JAZZYな生活

プレミアムエイジ ジョインブログ

主なき庭の秋

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「ツワブキ(石蕗、艶蕗)」である。「ツワブキ」の名は、「艶葉蕗(つやばぶき)」、つまり「艶のある葉のフキ」から転じたという。母親が好きだった花で、斑入りの葉も面白く、この時期に黄色い花を咲かせる。食用や薬用としても用いられ、「キャラブキ」や九州名産の「佃煮キャラブキ」は、この「ツワブキ」の葉っぱで作られるという。

2泊3日の弾丸帰省。今回はこの夏の豪雨や台風で実家が傷んでいないかどうかのチェックと、庭の草刈り、母親のケアである。台風での家の傷みもなく、前回、草刈り機で刈り取った畑の部分は、ありがたいことにほとんど伸びていなかったため、刈らなくてもすみ、今回は、築山になっている庭の草抜きと素人ながらの樹木の剪定。

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主なき庭にも秋は変わりなく訪れていて、「ツワブキ」、「フジバカマ(藤袴)」、「シュウメイギク(秋明菊)」、「ノギク(野菊)」などが咲き、「サンシュユ(山茱萸)」の実、そしてこの地方では、「ミネゾ」と呼んでいる「イチイ(一位、櫟)」、「アララギ」の実が真っ赤に輝いている。この「ミネゾ」の実(写真はNETより拝借)、食べると甘く、子供の頃、学校帰りや遊びの途中、多くが垣根に使われている「ミネゾ」から摘んで食べたことを思い出した。

一日頑張った結果、かなり庭も綺麗になったが、この日は信州でも一番の冷え込みの日。油断したため、しっかりと風邪をひいてしまった。もう信州から離れること50年、気候についていけなくなっているのも無理からぬところ。

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さて、今宵の「眼ヂカラ熟女シンガー」は、「ローラ・フィジィ/Laura Fygi」。「ローラ・フィジィ」は、1955年、アムステルダム生まれのオランダの女性シンガー。ちょっと中近東系のエキゾティックな顔立ちを持つ。それもそのはず、オランダ人の父親と元・ベリー・ダンサーでエジプト人の母親との間に生まれ、幼少期の8年間は、父親の海外派遣勤務に伴い、南アメリカ・ウルグァイで、ラテン音楽やジャズに親しんで育ったという。

オランダに帰国後芸能界入りし、20歳の時に「Terra」という名の多国籍グループで、プロ生活の第一歩を踏む。29から36歳の間には、オランダのお色気系3人組女性ポップス・ユニットの「センターフォールド/Centerfold」のメンバーとなり、挑発的なコスチュームで歌う彼女らは、ヨーロッパ各国での多くの人気を得た。

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その後、1991年、ファースト・ソロ・アルバム、「Introducing “Laura Fygi”」でジャズ・デビュー。先ずヨーロッパでブレーク、世界各国でもリリースされる。ベルギー出身のジャズ・ハーモニカの巨匠、「トゥーツ・シールマンス/Toots Thielemans」や「クラーク・テリー/Clark Terry」、「ジョニー・グリフィン/Johnny Griffin」らの一流ミュージシャンに支えられ、重厚なストリングスによってフィーチュアされたこのアルバムは、日本では「瞳のささやき」というタイトルでリリースされたが、廃盤となり、Bewitched」のタイトルで再プレスされた。

その後、「ミシェル・ルグラン/Michel Legrand」等との協演、スタンダード・ナンバーからシャンソン、ラテンの名曲まで、20年間に15枚の多彩なアルバムを発表、30を超える国でリリースされている。思うに彼女の良さは、ソフトでハスキーな声だけではなく、エンターテイメントに徹したその歌唱が世界で人気を得ている所以ではないだろうか。

Bewitched

Laura Fygi / Polygram Records


 
デビューアルバムから、タイトル曲でスタンダードの「Bewitched(魅せられて)」。


「Bewitched - Laura Fygi」

 
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かって現役時代、中国のCDショップで買い求めたアルバムに何枚かの彼女のアルバムがあったことも懐かしい。しかし、未だにコピー品か、本物かの判別がつかないこともご愛嬌 ・・・。

Song Book

Laura Fygi / Universal

ロンドン・ソホーの老舗ジャズ・クラブ、「ロニー・スコッツ/Ronnie Scott’s」でのライブ盤に収録されている、小粋なスイングの「シェルーブールの雨傘」。

Laura Fygi at Ronnie Scott’s

Laura Fygi / Verve

「I Will Wait For You – Laura Fygi」
 
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ラテンのスタンダード集、「The Latin Touch」。彼女のラテンは、エンターテイメントに徹していて本領発揮、本当に楽しませてくれる。

The Latin Touch

Laura Fygi / Mercury

「Laura Fygi – Quizas, Quizas, Quizas」
 
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あれ? 今頃つつじが ・・・

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遊びの山。クヌギを伐採した後の日当たりのいい斜面。春に咲いた「ヤマツツジ(山躑躅)」の株に、数は少ないが花が咲いている。「温暖化の影響かな?」と思って調べてみたら、どうもそうでもないらしい。「ツツジ」、「シャクナゲ(石楠花)」、「桜」、「モクレン(木蓮)」、「ボケ(木瓜)」などには、秋にも開花するものがあるという。現に我が家近くの桜は、秋に咲くこともある。秋の気温や日照時間が春と似ているために、木が間違えて時ならぬ花を咲かせ、これを「帰り咲き」、「狂い咲き」、「二度咲き」などと言うらしい。特に「ヤマツツジ」には、春と秋に二度花を咲かせる「二季咲きツツジ」、「秋咲きツツジ」という種類があるそうである。時ならぬサプライズで私の目を楽しませてくれた「ヤマツツジ」にちょっとびっくり。

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「写真の赤い実のなる木を探して、その名前を書きましょう。」 これは、この時期にいつも出るウォーク・ラリーの問題。答えは、「ガマズミ(莢蒾)」。何回見ても見惚れるその鮮やかな赤い実のゆえ、子供たちもすぐに見つけ出し、正答率も高い。そして、「ガマズミ」の実には、口に入れてみると独特の酸味があり、ポリフェノールも豊富に含まれているという。青森県三戸地方ではその昔、獲物を求めて一日中歩き回るマタギたちが、山中で食べるものがなくなると「ガマズミ」を探し出して口にし、身体を休めたそうだ。
 
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眼ヂカラ熟女シンガー、今宵はボッサ・ユニット、「ベレーザ/Beleza」のリード・ボーカルだったアルゼンチン出身の歌姫、「ガブリエラ・アンダース/Gabriela Anders」。その抜群の容姿と美貌は、初のソロ・アルバム「Wanting」(1999)を見て、即、ジャケ買いをしたほど。(参照拙ブログ「秘密の花園」など)

1972年3月、アルゼンチン、ブエノスアイレス生まれ。もう42歳になるんですねえ。スイス系ドイツ人でジャズ・サックス奏者の父とスペイン人の母の間に生まれ育つ。幼いころからクラシック・ギターやピアノを習い、音楽に慣れ親しむ。ハイスクール卒業後、ニューヨークへ移住し、カレッジでオーケストレーションを学びながら、徐々にクラブ出演やレコーディングの仕事を手にするようになったという。
 
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1997年、ボッサ・ユニット、「BELEZA」のリード・ボーカルとして、ジョビンのカバー集「ベレーザ:ジョビンに捧ぐ」でデビュー。インディーズから発売されたのにも関わらず、リリース直後に大ヒットとなったという。1999年、初のソロ・アルバムが、「Wanting」をリリース。彼女の最大の魅力であるシルキー・タッチの歌声、ボサ・ノヴァ、ジャズ、サルサ、クンビア、ボンバ、レゲエ、ジャズファンク、タンゴ等々、多くのジャンルを見事にブレンドさせ自分のカラーにしてしまう生まれつきの才能、作曲のセンスを世に知らしめることとなった。 (参照NETより)

ウォンティング

ガブリエラ・アンダース / ダブリューイーエー・ジャパン


 
アルバム・タイトル曲、「ウォンティング/Wanting」を。

「Gabriela Anders / Wanting」
 
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「ガブリエラ・アンダース」は、「BELEZA」時代から現在のソロまで、長い間愛され続けているヴォーカリストであるが、新しいサウンドへの試みもしている。ボサ・ノヴァにバンドネオンをフィーチャーしたのが、「Last Tango In Rio」(2004)。全ての曲にバンドネオンが演奏の主役を占めるという新しい試み。

Last Tango in Rio

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その中からスタンダードを彼女流のアレンジにした2曲を ・・・。
  

「Embrace me – Gabriela Anders」

 
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「You go to my head – Gabriela Anders」
 
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そして、「Beleza」時代をオマージュするも、新しいガブリエラをアピールするかのように、全編ボッサで綴ったアルバムが 「ボッサ・ベレーザ/Bossa Beleza」(2008)。

ボッサ・ベレーザ

ガブリエラ・アンダース / ビクターエンタテインメント

ベレーザ時代の代表曲を新録した「ファンタジア」。

「Gabriela Anders – Fantasia」
 
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「ローリングストーンズ」でお馴染み、「サティスファクション」。「カレン・ソウザ/Karen Souza」もそうであったが、このカテゴリーの歌手は何故かこの曲が好き。

「(I Can’t Get No) Satisfaction-Gabriela Anders」
 
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色づき始めた遊びの山

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遊びの山が色づき始めた。一番早く色づく「ヤマボウシ(山法師、山帽子)」は、もう真っ赤に染まり、「コナラ(小楢)」、「クヌギ(椚)」なども色づきはじめている。この山に自生する「柿」もたわわに ・・・。例年より早い朝夕の冷え込み。この寒暖の差が、色付きや実りを促しているようだ。山遊びが楽しい季節が今年も始まった。

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今宵は、「リーサ/LISA(Lisa Lovbrand)」。1987年スウェーデン、ストックホルム生まれ。歌手兼女優。幼少の頃からボーカル・レッスンを受け、聖歌隊で歌うなどし、またミュージカルや演劇の勉強をしながら育ったという。21歳の時には「ミス・ラップランド」に選ばれたこともあるという美貌の持ち主。エンターテインメント全般を学び、やがてショウ・ビジネスの世界へ。スポーツ万能、ダンスも抜群という。ジャズ歌手としてのデビュー作は「エンブレイサブル/Embraceable」(2007年)。まさに、「天は二物も三物も与えた」と言ってもいい。(拙ブログ「スエーデン美女シンガー図鑑(その6) ~リーサ/Lisa~」より抜粋)

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デビュー・アルバム、「Embraceable You」によるが、このアルバムでは、彼女自身の作詞になる1曲をのぞいて、すべてジャズとPOPSの名曲のカバー。しかも、共演者に「クリス・ボッティ/Chris Botti」、「デヴィッド・フォスター/David Foster」とそうそうたるゲストを迎えてのアルバム。 

エンブレイサブル

リーサ / スパイス・オブ・ライフ

「クリス・ボッティ/Chris Botti」のトランペットをフューチャーした、ガーシュウィン兄弟の手になるアルバム・タイトル曲「エンブレイサブル・ユー/Embraceable You」。

「Lisa Lovbrand feat. Chris Botti – Embraceable You」
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プロデューサーとしての名前の方が有名な「デヴィッド・フォスター/David Foster」とのデュエットで、「When I Fall In Love」。

「When I Fall In Love – Lisa Lovbrand & David Foster」
 
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Lisa Lovbrand – Let Me Love You

Lisa Lovbrand /

「LISA」ご本人の映像と一緒に ・・・。舌足らずな歌唱がたまりません。

「I Will Wait For You – Lisa Lovbrand」
 
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路傍の花、樹々の鳥(50) ~ 街路樹にも赤い宝石が ~

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「花水木通り」などという名前がついている通りもあるように、我が団地には街路樹として「アメリカ花水木」が多く植えられている。その「ハナミズキ」の葉がだいぶ色づくとともに、その実も赤さを増してきた。まるで宝石のようである。いよいよ「綾錦(あやにしき)の季節」が始まったのである。山に遊ぶのも、ウォーキングするのも、本当に楽しい季節がやってきた。
 
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秋の宵にじっくりと聴くのは、「インガー・マリエ(・グンナシェン)/Inger Marie Gundersen」。アンニュイで少しダーク。大人のムードを湛え、いぶし銀のように鈍い光を放つ。一度聴いたら、その声が深く心に刻まれる、そんなシンガー。そんな彼女が好きで、このブログでも、何回か取り上げてきた。(参照拙ブログ「北欧美女シンガー図鑑(その3) ~ノルウェイ、癒しの熟女は ・・・~」など)

「インガー・マリエ」。1959年生まれ、ノルウェイ出身。2004年、JAZZシーンに彗星のごとくデビューしたが、この時45歳というから相当な遅咲きである。音楽一家に育ち、物心ついた頃から歌うことに喜びを見出していたという。20代の頃には、地元でもうプロ活動を始めていたが、2004年になって、ようやくソロデビューするチャンスに恵まれたという苦労人でもある。寡作で、私が知る限り、たった4作しかアルバムはリリースされていないが、遅咲きの苦労人という彼女のキャリアが、どのアルバムにも何とも言えない色艶と温もりを吹き込んでいる。前の記事からの再録ですが、今宵は、彼女の歌をたっぷりと楽しんでいただきましょうか。
 
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デビュー・アルバムは、「メイク・ジス・モーメント/Make This Moment 」(2004)。「キャロル・キング/Carole King」の大ヒット曲、「Will You Still Love Me Tomorrow」を始め、「Fool On The Hill/Nature Boy」などのポップスや、ジャズのスタンダードを中心にジャンルを越えて、多くの人々の心をつかんだ歌唱は、私の愛聴盤となっている。 

Make This Moment

Inger Marie Gundersen / CD Baby

私にとって、究極の癒し歌のひとつとなっている、「Fool On The Hill/Nature Boy」と、「Will You Still Love Me Tomorrow」。このYOUTUBEの映像には目を奪われる ・・・。

「Fool On The Hill/Nature Boy – Inger Marie Gundersen」
 
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「Inger Marie Gundersen – Will You Still Love Me Tomorrow」
 
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セカンド・アルバム「By Myself 」(2006)。タイトルを「BY MYELF」にした理由を聞かれて、彼女は、「『BY MYELF』は、ある意味このアルバムの雰囲気を表していると思う。ちょうどアルバムを準備している時の孤独感のような…。また、これはとてもステキな昔のスタンダード曲のタイトルでもあるのよ。」と答えている。

By Myself

インガー・マリエ / コロムビアミュージックエンタテインメント

「By Myself」より、「ビートルズ/The Beatles」のカバーで「I Will」。ポールがリンダへの愛を歌った曲とされている。


「I Will ‐ Inger Marie Gundersen」

 
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第三作は、「My heart would have a reason 」(2009)。前作同様、「ジョージ・ハリソン」の名曲「Something」をはじめ、「スティング/Sting」、「ジョニー・ナッシュ/Johnny Nash」など多様なアーティストのヒット曲をカバーしている。さらに、「ロバータ・フラック/Roberta Flack」の「The first time ever I saw your face」も。相変わらずのアンニュイな雰囲気の中にも美しさと上品さが漂う。

マイ・ハート・ウッド・ハブ・ア・リーズン

インガー・マリエ / インディーズ・メーカー

ここでは、70年代に活躍したUK出身のロック・バンド、「スーパートランプ/Supertramp」のカバー、「Some Things Never Change」を ・・・。

「Some Things Never Change – Inger Marie Gundersen」

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アメリカのシンガー・ソングライター、「トニー・デセール(デセア)/Tony de Sare」の2007年の曲、「Last First Kiss」も捨てがたい。あっ、いま人気絶頂の、「One Direction」の曲とは同名異曲です。


「Inger Marie Gundersen – Last First Kiss」

 
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「私のすべての想いを、大震災と津波による被害を被り、愛する人さえも失った日本のすべての人々に捧げます。このアルバムをFOR YOU、あなたのために・・・」と語る「インガ―・マリエ」。2012年1月にリリースされた最新作が最新作、「フォーユー/For You」。ここでの「How Insensitive」は、今まで聴いたいくつもの「How Insensitive」の中で、ベストの部類の歌唱に入る。そしてこのアルバム後は、残念ながら新作はリリースされていない。

フォー・ユー

インガー・マリエ / T.A.C.S

アルバム、「For You」から「Answer Me, My love」。円熟し、美しく老いてゆく彼女。

「Inger Marie - Answer Me, My love (Official Video) 」
 
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山の秋を探せ!

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ピンクのネックレス? 空に突き上げた拳? 実が幼児の拳のような形をしていることから名付けられた「コブシ(辛夷)」の実。そして、公園のいたるところに落ちている大きな「クヌギ(椚、櫟)」のドングリ(団栗)。この地の名産、「丹波栗」、「能勢栗」とは比較にはならないが、ドングリと並んで子供たちに人気の野生種の「シバグリ(柴栗)」。

先週に引き続いて、子供達の「自然体験学習」のお手伝い。ミッションは「山の秋を探せ!」。今週は小学生のウォーク・ラリーだけでなく、幼稚園園児を対象とした「森の幼稚園」も開催され、ドングリこまや笛作り、葉っぱを集めての冠作りなど、子供と遊ぶのに大忙しの週である。
 
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今宵の女性シンガーはちょっと異色。イギリス、ロンドン生まれのヴォーカリスト、「ノーマ・ウィンストン/Norma Winstone」です。知ったきっかけは、故「チャーリー・ヘイデン/Charlie Haden」とのデュオ・アルバムのある、イギリス人のピアニスト、「ジョン・テイラー/John Taylor」について調べていたら、彼の元妻がヴォーカリスト、「ノーマ・ウィンストン」だということを知った。(参照拙ブログ「鹿や猪はこんな事をしない」

NETで調べてみたら、英国を代表する孤高のヴォーカリストで、ジャズ・ファンからも多くの支持を得ているヴォーカリストのひとりであるということがわかった。早速、YOUTUBEでいくつかを聴いてみた。この歌唱を、なんと表現したらいいのだろうか。ECM的ボーカルとでも、或いは管楽器のようなボーカルとでも ・・・。アルバムのクレジットの多くには、「VOCAL」ではなく、「VOICE」と書かれているという。

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「ノーマ・ウインストン」。1941年、ロンドン生まれ。ジャズ・シンガーであり、詩人。40年を超えるキャリアを持ち、その独自の「wordless improvisations」、「声」自体を活かす唱法がよく知られている。16歳の時にロンドンのクラブ、「ロニー・スコッツ/Ronnie Scott’s club」で「ローランド・カーク/Roland Kirk」の演奏に魅了されジャズに興味を持ったという。1960年代からジャズ・ヴォーカリストとして活動をはじめる。自分自身の名義による初アルバム「Edge of Time」を1971年に録音。1970年代後半には当時、夫でもあったピアニストの「ジョン・テイラー/John Taylor」と、トランペット奏者の「ケニー・ウィ―ラ―/Kenny Wheeler」とともに、「アジマス/Azimuth」というグループを結成し、ECMレコードに名作を残している。またソロとしてもECMに「Somewhere Called Home」(1986)等の伝説的名盤を残した。2001年には、「BBCジャズ・アワード・ベスト・ヴォーカリスト賞」を受賞。2013年には最新作、「Dance Without Answer」をECMよりリリースし、話題を集め、今年、2014年9月には来日公演を行うなど、その活動は衰えを知らないようだ。(wikipediaなど参照)

YOUTUBEで初めて聴いた曲が、「Café」。アルバムを通して聴いたわけではないが、叙情的で、幻想的でリリカルで、優雅で気高い印象は、まさにECM的。この曲が収録されているアルバム「Somewhere Called Home」(1987)は、「ノーマ・ウインストン&ジョン・テイラー」の作品群の中でも、最も静謐な美しさを湛えているという。

Somewhere Called Home: Touchstones Series (Dig)

Norma Winstone / Ecm Records

「Norma Winstone – Café」
 
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私は知らなかったのだが、ピアノの詩人と呼ばれている「フレッド・ハーシュ/Fred Hersch」とのデュオ・アルバムが、「Songs & Lullabies」(2002)。透明感ある幻想的な「ノーマ・ウインストン」の歌声も素晴らしいが、「フレッド・ハーシュ」のピアノもそれに劣らず美しい。

Fred Hersch / Norma Winstone: Songs & Lullabies

Fred Hersch / Sunny Side



「Norma Winstone & Fred Hersch – A Wish」

 
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バス・クラリネットとソプラノ・サックス奏者の「クラウス・ゲーシング/Klaus Gesing」とピアニストの「グラウコ・ヴェニエル/Glauco Venier」とのトリオによるアルバムは、「Stories Yet to Tell」(2009)。その中の「Just Sometimes」も幻想的な静けさと安らぎに満ちている。

Stories Yet to Tell

Norma Winstone / Ecm Records

「Norma Winstone - Just Sometimes」
 
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同じメンバーのアルバム、「Distances」も ・・・。

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Norma Winstone / Ecm Records


 
「Norma Winstone – Distance」
 
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1993年録音という比較的初期のアルバム、「Well Kept Secret」から「Timeless Place」。やはり、楽器的な「声」という感じが強くする。

「Norma Winstone: Timeless Place」

 
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さてさて、大変なボーカリストを知ってしまったようだ ・・・。
   

  

路傍の花、樹々の鳥(49) ~ 秋明菊の鮮やかな白 ~

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「シュウメイギク(秋明菊)」。ウォーキングの道筋の何軒かの庭先に植えられている。しかし、名前に「キク(菊)」が付くが、実際は「菊」の仲間ではなく、「キンポウゲ科アネモネ」の仲間だそうだ。別名、「キブネギク(貴船菊)」。日本全国の山野にも自生しているが、わが国へは古い時代に中国から入り、京都の貴船地方で野生化したものが、日本全国に広まったのではないかといわれている。歩いていてもひときわ目立つ。清楚な感じの中にも、艶やかな色香が漂う様が、「秋牡丹(ぼたん)」、「秋芍薬(しゃくやく)」などと呼ばれる所以であろうか。いや、むしろこちらの呼び名の方が似つかわしいと思う。
 
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さて、今宵「ヤン・ラングレン・トリオ/Jan Lundgren Trio」。スウェーデンのピアニスト、「ヤン・ラングレン」が率いるトリオである。ヨーロッパ・ジャズに共通する美意識と北欧独特の透明感が心地よい。

その端正な容姿から、「ピアノの貴公子」とも呼ばれている「ヤン・ラングレン」は、1966年、スウェーデン生まれ。スウェーデン南部の都市マルモにある「マルモ音楽学院」で学び、1981年卒業と同時に同学院で教鞭を取る。1983年、17歳の頃から多くのグループで音楽活動を開始。数々の著名な共演者から最高のピアニストと賞賛され、1994年、スウェーデンのジャズ評論家が選ぶ「The Jazz Musician of The Year」に選出される。1996年1月には初来日。2001年~2004年、「ロンリーワン/Lonely One」(2001)、「シャレード/Charade」(2002)、「パーフィディア/Perfidia」、「シェルブールの雨傘/Les Parapluies de Cherbourg」(2004)の4枚のCDを「マシュマロ・レコード」からリリースしている。いずれも、その情緒漂う美メロとタッチが浮かび上がらせる北欧の光と影。

かって仕事ではあったが、何度となく訪れたスウェーデンのマルモの街。ラングレンの写真の背景にある見覚えのある広場が懐かしい。

ロンリー・ワン
ヤン・ラングレン・トリオ / / エム アンド アイ カンパニー
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その美メロが冴えわたる、「ナット・キング・コール/Nat King Cole」の往年のヒット曲「ロンリー・ワン」。

「The Lonely One - JAN LUNDGREN」
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シャレード
ヤン・ラングレン・トリオ / エムアンドアイカンパニー
ISBN : B000063C43
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パーフィディア
ヤン・ラングレン・トリオ / / エム アンド アイ カンパニー
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シェルブールの雨傘

ヤン・ラングレン・トリオ / インディペンデントレーベル


「Jazz In Cinemas」と題されたシリーズの一枚、上記のアルバムから、「パリの空の下で」。

「Under Paris Skies - Jan Lundgren」
 
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今日一番の作品は ・・・

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「何?」と聞いたら、「パパの顔!」という答えが返ってきた。我がクラブが開いている月に一度の子供連れの家族を対象とした木工クラフトと手作りうどんを作るイベント。お母さんと来ていた2、3歳くらいの男の子の作品である。なんともユーモラスで、微笑ましく、「パパ」への想いが込められている。間違いなく今日一番の作品。

秋が深まると、2ヶ月後のクリスマスの影響なのかどうか、お母さん方から、リース作りのための蔓の材料のリクエストが増える。今日も4人のお母さんから ・・・。一緒に山に入り、モロモロになりにくく、丈夫な「ヤマブドウ(山葡萄)」の蔓を採集してあげる。秋晴れの最高の天気。戸外で食う手打ちのうどんの味も最高であった。
 
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そろそろ「たんすの肥やしピアニスト」の在庫も少なくなってきました。今宵取り上げるのは、「マンハッタン・トリニティ/Manhattan Trinity」。「サイラス・チェスナット/Cyrus Chestnut (p)」、「ジョージ・ムラーツ/George Mraz (b)」、「ルイス・ナッシュ/Lewis Nash (ds)」という、ベテラン中のベテラン、人気と実力を兼ね備えた手練の面々によって、1997年に結成されたNYのピアノ・トリオです。

このトリオの最大の特長は、「聴きやすい」ということ。何枚もリリースされているが、ほとんどが、スタンダード中心で、シンプルなピアノ・ソロの後に3人の対等なプレイが続き、ピアノ・トリオのお手本のような、実に聴きやすい演奏である。このトリオの演奏を聴くと、何回か出張で過ごしたニューヨークの夜を思い出す。弱肉強食、勝者の論理が支配する冷血なビジネスのための都会が一転して、夜に見せる哀愁や優しさ。熾烈な昼間のビジネスを終えたビジネスマンやエグゼクティヴたちが夜に憩うJAZZクラブやレストラン。お客はJAZZには耳が肥えているので、決してイージーな演奏では納得しない。そんなクラブやレストランでの雰囲気を一番よく伝えるピアノ・トリオが「マンハッタン・トリニティ」ではなかろうか。お馴染みのスタンダード集でありながら、3人が個性豊かなプレイが楽しめる「ラブ・レターズ」、「アルフィー」、「シャレード」。

ラブ・レターズ

マンハッタン・トリニティ / ポニーキャニオン

アルフィー

マンハッタン・トリニティ / M&I

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シャレード
マンハッタン・トリニティ /M&I





「Manhattan Trinity Trio – Charade」
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「Manhattan Trinity - Yesterdays」
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1997年録音デビュー作で、亡くなったキング牧師へのトリビュート盤。一部の曲は、アルト・サックスの「アントニオ・ハート/Antonio Hart」を加わえたカルテット編成。

アメリカの祈り

マンハッタン・トリニティ+1 / M&I

セカンド・アルバムは、ゲスト・サックスに「テオドロス・エイヴリー/Teodoross Avery」を迎えての哀愁のメロディ集。

メイク・ミー・ア・メモリー

マンハッタン・トリニティ+1 / テイチク

「Felicidade - Manhattan Trinity」
 
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HQCD仕様による集大成のベスト盤。このベスト盤は、「マンハッタン・トリニティ」を聴いてみようかと思う人は、最適でしょう。

ベスト・マスター・クォリティーズ

マンハッタン・トリニティ / エム アンド アイ カンパニー

「Manhattan Trinity - You And The Night And The Music」
 
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山の秋は宝石箱のよう

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真っ赤な宝石のような実。触ると弾力があり、プルプルしている。「サンシュユ(山茱萸)」の実である。その実の美しさや感触から、「アキサンゴ(秋珊瑚)」、「ヤマグミ(山茱萸;同じ漢字表記)」などとも呼ばれている。この時期の遊びの山では、こんな美しい宝石のような実がいくつも見ることができる。  

快晴のこの日、伊丹から100名を超える小学校3年生が公園に自然と触れ合うためにやってきた。兵庫県が小学校3年、4年生にカリキュラムとして実施している「自然体験学習」である。今日のメニューは、ウォークラリーとドングリ笛づくり。ウォークラリーの問題の中には、こんな秋の山の宝石を探すという問題も含まれていた。さて、ほかの宝石もいくつかあげておきましょうか。妖しい暗青色が魅力的な「ユズリハ(楪、交譲木または譲葉)」の実。その鮮やかな赤が愛らしい実は、ジャムやハーブ・ティーすると美味しい「ガマズミ(莢蒾)」。陽が当たるとその橙色が透けて、一層美しい野生種の「カキ(柿)」。そして白い小さな花と野鳥が好きな黒紫色の実が対照的な「タラノキ(楤木、桵木)」。

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さて、今宵は宝石ごとくと言えるかどうか、甘くてロマンチックなことは間違いない、「ジョン・ディ・マルチーノ/John Di Martino」率いる「ロマンティック・ジャズ・トリオ/John Di Martino’s Romantic Jazz Trio」とまいりましょう。「ディ・マルチーノ」は、ベースを弾きながらの歌姫、「ニッキ・パロット/Nicki Parrott」や「シモーネ/Simone (Simone Kopmajer)」ら「ヴィーナス・レコード」の歌姫たちの一連のアルバムでバックを務めたことでおなじみかもしれません。

「ジョン・ディ・マルチーノ」。キャリアなどはよくわかりませんが、フィラデルフィア出身のピアニスト、作編曲家。幼い時から音楽に興味を持ち、長じてからは10歳年上の兄が舞台関係者であったことから、「ウエストサイド物語」や「屋根の上のバイオリン弾き」などミュージカルをよく聴いていたという。7歳の時には既にアコーディオンを始め、12歳ではバイオリンを始めた。ブルースにのめり込み、ジャズに目覚めてからは、自然に自己流でピアノを始めたという。その後、NYへ移り、ラテン・バンドなどを経て現在に至っている。

甘いことは間違いないが、甘さだけでなく、クセのないストレートな正統派ピアノ・トリオという評価も得ている「ジョン・ディ・マルチーノ」。スタンダード・ナンバーにラテンの名曲を織りまぜた、デビュー・アルバム「甘き調べ」や「ソー・イン・ラブ」は、このJAZZは、肩肘張らずに、恋人と過ごす時間や、日々の生活の傍らにおいて、時折甘さが必要なときに楽しむべきJAZZアルバムといえるかもしれない。とはいうものの決してイージーに軽く流している演奏ではない。

甘き調べ

ロマンティック・ジャズ・トリオ / ヴィーナス・レコード

「John Di Martino – La Comparsa」

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ソー・イン・ラブ

ロマンティック・ジャズ・トリオ / ヴィーナス・レコード

「John Di Martino – Softly, As in a Morning Sunrise」
 
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ただただ懐かしさが ・・・

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1ヶ月くらい前のことだった。突然かかってきた一本の電話。番号を登録しているので、それ以外の知らない電話には基本的には出ないようにしているのだが、市外局番が「0263」、ふるさと松本からの電話だったので訝しいとは思いながら出てみた。

「俺、俺、Sだよ。わかるかな」 その名前も声にも覚えがないので、最初はてっきり「オレオレ詐欺」かなと思ったが、話していくうちに相手は中学の同級生ということがわかった。しかし、もう50数年前のことである。会話に同級生の名前が出てくるにつれ、その面影がすこしづつ頭に浮かんできたが、肝心の電話をくれたS君はどうしても思い出すことができない。私の消息が、なにかの機会に分かったので、毎年お盆の頃開いている同級会へお誘いしようという電話であった。とうとう最後までS君のことは頭に浮かんでこず、彼は相当がっかりしていたようだ。後日、名簿が送られてきたが、案の定物故者も結構多い。中学校の卒業写真を引きずり出して名簿と比べてみたが、ただただ懐かしさがこみあげてくるばかり。機会があったら同級会出てみようかな ・・・。
 
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ただただ懐かしく癒される、そんな歌い手を「癒し姫」と勝手に名付けていますが、その一人が、「ジーナ・ロドウィック/Jheena Lodwick」。xrcd仕様のCDを数枚リリースしているためか、オーディオ・ファンの間では、「ジャシンサ(ジャシンタ)/Jacintha」とならべれて語られるることが多い歌手である。オーディオ・ファンではありませんが、私もその歌声に惚れ込んだ一人である。懐かしさが余韻として残る。そんなアルバムがあります。「All My Loving ・・・」。

彼女、このブログにも何回か登場しているが、写真や記事もライナーノーツから程度でほとんどなく、正直プロフィールなどもよく分かっていない。(参照拙ブログ「アジアの癒し姫たち」「アンパンマンとプレスリー」 など)

そんな乏しい情報からのプロフィール。「ジーナ・ロドウィック」は、フィリピン出身の歌手で、香港のホテルを中心に活動している。自身のショーでは、ピアノを弾き語るそうだ。6歳から音楽の勉強を始め、大学在学中にプロの歌手兼ピアニストになったが、デビューはミュージカルだったという。その後、香港を中心に音楽活動をしていたが、2004年、「The MusicLab」レーベルから初アルバム「All My Loving ・・・」をリリースした。その素晴らしい歌声は、xrcd仕様ということもあって、瞬く間にオーディオ・ファンの間に人気が拡がったという。

All My Loving …

Jheena Lodwick / Jvc / Xrcd

上のアルバムから、「ただただ懐かしい ・・・」という余韻が残る往年のPOPSを4曲ほど ・・・。

まずは「シーカーズ/The Seekers」の1960年代のヒット曲で、ベートーベンの第九交響曲をアレンジした「エメラルド・シティ」。クラシックなどをPOPS化するということが流行った時期がありましたね。

「Emerald City – Jheena Lodwick」

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言わずとと知れた「ナットキングコール/Nat King Cole」のエバーグリーン、「Too Young」。

「Too Young - Jheena Lodwick」
 
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さて、お待ちかね「エルヴィス・プレスリー/Elvis Presley」のカバーで、「Are You Lonesome Tonight」。

「Are You Lonesome Tonight – JHEENA LODWICK」
 
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「デビー・レイノルズ/Debbie Reynolds」。1950年代に活躍したこの人を知っている人は、よほどの洋楽ファンか、先輩シニアではないでしょうか? 最後の曲は、「タミー/Tammy」。

「Tammy – Jheena Lodwick」
 
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ご近所のためになる人に

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わが町の市長、市議選が公示になり、1週間の選挙戦が始まった。国会議員や、号泣で一躍話題になった我が兵庫県の県会議員とは違って、ゴミの不法投棄や交通安全のことなどで動いてもらったこともある地元民の生活に密着した議員を選ぶ選挙。立候補者たちの何人かは、同じ団地に住む地元の議員さんで顔馴染みの人たちである。次男と同じ歳のお隣の息子さんが市会議員、PTAや地域のコミュニティで妻が一緒に活動したお仲間も今は市会議員、そして趣味のお仲間のご主人が市会議員 ・・・。そんなご縁が、この地域に20年も住んでいると自然に出来上がっている。だから、顔がよく見えているのだ。我が団地は、阪神間有数のベッドタウンとして、昭和40年代に開発が始まり、同じような世代の人が多く移り住んだ結果、いまや6000世帯、住民14,000人を超える大団地。そして、高齢化率もいよいよ40%を超え、「限界集落」ならぬ「限界団地に近づきつつある。くわえて、坂の多い丘陵地。そんなことから高齢者にとって、多くの課題を抱えている。誰に一票を入れるかは、思案のしどころではあるが、高齢化に伴う、多くの身近な課題を地域に密着して取り組んでくれる人に投じたい。いわば、ご近所のためになる人に ・・・。そんな思いで、早々に期日前投票を済ませた。
 
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さて、「眼ヂカラ撫子(なでしこ)」として今宵選んだのは、「安富祖貴子(あふそ たかこ)」。沖縄県金武町出身である。アメリカが、アメリカ兵が日常的にすぐそこにある沖縄。だから彼女がブルースを歌うと、その体に染み込んだアメリカの体臭が強烈な個性として一層魅力的なオーラを放つ。

「安富祖 貴子」。4才よりクラシック・ピアノを習い始め、高校卒業後上京、音楽短期大学でクラシックを専門的に学ぶ。卒業後沖縄に戻り、音楽アカデミーに所属しピアノ講師をつとめるかたわら、県内リゾートホテルのラウンジで弾き語りの演奏活動を始める。数々のバンドを経てコンビを組んだのが、アメリカでジャズ修業をして帰国したギタリスト、「知念嘉哉」。やがて、その歌唱力に目をとめたM&Iレーベルから、ジャズ・ヴォーカリストとしての道を提案され、その時点ですすめられて聴いた「ニーナ・シモン/Nina Simone」、「ビリー・ホリデイ/Billie Holiday」に衝撃を受けたという。

まもなく2006年、ファースト・アルバム「魂/Kon」でデビューしたが、その歌声が「50年に1人のジャズ・ヴォーカルの逸材」という高い評価を受け、デビュー作にもかかわらず、「スイング・ジャーナル誌選定ゴールド・ディスク」を獲得した。以降、セカンド・アルバム「マブイのうた」(2007)、サード・アルバム「Hallelujah 〜Summer of ’86〜」も高い評価を受け、女性ソウル・ジャズ・シンガーとしてのトップ・ポジションを獲得した。

魂/Kon

安富祖貴子 井上陽介 大隈寿男 安井さち子 知念嘉哉 川嶋哲郎 金子雄太エムアンドアイカンパニー

残念ながら、YOUTUBEへのアップがありません。上のアルバム紹介ページで、さわりを試聴できます。アルバム収録の「テネシーワルツ」、音質がかなり悪いですが、ライブでアップされていました。声量、ソウルフルな歌唱力、日本人離れしたスケールの一端を感じていただけるでしょう。
  

「Takako Afuso – The Tennessee Waltz」

 
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ハレルヤ~サマー・オブ’86~

安富祖貴子 / M&I


「安富祖貴子-The Sidewinder」

 
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2012年10月には、6作目のアルバム「マイ・ブルース」をリリース。「日本のブルース」をテーマに、歌謡曲をも含む、和製ブルースが日本語でディープに歌われる。

マイ・ブルース

安富祖貴子 / SPACE SHOWER MUSIC

「安富祖 貴子 – 沖縄ベイ・ブルース feat.鈴木央紹」
 
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