JAZZYな生活

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最後の観梅へ

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朝刊の記事。伊丹市の観梅の名所「緑ヶ丘公園」の梅林の一部に樹木を弱らせる果樹の病気、「梅輪紋病」を発生させる「プラムポックス・ウイルス(PPV)」の感染が見つかり、市は3月9日から感染していない木も含めた公園内約400本の梅の木すべてを伐採することを決めたという。

「緑ヶ丘公園」の梅林は1982年に造成。5600平方メートルの丘陵地に樹齢35年前後の50種類の梅が植わっていて、例年この時期市民の観梅の名所となっているが、残念なことに、このうち2本の梅に感染が見つかった。予防薬はなく、感染拡大を防ぐには、「アブラムシ」が移動する距離の半径500メートル以内の木を切るしかないという。

「緑ヶ丘公園」は、我が家から車で20分くらいのところ。こんなニュースを見て今年限りの観梅、久しぶりに行ってきました。空もすっかり晴れて、あたり一面ほぼ満開。桜と違って香りが満ちている。最後の観梅と知ってか、来園者も少し多かったようだ。

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さて紹介するのは、前回に続けて今日も「三月の雨(三月の水とも)/Waters of March/Aguas de Marco」です。歌っているのは、ちょっと馴染みのない名前かも知れませんが、1970年代、80年代。CDで復刻されているLP時代最後の頃の女性ジャズ・シンガーの一人、「スザンナ・マッコークル/Susannah McCorkle」。彼女の歌唱をYOUTUBEでみつけました。この人、一度このブログでも紹介したことがありました。(参照拙ブログ
「伝統の粽(ちまき)を作る」

「スザンナ・マッコークル/Susannah McCorkle」。1946年、カルフォルニア生まれというから私と同じ歳。大学で言語学を学んでいたが、ある時「ビリー・ホリディ/Billie Holiday」を聴いてから、プロの歌手を志したという。ニューヨークを拠点に活動、80~90年代が活動の最盛期だったようだ。しかし、癌に侵され、闘病を続けたが、2001年5月、マンハッタンの自宅アパートの16階からから身を投げ、55歳で惜しくも自ら命を断ってしまった。そんな悲しい最後で締めくくられた人生であった。

少し小刻みなビブラートで、丁寧に感情を込めて歌う。オールド・ファッションと言ってしまえば、確かにそうには違いないのだが、こんな歌唱スタイルが、我々の年代のジャズ・ボーカル・ファンにとっては、スムースに入ってきて心安らぐ。

前回は、アルバム、「時のすぎゆくまま/As Time Goes By」から、「九月の雨/September In The Rain」を紹介しましたが、今回は、アルバム、「From Bessie to Brazil」(1993)から「三月の雨(水)」。

From Bessie to Brazil

Susannah Mccorkle / Concord Records

「Waters of March – Susannah McCorkle」

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今日の雨は優しいような ・・・

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気温10℃。しかし遊びの山は雨。作業は中止し、山頂まで登った後、先日終えた炭焼きの総括と反省会を行った。議論百出、今後に繋がる有意義な反省会であった。

もうすぐ三月。この時期の雨は、真冬の雨とどこか異なり、降り方、気配、色までが違うように思える。穏やかで優しく、そして暖かい。命を育む雨、恵みの雨である。山の木々の芽もこの雨を受け、大きく膨らんできたのが、もうはっきりとわかるようになってきた。明日は晴れるという。

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さて、「いかなご漁解禁」のニュースと並んで、関西人が、「春が来たなあ」と感じるのは、「東大寺」の「お水取り」のニュースでしょうか。「お水取り」として知られている「東大寺二月堂」の「修二会(しゅにえ)」は、現在では、3月1日より2週間にわたって行われているが、もとは旧暦の2月1日から行われていたので、「二月に修する法会」という意味をこめて「修二会」と呼ばれるようになり、また「二月堂」の名も、このことに由来しているという。

「修二会」は、天平勝宝4年(752年)、東大寺開山、「良弁僧正(ろうべんそうじょう)」の高弟、「実忠和尚(じっちゅうかしょう)」によってはじめられたと伝えられる。以来一度も途絶えることなく続けられ、平成13年(2001年)には、1250回を数えた。3月12日深夜に、「お水取り」といって、「若狭井(わかさい)」という井戸から観音さまにお供えする「お香水(おこうずい)」を汲み上げる儀式が行われるが、この行を勤める「練行衆(れんぎょうしゅう)」の道明かりとして、夜毎、大きな松明(たいまつ)に火がともされるので、「修二会」は「お水取り」、「お松明」とも呼ばれるようになった。(NETより参照、写真もNETより拝借) 私も昼間の「修二会」の様子は垣間見たことがあるが、大松明を見る機会は、いまだ得ていない。

さて、月並みですが、水、三月にちなんだ曲といえば、さっと浮かぶのは、「三月の雨(三月の水とも)/Waters of March/Aguas de Marco」。かの「アントニオ・カルロス・ジョビン/Antonio Carlos Jobim」のボサノバ屈指の名曲。ジョビン自身のアルバムや、ジョビンと「エリス・レジーナ/Elis Regina」のコラボ・アルバム、「エリス&トム/Elis & Tom」に収録された「三月の雨」がよく知られているし、あまたの有名な歌手やアーティストが、カバーをしている曲でもある。三月はブラジルでは夏が終わり秋の始まり、日本では春の訪れですが ・・・。

「♪  棒きれ、小石、道の終わり
   木の切り株の残り、ひとりぼっち
   ガラスのかけら、人生、太陽
   夜、死、結び目、釣り針
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・
    降り続ける雨、川岸の会話
   三月の雨(水)、小川の会話
   疲れも終わり
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・
    朝の光、レンガを運ぶ人
   薪、一日、道の終わり
    ボトルの破片、ハイウェイ
    家の設計、ベッドの中の体
   故障した車、泥、また泥
   足跡、橋、ヒキガエル、帰る
    森の残り、朝の光の中に
    夏が終わる、三月の雨(水)
   心の中に、生きる希望
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    ♪」
      (日本語訳は「SKETCHES OF ISRAEL」より拝借)

歌詞を読むと、「時間や、日常、人生は、ごく普通に永遠に続く」といった輪廻的世界観を感じさせるが、4年目を迎える東日本大震災への鎮魂と再生への願いも重ねて感じてしまうのは、この季節のためか ・・・・。

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今日はちょっと変わったアーティストで「三月の雨(水)」をと、YOUTUBEを探していたら、「TOK TOK TOK」というユニットのそれが見つかった。女性ヴォーカリスト、「トクンボ・アキンロ/Tokunbo Akinro」と、アレンジ、サックス、ギターを担当する「モルテン・クライン/Morten Klein」とにより、1998 年に結成されたアコースティック・ソウル・ジャズ・ユニット。ドイツを拠点に活動、もう15年近いキャリアを持ち、これまで7枚のアルバムをリリースし、「German Jazz Awards」を5回も受賞していて、ヨーロッパでの認知は非常に高いという。女性ヴォーカル、「トクンボ・アキンロ」の歌声は、アンニュイで心地良く響き、「シャーデー/Sade」辺りの雰囲気も漂わせているが、それぞれがソロ活動に専念するため、2013年にユニットは解散したという。

Love Again

Tok Tok Tok / zyx/bhm

「Tok Tok Tok – Waters of March」
 
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春告げ魚が入荷します

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「いかなごが入荷します。」 関西地方のスーパーや魚屋さんにこんな札やポスターが掲げられると、関西は一気に春モードが高まる。例年、2月の下旬には「いかなご漁」が解禁になるからである。「いかなご」は、「春告げ魚」とよばれ、その漁が、大阪湾と播磨灘で一斉に解禁され、漁師らが次々と「いかなご」の稚魚「新子(しんこ)」を水揚げする模様がTVや、新聞紙面を賑わす。そして多くの家庭では、「釘煮」を作るため、その「いかなご」の入荷を待ちかねているのである。今年は2月26日が解禁日。早朝から網を入れるという。

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春の訪れを告げるこの「いかなご」は、水面を長い群(玉)になって泳ぐので、 「玉筋魚」と表記され、それを「いかなご」と呼ぶのは、何の魚の子か判らなかったことから、「いかなる魚の子なりや」という意味で「いかなご」と呼ばれるようになったという。(出典 Wikipedia) そして、水揚げ後しばらくすると、関西の春の味覚の風物詩、新子の「いかなごの釘煮(くぎに)」が店頭に並ぶ。

そして今日、ウォーキングの途中で「うぐいす(鶯)」の初鳴きを聴いた ・・・。

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さて、だいぶ春めいてきた今宵のピアノ。風呂井戸さんから紹介されたスウェーデンの新星ジャズ・ピアニスト「マティアス・アルゴットソン・トリオ/Mathias Algotsson Trio」と参りましょうか。

「マティアス・アルゴットソン」は、1971年生まれ。5歳でピアノを始めたという。音楽学校で学び、聖歌隊で歌ったこともあったが、特にミュージシャンになりたいという思いがなかったため、その後工業高校へ進学し、そこでジャズにであったようだ。その後、「ストックホルム音楽アカデミー」で学び、その後「リーグモル・グスタフソン/Rigmor Gustafsson」、「マルガリータ・ベンクトソン/Margareta Bengtson」などの歌伴ピアニストとして着実にキャリアを重ねて行ったようだ。2006年自身のトリオを結成、その後はスウェーデンの人気ピアニストの地位を確立している。(参照拙ブログ「スエーデン美女シンガー図鑑(その8) ~マルガリータ・ベンクトソン~」「スエーデン美女シンガー図鑑(その10) ~アンナ・シセ&リーグモル・グスタフソン~」

テクニックに走らず極めてリリカル、それでいて北欧ジャズ特有の透明感、哀愁に満ちた陰影も併せ持つ。どんな状況でも聴いても楽しく、最近の弾丸帰省のお供になっている。

ニュー・トラディションズ

マティアス・アルゴットソン・トリオ / スパイス・オブ・ライフ

ヤング・アンド・フーリッシュ

マティアス・アルゴットソン・トリオ / スパイス・オブ・ライフ


 
アルバム、「Young And Foolish」(2006年1月録音)から、「I Will Wait For You」。パーソネルは、「Mathias Algotsson(p)」、「Martin Hoper(b)」、「Sebastian Voegler(ds)」。

「Mathias Algotsson Trio – I Will Wait For You」

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古き良きアメリカのロック・グループの光と影 ~ 映画「ジャージー・ボーイズ」を観て ~

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私が映画監督の名前で観る数少ない監督の一人、「クリント・イーストウッド/Clint Eastwood」監督の映画、「ジャージー・ボーイズ/Jersey Boys」を観た。彼の多くの作品は映画館で観るのであるが、この作品はDVDである。1960年代中期に世界規模で成功し、1960年から1966年までのメンバーは、1990年にロックの殿堂、1999年にはヴォーカル・グループの殿堂に、殿堂入りしたロックおよびポップス・バンド、「フォー・シーズンズ/The Four Seasons」の経歴を基にしたトニー賞受賞ミュージカル、「ジャージー・ボーイズ」の映画化作品である。

ニュージャージー州の貧しい町で生まれ育った4人の青年たちは、その掃きだめのような場所から逃れるために歌手を目指す。コネも金もない彼らだが、天性の歌声と曲作りの才能、そして素晴らしいチームワークが生んだ最高のハーモニーがあった。やがて彼らは「ザ・フォー・シーズンズ」というバンドを結成し、瞬く間にトップスターの座に就くが……。

ここ何年間は娯楽性の中に、アメリカの社会の背景にある問題をさらっと感じさせる作品が多かったが、そんな期待からすると、ちょっと物足りなかった感は否めなかった。しかし、1960年代に活躍したスーパー・グループの成功、悲劇、絆の実話に基づくドラマ、さすがイーストウッドだけあって音楽性も高く、役者たちのパフォーマンスも素晴らしく、次々に出てくる往年のヒット曲は十分に私を楽しませてくれた。

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そんな映画の一場面からシーンを ・・・・。最初のヒット曲が誕生するシーンの、「シェリー」、フランキーがソロ・シンガーとして、再起を遂げたシーン、「君の瞳に恋してる」。

「Sherry Performance – Jersey Boys Movie」
 
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「Can’t take my eyes off of you – Jersey Boys Movie」
 
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「フォー・シーズンズ/The Four Seasons」は、「ビートルズ」出現よりも以前では、最も人気のあったロック・バンドだといわれているが、オリジナル・メンバーは「フランキー・ヴァリ/Frankie Valli」がリード・ヴォーカル、「ボブ・ゴーディオ/Bob Gaudio」がキーボード奏者およびテナー・ヴォーカル、「トミー・デヴィート/Tommy DeVito」がリード・ギターおよびバリトン・ヴォーカル、「ニック・マッシ/Nick Massi」がベース・ギターおよびバス・ヴォーカルを担当していた。1970年より。「フランキー・ヴァリ・アンド・フォー・シーズンズ/Frankie Valli & The Four Seasons」としても知られ、この映画との相乗効果を狙ってでしょうか、去年初来日を果たした。

やはり「フランキー・ヴァリ」といえば、この曲でしょう。オリジナルの「君の瞳に恋してる」。

「Can’t Take My Eyes off You – Frankie Valli and The 4 Seasons」

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ジャズ・ヴォーカルの「ダイアナ・クラール/Diana Krall」が、懐かしい60年代・70年代の珠玉ポップスをカバーしたアルバム、「ウォールフラワー/Wallflower」をリリースした。なにか音楽会で60年代・70年代への回帰が始まっているのだろうか?
 

 

路傍の花、樹々の鳥(60) ~ 一輪ほどの暖かさ ~

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「梅一輪一輪ほどの暖かさ」

「松尾芭蕉」の弟子、「服部嵐雪」の詠んだ句。「梅が一輪咲き、それを見るとかすかではあるが、一輪ほどの暖かさが感じられる」という解釈と、「梅のつぼみが一輪ほころび、また一輪ほころび、 それにつれて少しずつ暖かくなる」という解釈と、二通りの解釈があるというが、後者の解釈の方が、近づく春に対して、心躍る感じがして私は好きである。

ウォーキングの道筋にも、ちらほらと梅が咲きだした。今日はもうコートは必要ないほどの暖かさ ・・・。
 
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さて、めっきり春近しを感じさせるこんな日は、スムース・ジャズっぽいアルバムを聞き流してみるのもいいかもしれない。「ジョー・ロック&ザ・ニューヨーク・カルテット/Joe Locke & The New York Quartet」のアルバム、「セイリング/Sailing」(2004)。

「ジョー・ロック/Joe Locke」は、1959 年生まれのヴァイブ奏者。権威ある「国際ジャズ・ジャーナリスト協会」の「年間ベスト・プレイヤー」(ヴィブラフォン部門)に3度選出され、ジャズ界の巨人「ディジー・ガレスピー/Dizzy Gillespie」や、「ロン・カーター/Ron Carter」、「ロッド・スチュワート/Rod Stewart」等と共演し、100枚を超えるCDを発売するなど、約40年にわたってジャズ・ファンを魅了する現代最高のヴィブラフォン奏者の一人だという。

そんなキャリアが長い割にリーダー作が少ない「ジョー・ロック」だが、ピアノの「ビリー・チャイルズ/Billy Childs」と組んだアルバムが本作。「素顔のままで」や、「やさしく歌って」など、「ビリー・ジョエル/Billy Joel」や、「ロバータ・フラック/Roberta Flack」、「スティング/Sting」らのヒット曲を小気味にスイングして聴かせる。タイトル曲「セイリング」にはじまり、「港の灯」で終わる小粋なアルバム。まっ、たまにはスムース・ジャズもいいもんだ ・・・。

セイリング
ジョー・ロック&ザ・ニューヨーク・カルテット / / エムアンドアイカンパニー
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「Just the Way You Are (素顔のままで) - Joe Locke」
 
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山の一番咲きはもうすぐだ

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ウォーキングの道筋に一番早く咲く花は、「ロウバイ(臘梅)」、「スイセン(水仙)」であるが、遊びの山でのそれは、「ミツマタ(三椏)」である。「ミツマタ」は、その枝が必ず三叉、すなわち三つに分岐する特徴があるため、この名があり、「三枝、三又」とも書く。

今日は、たつの市で「備長炭」(白炭)を焼いているというグループ16人程が、我々が行っている「黒炭」の炭焼きの仕方と炭窯を見学したいとやってこられた。一通りの説明と案内を終え、帰りがてらふと目をやると、「ミツマタ」のつぼみが大きく膨らんでいるのに気がついた。一足早く春の訪れを告げるように、淡い黄色の花が一斉に開くのも、もう間近である。
 
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前回は、「ピム・ヤコブス/Pim Jacobs」のトリオの演奏で、「Spring Will Be a Little Late This Year (今年は春が来るのが少し遅いかも ・・・)」を取り上げましたが、今日は月並みですが、この時期多くのブログで取り上げられるのが、「ミシェル・ルグラン/Michel Legrand」の手になる曲で、「ビル・エヴァンス/Bill Evans」の演奏で一気にジャズ・ピアノのスタンダードともなった「You Must Believe In Spring」。

その曲を、ピアノとボーカルの二人、手練、職人技ともいっていい冴えのあるアレンジで聴いてみましょうか。まずは、「ジーン・ディノヴィ/Gene DiNovi」。1928年ニューヨーク生まれというから、今年87歳のご長寿ピアニスト。流れるような華麗な演奏は、アルバム「ゴールデン・イヤリング/Golden Earring」(2002年録音)から。(参照拙ブログ「頑張る爺さんたちに ・・・」「もしもピアノが弾けたなら(3) ~ ご長寿ピアニスト(2) ~」など)

ゴールデン・イヤリング

ジーン・ディノヴィ / エムアンドアイカンパニー

「Gene DiNovi – You Must Believe In Spring」
 
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さて、ボーカルの手練は、私のご贔屓「ティアニー・サットン/Tierney Sutton」。1963年生まれ。アメリカ、ネブラスカ州オマハ出身。名門ウェズリアン大学で文学を専攻、卒業後バークリー音楽大学に入学。バークリー音楽卒業後は、L.A.を拠点として活動する女性ジャズシンガー。1998年のデビュー以降、10枚のアルバム発表、2度のグラミー賞「ベスト・ジャズ・ヴォーカル・アルバム」にノミネートされた経験を持つという。(参照拙ブログ「今季最後の炭焼きをほぼ終える」 など)

しばらくチェックを忘れていたら、2014年に最新アルバム「Paris Sessions」がリリースされていました。ギターとベースとのトリオでスタンダードを歌う。

Paris Sessions

Tierney Sutton / Varese Sarabande

「You Must Believe in Spring – Tierney Sutton」
 
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久しぶりの伊丹空港は

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ポカポカ日和のいい天気。久しぶりに伊丹空港へ行ってみた。貯まったマイレージの有効期限が近づいたので、空港カウンターでEdyに交換するためである。久しぶりの空港は華やぎ、そして賑わっていた。完全にリタイアしてからは、飛行機に乗るのは年1回もあれば多い方である。思い出してみれば、よく飛行機には乗った。現役の頃、事業部門を担当していた頃は、ヨーロッパ、米国に顧客や子会社があり、エンジニアリング部門を担当していた時は、大阪だけでなく、東京を始め全国の主要都市にオフィスがあり、また北京オリンピックに向けての受注活動や中国企業との合弁会社設立のため、多い時は、週1ペースで、頻繁に出張を繰り返していた。伊丹空港が自宅に近いため、妻にはいつも送迎をお願いしたものだが、おかげさまでマイレージが相当数溜まったので、そのマイレージで定年後、妻と3回ほど欧州旅行に行くことができたのである。

さて、交換したEdyでお茶を飲み、「喜八洲(きやす)総本舗」のみたらし団子を買って家へ ・・・。
 
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空港となれば定番のピアノ・トリオ・アルバムがある。「ジャンボ機」がアルバム・ジャケットを飾り、名盤とも呼ばれるオランダ出身の「ピム・ヤコブス/Pim Jacobs」率いるピアノ・トリオの演奏で、「カム・フライ・ウィズ・ミー/ Come Fly With Me」。1982年録音である。軽快にスイングするピアノ・トリオ。引っ掛かったり、いやみなところが何一つなく、心地よいリズムに、安心して全身を委ねることができる。私が選ぶヨーロピアン・ピアノ・トリオの名盤の一つである。1934年生まれ、1996年に惜しくも他界したため、日本ではあまり知られることのなかったピアニストであった。そして、この「ピム・ヤコブス」の奥さんが、「アン・バートン/Ann Burton」と実力・人気を二分したオランダの歌姫、「リタ・ライス/Rita Reys」であることもよく知られている。

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ピム・ヤコブス・トリオ / ユニバーサル ミュージック クラシック

アルバムから、「Spring Will Be a Little Late This Year」。「今年は春が来るのが少し遅いかも ・・・」と、失った恋人を想う気持ちを冬の厳しい寒さに例た曲。

「Spring Will Be a Little Late This Year – Trio Pim Jacobs」
 
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続・生々流転の流れのなかで

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私の音楽好きの遺伝子。それは、間違いなく母親の血筋である。父親も器用で多趣味であったが、音楽だけは、はっきり言って音痴であった。小学生に頃だったと思うが、家に電気蓄音機、「電蓄」があって、時々母親が聴いていたのを覚えている。先回書いたたように、「藤浦洸」作詞、「高木東六」作曲、「二葉あき子」歌唱の「水色のワルツ」を聞いていたことは、今でもはっきりと覚えている。踊りが好きだったので、家で宴会があると、頬に真っ赤な紅を塗って、「おてもやん」をかけて踊っていたことも ・・・。(写真は家にあった電蓄に近いイメージのものをNETより拝借)

母の遺品を整理していたら、多くのカセット・テープとCDが出てきた。そのいくつかは、カラオケ好きの母のために買ってあげたものである。おやじの死後、頼まれて買ってあげた「秋川雅史/千の風になって」。息子の私とカラオケでデュエットがしたいと言っていたが、ついに果たせなかった「銀座の恋の物語」。大ファンだった火曜日のNHKの歌謡番組の常連、「水森かおり」、「石川さゆり」 ・・・など。「研ナオコ/かもめはかもめ」、「五輪真弓/合鍵、恋人よ」などのカセット・テープがあったのには、「えっ、こんな歌歌っていたの!」とちょっとびっくりした。

「電蓄」で聴いていた唯一の洋楽は、たしか「アルフレッド・ハウゼ/Alfred Hause」楽団のコンチネンタル・タンゴの名曲、「碧空(あおぞら)」であったように記憶している。従って、わたし音楽好きのルーツがタンゴやラテンにもあるのは言うまでもない。

「アルフレッド・ハウゼ - 碧空」
 
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生々流転の流れのなかで

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孫娘がチョコレートを持ってきた。先週、母親の葬儀で会って以来、あっという間に1週間が経ってしまったのだ。母からすればひ孫となるが、そんな4歳、おしゃまなさかりの彼女がひとしきり、我が家を賑わせ、和ませ、そして笑わせて帰っていった。たしかに、母の血は脈々と受け継がれていっているのを実感。生々流転 ・・・。

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バレンタインの日が近づくとよく聴く曲は、「My Funny Valentine」。多分、今日もあまた多くの場所で聞かれ、そして多くのブログにアップされていることでしょう。そこでわたしが選んだのは、「チェット・ベイカー/Chet Baker」。彼の代表作として多くの人が真っ先にあげる曲でもある。トランペッターだったチェットが歌うようになったのは、1950年代はじめのこと。そして歌手としての名声を確立したのが、「My Funny Valentine」が収録されているアルバム「Chet Baker Sings」だった。(参照拙ブログ「60歳過ぎたら聴きたい歌(55) 終わりなき闇 ~チェット・ベイカー/My Funny Valentine ~」など)

Chet Baker Sings

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母親の大往生とは対照的に、悲劇的な死を遂げた「チェット・ベイカー」。1988年5月13日の金曜日、麻薬漬けの日々の果てに、滞在先のアムステルダムのホテルの窓から転落死。その死ぬ1年前の1987年6月14日、「昭和女子大学人見記念講堂」でのライヴ録音が残されている。これが唯一の日本でのライブ盤といわれる。枯淡の味わいの中にもギラッと光る妖しさと危うさが垣間見られる晩年を代表する名盤。

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Chet Baker / Hudson Street

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Chet Baker in Tokyo
Chet Baker / / Evidence



晩年のチェットが闇の中から囁く「My Funny Valentine」。
「CHET BAKER – My Funny Valentine」

 
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看取る ・・・

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母を看取った。その1週間前に会った時は、私の言葉や顔に反応していたのに、昏睡状態になったという急な知らせを入居していた施設から受けたのは、それから5日後であった。大雪の予報がでている中、車を飛ばして駆けつけると、穏やかで安らかな顔して眠っている母が待っていた。そして、日付けが変わってすぐ、それまでは、ほぼ10秒間隔で繰り返していた浅い呼吸がすっと止まり、そのまま眠るように、10年前に送った父と去年逝った妹のもとへと旅立った。満93歳であった。入院もすることなく、点滴などの延命処置もなく、目を見開くことも、痛がることも、なにか声を発することも一切なく、静かに、それは本当に静かに私たち夫婦の前で逝った。確認のために来た医者が「自分もかく逝きたい」といったほどの、そしてお世話をしていた担当のヘルパーさんが「こんなやすらかで美しい死顔は見たことがない」と言ってくれたほどの大往生、旅立ちであった。

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次の日の朝、雲一つない空に、北アルプスがその凛とした山容をみせ、普段はなかなか見えない乗鞍岳や御嶽山から立ち上る噴煙までもがくっきりと見えた。短歌、和紙人形、日舞、ヨガ、音楽、カラオケ ・・・と多趣味であった母に、自費出版の短歌集とお気に入りの和紙人形の作品を添えて送った。喪主として、以前母の葬儀について、妹と話し合っていたイメージにほぼ沿った家族葬を終え、とりあえず1週間ぶり帰宅したが、手続きや四十九日とまだまだ弾丸帰省の日が続く。

もうずっと前のことであるが、我が家に「電蓄」と呼ばれる電気蓄音機があったころ、78回転、いわゆるSP盤で母親が時々聴いていたのは、「藤浦洸」作詞、「高木東六」作曲の「水色のワルツ」であった。1950年(昭和25年)、「二葉あき子」が歌って大ヒットした曲。後年、「鮫島有美子」のアルバムを贈ったことがある。亡き母を偲んで ・・・。

おぼろ月夜

ドイチュ(ヘルムート) 鮫島有美子 / 日本コロムビア



「水色のワルツ - 鮫島有美子/ヘルムート・ドイチュ」

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