JAZZYな生活

プレミアムエイジ ジョインブログ

再生を願って

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2回目の炭焼きもほぼ一段落。後は窯を開けるのを待つだけ。10年後にも炭材に適した大きなに、「台場クヌギ」が育つようにと今年伐採したクヌギの切り口、一本一本に防腐剤を塗る。この後作業も大切な作業である。10年後に炭焼きを継承してくれている仲間に、ちゃんと炭材を残していかなければならない。鹿の食害がますますひどくなる中で、このことが大変重要な課題となってきている。大げさに言えば、「持続可能」、「再生」。これも我々が考えなくてはならない大きなテーマ。

さて今宵は、「エヴァ・キャシディ/Eva Cassidy」。新作(?)が届いたからである。もう何回も取り上げている私ご贔屓の歌手。その素晴らしい歌唱力がゆえに、死後に人気があがり、いまだにそれが続いているという稀有の女性シンガー。

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1963年、ワシントンD.C.近郊に生まれる。小さいころからジャズとフォークに親しみギターを習っていたという。1986年に「メソッド・アクター / Method Actor」というグループ に参加しアルバムを1枚残す。その後、ワシントンDCでプロデューサーをしていた「クリス・ビオンド/Chris Biondo」と知り合い、「チャック・ブラウン/Chuck Brown」のヴォーカリストに推薦される一方、ビオンドと一緒に暮らしながら、多くの曲を録音した。「さあ、これからアルバムをだして ・・・」という矢先、皮膚癌のために1996年11月2日にでわずか33歳で亡くなってしまった。

エヴァの死去の4年後、カバー曲の「虹の彼方に/Over The Rainbow」が、イギリスのラジオで紹介されたことをきっかけに大きな反響を呼ぶ。程無くしてコンピレーション・アルバム「Songbird」がイギリスのアルバム・チャートのトップになった。それも、アルバムが発売されてから、およそ3年後のことだった。

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「エヴァ・キャシディ/Eva Cassidy」で検索をすれば、10数枚のアルバムがラインナップされてくる。しかし、リリースを予定していたと言われるのは、生前の1枚、「The Other Side」を除いて、「Live At Blues Alley(96)」、「Eva By Heart(97)」の2作だけだとか ・・・。残りのアルバムは、音楽パートナーや遺族などによって、残された音源から編集し、死後にニュー・アルバムとして、リリースされたものである。死後15年の節目、2011年には「Simply Eva」、そして、20年目を前にした昨年11月にリリースされたのは、CD2枚組み+DVDの「Nightbird」。

これは彼女が亡くなった年、1996年の1月3日にワシントンDCにある老舗ジャズ・クラブ、「ブルース・アレイ/Blues Alley」で行ったライブの全曲を収録したアルバムで、彼女の死後、1年後にリリースされた名盤「Live at Blues Alley」の完全版といっていいだろう。18+15=33曲、ライブ映像は、12曲が収録されれているファン必携のお宝盤。

いまもなお、人の心の中でひそやかに生き続けている彼女のピュアな声への想いが、死してもなお新しいアルバムをリリースを望み、そのアルバムが、さらなるファンを獲得し、その心を癒しているのである。死してもなおファンが増え続ける ・・・。一人の歌手の持つ「歌のチカラ」。こういう歌手を知ると、音楽とは別のことばかりが話題となり、使い捨て、消耗品、ビジネスの手段となってしまった感のある団体様全盛の日本の音楽シーンがまったくつまらなく見えてくる。

Live at Blues Alley

Eva CassidyEva Music

Nightbird

Eva Cassidy / Imports

彼女のピュアーな歌声を何曲か ・・・。世の知られるきっかけとなった「虹の彼方に」。

「Eva Cassidy – Over The Rainbow」

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今回のアルバムのタイトル曲、「Nightbird」。

「Eva Cassidy – Nightbird」

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ご存知、「明日に架ける橋」。

「Eva Cassidy - Bridge Over Troubled Water」

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窯と対話しながら、冬の一日を山で過ごす

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くどさしのタイミングを計るため、窯の状態を推測するため、温度計測を繰り返す冬の一日。暇まではあるが、コーヒーを飲みながら、仲間と炭焼き談義や世間話に花を咲かす。平年より暖かいことに加え、陽があたっているので、外はこの上なく気持ちがいい。山頂までゆっくりと上がる。葉の落ちたクヌギの枝にはまだ春の兆しは見えない。明日は立春。今宵は、恵方巻きと鰯でしょうか。2年先の炭焼きに使う薪の準備をする。割った薪を乾燥させるために組んだ「薪組み」が美しい。このように美しく崩れないように組むためには、ちょっとしたノウハウが必要なのだが、そんな技も身に付いた。何物にも代え難い冬の一日が過ぎてゆく。

さて、今宵の曲のお題は、「Winter」。最初の曲は、「Summer Me, Winter Me」。名タッグ、「ミシェル・ルグラン/Michel Legrand」作曲、「アラン・バーグマン&マリリン・バーグマン夫妻/Alan and Marilyn Bergman」作詞になるスタンダード。たしか、「フランク・シナトラ/Frank Sinatra」や「バーブラ・ストライサンド/Barbra Streisand」などの歌唱が記憶に残っていますが、今宵は、「ローラ・フィジー/Laura Fygi」のアルバム、「Watch What Happens – When Laula Fygi Meets Michel Legrand」から。

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「ローラ・フィジー」。1955年、アムステルダム生まれのオランダの女性シンガー。ちょっと中近東系のエキゾティックな顔立ちを持つ。それもそのはず、オランダ人の父親と元・ベリー・ダンサーでエジプト人の母親との間に生まれ、幼少期の8年間は、父親の海外派遣勤務に伴い、南アメリカ・ウルグァイで、ラテン音楽やジャズに親しんで育ったという。

オランダに帰国後芸能界入りし、20歳の時に「Terra」という名の多国籍グループで、プロ生活の第一歩を踏む。29から36歳の間には、オランダのお色気系3人組女性ポップス・ユニットの「センターフォールド/Centerfold」のメンバーとなり、挑発的なコスチュームで歌う彼女らは、ヨーロッパ各国での多くの人気を得たという。

その後、1991年、ファースト・ソロ・アルバム、「Introducing “Laura Fygi”」でジャズ・デビュー。先ずヨーロッパでブレーク、世界各国でもリリースされる。このアルバムは、日本では「瞳のささやき」というタイトルでリリースされたが、廃盤となり、「Bewitched」のタイトルで再プレスされた。その後、「ミシェル・ルグラン/Michel Legrand」等との協演、スタンダード・ナンバーからシャンソン、ラテンの名曲まで、20年間に15枚の多彩なアルバムを発表、30を超える国でリリースされている。思うに彼女の良さは、ソフトでハスキーな声だけではなく、エンターテイメントに徹したその歌唱が世界で人気を得ている所以ではないだろうか。

【 Summer Me, Winter Me 】

「♪ Summer me, winter me  夏の私、冬の私    
   And with your kisses,    あなたのキスはいつもそこに
   morning me, evening me  朝の私、宵の私 
   And as the world slips far away, a star away 世界が遠のいても、星がなくなっても
   Forever me with love     永遠の私は愛とともに

   Wonder me, wander me   不思議の私、彷徨う私
   Then by a fire pleasure me,  暖炉のそばにいると、
   peaceful me             楽しく幸せな気持ちになる
   And in the silence quietly, whisper me  そして静寂の中で囁く
   Forever me with love      永遠の愛とともにと
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

Watch What Happens

Laura Fygi / Verve Forecast


「Laura Fygi – Summer me, winter me」

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そしてもう一曲は、かって一世を風靡したブラスロックの雄、「ブラッド、スウェット&ティアーズ/Blood, Sweat & Tears (BS&T)」。こんなバラードがあります。「Sometimes In Winter」。1969年に発表されたセカンド・アルバム、「Blood, Sweat & Tears」から。創立者「アル・クーパー/Al Kooper」が抜けたものの、本アルバム収録の「スピニング・ホイール/Spinning wheel」のヒットで、BS&Tはロック・グループとしての知名度を得た。

Blood, Sweat & Tears

Blood,Sweat & Tears / Sony

【 Sometimes In Winter 】   by Blood, Sweat & Tears

「♪ Sometimes in Winter
   I gaze into the streets
   And walk through snow and city sleet
   Behind your room

   Sometimes in Winter
   Forgotten memories
   Remember you behind the trees
   With leaves that cried
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ♪」

「Blood Sweat and Tears – Sometimes In Winter」

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炭を焼きつつ冬の一日を遊ぶ

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炭焼きの期間中、窯の温度を上げるため、ただひたすら8時間以上薪を燃やし続ける日がある。我々全く退屈しないが、体験教室に参加してもらっている一般の参加者にとっては至極退屈な日であろう。

そこで、炭焼きや自然観察林のこと、我々の日頃の活動を知ってもらうための里山ツアーや、炭焼きの原理を学んでもらうため、そこで採取した木の実などを材料として、飾り炭をつくるといったイベントも用意している。また、参加者にいつも驚きの声が上がるのが、火打石と火打金による火熾しである。そして、玄能と楔(くさび)を使った薪割りに昔の人の知恵を感じてもらう一方、油圧の薪割り機の便利さとパカッと小気味良く割れた時の快感にも感嘆の声が上がる。

とはいえ、はやり一番人気は、七輪で餅を焼き、あずきを茹でぜんざいを作ったり、大量の炭で焼く焼き芋。真冬の戸外での作業で冷えた体を一気に温めてくれる。そんなメニューを楽しんでもらう炭焼きの一日。

さて、今宵の曲のお題は「Warm」。まずは、「ステイシー・ケント/Stacey Kent」から参りましょうか。1997年のデビュー・アルバム、「Close Your Eyes」から「Sleep Warm」。暖かい布団に包まって眠りに落ちていく。こんな幸せなことはありません。

Close Your Eyes

Stacey Kent / Candid Records

「Stacey Kent – Sleep Warm」

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そして、フリューゲル・ホルンの名手「アート・ファーマー/Art Farmer」の「Warm Valley」。同名のアルバムから。

Warm Valley

Art Farmer / Concord Records

「Art Farmer Quartet – Warm Valley」

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最後は伊達男「ロッド・スチュアート/Rod Stewart」の「I’ve Got My Love To Keep Me Warm」。この歌のタイトルがいいですね。「私を暖かく癒してくれるのは君への愛 ・・・」なんて。「トニー・ベネット/Tony Bennett」、「エラ・フィッツジェラルド/Ella Fitzgerald」、「フランク・シナトラ/Frank Sinatra」なども歌っているスタンダード。

Great American Songbook 4

Rod Stewart / J-rec


「I’ve Got My Love To Keep Me Warm – Rod Stewart」

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