複線仕様だったが、昭和4年(1929年)の完成当初から単線で、片側は線路が設置されなかったため、大阪市が借り受けて市道扱いとして歩道を設けたのである。以来、現在に至るまで、歩行者の専用橋として木造の「仮橋」が架かり、地域住民の生活道路となっている。通勤通学、高校の運動部のランニング道路などとして日常的に使われているが、ごく間近で走る列車を見ることができるので、子供にも人気抜群で、私も何回か子供を連れて行った記憶がある。  

その「赤川鉄橋」、2018年(平成30年)開通予定の「JRおおさか東線」の計画により、城東貨物線は複線電化されるため、人道橋と鉄道橋とが共存するこの珍しい橋も、渡ることができるのも今月限りなのである。これだk地域住民の生活を支え、愛されてきた鉄橋も全国的にも珍しいのではないかと思う。26日には、「さよなら赤川鉄橋」のイベントが行われる。残念ながら、また一つ「物語りのあるハコ」が消えていく。

さて、昨日から雨。予定していた山での行事なども中止。この雨に続く台風27号、どうかやさしい雨と風で終わってほしい。
 
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前回に続く女性ボーカル復刻盤の紹介は、惜しくも1989年56歳でなくなってしまった「アン・バートン/Ann Burton」。じっくりと語りかけるように、そして小声でささやくように歌うバラードが大好きで、今でもよく聴く愛聴盤になっている。代表的アルバム「Ballads & Burton」、「Blue Burton」はさておき、雨の日に聴くやさしきバラードは、アルバム、「Burton For Certain」。60年代の懐かしさ、暖かさをじっくり味わうことができる「アン・バートン」のもう一枚の傑作。1977年に3度目の来日をした際、日本人JAZZメンらと録音したアルバムで、日本盤では、収録されている「 雨の日と月曜日は/Rainy Dats And Mondays」をアルバム・タイトルとしている。そしてジャケットは、2008年に亡くなってしまったジャズ写真家「阿部克自」さんの作品。(参照拙ブログ「追悼 阿部克自さん」) パーソネルは、「ケン・マッカーシー/Kenn McCarthy(p)」、「稲葉国光(b)」、「大隅寿男(ds)」。

雨の日と月曜日は

アン・バートン / ミューザック


 
このアルバムには、「ヘレン・メリル/Helen Merrill」が歌った名曲中の名曲、「You’d Be So Nice To Come Home To 」が収録されているが、スウィンギーなメリルのそれとは全くちがうしっとりしたバラード。これを聴き逃す手はないと思うのだが、残念なことにYOUTUBEにアップされていない。アルバム・タイトル曲、「雨の日と月曜日は」を聴いてみましょうか ・・・。

「Ann Burton - Rainy Days And Mondays」
 
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「鉄男」ではありませんが ・・・

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(写真はいずれもNETより拝借)

ふと見ると、いつもと違う色の電車が走っている。車で走っていて気が付いた。TVのローカル・ニュースで、今年4月に開業100周年を迎えた「能勢電鉄」で20日、「大正ロマントレイン」と名づけた開業当時のデザインの車両に、客や車掌がレトロな衣装で乗り込むというイベントがあったことを報じていた。

深い青緑色の車体に、金色の唐草模様や旧社章も復刻塗装された「1型」車両が、川西能勢口駅から妙見口駅間を往復し、予めイベントに参加申し込みをした客は、矢絣(やがすり)・はかま姿や書生服など、大正時代をイメージする服装で乗車、車掌は開業当時の制服姿で検札して回ったという。
 
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そして、昭和20年代に活躍した、クリームと濃いブルーに塗り分けられた「50型」を復刻塗装した車両も記念運行されている。

「能勢電鉄」は、1913年(大正2年)4月13日、現在の川西能勢口~一の鳥居間が開業。その後順次延伸され、1923年11月3日までに、かっての川西国鉄前~能勢口~妙見間が全線開通した。能勢電の社史によると戦前は、妙見さんへの参詣客を相手にした輸送だったが、当初から赤字が続き、経営上も大変だったようであるが、「三ツ矢サイダー(現アサヒビール)」の工場出荷製品を国鉄川西池田駅へ運ぶために路線延長し、貨物収入でどうにか営業を継続できたという。この「三ツ矢サイダー」の平野鉱泉工場は、昭和42年(1967年)まで操業され、現在は、平野駅近くに、「三ツ矢サイダー」発祥の地として、大正天皇の皇太子時代御用の「御料品製造所」などが残されている。

私は「鉄男」ではありませんが、この地域の交通を担う鉄道会社の開業100周年、喜ばしいことには違いない。

さて復刻と言えば、ジャズ名盤の復刻も盛んである。世代別にいえば、多分一番多いと思われる「団塊世代」のファン層を狙ってのマーケティングでしょうか。

そして、女性ボーカルの復刻盤といえば、すぐに思い浮かぶのは、「ミリー・ヴァーノン/Millie vernon」、「アン・バートン/Ann Burton」、「スー・レイニー/Sue Raney」、「ジュリー・ロンドン/Julie London」、「ベヴァリー・ケニー/Beverly Kenney」・・・あたりでしょうか。復刻盤という性格上、往年のスターや故人が中心になってしまうのは仕方のないこと。

そんな中で、近年多くの復刻盤シリーズがリリースされたのが、「ジュリー・ロンドン」。ジャケも気に入っている一枚が、「Around Midnight」。アメリカを代表する永遠の美人歌手。 

Around Midnight

Julie London / Blue Note Records

何も説明は不要でしょう。「’Round Midnight」、「貴方と夜と音楽と/You And The Night And The Music」、「Misty」のスタンダード3曲に酔いしれてください。

「Julie London – ‘Round Midnight」
 
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「Julie London – You And The Night And The Music」
 
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「Julie London-Misty」
 
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ジュリーが大輪の薔薇なら、「ベヴァリー・ケニー」は、楚々とした美人歌手。美人薄命。1960年に6枚のLPを残して、28歳の若さで死んでしまいました。ちょっと甘ったるい、ハスキーがかった声が儚さを感じさせる。「Born To Be Blue」、「二人でお茶を(原タイトル;Snuggled On Your Shoulder;あなたにもたれて)」が、ジャケも含め特にお気に入りのアルバム。

ボーン・トゥ・ビー・ブルー(紙ジャケット仕様)

ベヴァリー・ケニー / ユニバーサル ミュージック クラシック

「Beverly Kenny sings Born To Be Blue」
 
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二人でお茶を +1 (紙ジャケット仕様)

ビヴァリー・ケニー / SSJ

  

「Tea For Two ~ Beverly Kenney」
 
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私の秋も深まっていく

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台風一過。朝晩の気温が急激に下がってきた。我が家でもあわてて、つい1週間前は使っていた扇風機を仕舞い、入れ替わってガス・ストーブを引きずり出す始末。こんなに急に冷暖房器具を入れ替えたことは記憶にない。

そして、遊びの山でも急激に秋が深まっている。櫻などは、自衛のためだろうか、紅葉する間もなく散ってしまうのではないだろうか。そんな気配の中、「コブシ(辛夷)」の実が、あざやかな紅色に染まってきた。早春に他の木々に先駆けて、白い花を梢いっぱいに咲かせた「コブシ」である。別名「田打ち桜」。

その果実は「さや」に入った集合果であり、そのデコボコの形状が、子どもの拳に似ているところから、「コブシ」の名前がついたといわれている。それならば、本来は「拳」の漢字を当てるべきであるが、なぜか「モクレン(木蓮)」の中国名である「辛夷」の漢字で表記されている。

さや状の実の一つ一つのこぶの中に一つずつ種が入って、やがて果皮が割れると、オレンジ色の種が出てくる。これも鮮やかな変身というか、色の変化である。
 
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10月に入ってから、遊びの山では、小学校の3,4年生を対象とした秋の「自然体験学習」が始まっている。その度にサポートの駆り出されるのであるが、そのウォーク・ラリーの問題に、「この樹を探して名前を書きなさい」などという問題を出している手前もあって、「コブシ」は秋になるといつも注目している木でもある。「木工細工教室」、幼稚園児との「どんぐり笛づくり」、「里山祭り」への参加 ・・・など、秋の行事が目白押し。そんな子供たちのお世話もしながら、今年も私の秋が深まっていく。 

秋のジャズの定番といえば、「枯葉/Autumn Leaves(フランス語原題:Les Feuilles mortes:直訳;死んだ葉っぱ)」でしょうか。1945年に「ジョゼフ・コズマ/Joseph Kosma」が作曲し、後に「ジャック・プレヴェール/Jacques Prévert」が詞を付けた、シャンソンのナンバーである。
 
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1946年に製作された「天井桟敷の人々」(1944)で知られる「マルセル・カルネ/Marcel Carné」監督の映画、「夜の門/Les Portes de la Nuit」で挿入歌として、「イヴ・モンタン/Yves Montandによって劇中で歌われたのが最初であったが、ヒットしなかった。しかし、これに続いて当時人気があった知性派の女性シャンソン歌手「ジュリエット・グレコ/Juliette Gréco」が歌ったことで「枯葉」は世に認知されるようになり、1940年代末から1950年代にかけ広まって、シャンソン界のスタンダード曲となったという。

この「ジュリエット・グレコ」と恋に落ちたのが、1949年当時、パリに滞在していたジャズの帝王、「マイルス・デイヴィス/Miles Davis」であった。そしてのちに、マイルスは、アルバム「Somethin’ Else」で、あのジャズでもスタンダードとなる名演奏「Autumn Leaves」を吹き込む。その辺のいきさつについては拙ブログ「もしもピアノが弾けたなら(18)~パリ・もう一つのJAZZ史の街~」を参照ください

Somethin’ Else

Cannonball Adderley / Blue Note

「ジャズ名盤 ×××」などの本には必ず登場する名盤から、その名演奏、「枯葉」を ・・・。パーソネルは、「キャノンボール・アダレイ/Cannonball Adderley(Alto Saxophone)」、「マイルス・デイヴィス/Miles Davis(Trumpet)、「アート・ブレイキー/Art Blakey(Drums)」、「サム・ジョーンズ/Sam Jones(Double Bass)」、「ハンク・ジョーンズHank Jones(Piano)」。

「Cannonball Adderley feat. Miles Davis - Autumn Leaves (1958)」
 
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「枯葉」の英語詞を作詞したのは、「ヘンリー・マンシーニ/Henry Mancini」とのコンビで「ムーン・リバー」、「酒とバラの日々」などの作詞も手がけた、「ジョニー・マーサー/Johnny Mercer」である。そして、最初にこの英語詞を歌ったのは、1950年の「ビング・クロスビー/Bing Crosby」であったという。それ以後、この曲はアメリカのポピュラー音楽界におけるスタンダード・ナンバーとして広く歌われるようになり、不動の地位を築いたと言えよう。
 

私の「枯葉定番女性ボーカル」は、二人。もうこのブログでも何回か取り上げていますが ・・・。いずれも深く心に刻まれた歌唱である。

まず、早逝のソング・バード、「エヴァ・キャシディ/Eva Cassidy」。唯一のライブ・アルバムから。まず、早逝のソング・バード、「エヴァ・キャシディ/Eva Cassidy」。1996年1月にワシントンDCのジャズクラブ、「ブルーズ・アレイ/Blues Alley」で行われた唯一のライブ・アルバムから。このライブのあった年の暮れに、エヴァは癌で帰らぬ人となった。

Live at Blues Alley

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「Eva Cassidy – Autumn Leaves」
 
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そして、アジアの癒し姫の一人、「ジャシンサ/Jacintha」。「ジョニー・マーサー」へのオマージュ・アルバムから。「Somethin’ Else」を意識したようなアレンジも興味深い。

Autumn Leaves: The Songs of Johnny Mercer

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「Jacintha - Autumn Leaves」
 
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6年越しの悲願達成

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少し前になるが、体育の日を含んでの3連休。私の住む団地でも、地域のコミュニティ団体が主催の、地域の「体育祭」が開かれ、多くの住人が楽しんでいた。この「体育祭」、なんと過去5年連続で雨のために中止が続いていた。開催する季節を春に移すなど、色々と試みたが、結果としてすべて失敗、5年連続での雨による中止が続いてしまったのである。実行するメンバーは、すべて地域のお年寄りを中心としたボランティアである。それまで時間をかけてきた準備がすべて徒労に終わってしまったのである。あるメンバーは、「こうなったら多田神社でお祓いをしてもらうしかない」と言っていたが、本当にお祓いを受けたかどうかは知らないが、今年、その当日は快晴、念願かなって、いや悲願がかなってというべきでしょうか ・・・。ちょっとグランドを覗いてみたら、主催者側も、参加者たちも笑顔、笑顔 ・・・であった。台風26号も、日本本土への接近の日があと2日ほど前にずれていたら、「6年連続で ・・・」というあぶないところであった。祝!! 体育祭開催。

「寺嶋靖国」氏が自ら主宰する「寺島レコード」から、毎年年末にリリースされるコンピ・アルバム、「Jazz Bar 2012」で知ったもう一人のジャズ・ピアニストがいる。ベルギー出身の「イゴール・グノー/Igor Gehenot」である。ピックアップされていたのは、「Nuits D’Hiver」。「冬の夜」という意味だという。ズンズンと響くベースのサウンドにのって奏でられる哀愁のメロディ。秋の夜のふさわしい哀愁とガッツ ・・・。

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V.A.(寺島靖国) / 寺島レコード

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「イゴール・グノー/Igor Gehenot」。1989年、ベルギー生まれの弱冠24歳のピアニスト。6歳からピアノを始め、5年間のクラシックのトレーニングを経てジャズに開眼。オリジナルのアルバム、「Road Story」は、彼のトリオによるデビュー作である。ヨーロッパのピアノ・トリオらしい抑えの利いたロマンティックでエレガントな響き。光と影、そしてふんだんに散りばめられたリリカルで叙情的なメロディ。新たな世代の注目すべきピアニストがデビュー。

Road Story

Igor Gehenot Trio / Igloo Sowa

「Nuits D’Hiver」はアップされていないようなので、おなじ「Road story」から、「Lena」と「Road story」のライブを ・・・。パーソネルは、「Igor Gehenot (Piano)」、「Sam Gertsmans (Double bass)」、「Teun Verbruggen (Drums)」。

「Igor Gehenot Trio – Lena」
 
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「Igor Gehenot Trio ” ROAD STORY ” Live」
 
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狭き庭に咲く秋は ・・・

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我が家の狭き庭に咲きだしたのは、「ホトトギス(杜鵑草)」。若葉や花にある斑点模様が、野鳥の「ホトトギス(不如帰)」の胸にある模様とよく似ていることからこの名がついたという。それにしては、野鳥のそれとは違う漢字表記なのはなぜだろうか。東アジア(日本、台湾、朝鮮半島)に分布し、19種が確認されているが、そのうち日本では 13種が確認されており、うち 10種は日本固有種であるという。 日本列島を中心に分布していることから、日本が原産であると推定されている。 (参照Wiikipedia)
 

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さて、「ホトトギス」を愛でた後の今宵の歌姫は、「スーザン・トボクマン/Susan Tobocman」と参りましょうか。「寺嶋靖国」氏が自ら主宰する「寺島レコード」から、毎年年末にリリースされるコンピ・アルバムに、「Jazz Bar xxxx」というシリーズがある。2001年からスタートし、もう10年を超えたのであるが、このシリーズは、私が新しいアーティストを知る一つの手段ともなっている。「スーザン・トボクマン」は、2012年版、「Jazz Bar 2012」で知った歌い手である。

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V.A.(寺島靖国) / 寺島レコード

寺島氏は、そのライナー・ノーツで、「スーザン・トボクマン」をこう絶賛している。
『このスーザン・トボックマンにはカブトを脱ぎました。うま過ぎる。うま過ぎるとつまらなくなりがちですが、スーザン・トボックマンはそのへんの境地を超えている。』
 

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彼女のアルバム、「Live In Detroit With The Cliff Monear Trio」から、我々世代ならきっとその名を聞いたことがあると思うのだが、映画音楽作曲家、特に西部劇の印象が強いのであるが、「ディミトリ・ティオムキン/Dimitri Tiomkin」作曲の「Wild Is The Wind」という曲が収録されている。 この曲に、いたく惚れ込んだのである。私同様、惚れ込んだジャズ愛好家から、オリジナルのアルバムに対する問い合わせがさっとうしたという、しかし彼女のこのアルバムは、iTunes等のMP3配信でしかリリースされていない。仕方がないので、ダウンロードしましたが ・・・。

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Live In Detroit With The Cliff Monear Trio
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そんなこともあって、今年7月に別のアルバムではあるが、待望の「スーザン・トボクマン」のアルバムが発売された。しかも世界初のCD化だという。オリジナルは1997年リリースの「ウォーターカラー・ドリーム/Watercolor Dream」。

いや、このアルバムもいい。やや太目のしっかりとした声。にもかかわらず、中高音のしっとりとしたしなやかさ。そして、ドラマティックでリリカル歌唱。寺島氏が「うま過ぎる」と絶賛するのも分かる。サポートするバックのハード・バップ時代を彷彿とされる熱演もいい。「Close Your Eyes」、「Besame Mucho」、「Feel Like Makin’ Love」、「Close To You」などスタンダード、POPS取り混ぜてのお馴染みの曲も多い選曲であるが、彼女の歌唱のうまさがそれを新鮮に感じさせる。 

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Susan Tobocman スーザン・トボックマン / 寺島レコード


 
そのアルバムから、ご存知、「ベサメ・ムーチョ/Besame Mucho」。
  

「Susan Tobocman - Besame Mucho」
 
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アルバムの中の1曲、「Again It’s Spring」のさわりが、プロモーション・ビデオでアップされていました。キャリアはよくわからないが、この短いビデオ・クリップ、現在ニューヨークに暮らす等身大の彼女をヴィヴィッドに感じさせる。

「Again It’s Spring - Susan Tobocman」
 
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「The Cliff Monear Trio」とのライブの映像がいくつかアップされています。その中から、これもご存知、「Sting」の「フラジャイル/Fragile」を ・・・。パーソネルは、「Cliff Monear (piano)」、「Jeff Pedraz (bass)」、「Ari Hoenig (drums)」。2013年6月21日、ニューヨークの「メトロポリタン・ルーム/Metropolitan Room」での演奏。

「The Fragile - Susan Tobocman」
 
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レトロなパン屋さんのレーズン食パンが毎日の朝食

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我が家の朝食は、パン。しかもレーズン食パンと決まっている。もう何年間かずっとそうである。数年前、近くにオープンしたちょっとレトロな雰囲気の小さなパン屋さん、「Nico Nico Pann」のレーズン食パンを買い始めてからであるから、旅行などの日は除くと、毎朝である。はちみつのしっとり感、そしてもちもち感とレーズンの甘さ。これを食べ出してからは、ほかの食パンはもの足りなくなってしまった我が家の朝食の定番。定番というが、ただ変化を嫌っているだけかもしれないのだが ・・・。
 

同じように、わたしの生活の中で、ほぼ毎日流れている、つまりBGMとして定番化しているジャズ・アルバムのシリーズがある。といっても最近のことであるが ・・・。ひょんなことから、聴きだしたアルバム「Jazz for a Rainy Afternoon」をいたく気に入ってしまったのである。(参照拙ブログ「雨の日曜日に古きジャズを聴く」「狭き庭で始まる秋は ・・・」) 「ゆったりとして、優しくて、聴きやすい」とは妻の評判もあり、立て続けに、その「Savoy Jazz」のシリーズを購入してしまった。
 

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「寺嶋靖国」氏の「Jazz Bar xxxx」シリーズなど、一部のアルバム以外にはいいものがなかったので、コンピ・アルバムには、ちょっと否定的になっていたが、このシリーズ、「The “Jazz For A Rainy Day”Collections」はいい。ジャケットにはこんなコピーが書いてあった。「They create the perfect background to the rare restful moments in life.」。

いわゆるJAZZ入門者にも、もう聴きすぎてすっかり苔むしてしまった私のような爺さんにも、ただ懐かしいだけでなく、心休まる和みと、しかしそれだけではない新鮮さも感じる。古き60年代を感じさせるレトロでムーディーなJAZZに身を任せながらのブログや作業。いやBGMとして最高のアルバム ・・・。「Jazz for When You’re Not Alone」、「Jazz for When You’re Alone」に続く4作目は、「Jazz for the Quiet Times」。そこから2曲ほどを ・・・。

Jazz for the Quiet Times

Various Artists / Savoy Jazz

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紹介する曲の最初は、「ソニー・クリス/Sonny Criss」こと、「ウィリアム・クリス/William Criss」。1927年生まれの ジャズ・サクソフォン奏者。ビ・バップの時代のアルト・サクソフォン奏者のスターの一人である。当時のサクソフォン奏者の多くと同じく、「チャーリー・パーカー/Charles Parker」の影響を受けた一人でもあった。1977年に胃がんを発病してからは、二度と演奏をせずに、病苦に耐えかねた結果、同年自殺して果てた。

斬新なデザインで知られる右のジャケットのアルバム、「Go Man!」が有名である。アップした曲は、「Jazz for the Quiet Times」に収録されている「Blues In My Heart」。同名のアルバムからのピックアップである。

BLUES IN MY HEART

SONNY CRISS WITH DOLO COKER / JAZZ BALL

「Sonny Criss - Blues In My Heart」
 
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そして、「ボビー・ハッチャーソン/Bobby Hutcherson」。1941年、ロサンゼルス生まれのジャズ・ヴィブラフォン奏者。ピアノから音楽に入ったが、友人のベーシストから、「ヴィブラフォンを買ってバンドに入らないか?」という誘いがきっかけとなって、この道に入ったという。数多くの作品を残しているが、1966年発売の「Happenings」が、「ハービー・ハンコック/」の参加もあって、今日でも人気がある。アルバム、「Color Scheme」からピックアップされたお馴染みのスタンダード、「Whisper Not」。かってこの曲も色々なカバーも含め何回も聴いたもんだ。

「Bobby Hutcherson - Whisper Not」
 
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続・和製ボッサはもう懐メロか? ~ボサノバ歌謡な人たち~

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ウォーキングの道筋、そのふくよかな薫りで楽しませてくれたが、先日の台風24号やその後の雨で、花の多くが散ってしまった「キンモクセイ(金木犀)」。

先回、「ボサノバ歌謡」に求められる要素として、女性ボーカル、シュールで外国語混じりの歌詞、ややハスキーで、儚げで、物憂い歌唱、アンニュイなムード、短調をキーとしたJAZZYなメロディとアレンジ、スローなテンポ、濃厚に漂う孤独や夜の雰囲気 ・・・ などをあげた。そんな要素や気分、ムードを持ち、多分「ボサノバ歌謡」をうたっているのではないかと思う歌手が何人かいる。YOUTUBEで調べてみたら、やはり出てくるは出てくるは ・・・・。そんな「ボサノバ歌謡な人々」を、続編としてまとめてみた。退屈しのぎに是非どうぞ。(埋め込みのない曲は色(太)文字部をクリックしてください)

真っ先に、いかにも「ボサノバ歌謡」を歌いそうなイメージの歌手は、「伊東ゆかり」。やはりありましたね。「ボサノバに泣いている」。なんというタイトル、ボサノバ歌謡もここに極まれりと言ったところでしょうか。彼女には「愛するあした」という爽やか系のボサノバ歌謡もあります。
 

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さて、次の「歌いそうな歌手」は、少し古くさいかも知れませんが、我々団塊世代のオヤジなら、多分誰でも知っているでしょう、われらが姉御、「沢たまき」。すこしドスに効いたハスキーな声と美貌で人気を博した歌手兼女優、そして政治家。ジャズ歌手として活動していたが、歌謡曲デビューは、「ベッドで煙草を吸わないで」。強烈な印象を与えた彼女が歌うのは、東京遊び場ご当地ソング、「東京プレイマップ」。主演したTV映画「プレイガール」の主題歌だったと思う。そうそうこんなLPアルバムを青春時代の思い出として大事にしていましたね。

次も懐かしい人。歌唱力とパンチの効いた歌声で「ポップスの女王」ともいわれ、当時、「日本女性歌手史上最高の歌唱力」とも評されていた「弘田三枝子」。声質のイメージとしてはボサノバ向きではありませんが、ちゃんとあるのです。「悲しみの足音」。やはり、歌唱力は抜群ですね。
 

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さて、もう少しだけ若手?(といってももう50歳を超えてますが)、をあげてみましょうか?「八神純子」、「今井美樹」。この二人もいかにもありそうな雰囲気 ・・・。「今井美樹」の「PRIDE」は、かの「ジェーン・モンハイト/Jane Monheit」が、英語詩でボッサ・アレンジにして歌っていることは既にご紹介しました。彼女には、「明るくなるまで」、「AQUA」、「泣きたかった」など、ボッサ・テイストの曲が多いように思う、

「八神純子」。日本のPOPS界における草分け的なシンガー・ソングライターと言ってもいい存在である。結婚後、アメリカに渡ったが、近年、NHK総合TVの「SONGS」に出演し、その健在ぶりを見せてくれたことも記憶に新しい。その彼女のデビュー曲が、なんと「ヤマハ・ポピュラーソング・コンテスト優秀曲」となった、ボサノバ歌謡「雨の日のひとりごと」。続けて、こちらは、昨年8月に夫でロック歌手の「布袋寅泰」ら家族とともに、ロンドンへ移住した「今井美樹」。そのライブから「明るくなるまで」を ・・・。
 

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まっ、すべて女性歌手です。我らが世代の男性諸氏、「恋人も濡れる街角」くらいならなんとか、それ以外ではカラオケで歌えるボサノバ歌謡がない ・・・。うん、わかります、その悩み。

ご安心召され。最後は、あっと驚く異次元フュージョン、究極のボサノバ演歌、「吉幾三」の「酒よ」 !!!

「吉幾三」。青森県北津軽郡金木町(現・五所川原市)出身。歌手、作詞家、作曲家、ラッパー、俳優、タレント。演歌系では数少ないシンガー・ソングライターであり、かってフォーク歌手を目指したこともあり、ラッパーでもあった。多分本人が唄いたかったでしょう、ボサノバ・バージョン。ノリもばっちり、これだけ演歌と相性が良い??とは ・・・。ボサノバ歌謡が進化を遂げた理由がわかります。ただし、このバージョンのカラオケがあるかどうかまでは知りませんけど ・・・・。
 

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ボサノバから歌謡曲へと日本で進化していった「ボサノバ歌謡曲」。改めて歌っているこの顔ぶれを見ても、「ボサノバ歌謡曲」は、最後の歌謡曲世代であろう「団塊世代」の音楽、すなわち「懐メロ」化してしまったことが、見て取れるのである。
 

 

とどろく爆音に ・・・

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朝からつよい風。台風24号の時でも、距離が離れていたので、こんな強い風が吹くことはなかった。そして、住宅街にとどろく爆音。9機編隊の自衛隊のヘリコプターが飛来。多分、福知山の基地から陸上自衛隊中部方面隊のある伊丹駐屯地へでも向かうのだろう。毎年、この時期になると、自衛隊の市民交流のイベントが開かれるようで、そこへと向かうヘリの編隊が、我が団地の上空を横切っていく。少し物騒な秋の風物詩ではある。あの爆音を聞くと、この時だけは、沖縄のことが頭をよぎる。「八尾空港を ・・・」とかいう、殆ど現実的でない選挙前のポーズまがいのことでなく、負担軽減する方策はないものであろうか ・・・。

そして、爆音を聞いて、ことしもう一つ頭をよぎったのは、航空マニアで知られる「宮崎駿」監督のこと。ご存知のように、先日長編アニメからの引退を表明した。しからば、「宮崎駿」監督、最後の長編映画となる「風立ちぬ」を見ておかねばと思ってはいるのですが、いまだ果たせず ・・・。

 
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ポスターをみたら、この映画、何故か「堀越二郎と堀辰雄に敬意をこめて」となっている。「堀越二郎」の方は分かるのだが ・・・。答えは、最近読んだ本、堀越二郎著、「零戦 ~その誕生と栄光の記録~」(角川文庫)の解説(「小泉聰」氏)に書いてあった。

「崖の上のポニョ」制作中に何故か、零戦の設計者「堀越二郎」のことで頭が一杯になってしまった航空マニアの「宮崎駿」監督は、次回の映画の企画が持ち上がった時に、「零戦を作って飛ばしたら ・・・」と思いついたという。それも主人公をドキュメンタリー的に描くのでなく、これも何故か、「堀辰雄」の「風立ちぬ」のようなシチュエーションの中においたらどうだろうかと、ひらめいたという。

私も、前身が航空工学科であった精密工学科の卒業で、かなりの飛行機好き。勿論乗ることも、見ることも、たまには作ったり(といっても模型ですが)、ラジコン・ヘリを飛ばしたり、そして映画を見ることも大好きである。(参照拙ブログ「欧州JAZZY紀行(16 ) ~美しき機械たちよ!遥かなるドイツ博物館~」「飛行機乗りたちへ ・・・」など) そんなことから、ストーリーもさることながら、メカを描くことにかけては素晴らしい才能と技術を持っていることも、私を宮崎ファンにした要因の一つ。

帯に曰く、「世界の航空史に残る名機・零戦の主任設計者が、当時の記録を元にアイデアから完成までの過程を克明に綴った貴重な技術開発成功の記録。日本の卓越した技術の伝統と、技術者魂を改めて思い返すことができる一冊。」

零戦 その誕生と栄光の記録 (角川文庫)

堀越 二郎 / 角川書店(角川グループパブリッシング)

「堀辰雄/風立ちぬ」は高校生の時に読んだ。中学生の頃だったろうか、舞台の「F(富士見)高原」にほど近い、蓼科高原にあるモデルとも言われたサナトリウムをリニューアルした父親の会社の保養所にも宿泊したことがある。今風に言えばロッジかペンション。その雰囲気を頭に描きながら、読んでいたような気がする。

そして嬉しいことに、「堀辰雄/風立ちぬ」は、著作権の切れた本を中心に1万点以上集めた、インターネット上の無料文庫、「青空文庫」でも読めます。しかし、残念なことに、この文庫の創始者、「富田倫生(とみたみちお)」氏は、最近亡くなってしまった。最近相次ぐ事件で、インターネットの功罪が取りざたされる中で、間違いなく、この文庫は社会に貢献したといえるのではないか。合掌 ・・・。

 
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さて、うれしい秋の新譜3人目は、「ステイシー・ケント/Stacey Kent」。「ジャズ・ソングバード/Jazz Songbird」と呼ばれるアメリカ人ジャズ・ヴォーカリスト。スタンダード・ソングを可憐に、チャーミングに歌い、私が「ジャケ買い」始めたきっかけの一人で、もちろん大のファンでもある。何回もこのブログで取り上げているので、キャリアなどは、そちらを参照しt下さい。 (参照拙ブログ「立春の朝に」「もう少しやさしい雨を ・・・」「わが心のミューズたち(2) ステイシー・ケント」など)

その、ステイシーの新譜は、2007年に名門ブルー・ノート・レーベルに移籍後、最初のCD、「市街電車で朝食を/Breakfast on the morning tram」で作詞に起用した日系人小説家「カズオ・イシグロ/Kazuo Ishiguro」を再び起用し、アルバム・タイトルにもした「The Changing Lights」。「カズオ・イシグロ」作詞が3曲、ボッサ、スタンダードとあわせて全13曲。今回も期待を裏切らない出来映えのアルバム。

Changing Light

Stacey Kent / Warner Bros UK

爽やかなボッサのスタンダードは「ワン・ノート・サンバ」。

「Stacey Kent – One Note Samba」
 
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そして「カズオ・イシグロ/Kazuo Ishiguro」の作詞になるタイトル曲、「The Changing Lights」。作曲は、音楽でも私生活でも、ステイシーのパートナーである「ジム・トムリンソン/Jim Tomlinson」。

「The Changing Lights - Stacey Kent」
 
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