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60歳過ぎたら聴きたい歌 (92) ~ コートにすみれを ~

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「スミレ(菫)」は、4月に咲く花の代表の一つといっていい。いろんな種類の「スミレ」が遊びの山にも、ウォーキングの道筋にも ・・・。「パンジー」や「ビオラ」も「スミレ」の仲間で外来の園芸種とか。この時期になるとあちこちで見かけるためか、やや印象の薄いきらいはあるが ・・・。しかし、日本人にとって人気のある花の一つであることは間違いない。こういう何の変哲もない地味な花が気になりだしたのは、歳をとった証拠であろうか ・・・。

隣町にあり、去年100周年を迎えた「宝塚歌劇団」を象徴する歌である「すみれの花咲く頃」の元歌は、古いシャンソンであるという。今回、「60歳過ぎたら聴きたい歌」で取り上げるのは、もうひとつの「すみれ」の歌、 「コートにすみれを」という邦題で知られている「Violets For Your Furs」(1941)である。「トミー・ドーシー楽団/the Tommy Dorsey Orchestra」の専属アレンジャーだった「マット・デニス/Matt Dennis」が1941年に作曲した、ちょっと気障なラヴ・ソング。冬の歌ではあるが、すみれの花に春のような恋の気分を託した歌は4月でもふさわしい。

【 Violets For Your Furs/コートにすみれを 】
                作詞;トム・アデア/Tom Adair 作曲;マット・デニス/Matt Dennis

「♪ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  I bought you violets for your furs         僕があげたすみれの花をコートに飾ったら
  and it was spring for a while, remember?  ちょっとだけ春を感じられたことがあったね
   I bought you violets for your furs        僕があげたすみれの花をコートに飾ったら
  and there was April in that December.    12月なのに4月のような気分になったね

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   I bought you violets for your furs        僕があげたすみれの花をコートに飾ったら
   and there was blue in the wintry sky,     冬空に明るい光が差し込んできたね
  You pinned my violets to your furs        僕があげたすみれの花をコートに飾ったら
   and gave a lift to the crowds passing by,  道ゆく人々が笑顔で微笑んだね

  You smiled at me so sweetly,            君は僕を見て、とっても優しく微笑んだ
   since then one thought occurs,          その時なにかが芽生えたんだね
  That we fell in love completely,           そして二人は恋に落ちたんだ
   the day I bought you violets for your furs.   すみれの花をコートに飾ったら時からね ♪」

この歌を有名にしたのは、やっぱり、大御所「フランク・シナトラ/Frank Sinatra」の「Song for Young Lovers」(1953年)でしょうか。「チェット・ベイカー/Chet Baker」も負けじといい味を出しています。

Songs for Young Lovers & Swings Easy

Frank Sinatra / EMI Europe Generic



With 50 Italian Strings

Chet Baker / Ojc

しかし、やっぱり、女性ヴォーカルがこの歌には似合いそう。「ビリー・ホリデイ/Billie Holiday」が衰えた体と精神を振り絞って録音した晩年の傑作、「Lady in Satin」(1958)に収録されたこの歌は哀感を誘う。そして、我が長年のミューズ、「ステイシー・ケント/Stacey Kent」も歌っています。この歌は、明るく可憐な歌声がいいですね。

Lady in Satin

Billie Holiday / Sony Jazz

Dreamsville

Stacey Kent / Candid Records

「Stacey Kent – Violets For Your Furs」

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そして女性ヴォーカルからもうひとり、大人を感じさせる歌い手、スウェーデンの「モニカ・ボーフォース/Monica Borrfors」。1954年生まれ、後に夫となる「イョスタ・ニルソン/Gösta Nilsson」のピアノに魅せられて歌手になり、1980年にデビューという。あまり情報がないのですが、彼女は、現在ストックホルムを中心として活躍を続け、10枚を超えるアルバムをリリースしているという。(参照拙ブログ「スウェーデン美女シンガー図鑑(13 ) ~忍び寄って来たバラード唄い~」

その彼女の初めての日本盤、「A Certain Sadness」は、コルネット、ギター、ベースというちょっと変わった編成のトリオ、「スイート・ジャズ・トリオ/」との共演盤で、スタンダード・ナンバーのバラードが主体。

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A Certain Sadness

モニカ・ボーフォース / インディペンデントレーベル



「Monica Borrfors – Violets for Your Furs」

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演奏盤であげるとすれば、1957年にリーダーとして初めて録音した「ジョン・コルトレーン/John Coltrane」の「Coltrane」でしょうが、私は、「お風呂」としておなじみの「マーティ・ペイチ/Marty Paich」の「I Get A Boot Out Of You」に収録されているナンバーが好きです。

コルトレーン

ジョン・コルトレーン / ユニバーサル ミュージック

アイ・ゲット・ア・ブート・アウト・オブ・ユー

マーティ・ペイチ / ワーナーミュージック・ジャパン

「Violets for Your Furs – Marty Paich Big Band」

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