JAZZYな生活

プレミアムエイジ ジョインブログ

ボサノバの布教者、ピエール・バルー逝く

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年末に突然飛び込んできた訃報。

『フランスのミュージシャンで俳優のピエール・バルーさんが28日、心臓発作のためパリの病院で死去した。82歳だった。クロード・ルルーシュ監督の映画「男と女」(66年)に出演。「ダバダバダ~」のスキャットで知られるフランシス・レイ作曲の主題歌で作詞と歌を担い、世界中でヒットした。ブラジル音楽のボサノバを仏に広めたことでも知られる』(朝日新聞より)

「ピエール・バルー(Pierre Barouh)」。数少ないわたし御贔屓の男性歌手であった。わたしも同じ「ダルトニアン(色覚異常者)」ということで、親近感もあった。

「ピエール・バルー」。私がBossa Novaに魅せられたのは、「クロード・ルルーシュ/Claude Lelouch」監督の映画「男と女/原題;Un homme et une femme 」(1966)からである。劇中、ヒロイン「アヌーク・エーメ/Anouk Aimée」のかっての夫で、命を落とすスタントマン役が「ピエール・バルー」であった。バルー自ら劇中で歌う、ダバダバダ・・・で始まる有名な「男と女」のテーマ曲、ボサノバとその創始者たちへの「讃」でちりばめられた「サンバ・サラヴァ(男と女のサンバ)/Samba Saravah 」。映画の素晴らしさは勿論、当時初めて聴くボサノバ、その新鮮な衝撃は今でも憶えている。(参照拙ブログ「ピエール・バルー   ~ダルトニアンに生まれて~ 」 「男唄に男が惚れて(5) ~バルー、サルバドール、セグンド 人生の達人たち~ 」 など)

遠くを見つめているその眼差し。
あなたがいたから、今、私たちはボサノヴァを楽しめる。
感謝。  
そして合掌 ・・・。

男と女 オリジナル・サウンドトラック 2016リマスター・エディション

フランシス・レイ/ピエール・バルー他 / 日本コロムビア

「Francis Lai, Nicole Croisille, Pierre Barouh – Un homme et une femme」

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「Pierre Barouh – Samba Saravah」

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ことしもお世話になりました

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来年は酉年。「酉(とり、ゆう)」は十二支のひとつで、「緧({糸酋})」(しゅう:「ちぢむ」の意味)で、果実が成熟の極限に達した状態を表しているとされる。後に、覚え易くするために動物の鶏が割り当てられたという。さらに、「十干」と「十二支」を組み合わせた「干支」は、「丁酉(ひのととり、ていゆう)」。「丁酉」の「丁」は「ひのと(火の弟)」とも言われ、人工的な火を表し、「酉」は、加工された金属を表すという。「火は金属を溶かす」、そのことから、「丁酉」は「相剋(そうこく)」、陰陽五行説では天地の平衡が失われるという意味を持っているという。(参照NETより)

来年の干支にちなんで、鳥のオブジェを窓辺に置いてみた。

さて、今年最後は、私の好きな「鳥」の曲のいくつかを ・・・。最初は、「Songbird」、1996年若くしてなくなってしまった「エヴァ・キャシディ/Eva Cassidy」です。「Eva By Heart」(1997)、「Songbird」(1998)、「Simply Eva」(2011)など、死後リリースされたいくつかのアルバムに収録されています。その澄んだナチュラルな声は今も人々を癒し続ける。

Songbird

Eva Cassidy / Blix Street

Eva by Heart

Eva CassidyLiason

Simply Eva

Eva Cassidy / Blix Street


「Eva Cassidy – Songbird」

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演奏の方も。「Night Bird」。「エンリコ・ピエラヌンツィ/Enrico Pieranunzi」と「チェット・ベイカー/Chet Baker」とのコラボアルバム、「Soft Journey ~Chet Baker Meets Enrico Pieranunzi~」(1980年録音)から。作曲はピエラヌンツィで、1979年12月と1980年1月に分けて年越しで、ローマのスタジオで録音されたという。パーソネルは、「Chet Baker- Trumpet」、「Enrico Pieranunzi – Piano」、「Maurizio Giammarco – Tenor Sax」、「Ricardo Del Fra – Bass」、「Roberto Gatto – Drums」。

Soft Journey[輸入盤]

Chet Baker / Egea

「Chet Baker with Enrico Pieranunzi – Night Bird」

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再び女性ボーカルで締めます。「Bird Alone」。この歌が好き。「レディ・キム/Lady Kim」で、アルバム、「レフト・アローン/Left Alone」から。オリジナルは、「アビー・リンカーン/Abbey Lincoln」の自作の歌。

「♪ Bird alone flying high  鳥が飛んでいる たった一羽で
   Flying through a clouded sky  曇り空を
   Sending mournful soulful sounds  悲しげでソウルフルな思いが伝わってくる
   Soaring over troubled grounds   トラブルに満ちた地上を見下ろして

   Bird alone with no mate  鳥が飛んでいる 仲間もなくたった一羽で
   Turning corners tempting fate  旋回することがまるで宿命かのように
   Flying circles in the air      輪を描きながら飛んでいる
   Are you on your way somewhere  どこか自分の目的地を目指して
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・     ・・・・・・・・・・・・・・・・ ♪」

レフト・アローン

レディ・キム / ヴィレッジ・レコード


「Lady Kim – Bird Alone」

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クリスマスが終われば

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クリスマスが終わったスーパーは、お正月一色。商魂たくましいというか、その変わり身も早いもので、ハロウィン、クリスマスときて、正月のあとは、バレンタイン、入学 ・・・と続く。洋風イベントばかりで、「節句」なんてどこへ行ったのか?なんて思いも。ご近所から「うるさい」とクレームが付いて、除夜の鐘や盆踊りが取りやめになることも多いとか。時代と言ってしまえばそれまでだが、日本の伝統、風習、文化 ・・に対する思いや価値観がどんどんないがしろにされ、薄れていっているようにも思える。そして、それと呼応するように、世界的にも「不寛容」がどんどんと広がっていく嫌な予感も。

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二人だけなので、最近は出来合いのおせちを少し買ってくる程度で、取り立てて正月の準備はしないのであるが、今年は2年続きの喪が明けたので、今までの年のように、ミニ門松をつくる。我が家と、次男一家、お嫁さんの実家と3軒分、「今年もお世話になりました」という感謝の意味を込めてである。竹は用意してあったので、松の枝と裏白を採集するために近くの山に入る。素人丸出しの出来栄えであるが、まあ気は心。明日にでも届けよう。

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さて、今年一年の様々な出会いにに感謝して、今宵の曲は、「Thanks For The Memory」。1938年の映画、「The Big Broadcast of 1938(邦題:百万弗大放送)」の主題歌で、アメリカでもっとも有名だったエンターテイナーのひとり、「ボブ・ホープ/Bob Hope」の代表曲だったとか。作詞は「レオ・ロビン/Leo Robin」、作曲は「ラルフ・レインジャー/Ralph Rainger」。

歌うは、ご贔屓「ステイシー・ケント/Stacey Kent」。すこし古いスタンダーばかりを集めたアルバム、「Dreamsville」(2000年録音)から。ノスタルジックでチャーミング、素朴で可憐な歌声が心地いい。

【 Thanks For The Memory 】

「♪ Thanks for the memory  思い出をありがとう
   Of rainy afternoons     雨の日の午後
   And Swingy Harlem tunes  ハーレムで聞いたスウィング・ミュージック
   Of Motor trips and burning lips  ドライブと燃えるような唇もね
   And burning toast and prunes   焦げたトーストにプルーン   
   How lovely it was        なんて素敵だったのかしら

   Thanks for the memory   思い出をありがとう
   Of candlelight and wine   キャンドル・ライトとワイン
   And Castles on the Rhine   ライン川のお城も
   You Cosy Chair And Parties Where あなたは椅子に腰掛け、パーティを楽しんでいた
   We Sang Sweet Adeline  二人でスイート・アデラインを歌ったね
   How lovely it was   なんて素敵だったのかしら
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・     ・・・・・・・・・・・・・・・ ♪」

Dreamsville

Stacey Kent / Candid Records



「Stacey Kent – Thanks For The Memory」

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ブルーに生まれついて

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今、観たい映画がある。「ロバート・バドロー/Robert Budreau」監督、「 イーサン・ホーク/Ethan Hawke」主演の映画、「ブルーに生まれついて/原題:Born to Be Blue」。1950年代、米・西海岸のジャズシーンに颯爽と現れ、アンニュイな雰囲気で人々を魅了したウエストコースト・ジャズを代表するトランペッターにしてシンガーの「チェット・ベイカー/Chet Baker」の伝記映画である。

黒人アーティストが主流のモダン・ジャズ界において、あの「マイルス・デイヴィス/Miles Davis」をも凌ぐ人気を誇ると言われ、ジャズ界の「ジェームス・ディーン/James Dean」と呼ばれた甘いマスクとソフトな声で一斉を風靡したが、麻薬に身を滅ぼし、最後は、1988年5月13日、滞在先のアムステルダムのホテルで謎の転落死を遂げた。そんな一人の天才ミュージシャンの転落と苦悩を描くとともに、ある一人の女性との出会いによって再生する姿を描いたラブ・ストーリーだという。

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かって、「チェット・ベイカー」についてはこのブログで何度か取り上げたことがあり、私にとって、その破滅的な人生には共感は全くできないが、その音楽性についてはたまらなく惹かれるという二律背反的な意味で、ご贔屓のアーティストである。そんな彼の詳細な生涯、評伝については、「ジェイムズ・ギャビン/James Gavin」著、「鈴木玲子」訳の「終わりなき闇 ~チェット・ベイカーのすべて~/原題:Deep in a Dream The Long Night of Chet Baker」(河出書房新社)に詳しい。(参照拙ブログ「男唄に男が惚れて(1) ~チェット・ベイカー 無頼派への憧れ~ 」「60歳過ぎたら聴きたい歌(55) 終わりなき闇 ~チェット・ベイカー/My Funny Valentine ~ 」 など)

残念ながら上映館がほとんどなく、DVDを待つしかないのであるが、ベイカーを迫真の演技で演じているのは、「イーサン・ホーク」。本作の熱演で早くもオスカー候補と言われているという。この映画のために、6カ月に渡ってトランペットを練習したという彼。映画の予告編とベイカー十八番の「マイ・ファニー・バレンタイン/My Funny Valentine」と「I never been in love before」を映画の場面から。いや、なかなかのもの。

「映画『ブルーに生まれついて』予告編」

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「Ethan Hawke & David Braid(piano) – My Funny Valentine (from motion pictures “Born To Be Blue”) 」

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「Ethan Hawke -  I never been in love before」

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ジャズ、女、麻薬、それがすべて。異例のスピードでジャズ界のスターとなってから世界一有名なジャンキーへと成り下がった男、チェット。麻薬が欲しいから演奏していたのか、演奏するために麻薬が必要だったのか、彼のトランペットから流れ出た悲哀の正体はなんだったのか。
 
「徹底した落伍者の眼の色と声質は、ときに神性さえおびる」と「辺見庸」が評したように、その声は人を泣かす。(参照拙ブログ 「60歳過ぎたら聴きたい歌(41) ~ I’m A Fool To Want You ~ 」

さあ、どんな風に描かれているのだろうか。

「ブルー」。彼に似合う色かもしれない。映画の原題となっている「Born to Be Blue」、「エルヴィス・コステロ/Elvis Costello」が彼のために作ったとも言われる「Almost blue」をチェットの切々たる哀愁の歌唱と演奏で ・・・。

【 Born To Be Blue/ブルーに生まれついて 】
         作曲;メル・トーメ/Mel Torme 作詞;ロバート・ウェルズ/Robert Wells

「♪ Some folks were meant to live in clover  クローバーに囲まれて暮らす人がいるという
   But they are such a chosen few      でも、彼らは選ばれた人たち
   And clover being green is          僕は緑色のクローバーなんて
         something I’ve never seen          見たこともない
    ‘Cause I was born to be blue        だってブルーに生まれついたのだから
    ・・・・・・・・・・・・・・     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

BABY BREEZE

CHET BAKER / VERVE

「Chet Baker – Born to Be Blue」

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Almost Blue

Chet Baker / Kang & Music


Let’S Get Lost

Chet Baker / RCA Victor Europe

【 Almost Blue 】     作詞作曲;Elvis Costello

「♪ Almost blue                 ほとんどブルー
  Almost doing things we used to do      ほとんど同じことの繰り返し
  There’s a girl here and she’s almost you   横に女の子がいるけど、君そっくり
  Almost all the things that you promised with your eyes 君が俺に約束したことの殆どが
     I see in hers too                彼女の眼の中にも見える
  Now your eyes are red from crying    いま君の眼は赤く泣きはらしているだろうが
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・・・・

  Almost you                        ほとんど君
  Almost me                        ほとんど俺
  Almost blue                       ほとんどブルー   ♪」

「Chet Baker – Almost blue」

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誰かの笑顔に繋がればいい

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今年最後の山作業。いつもの年のように、年が明けたら始まる炭焼きの窯木や薪を準備して作業を終える。少し早めに引き上げ、今年一年、メンバーの健康と無事故に感謝して、ティー・パーティーで締めくくる。

この山での森林ボランティア活動をはじめて7年程になるが、すっかり、私の生活の一部、人生の一部になってきている。少なくとも定年後の私の人生を豊かにしてくれていることは間違いない。さらに、こんな活動が、やがて誰かの笑顔に繋がるならば、それ以上の喜びはない。きっとメンバー皆もその思い。

こんな歌がある。「Make Someone Happy」。「60歳過ぎたら聴きたい歌」でも取り上げたことがあるが、ちょっと優等生的なタイトルで、ひねくれ者の私としては照れ臭く、面はゆいところがあるが、この歳になると、自然に、「Make Someone Happy」の歌詞が心に浮かんでくる。「♪ 誰かを幸せにしてあげよう そうすればあなたも幸せになれるのだから ♪」。

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「ペリー・コモ/Perry Como」あたりが最初に取り上げて有名になった歌らしい。作詞は「ベティ・コムデン/Betty Comden」、「アドルフ・グリーン/Adorf Green」のコンビ、作曲「ジュール・スタイン/Jule Styne」。ミュージカル「Do Re Mi」(1960年)の中の曲という。まず、前回も取り上げた「ソフィー・ミルマン/Sophie Milman」の歌で、同名のタイトルのアルバム、「Make Someone Happy」(2007年)から。

「ソフィー・ミルマン」。ロシア・ウラル山脈出身で冷戦崩壊後の混乱の中、イスラエルに移住、そこで育ち、その後カナダへ。トロント大学生のときJAZZ歌手デビュー、現在はカナダ、アメリカを中心に活躍する若手イチオシ女性ボーカルの一人。
   
【 Make Someone Happy 】 作詞;Betty Comden & Adorf Green 作曲;Jule Styne

「♪ Make someone happy       誰かを幸せにしてあげよう 
   Make just one someone happy   あの人を幸せにしてあげよう
  Make just one heart the heart you sing to あの人の心に歌いかけてあげよう
  One smile that cheers you     必要なのは元気づける笑顔、それと
  One face that lights when it nears you そばに来ると周りがパッと明るくなる笑顔だ
  One gal you’re everything to    そしてあなたが全てと思ってくれるあの人

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  Make someone happy        誰かを幸せにしてあげよう       
  Make just one someone happy   あの人を幸せにしてあげよう 
  And you will be happy too      そうすれば、あなたも幸せになれるのだから ♪」    
 

メイク・サムワン・ハッピー

ソフィー・ミルマン / Viictor Entertainment,Inc.(V)(M)

「Sophie Milman – Make Someone Happy」

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JAZZピアノでは「ビル・エヴァンス/Bill Evans」が好んで取り上げているのが印象に残っているが、エバンスが「トニー・ベネット/Tony Bennett」の歌伴を務めた一枚も印象的なアルバム。

トゥゲザー・アゲイン

トニー・ベネット / ビクターエンタテインメント


「Tony Bennett & Bill Evans – Make Someone Happy」

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Home Sweet Home

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クリスマスだといって、特に祝ったり、何かをするわけではないが、仕舞いこんであった昔の飾り物や先日作ったリースを、玄関やリビングの片隅に置いてみた。もう出かけるのは億劫だし、都会の混雑も苦手。この時期、高いだけの特別メニューとやらもうなずけない。そんなことで現役時代からも、クリスマスは家で過ごすのが通例となっている。まっ、なんといっても我が家が一番。今夜は牡蠣鍋とか ・・・。

さて、「You’d Be So Nice To Come Home To」、「Comin’ Home Baby」などジャズには「Home」をタイトルにもつ曲がいくつかあるが、あまり取り上げる機会のなかった曲を紹介しましょう。

最初は、「パット・メセニー/Pat Metheny」の「Last Train Home」。「パット・メセニー・グループ」名義で、1987年に発表したアルバム、「Still Life(Talking)」や、初のソロ・アルバム、「One Quiet Night」(2003)に収録されているインストゥルメンタル曲である。シンセ・ギターが哀愁を誘う。

そしてこの曲は、イギリスのプログレッシヴ・ロックバンド「YES」の「Roundabout」や、アメリカの女性バンド、「THE BANGLES」のヒット曲、「Walk Like An Egyptian」をエンディング曲に使っている人気アニメ、「ジョジョの奇妙な冒険/JoJo’s Bizarre Adventure」の「スターダスト・クルセイダース/Stardust Crusaders」のエンディング曲としても使われているという。

Still Life (Talking)

Pat Metheny / Nonesuch

One Quiet Night

Pat Metheny / Nonesuch

「PAT METHENY GROUP ー Last Train Home」

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次もインストゥルメンタル曲。「ジョー・サンプル/Joe Sample」の「A Long Way From Home」。「レイラ・ハサウェイ/Lalah Hathaway」とのコラボ・アルバム、「The Song Lives On」(1999)に収録されているが、なんともエモーショナルで哀愁漂う演奏である。こんなソウルフルとメランコリーを兼ね備えたピアニストはもう出てこないのでは ・・・。

Song Lives on

Joe Sample / Pra Records

「Lalah Hathaway & Joe Sample – A Long Way From Home」

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そして、「ソフィー・ミルマン/Sophie Milman」の「Back Home To Me」。デビュー・アルバム、「Sophie Milman」から。ロシア・ウラル地方出身のジャズ・ボーカリスト。冷戦崩壊後の混乱の中、イスラエルに移住、そこで育ち、その後カナダへ。トロント大学生のときJAZZ歌手デビュー、現在はカナダ、アメリカを中心に活躍する。デビュー・アルバム、「ソフィー・ミルマン/Sophie Milman」が日本でリリースされたときは、今後大器を予感させる凄い女性ボーカルの誕生として一躍注目された。ハスキーでボリューム感あふれる歌いっぷりと美貌は、同じカナダ出身の「ダイアナ・クラール/Diana Krall」となにかと比較されるが、間違いなくトップクラスの女性JAZZボーカルである。

Sophie Milman

Sophie MilmanLinus Entertainment


「Sophie Milman – Back Home To Me」

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家族で門松とクリスマスリースを作り、竹パンを頬張る

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今年最後のクラブのイベントは、「ミニ門松とクリスマスリースを作ろう。竹パンも ・・・」。工作室の定員をこえる過去最高の15家族、45名程の方が予約されたので、準備が大変。それだけの人数に見合う材料を準備しなければならない。先日近くの竹林で手頃なサイズのものを伐採、先端を加工し、ツル(蔓)、ウラジロ(裏白)、クマザサ(熊笹)、松の枝などを山から採集し、また100円ショップから縁起物やクリスマス・オーナメントを調達、それに加え、竹パン用の食材も調達しなければならない。結構大変な準備であった。

しかし、当日は上天気。心配した大人数も陽のあたる屋外で作る人も多く、問題はなかったようだ。家族それぞれが協力して、立派な出来栄えの門松とクリスマス・リースに満足したようだ。子供たちが一番喜んだのはやはり「竹パン」。竹棒にらせん状にパン生地を巻きつけ、火で焼くという野趣にあふれた単純な料理なのだが、結構これが美味くて評判。今日は和やかで笑顔いっぱいの家族をいくつも見た。

「Comin’ Home Baby」、「You’d Be So Nice To Come Home To」など「Home」をタイトルにもつ曲も多い。そんな中から、ピアノトリオの演奏を ・・・。

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お笑い芸人のようなバンド名ですが、決してそうではありません。「トリオセンス/Triosence」。ドイツ出身で、ピアノの 「ベルンハルト・シューラー/Bemhard Schüer」を中心に、1999年に結成されたJAZZピアノトリオ。バンドの名前を「ベルンハルト・シューラー・トリオ」とせずに、「トリオセンス」とした由縁は、 トリオとエッセンスとを併せた造語だそうだ。トリオとしては3作目の「When You Come Home」(2008)。日本の里山風景を思わせるような牧歌風なジャケットのアルバムから。

When You Come Home

Triosence / Sony Bmg Europe

「triosence – When You Come Home (Recording in Oslo in 2007)」

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そしてもうひとりは大御所、「ビル・エヴァンス/Bill Evans」。曲は「A House Is Not A Home」。「家と家庭とは違う」という意味でしょうか。アルバムは、「I Will Say Goodbye」(1977)。パーソネルは、「Bill Evans (piano)」、「エディ・ゴメス/Eddie Gomez (bass)」、「エリオット・シグムンド/Eliot Zigmund (drums)」。

I Will Say Goodbye

Bill Evans / Ojc

「Bill Evans Trio – A House Is Not a Home」

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路傍の花、樹々の鳥(138) ~ 冬薔薇一輪 ~

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「冬薔薇(ふゆそうび)」。俳句の冬の季語。温室で育てられた花ではなく、冬枯れの中でぽつんと咲いている薔薇の花を指す。ウォーキングの道筋に咲く「冬薔薇」。多分この時期に咲くように丹精込めたんでしょう。

「薔薇/rose」の言葉をタイトルに持つ曲があります。スタンダードでは、古くは、「テキサスの黄色いバラ/The Yellow Rose of Texas」、「薔薇の刺青/The Rose Tattoo」、「酒とバラの日々/The Days Of Wine And Roses」、「ハニーサックル・ローズ/Honeysuckle Rose」、 「ベッド・ミドラー/」の「ローズ/The Rose」、「アンディ・ウィリアムズ/」の「ブルー・レディーに紅いバラ/Red Roses for a Blue Lady」、「ナットキングコール/Nat King Cole」の「ランブリン・ローズ/Ramblin’ Rose」などが浮かんできます。最近の歌唱では、「シール/Seal」の「Kiss From A Rose」あたりでしょうか。

やっぱり爺さんですね。落ち着くのは、「エディット・ピアフ/Édith Piaf」の歌唱が名高い「バラ色の人生/La Vie En Rose」、「 酒とバラの日々」あたりです。70歳を超えて振り返ってみると、決してバラ色ではなかったが、そうかと言って真っ暗でもなく、まあ、これまでは、そこそこいい人生だったと言えるのではないだろうか。

カナダの歌姫、「ソフィー・ミルマン/Sophie Milman」の「バラ色の人生」。デビュー・アルバム、「Sophie Milman」から。

Sophie Milman

Sophie MilmanLinus Entertainment

「La Vie en Rose ー Sophie Milman」

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そして、名前に「バラ」の文字を含む、「ローズマリー・クルーニー/Rosemary Clooney」。「酒とバラの日々」は、アルバム、「Sings Ballads」から。

Sings Ballads

Rosemary Clooney / Concord Records

「The Days of Wine and Roses – Rosemary Clooney」

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次の一里塚までふたたび ・・・

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「ロベルト・オルサー・トリオ/Roberto Olzer Trio」の余韻がまだ残っている。『「ジャック・ルーシェ」に触発され、「ヨーロピアン・ジャズ・トリオ」を聴いてから、魅入られたヨーロッパ・ジャズ・ピアノの世界。・・・・ そして、たどり着いた一里塚、マイルストーンは、「ジョバンニ・ミラバッシ/Giovanni Mirabassi」であった。』と書いたのは、おおよそ8年ほど前であった。(参照拙ブログ「もしもピアノが弾けたなら(19)~ たどり着いた一里塚から ~ 」

そこから、ふたたびゆっくりと歩き出し、「トルド・グスタフセン/Tord Gustavsen」、「アレッサンドロ・ガラティ/Alessandro Galati」、「ティエリー・ラング/Thierry Lang」、「マーティン・ティングヴァル/Martin Tingvall」、「ティグラン・ハマシアン/Tigran Hamasyan」など多くのピアニストたちとの新しい出会いを重ね、「あれから随分と遠くまで来たもんだ」という思いもしている。そして新しい一里塚にたどり着いたと感じたのが、「ロベルト・オルサー」であった。次はどのような一里塚が待っているのであろうか。次の一里塚までふたたび・・・。

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そのコンサート会場で目にとまった一枚のCD。「ジョバンニ・ミラバッシ・トリオ」の「LIVE」(録音:2003年 発売:2010年)。聞けば限定発売で、コンサート会場でしか販売していないという。2009年にミラバッシが「澤野工房」から移籍してからのリリースであるから、澤野工房最後のミラバッシのアルバムであろう。「ロベルト・オルサー」という一里塚にたどり着く起点ともなった「ジョバンニ・ミラバッシ」。そんなCDがあることは知っていたが、聴いたことはなかった。「これは ・・・」と思い、すかさず手に入れて聴いてみると、あの澤野の「ミラバッシ」が蘇ってきた。  

2003年録音、2004年発売のDVD「LIVE at SUNSIDE!」のセッションより、DVD収録曲を2曲+未収録4曲を加えた、全6曲ライブCDである。パーソネルは、「Giovanni Mirabassi (piano)」、「ジルダ・ボクレ/Gildas Bocle (bass)」、「ルイ・ムータン/Louis Moutin (drums)」。

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ジョバンニ・ミラバッシ・トリオ/澤野工房


  
  
  

CDアルバムにも収録されているが、DVDからのアップと思われる演奏がありましたのでお聴きください。

Giovanni Mirabassi Trio – LIVE IN JAPAN [DVD]


「Giovanni Mirabassi – Yesterdays」

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「Giovanni Mirabassi – If I Should Lose You」

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別のバージョンとして、ほかのアルバムよりYOUTUBEにアップされている曲もどうぞ ・・・。

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ジョバンニ・ミラバッシ / 澤野工房


「Giovanni Mirabassi - Cantopiano La canzone di marinella」

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DAL VIVO!

ジョバンニ・ミラバッシ・トリオ / 澤野工房

「Giovanni Mirabassi – Des Jours Meilleurs(Some Better Days)」

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ロベルト・オルサー・トリオを聴く

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12月16日。場所は、「兵庫県立芸術文化センター、神戸女学院小ホール」。今年の「Hyogoクリスマス・ジャズ・フェスティバル2016」のたいそうご贔屓のイタリアの生んだピアニストで、今まさに絶頂期、旬を迎えているといっても過言ではなさそうなジャズ・ピアニスト。

「ロベルト・オルサー/Roberto Olzer」。1971年、イタリアは「ドモドッソラ」生まれ。幼少の頃から、クラシックのピアノとオルガンを習い、名門「ベルディ音楽院」ではオルガンを専攻。その後、ミラノのカソリック大学では哲学を学ぶ傍ら、「エンリコ・ピエラヌンツィ/Enrico Pieranunzi」らからジャズ・ピアノを学んだという。その後、今回もトリオとして一緒に来日している「ユーリ・ゴロウベフ/Yuri Goloubev (doublebass)」、「マウロ・ベッジオ/Mauro Beggio (drums)」とピアノトリオを結成、2012年に、「ジャズ・ディスク大賞金賞」を受賞した「Steppin’Out」、そして2015年「澤野工房」からの初リリース、「The Moon And The Bonfires」、最新作「Dreamsville」(2016)がリリースされた。

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私が初めて聴いたのは、「The Moon And The Bonfires」。それから遡っていくつか耳にしているが、いや、ピアノの音の透明感が尋常ではない。クレジットには、ピアノは、イタリアのピアニストたちが好んで使うという「ファツィオリ/Fazioli Grand Piano F278」を使っていると記載されている。今回、ホールは音響には定評のある400席ほどの小ホール。そして、座席は最前列。いやが上にも期待は高まる。まず気になったのは、オルサーがどのピアノを使うのかということ。機種は特定できないが、小ホールのいつもの「スタインウェイ/Steinway & Sons」であった。

いよいよオルサー登場。長身で痩身、トレードマークでしょうか、黒のタートル・ネックに黒のスーツ。全身黒づくめである。最初の曲、「ビクター・ヤング/Victor Young」の「ビューティフル・ラヴ/Beautiful Love」が始まると、抜群の透明感と奥深さ、その響きの美しさにすぐに溺れてしまった。

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そして、特筆すべきは、ベースの「ユーリ・ゴロウベフ/Yuri Goloubev」。その無骨で太い指から繰り出される音は、メロディアスで、ダイナミックで、しかも凄まじい早弾き。これはリズム・セクション、サポートという域を超えている。オルサーの弾くテーマが終わると、すぐにゴロウベフのインプロヴィゼーション(即興演奏)に移行。オルサーとの比重は半々、存在感も対等、それ以上であった。1972年ロシア・モスクワ生まれで、「チャイコフスキー音楽院」でクラシックを学び、やがてイタリアに活動拠点を移し、ジャズに転向したというが、その正確なピッチと想像力に富んだインプロヴィゼーションの技量はイタリア・ジャズ界で引く手あまただという。

そして、ドラムスの「マウロ・ベッジオ/Mauro Beggio」。1970年生まれ、同じくイタリア出身。1986年、16歳の時、イタリアン・モダンジャズ・トランペッターの「エンリコ・ラヴァ/Enrico Rava」に認められ、彼のツアーに帯同したという才能の持ち主。オルサーとゴロウベフを引き立てながらも、メリハリの効いたドラミングも注目に値した。

ほとんど毎年、「Hyogoクリスマス・ジャズ・フェスティバル2016」の「アトリエ澤野スペシャル」を聴きに行っているが、その中でもベストに入れていいコンサートだった。帰りの家路。今季初めて路面凍結注意を知らせる車の警告音が鳴った。

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プログラムは以下の通り。アンコール曲を除いて、澤野工房からの2つのアルバムに収録されている。

【 1st set 】
01. Beautiful Love
02. Ich will meine Seele tauchen (シューマン:歌曲集「詩人の恋」より「心を潜めよう」)
03. Ferragosto
04. Little Requiem
05. Charisma
06. Bibo no Aozora (坂本龍一:美貌の青空)
07. Maybe Next Time

【 2nd set 】
08. Novembre
09. Dreamsville
10. Violin Concerto
11. Seaward
12. The Oldest Living Thing
13.Fragile
14. Mermaids and Wrapped Around Your Finger

【 アンコール 】
  戦場のメリークリスマス

DREAMSVILLE

ロベルト・オルサー・トリオ / 澤野工房

THE MOON AND THE BONFIRES

ロベルト・オルサー・トリオ / 澤野工房

アルバムの曲のアップがないので、日本デビュー・アルバム、「Steppin’Out」から2曲、トリオによるライブ映像をアップしておきます。曲はオルサー自身の曲で、「Die Irren」。「惑い、迷い」という意味でしょうか。もう一つは「スティング/Sting」の曲で、「Every Little Thing She Does Is Magic」。

Steppin’ Out

Roberto Olzer Trio / Abeat Records

「Roberto Olzer Trio – Die Irren」

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「Roberto Olzer Trio – Every Little Thing She Does Is Magic」

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