JAZZYな生活

プレミアムエイジ ジョインブログ

路傍の花、樹々の鳥(176) ~ つばめの記憶 ~

Tags: , ,

DSC_0736
522_raw

 私の部屋から見える電線に、「ツバメ(燕)」がずっと留まって、羽を休めている。子供たちが巣立ち、子育てを終えた番(つがい)なのか。なにか我々夫婦にも似て、すこし感情移入。

 子供のころ、燕は、雀などと違って、稲や穀物を食べず害虫を食べてくれる益鳥であると教育され、燕をを殺したり、巣や雛に悪戯をしてはならないとしつけられてきた。そんな習慣が残っていて、いまでも近所の近くの商店街でも、アーケードなどに巣をつくる燕は大事にされてる。

 「ツバメ(燕)」古くは、「ツバクラメ」、あるいは「ツバクロ」と呼ばれたという。私の実家からは、北アルプスの標高2,763 mの山、「燕岳(つばくろだけ)」を遠望することができる。山名は、春の雪形が「ツバメ」に似ていることに由来するという。実は、中学2年、私が父親と最初に登った北アルプスの山が、その「燕岳」であった。(山の写真はNETより拝借)

b0102572_2355370

 「燕」の滑空する姿が飛行機にも似て好きであることから、今宵の曲は、オランダ出身のジャズ・ピアニスト、「ピム・ヤコブス/Pim Jacobs」。アルバムは、ピアノ・トリオの演奏で「カム・フライ・ウィズ・ミー/ Come Fly With Me」。1982年録音である。元来、車に乗ることも、飛行機に乗ることも好きで、ヨーロッパへの出張時、10数時間のフライトも、眼下を見ていれば、飽きなかった。そういえば、「飛燕」という戦闘機がありました。

 このアルバム、「ジャンボ機」がジャケットを飾り、軽快にスイングするピアノ・トリオの名盤とも呼ばれる一枚。引っ掛かったり、いやみなところが何一つなく、心地よいリズムに、安心して全身を委ねることができる。1934年生まれ、1996年に惜しくも他界したため、日本ではあまり知られることのなかったピアニストであったが、彼の奥さん、「リタ・ライス/Rita Reys」は、「アン・バートン/Ann Burton」と実力・人気を二分したオランダの歌姫であるはよく知られている。

 パーソネルは、「Pim Jacobs(Piano)」、「ルード・ヤコブス/Ruud Jacobs(Bass)」、「ピーター・イプマ/Peter Ypma(Drums)」。   

カム・フライ・ウィズ・ミー

ピム・ヤコブス・トリオ / ユニバーサル ミュージック クラシック

「Pim Jacobs – Come Fly With Me」

       You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

  

  

この夏

Tags: , ,

サルスベリ (3)

 「稲田朋美」防衛相が辞任した。「PKO部隊日報隠蔽」、「森友学園偽証」、「都議選不適切応援演説」などの挙句、やっとという感じがする。「森友学園問題」、「加計学園問題」の国会審議を見ていても、「知らぬ存ぜぬ」、「捨ててしまった」、「記憶にありません」の一点張りの関係閣僚、財務官僚。その忠誠ぶりが認められたのか、7月の人事で財務官僚は見事に栄転した。レイプ容疑でジャーナリストに出た逮捕状を握りつぶした警察官僚も同じく栄転したという。それに加えて次々と出てくる低レベルのスキャンダルで世を賑わす2回生議員たち。2%の物価上昇目標の達成時期の先送りを繰り返し、「景気がいいのになぜ賃金に反映されないか、消費が進まないか不思議だ」という黒田日銀総裁。その理由は、庶民は誰でもわかっているのに。一方、この絶好機に民進党の「蓮舫」代表も求心力がないと辞任。受け皿ですらなりえなくなっている野党第1党のだらし無さ。

 与野党問わず、ずれているのである。国民目線や生活の実態から ・・・。今日にでもまたミサイルを発射するかもしれない北朝鮮。国益むき出しのエゴを突きつけてくる米国、中国、ロシア、EU諸国。この時期に、一体何をやってんだ!!。覆い隠せないほどの政治の劣化が露呈したこの夏。政府・政治への信頼が大きく崩れてたこの夏。いつもの夏より、不快指数はこの上もなく高いが、「サルスベリ(百日紅)」の赤にホッとする。。

 かって出張でよく訪れたスウェーデン。この国では、所得の50%近くが税金でもっていかれる。でも彼らはこう言っていた。「確かに税金は、高い。しかし、教育や医療、老後のために一切貯蓄をしなくてもいい。私たちは政府を信頼している。」と。

 腹立ちを抑え、頭を冷やすため、今宵の曲は、夏の定番、「過ぎし夏の想い出/The Things We Did Last Summer」。「ニューヨーク・トリオ/New York Trio」です。パーソネルは、「ビルチャー・ラップ/Bill Charlap (Piano)」、「ジェイ・レオンハート/Jay Leonhart (Bass)」、「ビル・スチュワート/Bill Stewart (Drums)」。

過ぎし夏の想い出

ニューヨーク・トリオ / ヴィーナスレコード

「New York Trio - The Things We Did Last Summer」

       You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video
 

   

いずれは「森ガール」になって

Tags: , ,

マツオウジ
DSCN8302

 今日も猛暑の中を山作業。森に入ると冷やりと束の間、涼を覚える。甘酸っぱい香りが漂っている。ナラ(楢)系の樹木からでる樹液の匂い。夜になればきっと、たくさんの「カブトムシ(甲虫、兜虫)」や「クワガタムシ(鍬形虫)」が集まっていることだろう。

 今日の作業は、枯死した「ヤマザクラ(山桜)」の伐採。観察路の脇にあるため、台風の季節の前に伐採しなくてはならない。また、フェンスのすぐ脇にあるので、フェンスを壊さないような方向に倒さねばならない。じっとしているだけでも暑いが、チェーンソーとロープを交代で担いで山頂まで登る。作業の準備をしていると、3,4歳の女の子がお父さんと通りかかった。けっこうな急登を頑張って登ってきたのだ。我々の作業にいたく興味があるようで、引き倒す作業を手伝ってもらった。いずれは「森ガール」になってくれれば ・・・。

 本日見かけた「キノコ(茸)」。松の切り株に発生していることからすると、「マツオウジ(松旺子)」であろうと、先達は言う。傘は白色から淡褐色で、初めは半球形、やがてほぼ平らに開くという。

 さて、今宵の曲は、「Little Girl Blue」。「ブルーな可愛い娘」とでも訳しましょうか。1935年ミュージカル「ジャンボ/Jumbo」のために作られた曲。作詞、「ロレンツ・ハート/Lorenz Hart」、作曲、「リチャード・ロジャーズ/ Richard Rodgers」。スタンダードの「マイ・ロマンス/My Romance」もこのミュージカルの曲。何十というカバーがあるため、超スタンダードといってもいい曲。

【 Little Girl Blue 】

「♪  Sit there and count your fingers   座ってただ指を数えてごらん
   What can you do            何ができるかと
   Old girl you’re through       もう歳をとりすぎてしまったかも知れない
   Sit there, count your little fingers  座ってただ指を数えてごらん
   Unhappy little girl blue        不幸でブルーな可愛い娘

   Sit there , count the raindrops    座ってただ雨だれを数えてごらん
   Falling on you            君に降り注ぐ雨だれを
   It’s time you knew          もうそろそろ気づいてもいい頃だ
   All you can ever count on       君が数えることが出来るのは
   Are the raindrops           雨だれぐらいだと
   That fall on little girl blue       不幸でブルーな可愛い娘に降り注ぐ
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

 最初に思い出す歌唱は、「ジャニス・ジョプリン/Janis Joplin」。初のソロ・アルバム、「I Got Dem Ol’ Kozmic Blues Again Mama!(邦題:コズミック・ブルースを歌う )」 (1969)。そのくらいの絶唱であった。そして、2016年9月に公開された、27歳の若さで死去した女性シンガー、「ジャニス・ジョプリン」の生涯と知られざる素顔に迫ったドキュメンタリー映画、「ジャニス:リトル・ガール・ブルー/Janis:Little Girl Blue」でも歌われている。

I Got Dem Ol' Kozmic Blues Again, Mama by Janis Joplin

Janis Joplin / Sony

ジャニス:リトル・ガール・ブルー [DVD]

キングレコード

「Janis Joplin – Little Girl Blue」

       You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

 「ダイアナ・クラール/Diana Krall」もこの曲ではいい味を出している。アルバム、「From This Moment On」(2006)から。

From This Moment on

Diana Krall / Verve

「Diana Krall – Little Girl Blue」

       You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

 この手の歌を歌わせたら抜群ですね。「チェット・ベイカー/Chet Baker」。アルバムとはちょっと違うバージョンのようですが ・・・。

Embraceable You

Chet Baker / Blue Note Records

「Chet Baker – Little Girl Blue」

       You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

  

  

二足も三足も早すぎる

Tags: , ,

ノセグリ(ギンヨセ)

 道端に青々しい「イガ」を持つ「クリ(栗)」がいくつも落ちている。昨夜の雨風で落ちたものであるが、梅雨の前に花をつけたと思ったら、もう実も相当大きくなっている。この地域の名産、「能勢栗」である。ご近所には、庭に植えている家もけっこう多い。9月から10月にかけてが旬。秋の兆しと呼ぶには、まだ一足どころか、二足も三足も早すぎる。

イチジク

 こちらは妻が育てている「イチジク(無花果)」。やはり地域の特産物で、イチジク農家が市内のあちこちにあり、お盆の頃に市場に出回る。ワインやスィーツなどの加工品も名産にしようと市も力を入れている。妻は、「ジャムにする」と言っているが、さてそれほどの量が採れるのか ・・・。

b0102572_16572811

 今宵は、お久しぶり歌姫、「キアラ・シヴェロ/Chiara Civello」。ブログ友の記事に触発され、引っ張り出してきた。イタリア出身の美人シンガー・ソングライターである。「キアラ」という名前、響きがいい。イタリア語で「クリスタル」だそうだ。アコースティック・ギター、ピアノを弾きながら、アンニュイなヴォーカルを聴かせる。

 1975年、ローマ生まれ。幼少の頃、祖母からピアノを弾くように勧められる。その後、アコースティック・ギターも手にするが、いつしか歌うことに没頭するようになる。16歳で本格的に歌を始め、ローマにある音楽学校で音楽を学び、その後18歳で渡米し、ボストンの「バークリー音楽院」で奨学金を得、本格的にジャズを学んだ。

b0102572_23242994

 バークリーを卒業後は、ニューヨークへ移住。そこでラテンとブラジル音楽に没頭し、作曲、演奏活動に明け暮れていた。その頃、シヴェロのバンド仲間が、「ポール・サイモン/Paul Simon」と仕事をするようになり、そんな関係で、「エリック・クラプトン/Eric Clapton」などもプロデュースした「ラス・タイトルマン/Russ Titelman」と出逢い、2005年「ラスト・クォーター・ムーン/Last quarter moon」でアルバム・デビューにすることになる。

 「ブラジル音楽に強く魅かれる」という彼女自身のピアノの弾き語りが心地よい。ソングライターとしての才能も窺え、アルバム中10作が自作であるが、ボサノヴァ・テイストのカバー曲も散りばめた洒落たアルバム。美人で歌がうまく当時は期待したが、カテゴリーが違う感じで、以来あまり聴くことはなかったが、あらためて聴いてみると、フレンチ・ボッサやジャズ・ボッサとも違う初々しさが感じられた。

ラスト・クォーター・ムーン

キアラ・シヴェロユニバーサルクラシック

 そのアルバムから、ボッサ・テイストの歌唱をいくつか。まず、「スザンヌ・ヴェガ/Suzanne Vega」のカバーから、「キャラメル/Caramel」。

「Caramel – Chiara Civello」

       You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

 「オウトーノ/Outono(秋)」は、ボサノヴァ・シンガー「ホーザ・パッソス/Rosa Passos」の作品。

「Outono ー Chiara Civello」

       You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

 日本版、ボーナス・トラックの「Beijo Partido(こわれたキス)」は、彼女お気に入りのブラジル人ギタリスト、「トニーニョ・オルタ/Tiniho Horta」の作品だそうだ。

「Chiara Civello – Beijo Partido」

       You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video
  

  

蝉時雨

Tags: , ,

DSCN8296

 私の住んでる地域で、最初に鳴き出すのは、「ニイニイゼミ」であるが、続いて鳴き出すのが 「アブラゼミ(油蟬、鳴蜩)」。もう、それはうるさいくらいである。「蝉時雨」とはよく言ったものである。

 暑さが続く。すこしクールでダークなアンニュイな気分に浸りたくて、「インガー・マリエ(・グンナシェン)/Inger Marie Gundersen」を聴く。「ロッド・スチュアート/Rod Stewart」の「アトランティング・クロッシング/Atlantic Crossing」(1975)で取り上げられ有名になった、「クレイジー・ホース/Crazy Horse」の「I Don’t Want To Talk About It」、「ジェームズ・テイラー/James Taylor」の「Don’t Let Be Me Lonely」、「U2」の「One」などのカバー曲が中心のアルバム、「By Myself」(2007)。

By Myself

Inger Marie Gundersen / Stunt

 「ニール・ヤング/Neil Young」のバック・バンドだった「クレイジー・ホース」のリーダー、「ダニー・ホイッテン/Danny Whitten」のバラード、「I Dont Want To Talk About It」を。「もう話したくない」とでも訳しましょうか。

【  I Dont Want To Talk About It 】   by Danny Whitten

「♪ I can tell by your eyes             君の目を見ればわかるよ
     that you’ve prob’bly been cryin’ forever, ずっと泣いていたんだね
  and the stars in the sky             空の星なんて
     don’t mean nothin’ to you, they’re a mirror. なんの意味もないただの鏡さ
  I don’t wanna talk about it,           もう話したくないんだ
     how you broke my heart.         どれだけ君を傷つけたなんて
  but if I stay here just a little bit longer,   でも、もうちょっとだけここに居ていいなら
  If I stay here, won’t you listen to my heart,  君は僕の心の声を聴いて欲しい
      whoa, my heart?            僕の本当の心の声を
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

「I don’t want to talk about it – Inger Marie」

       You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

 こちらは、彼女のオリジナル、「Sad song」。

【 Sad song 】

「♪ You are a sad song to me   あなたは私にとって
   filled with tender words    やさしい言葉が散りばめられた哀しみの歌
   and played in minor key.   マイナーコードで奏でられる歌
   You are a soft lullaby.    あなたはやさしい子守唄
   Soothe me down at night.   私をほっとさせてくれる子守唄
   A nightingale reply.      ナイチンゲールが繰り返し歌ってくれるように    
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

「Sad song - Inger marie gundersen」

       You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

 「ビートルズ/The Beatles」の美しいバラード、「I will」。

【 I will 】

「♪ Who knows how long I loved you どんなに長く君を愛していたか
  You know I love you still  そうだよ、今だって愛してるんだ
  Will I wait a lonely lifetime?  まだ君を待つ寂しい時が続くのかな
  If you want me to, I will   君がそう願うならば、いつまでだって待っているよ
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

「Inger Marie -I will」

       You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

 フル・アルバムがアップされていました。お中元です。

「Inger Marie Gundersen ー By Myself」

       You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video
  

  

ああ、夏休み

Tags: , ,

DSCN8293
DSCN9801
DSCN8290

 夏休みが始まって最初の休み。山の公園には「丘の流れ」という水遊びができる格好の場所があるので、開園と同時に朝から多くの子供たちが水遊びをしている。林の中には、カブトやクワガタ狙いの捕虫網を持った多くの子も。我々はといえば、別のグループが主催する公園の人気イベントの一つ、ペットボトル・ロケットの製作と試射のイベントのお手伝い。一時降った雨も上がり、子供たちだけでなく親の歓声も響く。これからが、この公園が一番賑わう季節、夏休み。

oohashi-setuo-10

 今から50年も前、私が大学の頃の話。学生バンドをやっていたため、夏休みはフルに帰省せず、ビア・ガーデンでバイトをして、小遣いを稼いでいた。ビア・ガーデン側もプロのバンドを雇うより安くあがるというメリットもあったのだろうと思う。

 ビア・ガーデンといえば、当時、一番人気のバンドは、やはりハワイアン・バンド。そんな多くのハワイアン・バンドが十八番にしていた曲が、「大橋節夫とハニーアイランダース」の「熱風」、「倖せはここに」であった。「大橋節夫」氏は自分の音楽をハワイアンと定義されるのが嫌いだったらしく、「ハワイアン楽器を使ったポピュラー音楽であり、Jazzをやっているんだ」と語っていたことを何かの雑誌で読んだ覚えがある。確かに「熱風」、和製ジャズといえる。今聞いても軽快でスウイングする、Jazzyな曲である。

 シニア世代で、当時、ジャズ喫茶やビア・ガーデン、ダンス・パーティなどでハワイアン耳にしていた人は、多分、曲の題名は知らなくても、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。前に一度取り上げた時も、「ああ、この曲、この曲、題名がわからず探していました」というコメントを頂いたことがある。それほど、この曲に憧れて、当時のハワイアン・バンドが十八番にしていた曲、「熱風」を ・・・。「ハワイアン」。もうこんな言葉も、音楽カテゴリーも死語に近いのだろうか。

大橋節夫とハニー・アイランダース ゴールデン☆ベスト

大橋節夫とハニー・アイランダース / 日本コロムビア

 1964年、サンケイホール・リサイタルの演奏だそうです。

「熱風/Hot Wind - 大橋節夫&ハニーアイランダース」

       You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

    
 
   

路傍の花、樹々の鳥(175) ~ なんとも涼しげな ~

Tags: , ,

セイヨウニンジンボク2

 淡い青紫色の小さな花が穂状に咲いて、風に揺れている。なんともさわやかで涼しげである。「セイヨウニンジンボク(西洋人参木)」。原産地は南ヨーロッパから中央アジア。ハーブとして用いられる事が多く、「ニンジンボク」の名は、この葉が、「チョウセンニンジン(朝鮮人参)」に似ることに由来するという。

 今宵の曲、涼しげな後味の「Summer Wind」。「ジョニー・マーサー/Johnny Mercer」作詞、「ヘンリー・マイヤー/Henry Mayer」作曲で、1965年「フランク・シナトラ/Frank Sinatra」に提供された曲。

【 Summer Wind 】

「♪ The summer wind,           夏の風よ
  Came blowin’ in from across the sea  海から心地よく吹いてくる
  It lingered there to touch your hair   僕と一緒に歩いている君の髪を 
  And walk with me            ずっとなびかせてながら 
  All summer long we sang a song,    ひと夏の間ずっと一緒に歌を歌い
  Then we strolled that golden sand    金色に輝く浜辺を散歩したね
  Two sweethearts and the summer wind  僕たち恋人ふたりと、そして夏の風
  
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・      ・・・・・・・・・・・・    ♪」

 まずは、「マデリン・ペルー/Madeleine Peyroux」。 アルバム、「Half the Perfect World」(2006)から。

Half the Perfect World

Madeleine Peyroux / Ucj

「Summer Wind ー Madeleine Peyroux」

       You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

 そして、好漢、「マイケル・ブーブレ/Michael Bublé」。デビュー・アルバム、「Michael Bublé」(2003)から。昨年、9枚目のスタジオ・アルバム、「Nobody But Me」をリリースしたが、その後、3歳の息子ノア君が肝臓ガンを患っていることを公表。そのため残念ながら、現在は音楽活動を中断しているという。

Michael Buble

Michael Buble / Reprise / Wea

「Michael Buble ー Summer Wind」

       You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

  

  

風に揺れる

Tags: , ,

ネジバナ

 我が家の鉢の「ネジバナ(捩花)」が遅れて咲き出した。かっては、もっと多く咲いていたと思うが、手入れが悪いためか、日当たりが悪いためか、やっと一本だけが桃色の花を咲かせた。 

 小さな花を多数細長い花茎に密着させるようにつけるが、その花が花茎の周りに螺旋状に並んで咲く「ねじれた花序」が和名の由来である。「ネジレバナ」、「ネジリバナ」、「ねじり草(そう)」とも呼ばれる事もあるという。右巻きと左巻きの両方があり、右巻きと左巻きの比率は大体1対1であるという。

 私のボランティア活動のフィールドの草地にも多く咲いているが、風になびいて揺れるさまは見ていて清々しく愛らしい。

carla

 ということで、今宵の歌姫は、「カーラ・ブレヒト/Carla Helmbrecht」で、「ノーマン・ジュイソン/Norman Jewison」監督、「スティーブ・マックイーン/Steve McQueen」、「フェイ・ダナウェイ/Faye Dunaway」主演の映画、「華麗なる賭け/原題:The Thomas Crown Affair」(日本公開1968年)の主題歌、「風のささやき/Windmills Of Your Mind」。「ミシェル・ルグラン/Michel Legrand」作曲、「アラン・バーグマン&マリリン・バーグマン/Alan Bergman & Marilyn Bergman」夫妻の作詞。

 「ノエル・ハリソン/Noel Harrison」が歌ったこの主題歌は、その年、アカデミー主題歌賞を受賞した。なお、1999年の「ピアース・ブロスナン/Pierce Brosnan」主演のリメイク版では、「スティング/Sting」がこの曲を歌っていました。

【 The Windmills Of Your Mind 】

「♪ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  Like a circle in a spiral       まるで螺旋の輪のように      
  Like a wheel within a wheel   まるで車輪の描く輪のように 
  Never ending or beginning,    始まりも、そして終わりもなく
  On an ever spinning wheel    果てしなく回り続ける糸車
  As the images unwind        心のイメージが解き放たれた時
  Like the circles that you find   きみの心に浮かぶ風車の
  In the windmills of your mind   描く輪のように         ♪」

華麗なる賭け [DVD]

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

私は、この曲が大好きであるが、とりわけ、「カーラ・ブレヒト」のカバーが一番好きな歌唱である。アルバム、「Be Cool, Be Kind」(2001)から。

Be Cool Be Kind

Carla HelmbrechtHeart Music

「Windmills Of Your Mind ー Carla Helmbrecht」

       You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

 また、「ネジバナ」は別名が「モジズリ(綟摺)」と呼ばれ、 織物の一種、「忍捩摺(しのぶもじずり)」に由来しているという。

  みちのくの しのぶもじずり 誰ゆえに 乱れそめにし 我ならなくに  (百人一首)

 こんな歌に触発されて思い出したのが、「クリント・イーストウッド/Clint Eastwood」監督の映画、「マディソン郡の橋/The Bridges Of Madison」。 忍ぶ恋 大人の別れ ・・・、そんな切ない映画でしたね。イーストウッド監督は、古いスタンダード曲をいくつも場面に合わせて効果的に使っていたのですが、その中から、「ダイナ・ワシントン/Dinah Washington」の歌う「Soft Winds」。

【 Soft Winds 】
        作詞:Roy Alfred/ Fred Royal 作曲:Fletcher Henderson

「♪ Soft winds whisper     やわらかい風が囁やいている
  Sweet words to my love    甘い言葉で私の恋人に
  Soft winds, tell him      やわらかい風よ 彼にこう伝えて
  The dreams I’m dreaming of  わたしはまだずっと夢を見ているって 

  He’s gone too long        彼が去ってから長い時が経った
  I’m on the blue sea        私はブルー(憂鬱)の海の真只中     
  Find him, soft winds        やわらかい風よ 彼を見つけて
  And bring him back home to me  そして彼を私の元に連れ帰って

  Blow, blow soft winds       もっと強く吹いて やわらかい風よ
  I’m on the blue sea        私はブルー(憂鬱)の海の真只中 
  Tell him, soft winds        やわらかい風よ 彼に伝えて
  I’m sad and lonely         わたしはみじめでさびしいって

  Since he left me          彼が去ってから
  My heart is empty         私の心は空っぽのまま
  Blow, blow, soft winds       もっと強く吹いて やわらかい風よ
  And bring him back home to me  そして彼を私の元に連れ帰って
   ・・・・・・・・・・・・・・   ・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

マディソン郡の橋 特別版 [DVD]

ワーナー・ホーム・ビデオ

マディソン郡の橋

オリジナル・サウンドトラック / ワーナーミュージック・ジャパン

「Dinah Washington ー Soft Winds」

       You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

  

  

今から思いやられるこの夏の暑さ

Tags: , ,

DSCN8285

 今日も猛暑日になるという予報。連日である。私の住んでいるのは、大阪平野の北、北摂地方、山沿いなので、南の大阪湾からやってきた熱い空気が、次々と入道雲をつくる。今日から小学校が夏休みに入ったので、お隣では、ビニールの大きなプールを出して、子供たちが水遊びに興じている。梅雨が明けたと思ったら、この暑さ。今年の夏が思いやられる。

 さて、今宵は男も惚れるビロードの声の持ち主「ジョニー・ハートマン/Johnny Hartman」。熱い眼差しを熱風に例えた「スロー・ホット・ウィンド/A Slow Hot Wind」。初めて知ったのは、学生時代のよく行ったグリルのマスターのおすすめのアルバム「Voice That Is!」(1964)から。作詞は、「ノーマン・ギンベル/Norman Gimbel」、作曲は、「ヘンリー・マンシーニ/Henry Mancini」。

b0102572_11421948

 「ジョニー・ハートマン/Johnny Hartman」。1923年7月生まれ、1983年9月没、享年60歳。「ビロードのような声」と評される独特の甘い声の持ち主。プロ・デビューは、1947年。しかし、この声でありながら、「F.シナトラ/Frank Sinatra」や「P.コモ/Perry Como」、「A.ウイリアムス/Andy Williams」、「B.クロスビー/Bing Crosby」、「N.キング・コール/Nat King Cole」などのように世界的に有名になることは決してなかった。JAZZ本で彼をとりあげてすらいない場合もあるくらいである。ジャズ・ファンで知られている映画監督、「クリント・イーストウッド/Clinton Eastwood 」は、映画「マディソン郡の橋」のバックで、この人の歌をいくつか流していましたね。その理由を聞かれて、彼は「ハートマンを選んだのは、彼がメイン・ストリームに受け入れられたことはなかったが、とても優れた歌手だったからだ」と答えたという。私が癒される数少ない男性ボーカルである。

【 A Slow Hot Wind 】

「♪ Her gaze           僕を見つめる
   Swept over me now  彼女の眼差しは
   a slow hot wind     まるでゆっくりと吹いてくる熱風のよう

   Some days          きっといつの日か
   It’s too warm to fight  我慢できなくなるほど熱い
   A slow hot wind      まるでゆっくりと吹いてくる熱風のよう

   There in the shade        日陰で
   Like a cool drink waiting   冷たい飲み物を待っているように
   She sat with slow fire in her eyes  彼女は燃えるような目で
   Just waiting                   ただ座って待っているだけ

   Some days          きっといつの日か
   It’s too warm to fight  我慢できなくなるほど熱い
   A slow hot wind      まるでゆっくりと吹いてくる熱風のよう ♪」

ザ・ヴォイス・ザット・イズ

ジョニー・ハートマン / ユニバーサル ミュージック クラシック

「Johnny Hartman ー A Slow Hot Wind」

       You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

 そして、もうひとりは歌姫。「コニー・エヴィンソン/Connie Evingson」。ボッサ・アルバムで、「ノーマン・ギンベル/Norman Gimbel」が英訳したボッサ、サンバのオンパレード・アルバム、「Sweet Happy Life」(2012)から。

Sweet Happy Life

Connie Evingson / CD Baby


「Slow Hot Wind – Connie Evingson」

       You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video
  

  

この風の心地よさがたまらない

Tags: , ,

DSCN8280
DSCN8268
DSCN8283

 梅雨明けの猛暑。全く逃げようともしない鹿の親子を横目で見ながら、伐採作業のため、山頂近くまで上がる。

 この日は、チェーンソーを使って、「アラカシ(粗樫)」など常緑広葉樹の高木を伐採。10数本伐採しただけで、見違えるように森が明るくなり、麓からの上昇気流が、さあっと抜けるようになる。うれしいのは、この風である。木漏れ日の心地よさと癒しの風。暑さも疲れもいっぺんに吹き飛ぶ。

 熱中症を避けるため、早めに山をくだり、エアコンの効いた部屋で、メンバーが家庭菜園で採れたという「ミニトマト」と「黒豆」、同じ公園で活動するアウトドア料理のグループが差し入れくれた「鹿肉の燻製」を頂く。ほっとするコーヒー・タイムである。

 さて、「心地よき風」といえば、頭に浮かぶのが、この曲、「ブリージン/Breezin’」。「Breezin’」とは、爽やかで、心地よい風が吹いているという意味。いや、大ヒットしましたね。ジャズ・ソウル・ギタリストである「ジョージ・ベンソン/George Benson」のアルバム。1976年5月にリリースされるやいなや、「ビルボード/Billboard」誌などのヒット・チャートのトップを独占。また、1977年の第19回グラミー賞においても、複数の賞を受けた。スムース・ジャズのスタンダードと言っていいでしょう。

Breezin’

George Benson / Warner Bros / Wea

「Breezin’ – George Benson studio version」

       You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

  

  



© 2009 JAZZYな生活. All Rights Reserved.

This blog is powered by the Wordpress platform and to just Go Beach Rental.