JAZZYな生活

プレミアムエイジ ジョインブログ

続・カリブから風が吹く

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もうひとつカリブに因むラテン・ジャズの思い出をちょっとばかり。多分、あまり馴染みのないグループかもしれませんが、ラテン・ジャズで、「カリビアン・ジャズ・プロジェクト/The Caribbean Jazz Project(CJP)」というバンドがある。その昔、ニューヨークへ出張した時、老舗ジャズ・クラブ、あの「ブルー・ノート・ジャズ・クラブ/Blue Note Jazz Club New York」に出演していたバンドが、「カリビアン・ジャズ・プロジェクト」だった。その時が出会いの初めで、トロピカルでカリブの海や風をイメージさせる音色に酔いしれたことを覚えています。(写真はNETより拝借)

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「カリビアン・ジャズ・プロジェクト」は、実力派ヴィブラフォン&マリンバ・プレイヤーの「デイヴ・サミュエルス/Dave Samuels」を中心に、1995年に結成されたラテン・ジャズ、アフロキューバン・ジャズ・ユニット。初期の主要メンバーは3人で、 「Dave Samuels」のほか、ソプラノサックス&アルトサックス&クラリネットが、「パキート・リベラ/Paquito D’Rivera」そして、トロピカルな音色の主役、「スティール・パン(ドラム)/steel pan」は、「アンディ・ナレル/Andy Narell」。

3人でスタートしたものの、何人かのメンバー・チェンジを経て、今ではサックス、トランペット、トロンボーン、オルガンなども加わって、総勢12人もの大編成のオルケスタとなっているようだ。

当時、「ブルー・ノート」で買い求めたアルバムが、「アイランド・ストーリー/Island Stories」(1997)であった。3人の他、ピアノ、ベース、ドラム、パーカッションが加わっている。

Caribbean Jazz Project: Island Stories

Various ArtistsHeads Up


 
「The Caribbean Jazz Project – Bluellespie」

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「The Caribbean Jazz Project – Shadow Play」

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「ブルー・ノート」での興奮を思い出させるようなライブのアップがありました。「A.C.Jobim」に捧げられた曲でしょうか。

「One For Tom Jobim - The Caribbean Jazz Project, Live, 1997」

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カリブから風が吹く

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さて、暑くなってきました。春どころか初夏を思わせる陽気。爽やかな風が心地よい。つい最近のトップ・ニュースにオバマ大統領とキューバのカストロ国家評議会議長とが会談したというニュースがあった。昨年の12月、オバマ大統領は17日、これまで50年にわたって国交を断絶してきたキューバとの国交正常化に乗り出すと発表した。あのキューバ危機の時は私は16歳。子供ながら、その緊迫感を感じていたことをよく覚えている。米国の経済封鎖が解除されれば、新しい市場としての期待が一気に高まる。

そのキューバ、アメリカの南東、マイアミからわずか150kmのカリブ海に浮かぶ国。ラテン音楽が好きだった私は、中南米への憧れが強く、未だなしえていないが行ってみたい国のひとつである。そのニュースをきっかけに、キューバの首都ハバナの現在の特集がレポートされていたが、ハバナといえば私には忘れられない優れた音楽ドキュメンタリーがある。「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ/Buena Vista Social Club」。この映画が、私のキューバへの憧れをさらに強くしたとも言える。かってそのことを書いた記事、「男唄に男が惚れて(5) ~バルー、サルバドール、セグンド 人生の達人たち~」から再録してみる。

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JAZZギタリストでもある、「ライ・クーダー/Ry Cooder」が、キューバ音楽の伝説的なアーティストたちをドキュメンタリー映画としてまとめた「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」をみたのは、1999年、仕事でヨーロッパからシカゴに向かう大西洋上の機内であった。この映画は、1932年ハバナに設立され、かってアメリカ資本華やかなりし頃、全盛期を迎えた「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」で活躍したミュージシャンたちと、今はもうすっかり老いてしまったが、彼らが150年の歴史のある「ソン」という伝統音楽を、その後のキューバ革命の荒波をくぐってを守り続けてきたことを描いたドキュメンタリーである。帰国するなり、すぐにCDを手に入れるほど魅せられたドキュメンタリー。革命の嵐を超え、自分たちの音楽を守り抜いてきた誇りと矜持に支えられ今でも現役のミュージシャンであり続ける伝説の老ミュージシャンたち。主役は当時89歳になるという「コンパイ・セグンド/Compay Segundo」。老いてはいるが、輝きを失っていないその魅力的な表情と歌の力。ここにも、かくありたいと思う「老い」の一つの到達点を見た思いがする。

ブエナ★ビスタ★ソシアル★クラブ Film Telecine Version [DVD]

東北新社

ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ

オマーラ・ポルトゥオンド / ライス・レコード

Buena Vista Social Club-Chan Chan」  ツア-ライブから。

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フル・アルバムがアップされていました。 「Buena Vista Social Club - FULL ALBUM」

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1. チャン・チャン
2. デ・カミーノ・ア・ラ・ベレーダ (道を踏み外すな)
3. エル・クァルト・デ・トゥラ (トゥラの部屋)
4. ブエブロ・ヌエボ (新しい民族)
5. ドス・ガルデニアス (クチナシの花をふたつ)
6. イ・トゥ・ケ・アス・エチョ? (私の花に何をした?)
7. ベインテ・アニョス (二十年)
8. エル・カレテーロ (荷馬車引き)
9. カンデラ (火)
10. アモール・デ・ロカ・フベントゥッド (青春時代のいい加減な愛)
11. オルグリェシダ (誇りを持って)
12. ムルムリョ (ささやき)
13. ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ
14. ラ・バヤメーサ (バヤーモの女)

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そしてもう一つのわたしの「ハバナ」。それはラム酒、「ハバナ・クラブ 7年」である。灼熱の太陽をたっぷり浴びて育った上質のサトウキビを原材料に、伝統的な技法によって造られる「ハバナ・クラブ」は、カカオのような甘さがあり、バニラとカラメルの香りをまとい、極めてまろやか味わいが特長。それがいたく気に入ってしまい、現役の頃この酒は一時、酒場での私の定番だったことがあるほどだった。久しぶりに「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」を聴いていたら、無性に「ハバナ・クラブ」が飲みたくなった。そして、フロリダ半島、マイアミの先、「キー・ウェスト」まで点々と続く島々の途中のホテルで、暑い日差しの中、メキシコ湾からの風に吹かれながら、ラム酒を煽り、午睡に耽ったことも思い出した。

路傍の花、樹々の鳥(72) ~ 春の花が勢揃いして(5) ~

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やはり圧倒的なボリュームで迫ってくる方が華やかでいい。そんな「モッコウバラ(木香茨、木香薔薇)」が庭先に多く見かけるようになりました。枝に棘がないのでそれとわかる。例外なく黄色。白の方が開花が遅いのだろうか。

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これもこの時期、多くの家の庭先で見かける「コデマリ(小手毬)」。枝垂れた純白の球形の房が軽やかで鮮やかである。我が家の「コデマリ」は、開花までいま一息 ・・・。

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我が家では、「ボタン(牡丹)」の方が一足先に咲いてしまったが、これは見事な大輪の「シャクヤク(芍薬)」。「牡丹」が「花王」と呼ばれるのに対し、「芍薬」は花の宰相、「花相」と呼ばれるという。また「ボタン」が樹木であるのに対して、「シャクヤク」は草であるそうだ。その名の通り、漢方の生薬である。中国を旅すると、この「芍」の字の看板が上がった薬店を多く見かける。

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さて、ご陽気にラテン・ジャズ。「フアン·カルロス·キンテーロ/Juan Carlos Quintero」。コロンビア出身のラテン・ジャズ・ギタリスト。全く知りませんでしたが、人に紹介されて知ったアーティスト。経歴など全く知りませんでしたが、ちょっと調べてみると、1964年、コロンビアのボゴタに生まれる。仕事の傍らミュージシャンだった父親と叔父の影響を受けて育ったという。その後一家はアメリカのワシントンD.Cへ移ったが父親と叔父はバンド活動を継続したため、ギターを抱えてステージに上がったという。「バークレー音楽院」を卒業、「サンタナ/Carlos Santana」や「アントニオ・カルロス・ジョビン/Antonio Carlos Jobim」などにはラテン音楽の真髄を、「チック・コリア/Chick Corea」には、ジャズとラテンの架橋を学んだというが、結局彼の着地したところはロックであったという。

1990年にリリースされた自身の名前をアルバム・タイトルとしたデビュー・アルバム。そのギターは今でも新鮮に聴こえるアルバムは、2000年にタイトルを変えて再リリースされ、その評価もあがったという「Medellin」。

Medellin

Juan Carlos Quintero / Moondo Records

「Juan Carlos Quintero - Medellín」

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その後立て続けにリリースが続いた、「Los Musicos」(2001)、「Los Primos」(2003)。ジャケットのイラストが粋ですね。アルバムからご陽気な曲を何曲か ・・・・。

Los Musicos

Juan Carlos Quintero / Moondo Records

「Juan Carlos Quintero - El Camino」

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Los Primos

Juan Carlos Quintero / Moondo Records

「Juan Carlos Quintero – Los Primos」

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「Juan Carlos Quintero - Musica Para El Mundo」

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嬉しい誤算

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朝、山遊びに向かおうと玄関を開けた時、目に飛び込んできたのは、庭の真っ赤な「ボタン(牡丹)」。昨日見たときは、蕾は相当膨らんではいたが、咲くのはもう少し先と思っていたから、「シャクヤク(芍薬)」より早かったこの開花にはちょっとびっくり。嬉しい誤算。

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そして、山の駐車場に車を止め、目に付いたのが、「クマノミズキ(熊野水木)」。「三重県熊野地方に生育するミズキ」という意味の和名のように、近畿以西に多いという。この山周辺にに多く自生するが、花が開くのは、いつもは梅雨のころである。花が咲いているのは、この一本だけ。従ってこんなに早い「クマノミズキ」とはびっくり。しかし、ちょっと自信はない。

(訂正:やはり間違いでした。これは「ガマズミ(莢蒾)」です。)

そして、今日はといえば、子供達と竹馬を作り、昼には具沢山の「すいとん(水団)」を作って食べようというイベントのサポート。抜群のお天気。10時30分頃には駐車場もいっぱいとなり、たくさんの家族連れが来園。イベントにも30人程の家族が参加、用意した材料の竹がなくなってしまうほどの盛況であった。これはちょっと嬉しい誤算。

さて、すこしJAZZYなボッサを今日も楽しみましょうか。ジャズ・フルートといえば、この人、「ハービー・マン/Herbie Mann」でしょう。この人もボサノバをアメリカに持ち込み、流行らせた立役者の一人。

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「ハービー・マン」は、1930年、ニューヨーク・ブルックリン区で、ルーマニアとロシアの家系をもつユダヤ人の両親の間に生まれた。初めてプロとして舞台に立ったのは15歳のときだという。最初は、バス・クラリネット、テナー・サックスおよびソロ・フルートを担当したが、20歳を過ぎる頃からはバップ・フルートの第一人者たるべく志し、フルート一本に絞った。

私が彼のを好きなのは、常に時代を先取りしたその先進性である。1959年には、政府支援のアフリカ旅行に同行して、アフロ・キューバン・ジャズのアルバム「フルーティスタ/Flutista」を録音、そして1961年には、ブラジルに旅して、「アントニオ・カルロス・ジョビン/」や、ギタリストの「バーデン・パウエル/」ら現地ミュージシャンを引き連れて、レコーディングをするため帰国した。そして1962年の「カミン・ホーム・ベイビー/ Comin’ Home Baby」が大ブレーク。これがボサノバが大流行するきっかけとなった。さらに1969年のフュージョン或いはジャズ・ロック・スタイルのヒット・アルバム「メンフィス・アンダーグラウンド/Memphis Underground」。ジャズ至上主義者からの批判は浴びたにせよ、新しいジャンルを開拓したことは間違いない。そんな意味ではジャズ界における優れたマーケッターだったと言えるかもしれない。

惜しくも2003年7月1日この世を去ってしまった。

お得意のブラジルをテーマに吹き込んだラテン・ジャズの快作は、「ブラジル、ボサノバ&ブルース/Brazil,Bosa Nova & Blues」。

ブラジル、ボサノバ&ブルース

ハービー・マン / EMIミュージックジャパン

奔放なフルートが弾けるようだ。「Herbie Mann – Brazil」

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「Herbie Mann – Minha De Saudade」

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「Herbie Mann – One Note Samba」

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こちらはボッサではありませんが、オーケストラをバックにスタンダードを詩情豊かに演奏する「ハービー・マン」。「ラヴ・アンド・ザ・ウェザー/Love and The Weather」。1957年盤の再リリース。とてもあのバップ・フルートやフュージョン・フルートの「ハービー・マン」と同一とは思えません。穏やかで、優しく ・・・。残念ながらYOUTUBEでは見つけられませんでした。ジャケットには、黒縁眼鏡をかけ。色白で細面のまるで銀行員よような彼の写真が載っている。

ラヴ・アンド・ザ・ウェザー

ハービー・マン / SOLID/BETHLEHEM

路傍の花、樹々の鳥(71) ~ 春の花が勢揃いして(4) ~

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「ツツジ(躑躅)」。これはお見事。その圧倒的なボリュームと紅白のコントラスト。

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ウォーキング途中の公園の藤棚。例年より少し早いようだがいっぱいに咲きこぼれている。

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普通は園芸種はあまり取り上げがないが、これもお見事。ウォーキング道筋のお宅の玄関脇に咲く純白、大輪の「クレマチス/Clematis」。花に込めた丹精が感じられる。映画のワンシーンのよう ・・・。

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春の宵、なにか異国の情緒に浸れる聴きやすいアルバムをということで、引っ張り出してきたのは、私にとっては、相当珍しいチョイスですが、「桑山哲也」の「アカプルコの月」。アコーディオンとかハーモニカ、かなりアナログでアコースティックな楽器ですが、なにかゆったりした気分になれる音色を聴いてみたいと思う時もあります。

「桑山哲也」。1972年、北海道、札幌市生まれ。日本でただひとりベルギー配列ボタン・アコーディオンを操るアコーディオン奏者。父、「桑山真弓(作曲家、アコーディオニスト)」より6歳からアコーディオン(ピアノ鍵盤式)を学ぶ。12歳で第4回全日本アコーディオン・コンテスト・ジュニア第一位。14歳の時、「イヴ・モンタン/」等の伴奏にも携わっていたフランス屈指のアコーディオン奏者で当時千葉に住んでいた「デデ・モンマルトル/Dede de Montmartre」氏に師事。同時にボタン・アコーディオンに転向し、約2年間にわたりフランス音楽のエッセンスを徹底的に教え込まれたという。その後数々のコンテストで受賞、「菅原洋一」のツアー・バンドのメンバー、フランス・ミュゼットのバンド「ビストロ・テンポ」への参加などを経て現在に至る。(参照「桑山哲也オフィシャルサイト」より)

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アカプルコの月

桑山哲也 広瀬健二 高橋辰巳 黒木千波留 山田智之 村上“ポンタ”秀一 北村晋也BMG JAPAN



上のアルバムから、「アカプルコの月」、「哀愁のミュゼット」のオリジナル2曲。

「アカプルコの月 - 桑山哲也」

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「哀愁のミュゼット - 桑山哲也」

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桜も雑草もたくましいなあ

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先日、このブログで数日前に報告したばかりの「エドヒガン(江戸彼岸)」桜の直播きした種からの新芽、見る見るうちに大きく成長していってます。最初は8株ほどの新芽だったのが、後からも次々と芽を出し、今は20株を優に超えています。いや、たくましい。

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玄関脇の観葉植物の鉢。風に運ばれたか、鳥が運んできたか、観葉植物の脇から出た雑草(そんな名前の植物はないのですが、名前が分からないので ・・・)の芽が、家主を押しのけて可憐な花を咲かせました。いや、これもたくましいものです。 【追記 ある方から教えていただきました。キョウチクトウ科の「ヒメツルニチニチソウ(姫蔓日々草)だそうです。相当に繁殖力が強いそうです。】

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さて、音楽。私は皆さんと同じように「禁じられた遊び」からギターに入った口ですが、時々思い出したように聴きたくなるギタリストがいます。さて、そんな今宵のギターは、ブラジル出身のギタリストで作曲家の、「セバスチャン・タパジョス/Sebastiao Tapajos」。

「セバスチャン・タパジョス」。1944年生まれ。9歳のときに父親からギターを学び始め、後に20代のころ、ヨーロッパに留学し、リスボンとマドリードでギターを学んだ。2000年代には、ヨーロッパでツアーも。彼のキャリアの中で50以上のアルバムをリリースしているという。。「バーデン・パウエル/Baden Powell」の陰に隠れて目立たなかった感があるが、パウエルを超える速弾きのギターの名手であると私は思っている。

かって、彼のLP盤を所有していたが、手元から逸し、長い間そのCD復刻版を探していたアルバムは、「Sebastiao Tapajos/Brasil – El Arte De La Guitarra (trova 1971録音)」。 ひょんなことから、その復刻版CDが見つかり、その喜びをこのブログに載せたことがある。(参照拙ブログ 「出会えた喜び」

パウエルを超える速弾きのギターの名手。バロック・ジャズかと思うような曲調をもつ「Alemande」、甘美なメロディをもつパウエル&モラエスの「Samba em Preludio」。ジョピンの「Amei Demais」ほか珠玉のボッサ12曲。折に触れて引っ張り出してくる私にとっての名盤、「Brasil – Arte De La Guitarra」。

Arte De La Guitarra / En Buenos Aires

Sebastiao Tapajos / Intercd Brasil

嬉しいことにフルアルバムがアップされています。

「Sebastiao Tapajós – El arte de la guitarra」

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さて、ボッサといえばもちろんブラジルが発祥であるが、隣国アルゼンチンにも波及し、大変盛んであったという。そんな名残が、後に「ベレーザ/Beleza」、「ガブリエラ・アンダース/Gabriela Anders」、「カレン・ソウザ/Karen Souza」などを輩出したことにも窺えるようだ。ブラジル出身のタパジョスが、アルゼンチン・ボッサの草分けであるアルゼンチンの女性シンガーの「マリア・ナザレス/Maria Nazareth」、ベーシストの「アルナルド・エンリケス/Arnaldo Henriques」とコラボしたアルバムが、アルゼンチで録音された「Sebastiao Tapajos/Maria Nazareth/Arnaldo Henriques」(1973年)。アルゼンチン・ボッサの名盤として名高い1枚だそうだ。

その早弾きの超絶テクニックを如何なく発揮するタパジョスのギターとマリアのキュートな魅力に、エンリケスのヴォーカルが加わって織り成す軽快なボッサ。

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セバスチャン・タパジョス,マリア・ナザレス,アルナルド・エリンケス

マリア・ナザレス,アルナルド・エンリケス,セバスチャン・タパジョス / インディーズ・メーカー


「おいしい水」などのメドレーからアルバムは幕を開ける。
「Sebastiao Tapajos, Maria Nazareth e Arnaldo Henriques – Potpourri(Medley)」

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「Sebastião Tapajós Maria Nazareth Arnaldo Henriques – Tamborim de Prata」

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炭火で飯を炊く

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毎年冬に、かってはこの地域の特産品であった「菊炭(一庫炭、池田炭とも)」を焼く、いわゆる炭焼きの技術を伝承するためにボランティアで炭を焼いている。しかし、始めてからもう5年、家に持ち帰ってきた炭が溜まる一方である。「クヌギ(櫟、椚)」を原材料とし、今では茶会などで使われる炭である。BBQなどにはもったいないが、溜まる一方でそんなことも言っていられない。私は、茶の湯や家庭菜園もしないし、BBQもしないので、もっぱら、消臭剤、湿気取り、飾り炭などがもっぱらであるが、そんな程度では一向に炭は減らないのが悩みの種。

そこで、去年買ってあった「七輪(しちりん)」を引っ張り出してきた。気候もよくなってきたので、土鍋で飯を炊こうという算段である。ふたり分で二合、ちょうど炊くのにいい量である。私は炭で火を熾(おこ)すのは熟れているが、炭で飯を炊くのは初めて。妻とて同じである。火を熾し、土鍋をかけてから30分ほどで、湯気が出、香ばしい匂いが漂い始めてから、七輪から土鍋を。おろす。しばらく蒸してから蓋をとると、柔らかすぎでも硬すぎでもなく、むろん芯もなく、ちょどいい具合にふっくらと炊き上がっていた。米が立っているのである。もちろん旨いことは言うまでもないが、これに味をしめた妻は、「毎日、炭で飯を炊く」と言い出した。火を熾し、始末をするのは私なんですが ・・・。

炭焼き技術の伝承はしっかりできるようになったが、炭のニーズの掘り起こしはまだまだ。消費の方も知恵を出して考えなくては、炭焼きは完結せずに、宝の持ち腐れとなってしまう。こちらの方は、技術の伝承より、はるかに難しいようだ。

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さて、炊き上がった旨い飯を食いながら想像するのは、稲穂、一面黄金色になる秋の田んぼ。聴こえてくるのは、「エヴァ・キャシディ/Eva Cassidy」の「Fields Of Gold」。オリジナルは、「スティング/Sting」。






「♪ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  You’ll remember me when the west wind moves  大麦畑の上を西風が流れていく時
  Upon the fields of barley             君は僕を思い出すだろう
  You can tell the sun in his jealous sky     嫉妬している空に輝く太陽に言っておあげよ
  When we walked in fields of gold        黄金色に輝く世界を僕たちは歩んできたのだと ♪」

ボーカリスト、「エヴァ・キャシディ1963年 – 1996年)」は、アメリカ、ワシントンD.C.に生まれ、その近郊で育つ。年少の頃から音楽・芸術への興味を示し、エヴァが9歳のときにギターを弾き始めたという。1992年にジャズ、フォーク、ゴスペル、カントリー等の音楽を独自の解釈で表現した「The Other Side」でデビューするも、ほとんど知名度はなかった。残念なことに、1996年に33歳の若さで 皮膚癌により死去。

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エヴァ死去の4年後、カヴァー曲の「虹の彼方に/Over the Rainbow」が、イギリスBBCラジオ2で紹介されたことをきっかけに大きな反響を呼ぶ。程無くしてリリースされたコンピレーションアルバム「Songbird /虹の彼方に」が、イギリスのアルバム・チャートのトップになる。アルバムが発売されてからおよそ3年後のことだった。

そんな悲劇のディーヴァ、私のご贔屓のひとりで、何回もこのブログで取り上げた。ジャズ、ブルース、フォークソング、カントリー、ポップスなど幅広いジャンルの曲を、ギターの弾き語りという形で、澄み切った声と心に迫る歌唱力で歌い上げる。(参照拙ブログ「今もひそやかに唄い続ける ・・・ ~エヴァ・キャシディ~」「路傍の花、樹々の鳥(4) ~愛鳥週間~」などなど)

これは彼女が亡くなった年、ワシントンDCにある老舗ジャズ・クラブ、「ブルース・アレイ/Blues Alley」で行ったライブ・アルバム。彼女の死後、1年後にリリースされた。

Live at Blues Alley

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このアルバムは、「Live at Blues Alley」と「Eva by Heart」の2アルバムのコンピレーション盤。

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Eva Cassidy / Blix Street

どちらにも収録されている「Fields of Gold」。

「Eva Cassidy – Fields of Gold」

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10年後のアンケート

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一ヶ月ほど前のこと。NHK神戸放送局より、首都圏で就職している次男に一通の封書が届いた。開けて見ると、「JR福知山線脱線事故に関するアンケート」のお願いである。

そう10年前の2005年(平成17年)年4月25日午前9時18分ごろに発生した事故。乗客と運転士合わせて107名の死者、560名を超える負傷者を出したあの未曾有の大惨事の電車に、次男は乗っていたのである。当時、大学4年生、通学の途中の事故であった。

幸いなことに、なぜかその日は最後尾7両目の車両に乗っていたため、わずかなかすり傷で済んだ。運が良かったとしか言い様がない。息子が最悪の事態になっていても、決しておかしくはなかったのだ。亡くなった人の家族、負傷者やその家族の皆さんが、深刻な傷の後遺症やトラウマ、PTSD(心的外傷後ストレス障害)に苦しむ日々を過ごしているという記事を見ると決して他人事とは思えないこの10年間だった。次男は、事故発生後、すぐにパトカーで最寄りの病院に運ばれたため、凄惨な現場も見ずに済んだので、トラウマ、PTSDにもならず、健康な日々を送っている。

次男にアンケートを渡したら、答えることで、少しでも同様な事故がなくなることにつながればと、アンケートに記入していた。あの事故は、明らかに安全管理を怠ったことに起因する人災なのに、歴代の社長、経営者が誰ひとりとして責任をに問われないとは、全くもって納得できず、不可解、不思議なことにほかならない。NHK神戸ほか各TV局から事故の特集番組の放映が始まった。

犠牲者への追悼の曲、「スティング/Sting」の「フラジャイル/Fragile」。米国テロ事件直後、多数の犠牲者に追悼の意を込めて行われたライヴを収録したアルバム「・・・オール・ディス・タイム/…All This Time 」から。

「♪ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  いつまでも雨は降り続くだろう
    星が涙を流しているように  星が涙を流しているように 
     いつまでも雨は降り続くだろう
      我々はどれほど脆い存在なんだろうか 我々はどれほど脆い存在なんだろうか 
       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・         ♪」              

・・・オール・ディス・タイム

スティング / ユニバーサル インターナショナル

2001年9月11日、アメリカ同時多発テロ直後、トスカーナにあるスティングの自宅で行われたライブ。WEBによるライブの配信を企画していたが、配信は一曲を除いて中止。「この一曲だけを犠牲者に捧げるために配信する」と語って、スチングは歌いだした ・・・ 。

「STING – Tribute to WTC Victims – Fragile (Live in Italy on September 11, 2001 )」

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まるでブラシのようですが、これも「桜」です

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いよいよ遊びの山の最後の桜、「ウワミズザクラ(上溝桜)」が咲きだした。上の写真は数日前、駐車場の脇に咲き始め、今が満開のもの。ご覧のように、ブラシのような特徴的な花の形がよくわかる。なぜこれが桜なのか?というような、一見、とても桜とは思われないような形をしている。下の写真は先日、周辺を整備した斜面にある「ウワミズザクラ」の大木。周遊する自然観察路から目立って見えるようになったが、この木はまだまだ蕾。開花にはあと一週間くらいかかりそうである。

「ウワミズザクラ」が属するのは、「イヌザクラ(犬桜)類」。「イヌ」とは、一般的につまらないもの、役にたたないものを指すが、この「サクラ」の仲間はいずれも小さくて多数の白い花が総状につき、ほかの桜に比べ、派手さや豪華さはないので、「イヌザクラ」という名がつけられたと言われている。和名の「ウワミズザクラ」の由来は「上溝」で、「溝」とは占いに最も多く用いられたカメの甲羅(亀甲)につけられた溝を指し、「ハハカ(波波迦;ウワミズザクラの古名)」を燃やし、その上で亀甲を焼いて、ひび割れの形で収穫を占ったという。そのことから、「上溝(ウワミゾ)」が変化して「上溝(ウワミズ)」となったという。「古事記」あたりにも、その辺のことが記載されているとか ・・・。古くから「桜」が日本人の生活と密接な関係があったということが窺える。(WikipediaなどNET参照)

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さて、もうひとりだけジャズ・フュージョン界を代表するギタリストを取り上げてみました。

「ラリー・カールトン/Larry Carlton」。1948年生まれ、アメリカ、カリフォルニア州出身。6歳の頃からギターを始め、ハイスクール時代には、「B.B.キング/」や、「ジョン・コルトレーン/」に影響を受け、ジャズを演奏し始めたという。いくつかのコンテストに出場して腕を磨き、1968年にはファースト・アルバム「With a Little Help from My Friends」をリリース。その後もソロでの経歴を重ね、1971年から1976年までは、「ザ・クルセイダーズ/」に参加する。その後、南カルフォルニアにある自宅のプライベート・スタジオ「Room 335」で銃撃されるなど悲劇にも見舞われたが、見事克服し、活動を再開、いくつものグラミー賞を受賞している。2003年には、10年ぶりに彼の原点ともなる、全編ブルースとなるアルバム「Sapphire Blue」をリリース。

Sapphire Blue

Larry Carlton / Imports

「Larry Carlton – Sapphire Blue」

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フル・アルバムもアップされていました。

「Larry Carlton – Sapphire blue (full album)」

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路傍の花、樹々の鳥(70) ~ 子育て奮闘中 ~

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4月の前半から中旬にかけ連日、雨と風、そして冬に戻ったような寒い日が続いた。そんな日でもできるだけウォーキングを欠かさないようにしている。樹々ではないが、雨が振り込まない商店街のアーケードの梁に燕が巣を作り、子育てをしている。例年のように、やってきては巣作りをしている。商店街の人や近隣の住民たちもわかっていて、糞害はあるものの巣を壊したりするようなことはせずに、見まもっている。

この日も、羽毛がぼそぼそに毛羽立つほどびしょ濡れになりながら、せっせと巣に餌を運んでいる姿が見られた。そして、一転今日は暑いくらいの陽気。ご近所の「スズラン(鈴蘭)」も花を付け出した。季節はもう初夏を先取りしているようだ。

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さて、今宵はピアノ。やっと手元に届いた「ジョバンニ・ミラバッシ/Giovanni Mirabassi」の新譜。最近のミラバッシ、オーケストラとのコラボや、フルート、アルトサックス、ヴァイヴ、トランペットとのカルテット仕立てで新しい「ミラバッシ世界」を模索しているかのような印象を持っていた。そのひとつの答えが、この新譜であろうか。アルバムは「No Way Out」。「後が無い、逃げ場がない、出口がない」、そんな意味ですが、「とことん追い込んで、試行錯誤を重ねた結果を見てくれ」、そんな気迫がタイトルに込められているような気がする。

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本作は、全曲がミラバッシのオリジナル楽曲で構成。いままでの抒情あふれるミラバッシ美学に加えて、スピード、パワーがアグレッシブさを増し、そこにアメリカの超絶技巧ヴィブラフォン奏者「ステフォン・ハリス/Stefon Harris」の繊細で透明感溢れる音色が絡んで、いままでのトリオとは違ったスリリングで密度の高い空間が広がる。いや、脱帽! パーソネルは、「ジョバンニ・ミラバッシ/Giovanni Mirabassi (p)」、「ステフォン・ハリス/Stefon Harris (vib)」、「ジャンルカ・レンツィ/Gianluca Renzi (b)」、「ルクミル・ペレス・エレーラ/Lukmil Perez Herrera (ds)」。2013年12月ブルックリンでの録音。

No Way Out

Giovanni Mirabassi Quartet / CAM Jazz

YOUTUBEにはまだアップされていません。以下でさわりだけの試聴が可能です。
「Giovanni Mirabassi/No Way Out/Cam Jazz」
また、「ミラバッシのHP」でも ・・・。

ヴァイヴではなくトランペットですが、カルテット仕立ての2004年のコンサートから、アルバム収録曲と同じ「Il bandolero stanco」を ・・・。

「Il bandolero stanco – Giovanni Mirabassi」

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