JAZZYな生活

プレミアムエイジ ジョインブログ

今年も有難うございました

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枝一杯に実った柿。これでこの冬の山の野鳥の食料は大丈夫かな ・・・。

今年最後の山の手入れ。伐り納めである。感謝を込めて、鋸の刃の手入れをする。
そして、この一年遊ばせてもらった山にも感謝 ・・・。

拙文にお付き合い頂いた皆さんへ ・・・・。
今年も有難うございました。来年もよろしくお願いいたします。

「風立ちぬ」を最後に長編アニメからの引退を表明した「宮崎駿」監督に感謝の意を込めて ・・・。私が好きなメカがふんだんに登場する「ハウルの動く城」のテーマ曲。「人生のメリーゴーランド」という邦題でしたでしょうか。演奏は、我が「ジョバンニ・ミラバッシ/Giovanni Mirabassi」。

「Giovanni Mirabassi – Howl’s Moving Castle」
 
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シネマな一年/2013  ~今年私が面白かったと思う映画~

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さて、恒例の「今年私が観て面白かったと思う映画2013」。今年、映画館で観た映画と、DVDで観た映画の中から選んでいます。(2013年12月23日まで) 例によって、選んだ基準は、泣けたか、笑えたか、ハラハラ・ドキドキしたか、怖かったか、感動したか、1000円あるいはDVDのレンタル代に見合う価値があったか? 基準は、ただそれだけです。もちろん、時間とお金の関係で、観ていない映画、DVDのほうが圧倒的に多いでしょう。そんな条件の中での独断と偏見の選択であることを、予めお断りしておきます。

今年は、今までのベストテン方式から、絞り込むのは敢えてやめて、ジャンル別にしてみました。今年も昨年にもまして面白い映画が多かったように思います。ベストセラー、コミックなどの原作頼みという点にいささか不満は残るが、総じて日本映画も健闘したといえよう。
 
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【オススメじじばば映画】
私が一番関心のあるのがこのジャンル。筆頭は「ダスティ・ホフマン/Dustin Hoffman」の初監督作品「カルテット」、そしてかっての二枚目、「ジャン=ルイ・トランティニャン/Jean-Louis Trintignant」の枯れた名演が光る「愛、アムール」。「東京物語」のリメイク作品、「山田洋次」監督が「小津安二郎」監督に捧げた「東京家族」。俳優引退宣言をしていた「クリント・イーストウッド/Clint Eastwood」が、4年ぶりに銀幕復帰を果たしたドラマ、「人生の特等席」などが心に沁みた「じじばば映画」。

(洋画) 「カルテット!人生のオペラハウス」 「マリーゴールドホテルで会いましょう」 「愛、アムール」 「人生の特等席」
(邦画) 「東京家族」
 
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【泣けた、あるいは泣かされた映画】
歳を取ってくると涙腺が緩むというのはまぎれもなく事実である。「いかにも!」というストーリーに泣かされてしまうのはいささか癪だが、この厳選5作品には抵抗できず涙腺全開。「宅間孝行」が原作と脚本、出演、そして何と「堤幸彦」が監督という、知的障害のある娘と父との愛を描いた「くちづけ」は号泣必至でしょう。

(洋画) 「インポッシブル」 「17歳のエンディングノート」
(邦画) 「くちづけ」 「桜、ふたたびの加奈子」 「奇跡のリンゴ」
 
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【人生のドラマ】
人生は数奇である。だからストーリーができる、ドラマになる。尋常ならざる人生、これが映画の醍醐味。そんな映画が今年も多くありました。いちおし数奇な人生のドラマは、「アルバート氏の人生」、リンカーン大統領暗殺事件に関与したことで、アメリカ合衆国史上初めて死刑となった女性の話「声をかくす人」など、邦画では「舟を編む」、「草原の椅子」など、ちょっと多すぎてなかなか絞りこめませんでした。そうそう、「宮崎駿」監督最後の長編となる「風立ちぬ」も上げておかなくては ・・・。

(洋画) 「アルバート氏の人生」 「ゼロタウン 始まりの地」 「命をつなぐバイオリン」 「声をかくす人」 「プリンセス・カイウラニ」 「ライフ・オブ・パイ」 「レ・ミゼラブル」 「ローマ法王の休日」 「最強の二人」
(邦画) 「草原の椅子」 「カラスの親指」 「終の信託」 「鍵泥棒のメソッド」 「レンタネコ」 「舟を編む」 「天地明察」 「少年H」 「風たちぬ」

【原発事故】
このジャンルは、これからも是非とも観ていきたいところ。チェルノブイリ、福島、いずれも故郷を奪われた悲劇を描く。私がずっと注目している「園子温」監督、いちはやくテーマとして取り上げたその心意気に拍手!

(洋画) 「故郷よ」  (邦画) 「希望の国」
 
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【ファンタジー/SF】
このジャンルに期待するものは、CGもさることながら、奇想天外な環境設定、その非現実世界の物語の与える感動、そして何よりも観たことのない世界の映像美。その点で「オブリビオン」は抜きんでていた。

(洋画) 「オブリビオン」 「ホビット」 「ルビー・スパークス」 「ティモシーの小さな奇跡」 「ジャックと天空の巨人」
(邦画) 「ツナグ」 「きいろいゾウ」 

【サスペンス、ミステリー】
なんといっても私が一番好きなジャンルである。しかしながら、もうネタが出尽くしたのか、最近はなかなか秀作が少ない。「この手があったのか」と舌を巻いたのが、「ミッシング」、「崖っぷちの男」。ハラハラ・ドキドキは脱出劇「アルゴ」。邦画は残念ながら ・・・。

(洋画) 「ミッシング」 「アルゴ」 「崖っぷちの男」 「ヒプノティスト~催眠~」 「東ベルリンから来た女」 「インターセクション」 「ランズエンド~闇の孤島~」 「偽りなき者」

【ホラー】
この分野も好きですが、もうネタは出尽くした感じ。ゴシック、正統派とも、かっての「エクソシスト」、「シャイニング」などには到底及ばず、低予算、安易な脚本のシチュエーション・ホラーか、「パラノーマル・アクティビティ」の亜流ばかり。かっては、ハリウッドも注目した日本ホラー、「リング」に匹敵する作品は見当たらない。敢えてあげるなら2作品。

(洋画) 「ポゼッション」 「フッテージ」
 
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【アクション】
ヒーローもの、西部劇、戦争、警察、スパイ、犯罪、カー(車) ・・・、肩がこらずに観ることができるエンターテイメントの王道。今年もA級、B級あわせて沢山楽しませてもらいました。しかし、CG技術の進歩と、一連の「リュック・ベンソン」監督が関係する作品の大ヒットの影響により、よりリアルなアクション・シーンを追究する作品が増え、「007」ですらも、男のおとぎ話ではなくなってしまった。今回も、「コロンビアーナ」、「96時間~リベンジ」、「ブラインドマン」と彼がプロデュースや脚本などで係わった3作品をピックアップ。しかし、このジャンルは邦画は力不足、「藁の楯」だけが一人気を吐く。

(洋画) 「コロンビアーナ」 「ジャンゴ~繋がれざる者」 「96時間~リベンジ」 「空の上3メートル」 「007スカイフォール」 「逃走車」 「ゼロダークサーティ」 「ボーン・レガシー」 「ブラインドマン」
(邦画) 「藁の楯」
 
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【じじばばアクション】
さて、今年の特徴の一つに、往年のアクション・スターの復活があげられよう。「ブルース・ウィリス」、「シルベスタ・スタローン」、「アーノルド・シュワルツェネッガー」、そうそう「ジャッキー・チェン」も ・・・。そんな訳で、新しいジャンルを設定してみたものの、多いわりに評価できる作品はあまりありませんでした。

(洋画) 「ラストスタンド」 「REDリターンズ(RED 2)」 

最後に、映画音楽。「カルテット」におけるクラシック曲群、「17歳のエンディングノート」の音楽担当の「ダスティン・オハロラン」の弾くピアノ、「現代のベートーヴェン」とも呼ばれる話題の作曲家、「佐村河内守(さむらごうち・まもる)」が音楽担当した「桜、ふたたびの加奈子」の全篇に流れる旋律が印象にのこっているが、何と言っても一番泣けた映画、「くちづけ」の涙のエンディングに流れていたのは、かって「アン・ルイス」が、1974年に歌った「グッド・バイ・マイ・ラブ」のカバー。歌っているのは、「熊谷育美」。

グッド・バイ・マイ・ラブ

熊谷育美 / テイチクエンタテインメント

「Ikumi Kumagai – Goodbye My Love」
 
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今年最後の笑顔は ・・・

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子供たちと遊ぶ今年最後のイベントは、竹馬と焼き芋づくり。先週、近くの竹林から採ってきた青竹を使って、親子で「竹馬」を作って、何とか乗れるようになってもらう。そして、これまた先週の炭焼きで出た大量の「くず炭」で、焼き芋を焼いて頬張ってもらうという企画。

集まったのは10数組の親子たち。竹に足台を括り付けるだけという簡単な工作のため、お父さんが手伝えば、瞬く間に竹馬は完成し、早速乗る練習に。いまの若いお父さんお母さんは、多分竹馬なんかには乗れないと思っていたが、意外や意外、結構乗れるようである。爺さん達はどうかって? それは「三つ子の魂 ・・・」とやら、50数年たっても乗り方をしっかりと体が覚えているのである。

すこし雪混じりの天気の中、芋を頬張る子供たちの今年最後の笑顔。来年もまた、こんな笑顔が見られるように ・・・。
 

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子供たちのとびきりの笑顔に出会った夜は、久しぶりの「ジョバンニ・ミラバッシ/Giovanni Mirabassi」。いままでに何人ものピアニストをとりあげてきたが、拙ブログ「もしもピアノが弾けたなら(19)~ たどり着いた一里塚から ~」などでも書いたように、彼は私にとって探し求めて、辿りついたピアニスト、一里塚あるいは原点のピアニストと言ってもいい。いつもついつい、ここへ戻ってきてしまうのである。

その1丁目1番地のアルバム、やはり「Avanti!」であろうか。このアルバムに収録された美しい詩情溢れる曲は、実はすべて革命歌であり、反戦歌である。そのことを知って、私は驚くと同時に、革命歌をこれほどまでに情感込めて歌い上げられるピアニストを初めて知ったのである。なにかきな臭く物騒な予兆の漂いだした今年一年。このアルバムにまた立ち戻ってみた。アルバム・タイトル「Avanti!」とは、たしか「進め!」という意味の言葉。

Avanti!

Giovanni Mirabassi / Sketch

「El Pueblo Unido Jamas Sera Vencido (団結した民衆は決して負けない)」から始まって、「ポーリュシュカ・ポーレ/ロシア語: Полюшко-поле/Plaine, Ma Plaine (愛しき草原よ草原)」で終わる「Avanti!」の16曲のピアノソロ全てが、CDについているブックレットの写真と共にアップされていました。

「Giovanni Mirabassi: Avanti! 」
 
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今年もいい炭焼けました

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土曜日が1回目炭焼きの窯出しの日。運を天にまかせた(大げさな!)日でもある。窯口を遮蔽していた土とレンガを取り払い、恐る恐る窯の中へと入る。入り口近くに置いた窯木は灰になっているが、奥の窯木はしっかりと倒れずに立っているし、バイタもしっかりと残っている。まずは一安心しながら、次々と炭となった窯木を運び出していく。今回、470本の窯木を入れたが、その80%がまあまあの炭として取り出せた。初回の炭焼きとしては、まずまずの出来である。
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炭焼き体験として一連の工程に参加された一般の方にも、その苦労や楽しさ、奥の深さも分かって頂き、お土産に袋一杯の菊炭を持って帰って頂いた。

冒頭の写真。異様な風体で立っているのが私である。窯木を出し終えて、窯から這い出て、ずらっと並んだ炭の出来栄えに、ほっとしているところである。ロー・テクで、アナログで、しかも3K極まりない作業工程を伴う炭焼き。かって、最先端のビル・システム開発に携わっていた技術者だった私の心をとらえて離さない。
 
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今年も元気に炭焼きを続けている我々の仲間になぞらえて、ほぼ同じ世代でありながら、もう30年以上にわたり、バンド活動を続けている元気な爺さんバンドの代表をとりあげてみましょう。このバンドを聴くだけで、心が明るく弾む米国東海岸を代表するフュージョン・バンド、「スパイロ・ジャイラ/Spyro Gyra」。

1951年生まれのリーダーのサックス奏者、「ジェイ・ベッケンスタイン/Jay Beckenstein」によって、1975年に結成された。奇妙なグループ名は、ベッケンスタインが学生時代の生物の授業で「spirogyra(アオミドロ)」と書くべき所を「spyro gyra」と綴りを間違えて書いたことに由来するという。幾多のメンバー・チェンジを乗り越えながら、30年以上にわたりバンド活動を牽引、現在までに20枚以上のアルバムを出し、1000万枚以上を売り上げ、フュージョン系バンドとしてはもっとも成功を収めたグループの一つであるといわれる。ラテン・フレイバーの軽やかなサウンドはいまでも心を軽やかにしてくれる。代表曲は、「モーニング・ダンス/Morning Dance」。

Morning Dance

Spyro Gyra / Amherst Records

「Spyro Gyra ― Morning Dance」
 
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年越しそばのはしご

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まったく実感はわかないが、年末が足早に近づいてきた。とはいえ、例年この時期は、ご贔屓のいくつかの蕎麦屋を回るのが常となっている。ちょっと早いが「年越し蕎麦」ならぬ「師走蕎麦」のはしごである。

とっぱじめは「山商蕎麦店」。20年前まで住んでいた大阪のマンションのご近所、守口にある蕎麦屋である。守口まで阪神高速をひとっ走り。いつもは「ざる蕎麦」を頼むのであるが、この時期だけは、あったかくて、汁の美味しさが堪えられない「肉蕎麦」を注文する。「年越し蕎麦」にはちと早いが、一年の締めの「蕎麦っ喰い」の季節。

今年の振り返って見ると、強さ、怖さ、したたかさ、そして爽やかさという点で女性が活躍?、顔となった印象が強い。尼崎の某連続殺人事件、AKB48のCD市場トップ独占、そして極めて印象深かったのは、オリンピック招致に活躍した滝川さん、佐藤さんのプレゼンは今でも印象に残っている。それと対照的に、もう一人の立役者のその後は、・・・。

さて、日本ジャズ界でも、女性ジャズ・ピアニストが目覚ましい活躍をしている。そもそも、海外に比べ、日本では女性ジャズピアニストが多いという印象を私は持っている。パイオニアの「穐吉敏子」を始めとして、ちょっと思い浮かべただけでも、「上原ひろみ」、「山中千尋」、「木住野(きしの)佳子」、「アキコ・グレース」、「大西順子」、「寺村容子」、「松居慶子」、「国府弘子」、「西山瞳」 ・・・。ボーカルの弾き語りまで入れると、「綾戸智恵」、「グレース・マーヤ」など、その数引きも切らず。そして、国際的にもその実力を認められ、評価されてるアーティストも多い。さて、外国勢は?と考えても、「ビージー・アデール/Beegie Adair」、「イリアーヌ/Eliane Elias」、「ダイアナ・クラール/Diana Krall」、「ニーナ・シモン/Nina Simone」、「ノラ・ジョーンズ/Norah Jones」、「パトリシア・バーバー/Patricia Barber」、「バーバラ・キャロル/Barbara Carroll」、「ジャネット・サイデル/Janet Seidel」など思い浮かべるのが精いっぱい。
 
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そんな中で、前回紹介した「Jazz Bar 2013」で紹介されていたのが、「山中千尋」、「三輪洋子」であった。いずれ劣らぬ美女ピアニスト、「山中千尋」は何回か聴いたことがあるが、「三輪洋子」は初めて。

「山中千尋」。群馬県桐生市出身。コンサートの最後は必ず桐生市名物「八木節」で締めるという。生年は公表されていないが、1996年桐朋学園卒業ということから推測あれ。バークリー音楽大学を首席で卒業し、ニューヨークを拠点に活動を続けているが、2001年に「澤野工房」からファースト・アルバム、「Living Without Friday」を発表して以来、これまでに10数枚のアルバムを発表している。名門デッカ・レーベル初の日本人ジャズ・アーティストとして、全米デビューを果たした気鋭のピアニストとしても注目されている。
最近のアルバムでは、2012年、ビートルズ・ジャズ・カバー・アルバムとして、「ビコーズ/Because」を、リリース。この中の彼女オリジナルの「It Was A Beautiful 8 Minutes Of My Life」が「Jazz Bar 2013」にピックアップされた。

ビコーズ(初回限定盤)(DVD付)

山中千尋 / ユニバーサル ミュージック クラシック

そして、2013年は自身のルーツともいえるクラシックをジャズに生まれ変わらせたアルバム、「モルト・カンタービレ/Molto Cantabile」。彼女のアレンジにおけるその才能が窺える。
 

モルト・カンタービレ

山中千尋 / ユニバーサル ミュージック クラシック

いずれも、YOUTUBEには見当たりませんので、ニューヨークのライブから「八木節」を ・・・。ベースもドラムスもすべて女性のトリオ。

「山中千尋 – 八木節 (YAGIBUSHI)」
 
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さて、「三輪洋子」。私には初めてのピアニストである。しかし、1970年神戸市出身、4歳からクラシックピアノを学び、大阪音楽大学ピアノ科へと入学、その頃からジャズに対する興味が募り、「小曽根真」の 父で、ピアニストの「小曽根実」に師事したと知ってびっくり。いや知りませんでしたね。
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その後、1996年にバークリー音楽大学へ入学、2000年には、「Yoko Miwa Trio」を結成、ボストンのトップ・ジャズ・クラブ、「Ryles Jazz Club」、「Les Zygomates」などにレギュラー出演し、高い人気を誇っているという。「Jazz Bar 2013」にピックアップされたのはアルバム、「キャノピー・オブ・スターズ/Canopy Of Stars」から、ラテンの哀愁満点の「Tango Soledad」。聴いてすぐに気に入ってしまった。残念ながらYOUTUBEにはアップされていませんが ・・・。

キャノピー・オブ・スターズ

三輪洋子 / P-JAZZ

2011年、「秋吉敏子」以来2人目の快挙となった「バークリー音楽大学」助教授就任、そしてその凱旋アルバムとなったのが「Act Naturally」。

アクト・ナチュラリー

三輪洋子 / ビクターエンタテインメント

そしてさらに今年は、ボストンの「Scullers Jazz Club」での演奏を録音したライブ盤もリリース。「Jazz Bar 2013」へのピックアップによる寺嶋氏の推奨もあり、その美人ぶりも手伝って、来年はかなり話題になるのではないでしょうか。

Live at Scullers Jazz Club

Yoko Miwa Trio / CD Baby

上記アルバムとは別の時期でしょうが、おなじ「Scullers Jazz Club」での演奏がYOUTUBEにアップされていました。ラテンの色彩が濃い曲、「Rodrigo Maranhao」作曲の「リカード/Recado」。2012年11月のライブ。 

「Recado -Yoko Miwa Trio」
 
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峠の窓辺で

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時々訪れる丹波へと続く道の峠のカフェ、「喜遊」。ログハウスの窓の外には吊るし柿。なにか昔懐かしい景色である。子供の頃、信州の実家では、ご近所からもらった渋柿を剥いて、軒先に吊るしていた。それが、正月の鏡餅の飾りやら、子供のお菓子、今風に言えば「スウィーツ」になったのである。そして薪ストーブが燃える音、暖かい室内にかすかに流れるJAZZ。午後すこし遅めの時間だったためか、お客は私たち夫婦一組だけという贅沢。マテ茶とクッキーを頂く。この時だけは時が止まったよう ・・・。
 
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夜は頂きものの山の芋の「ムカゴ(零余子)」を塩茹でし、それを肴にしながら、焼酎を傾ける。いつもながらの変化のない夕餉。これも何かほっとする時間である。

さて、一息ついたら、年賀状の用意をしなくては ・・・。

JAZZの恒例の冬便りといえば、「寺島靖国」氏率いる「寺島レコード」から毎年この時期にリリースされる「Jazz Bar」シリーズ。ことしも、「Jazz Bar 2013」が届いた。2001年からスタートした「哀愁とガッツ」がコンセプトのこのシリーズ、今や私にとっての「新しいアーティスト発見」のガイド的存在ともなっている。そして、私の根拠のない勝手な経験則ではあるが、「奇数年は当たり年」というジンクスを持っている。だから今年は期待していたが、予感は的中であった。今年はラテンの哀愁が一杯、そして「はずれ曲」が一つもないという、私にとってはこのシリーズの中では、「コスパ」が最高の一枚となった。

JAZZ BAR 2013

V.A. (寺島靖国) / 寺島レコード


はずれ曲はなかったが、いくつかの気に入った曲を、数少ないですがYOUTUBEにアップされている中から、紹介してみましょうか。ラテンのボレロ風の冒頭の曲から惹きこまれる。「ビル・リスビー/Bill Risby」の「When Photogen Met Nycteris」。シドニーを本拠に活動しているオーストラリアのピアニストだそうだ。残念ながら、お目当ての曲はYOUTUBEにアップされていない。参考までに出典、曲目は分からないが、アップされていた動画はここをクリックください

Stories

Bill Risby / CD Baby.Com/Indys

澤野工房の看板ピアニスト、「ロバート・ラカトシュ」のお兄さん、「サチ・ジュニア(ベーラ・サチ・ラカトシュJr.)/Szakcsi Jr.」の「PSALM」がピックアップ。このアルバムは、このブログですでに紹介した事があるので、我が意を得たりというところか。(参照拙ブログ「路傍の花、樹々の鳥(27) ~庭の片隅の紅葉~」「秋の足音が聴こえる」など)
 
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Psalms Szakcsi Jr (サチ ジュニア)


 

「Szakcsi Jr Trio ― Psalms」
 
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そして、「Jazz Bar」の常連ともいえる「スティーブ・コーヴェン/Steve Koven」のツボを押さえたラテン、「Cervantino」。アルバムは「20」から。

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Steve Koven Trio / CD Baby

「Cervantino - Steve Koven Trio」
 
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「レナート・セラーニ/Renato Sellani Trio」。「ヴィーナスレコード」から、ちょっと危ないジャケットで何枚かリリースしている爺さんです。(参照拙ブログ「爺さんたちは柴刈りに ・・・」など)  曲は、「Amad Mio」でアルバム、「The Latin Album」から。ライナー・ノーツには、昔「リタ・ヘイワース/Rita Hayworth」が主演した映画で歌っていたとありました。ラテンの名曲を詰め込んだ、このアルバム、「脚ジャケ・コレクション」に入れてもいいでしょう。   

THE LATIN ALBUM

RENATO SELLANI TRIO / PHILOLOGY

1927年生まれという、80歳をはるかに超える爺さんの弾く、甘くて華麗なピアノを ・・・。

「Renato Sellani – Amado Mio」
 
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そして、「モーテン(モルテン)・シャンツ・トリオ/Morten Schantz Trio」の「Love Is Blindness(恋は盲目)」。スタンダードですね。デンマーク出身のピアニストで、ジャズ・ロック・バンド、「The Return of Jazz Kamikaze」のメンバーとしても活動するピアニストだそうです。これが自身初のトリオ・アルバムだということから、若手のバリバリでしょう。

Conveyance

Morten Schantz /

「ジェントル・レイン/Gentle Rain」を思わせるようなイントロから始まる美しい演奏。コペンハーゲンのライブから。
 

「Love is Blindness – Morten Schantz Trio」
 
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当分冬の夜はこの一枚で楽しめそうです。
 

 

今年のX’mas Jazz はラテン・ジャズだ!

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山仕事から帰って夜は、西宮の兵庫県立芸術文化センターまでジャズ・コンサートに出かける。毎年恒例の「Hyogoクリスマス・ジャズ・フェスティバル2013」である。

「北村英治カルテット」、「セルジュ・デラート・トリオ」、「矢野沙織カルテット」、「寺井尚子カルテット+アロージャズオーケストラ」など今年の6つのプログラムから私が選んだのは、初日「情熱のラテン・ジャズ!カルロス菅野熱帯Superjam with マリーン」。「カルロス菅野」率いる「熱帯JAZZ楽団」からセレクトされたメンバーによるコンボ、「熱帯Superjam」に、 ゲスト・ヴォーカルとして 「マリーン/Marlene」を迎えてのコンサート。

「ラテン・ジャズ」。より正確に言えば、「アフロ・キューバン・ジャズ」か ・・・。キューバ革命の以前、1940年代にニューヨークへ渡ったキューバ移民の影響で流布、瞬く間に人気を博した音楽である。実は、私は一時期「熱帯JAZZ楽団」にはまっていて、リリースされた一連のCDもかなり持っているのです。そんなこともあって、結構今回のコンサートは期待していたところ。「熱帯Superjam」のメンバーは、菅野自身のパーカッションに加え、「奥山勝(pf)」、「平川象士(dr)」、「コモブチキイチロウ(b)」、「奥村晶(tp)」、「中路英明(tb)」、「近藤和彦(sax)」といった手練れの面々。

休憩をはさんで2部構成で、第1部は「熱帯Superjam」だけでスタート。キレとノリのいい「カルロス菅野」のコンガがのっけから炸裂。3管も迫力満点。会場はあっという間にカリブのムードへ。お馴染みの「熱帯JAZZ楽団」のナンバーが繰り出され、あっという間に休憩時間へと時間が経っていく。いやこれだけですっかり堪能してしまった。そして第2部も幕開けは、「熱帯Superjam」の演奏から。お馴染みの「オバタラ/OBATALA」もあって、すっかりうれしくなってしまった。

熱帯JAZZ楽団 XII~The Originals~

熱帯JAZZ楽団 / ビクターエンタテインメント

コンサートでも演奏された「中路英明」作曲になる「オバタラ/OBATALA」。

「OBATALA ― 熱帯JAZZ楽団/Tropical Jazz Big Band」
 
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そして2部の3曲目はベースの「コモブチキイチロウ」だけを残し、メンバーは退場。照明が落ちたステージの彼だけにスポットが当たる。アルペジオ、トレモロ、ハーモニクス、チョーキング ・・・、まるでベースをギターのように弾く長いイントロが続く。そして、いよいよゲスト「マリーン」の登場である。スリムな肢体に、ピチピチの銀色のパンツ、スパンコールのキャミソール、20㎝はあろうかというヒール。いやそのセクシーなこと。なんと、私の席は前から5列目のど真ん中。いや、目が点になったことを告白しておきましょう。そして、ベースとのデュオは、「You’d be so nice to come home to」。いや、初めて聴く、粋で大人のアレンジでしたね。

「マリーン」。フィリピン・マニラ市出身のジャズ歌手である。幼い頃より歌の才能を発揮し、15歳でプロデビュー。19歳のときに来日し、1981年に日本デビュー。そのハスキーがかった声と抜群のスタイルで、80年代、「阿川泰子」、「笠井紀美子」らに次ぐアイドル的人気を博した。元々、年齢不詳と思っていたが、資料によると1960年1月生まれとあるから、今年53歳か ・・・。ステージの彼女はとてもそうは思えないほどのカッコよさ。

さて、ここからは、「マリーン」のエネルギー全開。「スペインの血が入っているから、ラテンは自然とノッてしまう」とステージで語った彼女。そのスリムな身体にもかかわらず圧倒的なパワーで、彼女のヒット曲「It’s Magic」を含め、ラストナンバーまで一気に乗っていく。そして、アンコールは、「マシュ・ケ・ナダ/Mais Que Nada」。観客のオジンオバン達はもう総立ちであった。

マリーン sings 熱帯JAZZ

マリーン / BMG JAPAN Inc.(BMG)(M)

コンサートでもノリノリのラテン・バージョンで歌われた彼女の代表的なヒット曲、「It’s Magic」。with「熱帯ジャズ楽団」での動画がアップされていました。

「It’s Magic – Marlene with Nettai Tropical Jazz Big Band」
 
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会場を後にする頃、前庭はイルミネーションに美しく彩られていた。
 

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【演奏曲目】
 ・Mambo Inn
 ・Sweet Cherry Pie
 ・Sunny
 ・Have Yourself A Merry Little Christmas
 ・New Arrival
 ・Somebody I Know
    < 休憩 >
 ・Obatala
 ・Dolphin Dance
 ・You’d Be So Nice To Come Home To (with Marlene)
 ・It Don’t Mean A Thing (with Marlene)
 ・It’s Magic (with Marlene)
 ・Tanga (with Marlene)
アンコール
 ・Mais Que Nada (with Marlene)
 

 

久しぶりに山に入る

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この1ケ月半ぐらいの間は炭焼きの準備に追われていたが、やっと一段落し、後は「窯だし」を待つばかりとなったので、久しぶりに森の手入れ作業にと山に入る。西高東低の冬型気圧配置で本格的な寒波の襲来らしい。青空であるが、西側斜面は、鋸を持つ手がかじかむほどの木枯らしが吹きすさぶ。もう一気に落葉樹の葉は落ちてしまった。秋をほとんどすっ飛ばすように冬が到来した。久しぶりの山での伐採。鋸の感触が新鮮に感じられる。

枝に残る真っ赤に熟れた「サンシュユ(山茱萸)」の実が鮮やかな色が眼を誘う。そして、野生の「柿」も熟れはじめた。もう少しで、野鳥たちの御馳走となる日も近いだろう。
 

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前夜の「ジム・ホール/Jim Hall」の訃報。今宵も彼を偲んで、しみじみと聴いてみましょうか。彼を敬愛してやまなかったという「パット・メセニー/Pat Metheny」とのデュオ・アルバム、「Jim Hall & Pat Metheny」から ・・・。
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「パット・メセニー」にとって「ジム・ホール」はあこがれのギタリストだったという。1969年、15歳のパットは、「ジム・ホール」と「ロン・カーター/Ron Carter」のデュオをニューヨークのクラブで聴いた。彼をそこに連れていったのは、当時パットが師事していた「アッティラ・ゾラー/Attila Zoller」。そんな過去のいきさつもあって、本アルバムが録音されたのが、1998年。録音時、ジムが68歳、パットが44歳と、実に24歳という親子ほど年が離れていたが、そんなことはまったく感じさせない。どの演奏がジムで、どの演奏がパットか分からないほど、一体化した見事なデュオ。17トラックは、スタジオ録音と6トラックのライヴ音源をミックスした構成であるが、これもまったく違和感を感じない。ゆったりとした、ハーモニーがこんな冬の夜に溶け込んでいく。

Jim Hall & Pat Metheny

Jim Hall & Pat Metheny / Nonesuch

まるで二人の演奏を象徴しているかのような曲、「The Birds and The Bees」。作曲は二人の出会いのきっかけとなったハンガリー出身のギタリスト、「アッティラ・ゾラー」。

「The Birds and The Bees - Jim Hall & Pat Metheny」
 
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そしてこのアルバムの白眉ともいえる、「サマータイム」。アップ映像の右は、何故か「ジョー・パス/Joe Pass」なんですが ・・・。

「Jim Hall & Pat Metheny – Summertime」
 
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名手ジム・ホール逝く

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AP通信によると、米国のジャズギタリストで現代ジャズ・ギターの父とも呼ばれている、「ジム・ホール/Jim Hall」氏が10日、ニューヨークの自宅でで死去した。83歳。
 
1930年12月の生まれ。1957年に初のアルバム「ジャズ・ギター/Jazz Guitar」を発表。60年代半ばからバンドを率いる。1962年には、「ビル・エヴァンス/Bill Evans」との連名で「アンダーカレント/Undercurrent」を録音し、また、「ソニー・ロリンズ/Sonny Rollins」や「アート・ファーマー/Art Farmer」のリーダー・アルバムにも参加。1972年、「ロン・カーター/Ron Carter」と連名で制作したベースとギターのデュオ作品、「アローン・トゥゲザー/Alone Together」が話題となる。1975年には、「チェット・ベイカー/Chet Baker」などを迎えて録音したリーダー・アルバム「アランフェス協奏曲/Conciert」が大ヒットした。2004年に米ジャズ界の最高賞である「米国立芸術基金ジャズマスターズ賞」を受賞した。「ロン・カーター」とは、来年2014年1月、ブルーノート東京などで来日公演が予定されていたが、中止となってしまった。

彼は、私のもっとも好きなジャズ・ギタリストであった。思い出に残るアルバムは、「ビル・エヴァンス/Interplay」、いまもって聴くものを飽きさせない「アート・ファーマー/スウェーデンに愛をこめて」や「ポール・デスモンド/Paul Desmond/Take Ten」、ギター・トリオでの「Live!」。そして、「ロン・カーター」とのデュオ名盤「Alone Together」。近年では、「パット・メセニー/Pat Metheny」とのデュオ・アルバム、「Jim Hall & Pat Metheny」が心に残っている。

何といっても、まずは「アランフェス協奏曲」でしょうか。

アランフェス協奏曲

ジム・ホール / キングレコード

「Concierto de Aranjuez-JIM HALL」
 
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合掌 ・・・・。

菊の炭の物語りを味わう

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窯口で勢いよく燃え盛る薪の炎。いよいよ炭焼きが始まった。窯の温度をあげるため、強い火力が必要なので、1年以上も乾燥させた薪を使って火を焚く。躍る炎、赤く輝く炎、ずっと見ていてもまったく飽きない。子供も交え、10人ほどの炭焼き体験希望者と始めた今年の炭焼き体験第1日目の作業は、まず我々が苦労して作った「窯木(かまぎ)」を窯の前まで運び、中へと入れる作業である。細い窯木は奥へ、太い窯木は入り口近くへと、手渡しをしながら窯内に隙間を作らないよう縦に整然と並べていく。このドーム状の窯の広さは、直径約2m、高さは最も高いところで1.75mほどである。
 
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そこに、その時の窯木の太さによって違いがあるが、今回は470本ほどの窯木を並べ、その上に、この地方では「バイタ」とよばれるクヌギの細枝を束にした柴を、ぎっしりと詰め込んでいく。この作業が結構大変で、狭い空間の中で、舞い上がる炭埃や扱いにくい窯木や柴と格闘しながら、最後は体を動かすのも、窯から抜け出すのもやっとという状態まで詰め込んでいく。この作業を終えると、トタン板で窯木と窯口を仕切り、薪を燃やすスペースを作り、予備燃焼をして、第1日目の作業は終了である。
 

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2日目からが炭焼き本番。といってもひたすら窯口で火を燃やすことが殆どの作業。最低でも8時間は焚かなくてはならないのだ。「炭焼き」というと、皆さんは「窯木を燃やして炭を作る」と思われるかもしれないが、そうではなく、窯口で薪を焚いて、窯内の温度を、窯木が熱分解を始める温度といわれる400~500℃ぐらいまであげるのである。「窯木-煙=炭」。木の中に含まれている水分、セルロース、リグニンなどの成分を熱分解して、煙として追い出してしまう、そのためにひたすら窯口で火を焚くのである。やがて窯内の温度が600℃ぐらいに達して、外から熱を加えなくても、自ら熱分解を始め、空気だけを供給してやればいい状態となるので、空気の供給口だけを残し、窯口をレンガで遮蔽する。ここまでが、2日目の作業。作業が終わる頃には、7時を回り、すっかり暗くなってしまったが、日没直前のわずかな時間、向かいの山に陽があたり、山が真っ赤に燃え上がった。
 

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そして、この日は公園のセンターにある囲炉裏(いろり)を使っての「お茶会」も行われた。別のボランティア・グループで茶道の心得のある方、そして地域の中学校の茶道部の生徒さんによるお点前である。ひたすら火を燃やす合間を縫って、我々もちょっと優雅なひとときを楽しむ。

夏の下草刈りなどの手入れをし、何年も時間をかけてクヌギを育て、葉が散った秋にはクヌギを伐採し、山から降ろして窯木づくりをし、窯に入れ、窯焚きを経て見事な「菊炭」に変身させる。そんな炭の物語が、お点前の静寂の中に、完結しようとしている。頂いた一服の抹茶のなかに、太閤秀吉の茶会の昔から続いてきた、その菊の炭の物語を味わう。
 
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そして3日目、煙の色や量を観察し、煙道の温度を計測し、窯内の状態を推理しながら、ゆっくりと1日がかりで炭化を促進させ、4日目に炭化がほぼ終了したと判断し、煙道、窯口を完全に砂で遮蔽し、空気の供給を断つ。これが「くどさし」である。ここまでの作業をやっと終えた。この後は「窯出し(炭出し)」の日まで窯が冷めるのを待つのみである。今年の夏の異常ともいえる暑さ、例年より1ケ月早めた第一回目の炭焼き。一応考慮しながら、炭焼きを行ったが、どんな影響を炭の出来具合に与えているか、それは窯を開けてみるまでは分からない。またそれが楽しみなところなのだが ・・・。
 
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さて今宵の1曲。美しい菊炭を生みだす炎とクヌギの様なデュオを ・・・。「ブラッド・メルドー&パット・メセニー /Pat Metheny & Brad Mehldau」。アルバムは、「メセニー・メルドー/Metheny Mehldau」。2006年9月に発表されたこのアルバムは、ギターとピアノの、ともに白人ジャズ・アーティストとしては現代ジャズ最高峰といわれる2人の初共演として、そしてまたその年のジャズ・シーン最大のプロジェクトとして、各方面から大絶賛を浴びた。メセニーが7曲、メルドーが3曲を提供した全10曲を収録。そのうち2曲にはメルドーのグループで、この9月に来日して、「エンリコ・ピエラヌンツィ/Enrico Pieranunzi」とセッションを行った「ラリー・グラナディア/Larry Grenadier (b)」、「ジェフ・バラード/Jeff Ballard (ds)」が参加したカルテット仕立て。

Metheny Mehldau

Pat Metheny / Nonesuch

内省的なブラッドのピアノが、パットの静謐なギターと巧みに響きあい、澄んだ透明感のある美しい演奏に結実している。「Find me in your dreams」。

「Pat Metheny & Brad Mehldau – Find me in your dreams」
 
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