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音楽は格闘技である  ~映画「セッション」を観て~

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「音楽は格闘技である」 観たあとで素直にそう感じた映画は、「セッション/原題: Whiplash」。ジャズ・ドラムを学ぼうと、名門音楽学校に入った青年と、彼にすさま­じいスパルタ的指導を行う教師との葛藤を描いたドラマ。公開当初から観たかったが、残念にも上映している映画館が近くになかったので、DVDが出るまで待っていた映画である。

「セッション」は、2014年にアメリカ合衆国で製作されたドラマ映画。監督・脚本は、「デミアン・チャゼル/Damien Chazelle」、主演は、「マイルズ・テラー/Miles Teller」、助演は「J・K・シモンズ/J K Simmons」。「デミアン・チャゼル」は、なんと28歳にしてこの作品を作り上げ、第87回アカデミー賞で5部門にノミネートされ、3部門で受賞した。

ジャズ・ドラマーを目指して名門音楽大学(ジュリアード音楽院あたりがモデルか?)に入学した「ニーマン(マイルズ・テラー)」は、「フレッチャー(J・K・シモンズ)」のバンドにスカウトされる。ここで成功すれば有名な音楽家になるという野心は叶ったも同然。だが、待ち受けていたのは、天才を生み出すことに取りつかれたフレッチャーの常人には理解できない「完璧」を求める狂気のレッスンだった。浴びせられる罵声、仕掛けられる罠…。ニーマンの精神はじりじりと追い詰められていく。恋人、家族、人生さえも投げ打ち、フレッチャーが目指す極みへと這い上がろうともがくニーマン。しかし…。

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WHIPLASH

Sony

「映画『セッション』予告編」

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調べてみると、原題の「whiplash」は、「whip(ムチ)」+「lash(激しく叩く)」で「鞭打ち」という意味。 また、「Whiplash」は、ジャズ作曲家でサキソフォン奏者でもある「ハンク・レヴィー/Hank Levy(1927 – 2001)」作曲の曲で、7/4拍子と14/8拍子の変拍子の曲で、フレッチャーがドラマーの実力を試す場面で使われている。主演のマイルズは、ジャズ・ドラマーを演じるため、2か月間、一日に3~4時間もジャズ・ドラムの練習を続け、劇中自ら演奏しており、作中の手からの出血のシーンはマイルズ本人のものであるという。これほどスリリングな音楽映画を初めて見た。

ドラマとしては最高の出来栄えであったが、見方を変えて、JAZZ映画としてはどうだろうか。パワフルなドラミングに、圧倒されることは圧倒されるのだが、私がフルバンドのJAZZにはあまり興味がないためか、「キャラバン」以外は知らない曲も多く、演奏も平板な印象でJAZZにノリノリという感じにはなれなかった。スポ根アニメのようなシゴキ描写も気になるし、「ただ早く叩けばいい」と思い込んだり、ジャズを成功するための手段と考えている主人公のJAZZへの姿勢も気になった。しかし、ドラマとしてみれば、間違いなく今年のベスト5に数えることができよう。

Whiplash

Original Soundtrack / Varese Sarabande

サウンドトラックから、原題でもある「Whiplash」。

「Whiplash Soundtrack – Whiplash」

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ラスト・シーンで使われた「キャラバン」。

「Whiplash Soundtrack – Caravan」

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