JAZZYな生活

プレミアムエイジ ジョインブログ

路傍の花、樹々の鳥(215) ~ 梅雨の気配 ~

Tags: , ,

ショウブ
 梅雨の気配。蒸し暑く、すこし梅雨っぽい天気が続いている。梅雨がなくても困るのだが、爽やかな天気を満喫したあとのこの気候はやや不快。しかし曇り空に映える「ショウブ(菖蒲)」の鮮やかさ。「ホトトギス(杜鵑)」の鳴き声が聞こえたように思えた。

 「ほととぎす 待てど来鳴かず菖蒲草 玉に貫く日を いまだ遠みか」
                        (『万葉集』巻八・大伴家持)


ウノハナ(ウツギ)2
ウノハナ(ウツギ)4

 そして、 卯月(旧暦4月)に 咲くことから、別名、「ウノハナ(卯の花)」と呼ばれる「ウツギ(空木)」の白の鮮やかさ。唱歌「夏は来ぬ」を思い出す。

 「♪ 卯の花の 匂う垣根に 
         時鳥(ほととぎす) 早も来鳴きて 
                   忍音(しのびね)もらす 夏は来ぬ ♪」  
                       (作詞:佐々木信綱、作曲:小山作之助)

b0102572_14292667

 今宵は、夭折のディーヴァ、そのチャーミングな歌声と美貌に参ってしまう男性諸氏も多いという美人女性歌手、「べヴァリー・ケニー/Beverly Kenney」が歌う夏の歌。たった6枚のLPを残して、1960年、28歳の若さで、寝たばこが原因のホテル火災で焼死したとされてきた悲劇の女性歌手。ジャケでお分かりのように「金髪、白人、美人」、かっての女性ジャズ・シンガーの人気の条件をすべて備えている。

 「ビヴァリー・ケニー」は、1932年ニュージャージー州生まれ。シンガーを志したのは、1950年頃だという。「アニタ・オデイ/Anita O’Day」、「クリス・コナー/Chris Connor」や「ジューン・クリスティ/June Christy」、「ジュリー・ロンドン/Julie London」らより少し遅れて登場した歌手。しかし、私が彼女を知ったのは、そのずっと後、日本で彼女の復刻盤が出始めたころである。その端正な美貌と、ちょっと舌足らずの甘い声に魅かれてファンとなった。死因も死亡年月日も永らく分らなかったらしいが、1960年4月13日の夜、離婚した両親それぞれと、彼女のマネージャーに遺書を残し、許容量以上の睡眠薬と酒を服用して死の床についたという。そんなことを知った上で聴くと、歌の景色も違って見えてくる。

 彼女の歌う夏の歌、まずは、「サマー・ロマンス/A Summer Romance」。 アルバムは、「Sings for Playboys」(1957)から。

【 A Summer Romance 】  by Raymond Taylor, Lester Judson

「♪ A summer romance         あのひと夏の恋
  Hasn’t a ghost of a chance, I know  幻などではなかったわ
  But a summer romance        でもあの恋は
  Should have a chance to grow     実らなかったの

  September’s nearly over        もうすぐ九月も終わる
  The winter will be here        そして冬がやってくる
  There won’t be time         今年はもう時間が残されていないわ
  To live and laugh           生きて、笑い
  And love again this year        再び愛し合うための時間が

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

シングス・フォー・プレイボーイズ

ビヴァリー・ケニー / ユニバーサル ミュージック

「Beverly Kenney – A Summer Romance」

       You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

 2曲目は、夏を迎える定番曲ですね。「過ぎし夏の想い出/The Things We Did Last Summer」。1946年の、「フランク・シナトラ/Frank Sinatra」のヒット曲。「トニー・タンブレロ/Tony Tamburello」のピアノとのデュオで、彼女の初々しさが際立っているアルバム、「二人でお茶を/原題;Snuggled On Your Shoulder」(1954)から。

【 The Things We Did Last Summer 】 
      作詞: サミー・カーン/Sammy Cahn 作曲: ジューリー・スタイン/Jule Styne

「♪ The boat rides we would take,   二人で乗ったボート
    the moonlight on the lake    月が輝く湖だったね
  The way we danced         踊りながら歩いた道
    and hummed our fav’rite song  お気に入りの歌を口ずさんだね
  The things we did last summer    去年の夏のふたりの出来事
    I’ll remember all winter long     冬のあいだもずっと思い出すよ

  The midway and the fun,       楽しかった遊園地での出来事
    the kewpie dolls we won      君はキューピー人形をとったね
  The bell I rang to prove        ベルの音量が
    that I was strong          僕の腕力の強さを証明したし
  The things we did last summer     去年の夏のふたりの出来事
    I’ll remember all winter long     冬のあいだもずっと思い出すよ

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・   ・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」
 

二人でお茶を+1(紙ジャケット仕様)

ビヴァリー・ケニー / BounDEE by SSNW

「Beverly Kenney – The Things We Did Last Summer」

       You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video
   

    

梅雨の先触れ

Tags: , , ,

エゴノキ
ホウノキ
モリアオガエルの卵塊2
 散り始めた「エゴノキ(別名;チシャノキ/萵苣の木、ロクロギ/轆轤木 )」の花を踏みしめながら登っていく。今日の山作業は、先週に引き続き、ナラ枯れ対策として粘着シート(ムシ虫ホイホイという)を被害木に巻く。高いところからや視界が開けたところからでないと見えない。この山で一番大きな葉っぱを持つ木、「ホウノキ(朴の木)」の花。梅雨が近づいてきたのか、ちょっと蒸し暑さを感じるこの日、枝の先にぽつんと咲く孤高の花が、遠目にも清々しい。

 この山に自生する「ヤマグリ(山栗)」は、もうすっかり花が落ちてしまった。栗の花に由来した「栗花落(つゆおち)」というレアな名字、お名前があるという。「栗」の花は、梅雨の時期までに散ってしまうことから、「つゆおち」と読むのだそうだ。

 ビオトープには、少し小さめであるが、つぼみをいっぱいつけた「エゴノキ」の枝先に、「モリアオガエル(森青蛙)」の卵塊がぶら下がっていた。これから、梅雨が近づくにつれ、この真っ白い大きな卵塊がいくつもぶら下がり、新しい命を生み出してゆく。

 今宵のピアノ。「リッチー・バイラーク/Richie Beirach」の「Summer Night」。お気に入りのソロ・ピアノ・アルバム、「Ballads II」(1987)にも収められているが、今日は、「ジョージ・ムラーツ/George Mraz(bass)」、「ビリー・ハート/Billy Hart (drums)」とのトリオで。アルバムは、マイルスをトリビュートした「Summer Night」(2007)から。

バラッドII(期間生産限定盤)

リッチー・バイラーク / SMJ



51soLMCdAJL

    
Summer Night 
リッチー・バイラーク・トリオ/Richie Beirach Trio
Venus Records


      
      

「Summer Night ー Richie Beirach Trio」

       You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

     

    

初夏のハイキングは豊能町石仏巡り(2)

Tags: , , ,

大円釈迦堂3
大円釈迦堂2
 切畑の「法性寺」で一休みしたあとは、大円(おおまる)に向かって歩き出す。大円釈迦堂を目指したが、道標に気づかず行き過ぎてしまい、戻る。しかし、この道標が、設置場所を間違えたのか、はなはだ不親切でとんでもない所まで、道に迷ってしまう。なんとか行き着いたが、不親切で不正確な道標に多少異議あり。以下に表示する先達のブログからのマップを参考にされたい。

余野石仏マップ2

 さて、「大円釈迦堂」。ここには、「阿弥陀三尊笠塔婆」と「宝筐印塔」が祀られている。極楽往生を願う庶民の願いが込められたお堂であろう。天頂部に突起があり、かってはここに「笠」状の覆いが嵌め込んであったと推定される。中尊は「阿弥陀如来」の坐像で、左右の脇侍、「観音菩薩」は蓮台を持ち、「勢至菩薩」は合掌している。鎌倉時代後期、乾元二年(1303)の作で、豊能町最古の石仏という。「宝筐印塔」は、室町中期の作風を伝えるという。

大円下所地蔵菩薩
大円下所多尊石仏2
大円下所多尊石仏

 さて、石仏巡りハイキングの最後は、「釈迦堂」と府道挟んでほぼ反対側にある、大円(おおまる)下所の「地蔵石仏」と「多尊石仏」。「法性寺」の「地蔵菩薩」とよく似たすらりとした長身で、お顔は判別し難いが、全体的に柔和な印象を受ける。やはり癒しのお顔立ち。この付近から掘り出されたものらしいが、南北朝時代の造立と推定されている。

 そして、圧巻は「多尊石仏」。この日、一番印象に残った仏。旧・長安寺の磨崖仏とも言われ、自然石に、中央に光輪を背に合掌した「阿弥陀」が立ち、さらに、その左右に2体づつと1基の「五輪塔」、中段には4体、最下段に14体、計22体の合掌坐像が彫られている。銘文から、天正二年(1574)の作と知れるいう。700年昔の鎌倉時代、南北朝時代へのタイムスリップ。連綿と続く住民の厚い信仰心に触れた旅。そして、あたり一面、「シャガ(射干、著莪、胡蝶花)」が咲く中、万歩計は2万歩近くに達していた。

シャガ2
DSCN0276

 さて、現世にもどって、お土産は、地元で採れた大粒の大豆を使った納豆、「山口納豆」の「豊能納豆」。

 今宵も旅にまつわる曲。短い旅は、「Trip」と言うが、「Tripper」というと、「(彼女は今日はこの男、今日はあっちの男と、男の間を)日帰り旅行する人、浮気な女」という意味と、「ドラッグでトリップしている人」という意味があるという。ということで、今宵「Day Tripper」。邦題は、「恋の片道切符」と付けられた「ビートルズ/The Beatles」の曲。浮気っぽい女の子に翻弄される男の子の歌である。

【 Day Tripper 】  by Paul McCartney, John Lennon

「♪ Got a good reason        ちゃんとした理由があったんだ
  For taking the easy way out   楽な道に逃げたのは
  Got a good reason        ちゃんとした理由があったんだ
  For taking the easy way out now  楽な道に逃げたのは
  She was a day tripper       彼女は次々と男を変えていくディ・トリッパー
  One way ticket, yeah        片道切符しか持たないね
  It took me so long to find out    分かるまで長い時間かかったけど
  And I found out           やっと分かったんだ

  She’s a big teaser          彼女は焦らしの達人
  She took me half the way there   いつも半分のところで僕を置き去りにしてしまう
  She’s a big teaser           彼女は焦らしの達人
  She took me half the way there, now  いつも半分のところで僕を置き去りにしてしまう
  She was a day tripper         彼女は次々と男を変えていくディ・トリッパー
  One way ticket, yeah         片道切符しか持たないね
  It took me so long to find out     分かるまで長い時間かかったけど
  And I found out            やっと分かったんだ
  Ah, ah, ah, ah, ah, ah

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・     ・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

 フェイク・ボッサの元祖の一人といっていいでしょう、「セルジオ・メンデスとブラジル’66/Sergio Mendes & Brasil ’66」のパフォーマンスで。「マシュ・ケ・ナダ/Mas Que Nada」が世界的に大ヒットした、1966年のデビュー・アルバムから。

マシュ・ケ・ナーダ

セルジオ・メンデス&ブラジル’66 / ユニバーサル ミュージック クラシック

「Sergio Mendes & Brasil ’66 – Day Tripper」

       You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

 もう一つ「旅」に因んだ曲を。「Travel」は、一般的な旅行を意味するが、「travelin’ light」というと、「荷物をあまり持たずに身軽な旅をする」ということから、「責任を背負い込まずに身軽に生きる」という意味もあるという。同名異曲で「エリック・クラプトン/Eric Clapton」の歌もありますが、「ビリーホリデイ/Billie Holiday」の「Travelin’ light」を。

【 Travelin’ light 】  by James R Mundy / John H. Mercer

「♪ I’m travelin’ light           すっかり身軽になったわ 
     because my man has gone   あいつが去ってしまったから
  So from now on, I’m Travelin’ Light  これからもずっと身軽に生きてゆける
  He said, “Goodbye”,          あいつは「グッバイ」と言いながら
     and took my heart away    私の心も遠くへ連れ去ってしまった
  So from today, I’m Travelin’ Light  だから、これからもずっと身軽に生きてゆける

  No one to see,             わたしを気に掛ける人なんていない
       I’m free as the breeze    だから私は風のように自由
  No one but me and my memories    わたしを思い出す人なんていない
  Some lucky night he may come back again  運がよければあいつ帰ってくるかしら
  So until then, I’m Travelin’ Light    それまではずっと身軽に生きてゆける ♪」

61UhlAR8A1L__SS500

    
Billie Holiday Centenary Album – The Very Best of Billie Holiday
ビリー・ホリデイ/Billie Holiday
Musical Concepts


     
    


「Billie Holiday – Trav’lin Light」

       You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video
    

    

初夏のハイキングは豊能町石仏巡り(1)

Tags: , , ,

余野十三仏
遊仙寺寄せ墓
 「福者」としてローマ法王の承認を受けた、戦国時代の武将・キリシタン大名として有名な「高山右近」生誕の地である、お隣の豊能町は、また、石仏の里として知られている。長い間思っていながら巡る機会に恵まれなかったが、思い立ってウォーキングも兼ね、出かけてきた。まずは、余野にある豊能町役場でマップやルートなどの情報収集した後、ハイキング開始。豊能町の山里には多くの石仏が祀られているが、その大多数は「阿弥陀」と「地蔵」で、戦国時代を生き延びた庶民の願いが込められているようだ。また石仏は、豊能町で産する石英閃緑岩(花崗岩)でできていて、この石はとても硬く、彫刻がしにくい反面、風化しにくいという特徴も持っているので、地元の住民の信仰心もあって、今日まで伝えられたと思われる。

 石仏群、阿弥陀仏を主仏として、下部に多数の僧形座像を彫った桃山時代の多尊石仏が多いという。まずはその代表的な石仏、「余野十三仏」へ。この地の小字由来で、「十三仏」と呼ばれているが、「十三仏塔」ではなく、表裏二面に各二十体の仏像を刻んでいる。碑文には「永禄7年、本願道清、二月時将日」と刻まれ、室町時代末期の1564年に、「道清(どうせい)」が本願となり、建立されたことが分かる。豊能町の石仏は、豊能町最古の多尊石仏という。

 次に寄ったのは、「遊仙寺」の寄せ墓。昭和30年頃、余野地区内に散在していた無縁の石塔石仏を供養のために境内に集め、約200基を数段の四角錐状に並べたもの。中でも4基ある「宝筐印塔」の基礎には、南北朝時代、文和4年(1355)の銘があり、他の1基も南北朝時代の様式で基礎部に「木道恵南上人」と刻まれているという。

法性寺
法性寺石風呂
法性寺地蔵
法性寺地蔵2

 一旦役場まで戻って、切畑地区までは車。途中、この地の名産、「山口納豆」を買いに寄る。そして、「法性寺」。鄙びた切畑集落を一望できる高台に建つ堂々たる日蓮宗の古刹。入口の石碑には「開祖七百年」と刻まれている。「能勢頼次」(1562年ー1626年)の能勢家再興時に禅宗から日蓮宗に改宗したという。境内鐘楼脇に大阪府重要文化財・鎌倉期の「石風呂」、左手の墓地には、大阪府重要文化財・鎌倉期の「正和三年甲寅卯月(1314年)建立の「石地蔵」がある。「風呂」と呼ばれているが、その用途については諸説あるようだ。「石地蔵」柔和なお顔に癒されてから、境内で昼食。眼下の田んぼには水がいっぱいに張られ、田植えの真っ最中。初夏の心地よい風に吹かれ、そんな里山の光景を見ながら、おにぎりを頬張る。一休みして次の目的地、大円(おおまる)地区へと田植え真っ最中の田園風景に溶け込むようにゆっくりと歩き出す。

DSCN0250
    
余野石仏マップ1

 豊能町の石仏巡りをお考えの方は、私が大変参考にした記事、「豊能町の石仏巡り~(1)余野・切畑地区」とそのマップ。役場でもらったマップはちょっとわかりにくく、何回か迷ってしまったので ・・・。

 役場でもらった地図が載っているPDFも上げておきます。全体の位置関係はこちらのほうがつかみやすいので。「豊能町 自然と歴史が息づく田園風景と石仏の里を訪ねて マップ」

 さて、「旅」は英語で「Trip」、「Travel」、「Journey」、「Tour」などという。どんな違いがあるかと調べてみたら、「Trip」は、短めの旅行、基本的に週末や連休を利用して国内・海外旅行に行く短期間の旅行を表す場合に用いられる。基本的に動詞として使われる「Travel」は、一般的な意味での旅行を表し、Travelin’ Light といえば、「荷物をあまり持たずに身軽な旅をする」ということから、「責任を背負い込まずに身軽に生きる」という意味にも使われている。 そして、「Journey」は、長い旅、「旅行」というよりは、日本語の「旅」に相当する表現としてよく用いられ、船旅やあてのない旅など、比較的長い旅を意味するという。

 さて、今宵のアルバム、GWによく聴いた「キャロル・ウェルスマン/Carol Welsman」の「Journey」。このアルバムも知っている曲、懐かしい曲がいっぱい。

b0102572_1031675

   
Journey
キャロル・ウェルスマン/Carol Welsman
Justin Time Records


   
    

【 収録曲 】
1. Route 66
2. On The Road Again
3. You Came A Long Way From St. Louis
4. By The Time I Get To Phoenix
5. I Thought About You
6. Volons Vers la Lune(Fly Me To The Moon)
7. Two For The Road
8. Where Can I Go Without You
9. Samba Do Avião(ジェット機のサンバ)
10. Travelin’ Light
11. Never Make Your Move Too Soon
12. Detour Ahead
13. Si J’Étais Un Homme
14. Twilight World

 私は、いまでもカントリー&ウェスタン(C&W)とブルーグラスの区別もよくつかないが、「グレン・キャンベル/Glen Campbell」の「恋はフェニックス/By the time I get to phoenix」、それくらいは知っている。「僕がフェニックスに着くころ、彼女は目を覚まし、僕が出て行ったことに気がつくだろう ・・・」。ちょっぴり苦い別れの歌。現役時代、仕事でアリゾナ州の州都、フェニックスに降り立ったとき、空港のロビーからこの曲が流れていたのにちょっぴり感動。   

【 By the time I get to Phoenix 】 by Jimmy Webb

「♪ By the time I get to Phoenix    僕がフェニックスに着くころ、
           she’ll be rising     彼女は目を覚まし
  She’ll find the note          僕がドアに残した
       I left hangin’ on her door    メモを見つけるだろう
  She’ll laugh when she reads the part  「僕は出てゆく」なんて書いても
          that says I’m leavin’    彼女はきっと一笑に付すだろう
  ’Cause I’ve left that girl so many times before  だって何回もそんなことをしたから

  By the time I make Albuquerque    僕がアルバカーキーに着くころは、
         she’ll be working      彼女はきっと仕事中
  She’ll prob’ly stop at lunch         多分昼食時間に
          and give me a call      電話を僕にしてくるだろうが
  But she’ll just hear that          呼び出し音しか
          phone keep on ringin’       耳にしない
  Off the wall that’s all            だって受話器ははずしてあるから

  ・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」


「By the time I get to Phoenix – Carol Welsman Live」

       You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

    

    

会えなかったが ・・・

Tags: , ,

DSC_1052
noma_keyaki_05
 私のご近所、大阪府能勢町に、国の天然記念物に指定され、幹回り14m、高さ30m、推定樹齢千年以上という「大ケヤキ」がある。「野間の大けやき」と呼ばれ、大阪府下では一番、全国でも4番目の巨木だそうである。一本の木として立っている「ケヤキ(欅)」としては日本一だという。鎌倉時代には、もうこの地の神社のご神木とされていたらしいから、相当な古木であることに間違いない。

 その「大ケヤキ」が若葉に包まれる、この時期、「フクロウ(梟)」と「アオバズク(青葉木菟)」が営巣して、子育てをするために、この巨木を訪れることでも有名である。まず、最初に、「フクロウ」が子育てをし、雛が巣立ってから、その巣に「アオバズク」が入り、子育てをする。「フクロウ」の雛が巣立つまで、「アオバズク」は、追い出すこともなく、じっと見守って待っているという。毎年同じ洞に巣を作るので、いわば、「ホーム・シェアリング」、いや、「ネスト・シェアリング」というところか。

b0102572_17253167

 というわけで、久しぶりに「フクロウ」、「アオバズク」のツー・ショットが見られるかと、会いに行ってきた。巨木の下には多くのファンが、カメラをかまえて陣取っているが、私が行った時間帯は、どうも両者ともお出かけのようで、残念ながら、会うことはできなかった。「フクロウ」は真っ白な雛が孵っているいるという。「アオバズク」の子育ては6月中まで続くから、また来てみよう。写真は、ここで何年か前に撮った子育て中の「アオバズク」である。

 もう一部の田んぼには、水が張られ、田植えが済んでいた。きっと昔から、この近くの農民は、「フクロウ」や「アオバズク」の生態と農作業を同期させていたのでしょう。鮮やかな新緑が田に映る里の風景が拡がっていた。

DSC_1054

 わがクラブのシンボルマークでもある「フクロウ」。「松居慶子/Keiko Matsui 」の曲に、「Lake Of The White Owl」という曲がある。今宵はそれを ・・・。

thumb-1920-289674

 「松居 慶子」は、日本のジャズ・ミュージシャンでピアニスト・キーボーディスト。1961年、東京生まれというから、結構なお年であるが、写真からはそれを感じない。5歳の頃からピアノを弾き始め、18歳で「ヤマハ・ミュージック・コミュニケーションズ」とアーティスト契約を結んだ。1987年に発表した自主制作アルバム、「水滴」が「ロサンゼルス・タイムズ」や音楽専門誌で絶賛され、アメリカの「スムース・ジャズ」界で中心的存在となる。以来、南カリフォルニアを本拠地にライブ活動を続けている。2001年、アルバム、「DEEP BLUE」が、日本人初の全米ビルボードのコンテンポラリー・ジャズ・チャートで1位になったことも記憶に残っている。

 あまり聴くこともなかったし、日本よりむしろアメリカで人気があるという印象だが、これぞスムース・ジャズというようなサウンドである。しかし、一貫して自然をテーマにし、単に美しいメロディーというだけではなく、ウィンダムヒルの音楽を思わせるところが、人気の秘密かも知れない。アルバム、「White Owl」(2003)から。

51GYNMTHW6L

     
White Owl
Keiko Matsui/松居慶子
Narada


    
    

「Keiko Matsui — Lake Of The White Owl」

       You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

 フルアルバムはコチラ。
    

    

庭先の初夏

Tags: , ,

シャクヤク4
カマツカ
 周りの家より少し遅れて我が家の庭に咲いた純白の「シャクヤク(芍薬)」。そして、鉢の「カマツカ(鎌柄)」。ほんの小さいスペースであるが、それなりに四季が移ろう。

ツキヌキニンドウ
アヤメ

 ご近所の塀。「ノウゼンカズラ(凌霄花)」より一足先に咲くのは、同じ真紅の花を持つ「ツキヌケニンドウ(突抜忍冬)」。茎が葉の真ん中を貫いているように見えるところから、この名があるという。歩道には「アヤメ(菖蒲、文目、綾目)」。これぞ初夏の花。

rigonhd2

 初夏の今宵、イタリアン・ジャズ・ピアノの巨匠、「エンリコ・ピエラヌンツィ/Enrico Pieranunzi」のソロ演奏で、「Summer mood」。アルバムは、イタリアのレーベル、EGEAからリリースされているピエラヌンツィのCDシリーズの一枚で、「Perugia Suite(ペルージャ組曲)」(2002)。アルバム・タイトルの「ペルージャ」は、このレーベルの本拠地でもあり、国際ジャズ・フェスティバルが開催されるイタリアの街で、そこへの想いが綴られたアルバムである。アルバム・タイトル曲を含む収録曲7曲が全て彼のオリジナル。このEGEAレーベルからリリースされているピエラヌンツィのCD群は、そのジャケットとともに私のお気に入りで、ピエラヌンツィのクラシック音楽的な一面が強く出ている一方、知的に優美、かつ奔放なプレイは、まさしくJAZZ。それが私がこのEGEAシリーズに強く魅かれた理由でもある。

R-3002404-1311194163_jpeg

   
Perugia Suite
エンリコ・ピエラヌンツィ・トリオ/Enrico Pieranunzi Trio
EGEA


    
    

「Summer Mood ー Enrico Pieranunzi」

       You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video
    

   

ジャッパン・パッシングどころか ・・・

Tags: , ,

DSCN0230
DSCN0227
 最近の北朝鮮を巡る一連の目まぐるしい動き。核とミサイルの開発にあれほど血道を上げ、米国を罵っていた北朝鮮が、一転融和へと向かい、米朝会談の日程、場所が決まった。一連の報道を見ていても、すべて米国~北朝鮮~中国の主導で事態は動いており、どうも「ジャッパン・パッシング/Japan Passing(日本素通り)」、蚊帳の外の印象は否めない。

 そもそも「ジャッパン・パッシング」どころか、東アジアの政治情勢に日本が主体的に関与する役割など、もともと持ってないのではないかと合点が行く刮目すべき本に最近出会った。「白井 聡」著、「国体論 菊と星条旗」 (集英社新書)。時代錯誤とも思われるセクハラ、森友・加計問題で大揺れしている政府・国会が、国際政治のその変化や振れの速さについて行けるとも思わないが ・・・。

 2018年の今年、明治維新から150年を迎え、そして2022年には、明治維新から敗戦までの時間と戦後の時間が、77年とともに同じになる年を迎える。古くはベトナム戦争、最近でも、イラク侵攻、核廃絶、原発、TPP離脱、パリ協定離脱などの国の主体的な姿勢を示さねばならない出来事でも、日本政府は終始米国を支持、容認する姿勢を示してきたといえよう。沖縄基地問題、地位協定、横田基地による首都圏制空権など、はなはだ不条理と思える問題も放置してきた。

 著者は、この自発的な対米従属とも言える姿勢を戦後70年あまり続けてきた日本。いかにすれば日本は、自立した国、主体的に生きる国になりうるのか? この呪縛の謎を解くカギは、国を動かす基本的な論理が、「戦前の国体=天皇」から「戦後の国体=アメリカ」という主役が変わっただけの「国体」という概念であるとして、明治維新~敗戦、敗戦~現代の日本がたどってきた具体的な歴史事実をあげながら、「国体」が形成、連綿として持続されてきたプロセスに鋭く切り込んでゆく。特に、占領後、サンフランシスコ講和条約、日米安保条約を通じ、主権の放棄と引き換えに、国体護持が得られ、それが冷戦時代を経て定着化し、今なお続いているという論理の展開はかなり説得力がある。

 「日本は拉致の問題をなぜ直接言ってこないのか」とまで「金正恩」朝鮮労働党委員長に言われるようでは、国民を守るという国の基本機能に触れる拉致問題さえも政府は米国頼みで、本当に解決に動いているのか疑問にさえ思えてくる。

41D4iJJf8bL__SX308_BO1,204,203,200_

   
   
国体論 菊と星条旗 (集英社新書)
白井 聡 (著)
集英社


     
     
   
     
     
    
    

 そんな「戦後の国体=アメリカ」という見解に傍証を与えるバブル以後の政治情勢の衝撃的ともいえる分析を、少し前に読んだことを思い出した。「R. ターガート マーフィー/R. Taggart Murphy」著、「日本‐呪縛の構図:この国の過去、現在、そして未来 上/下 」(早川書房、ハヤカワ文庫)。

 ハーバード大卒業後、バンク・オブ・アメリカ、チェース・マンハッタン、ゴールドマン・サックスなどで投資銀行家として活躍、在日40年、現在は筑波大学教授を務める著者が描く「Japan」の肖像。上巻では、古代、平安、鎌倉、室町、戦国、江戸、明治から第二次世界大戦を経て、高度成長期に至る歴史を、日本独自の美意識、ハイカルチャーの新鮮な視点で解き明かし、下巻では、高度成長期から現在に至る政治と経済のしくみ、社会と文化の変遷、そして日本と世界との関係を解き明かしてゆく。とくに、衝撃的だったのは、鳩山民主党政権が取り組んだ「普天間基地移転問題」、「東北アジア共同体構想」が、米国の東アジア安全保障政策へ大きな影響を与え、そのことがアメリカ政府の逆鱗に触れ、政権の主要キーマンだった「小沢一郎」氏を土地スキャンダルで、政権もろとも潰してしまったという分析については、目からウロコの思いであった。しかし、先述の「国体論」を読んで、そのことに合点が言ったのである。著者は、アメリカは日本を「同盟国」と考えたことは一度もない。むしろ「保護国」に近いと考えていると看破している。

61C6uivaEaL__SX343_BO1,204,203,200_a

    
    
日本‐呪縛の構図:この国の過去、現在、そして未来 上/下
R. ターガート マーフィー/R. Taggart Murphy (著)、仲 達志 (翻訳)
早川書房


     
    
    

 しかし、何を考えているのか、何をするのか、規格外、想定外で、全く読めないというトランプ大統領の登場。北朝鮮問題では、一転プラス方向へ動いているとも思える一方、中東ではイラン核合意離脱、エルサレムへの大使館移転強行ときな臭さを強める方向へ踏み出している。国際合意などお構いなしの振れ幅の大きい政策選択基準のすべてが(限られた一部のための)アメリカ・ファースト、中間選挙を前にしての票獲得のためのトランプ・ファーストに思える。

 トランプ登場、ひょっとして、ディールの条件次第では、ジャパン・ファースト、「国体の構図」、「呪縛の構図」が大きく変わり得るかも知れない、そんな淡い期待は望むべくもないようだ。明治維新150年、憲法改正、戦前価値観への回帰を悲願として突っ走ってきた一強、安倍政権。ここに来て政府も官僚も議員も、セクハラ、森友・加計問題、極めて大事ではあるが、低次元と言わざるを得ないスキャンダルで、無責任さをさらけ出している。こんなんで、回っていく不思議の国、日本。いや、これもアメリカ・ファースト、「国体」の変化を望まないアメリカの仕掛けかと思うのは、考えすぎだろうか ・・・。

b0102572_180524a

 さて、思い切り愚痴ったところで、熱くなった頭を冷やすのにもってこいのアルバム。今宵のアルバムは、「ゴンザロ・ルバルカバ&チャーリーヘイデン/Gonzalo Rubalcaba & Charlie Haden」のデュオ・ライブ・アルバム、「トーキョー・アダージョ~ライヴ・アット・ブルーノート東京/Tokyo Adagio」(2005)から。

 このアルバムは、惜しくも逝去、私が世界最高のベーシストと思っていた、「チャーリー・ヘイデン/Charlie Haden」が、キューバ出身の名ピアニスト、「ゴンサロ・ルバルカバ/Gonzalo Rubalcaba」と行った、2005年3月の「ブルーノート東京公演」が初CD化されたもの。あの名盤「ノクターンNocturne」で聴けた「ヘイデン節」、「ルバルカバ節」のまさに再現。

トーキョー・アダージョ~ライヴ・アット・ブルーノート東京

チャーリー・ヘイデン / ユニバーサル ミュージック

アルバムから3曲、「En la Orilla del Mundo (The Edge of the World)/世界の果てで」、「Sandino」、「My Love and I」を。
 

「Gonzalo Rubalcaba & Charlie Haden ー En la Orilla del Mundo」

       You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

「Charlie Haden & Gonzalo Rubalcaba – Sandino」

       You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

「Charlie Haden & Gonzalo Rubalcaba – My Love and I」

       You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video
    

     

公園はいま一番いい季節を迎えている

Tags: , , , , ,

ヤマボウシ
ナンジャモンジャ
エゴノキ
DSCN0206
 公園は今、一番いい季節を迎えている。目にも鮮やかな新緑の中での作業。暑すぎも寒すぎもせず、一庫ダムの知明湖から上がってくる風は、作業するわれわれにとって爽やかですこぶる心地よい。いずれも白い花の「ヤマボウシ(山法師、山帽子)」、「ヒトツバタゴ(一つ葉タゴ、一つ葉田子)/別名:ナンジャモンジャ」、「エゴノキ/別名:チシャノキ(萵苣の木)、ロクロギ(轆轤木)」 。そして、森のあちこちで群生し、薄い朱色、赤紫の花が満開の「ヤマツツジ(山躑躅)」の群落。これを見ているだけでも、この山でボランティアをやっていてよかったと喜びを感じる。

 「森林セラピー」という言葉もあるらしいが、この山での活動、我々、シニア側にとってはまさに「セラピー」である。

DSCN0219

 さて、今日の作業は、我々にとって、三大天敵による害、鹿の食害、「カシノナガキクイムシ」によるナラ枯れ、外来植物や常緑広葉樹(照葉樹)繁茂による植物の多様性の喪失への対策のうち、2番目の「カシノナガキクイムシ」によるナラ枯れへの対策である。「ナラ枯れ」、その原因となる「
カシノナガキクイムシ」については、拙ブログ(「枯れ木に花はもう咲かない」「熱中症も怖いですが ・・・」「続・秋が少し見えた ~カシナガの活動も始まる~」「虫、虫、虫 ・・・ 」「小雨の中で「カシノナガキクイムシ」を数える」「虫は嫌いではありませんが ・・・」  などなど)を参照していただきたいが、この公園での被害木はほとんどが、「コナラ(小楢)」である。

 我々は、虫が羽化を迎え、飛び立つ6月までに被害木に粘着テープを巻きつけ、新たな木への飛来を防止するという対策を続けている。一見消極的にも思えるこの対策、6年前から始め、結構手間もお金もかかるのであるが、この公園だけに限って言えば、効果があったようで、3年前をピークに 新たに被害木が減ってきているというデータが得られている。何よりも枯死してしまう「コナラ」が、被害木の1割にも満たない数%という結果も得ているが、まだまだ虫との攻防はこれからも続く。

 さて、今宵初夏の気候にふさわしい曲。定番でしょう、もの憂げで気だるい感じのボッサの名曲、「サマー・サンバ/Summer Samba (So Nice)」。

 1966年、ブラジルの「マルコス・ヴァーリ/Marcos Valle」が作曲した「Samba de Verao(夏のサンバ)」が原曲。それをブラジルのオルガン奏者、「ワルター・ワンダレイ/Walter Wanderley」がレコード化したところ、世界中で大ヒットした。英詩は「ノーマン・ギンベル/Norman Gimbel」。

【 Summer Samba (So Nice) 】

「♪ Someone to hold me tight   誰かがしっかり抱きしめてくれる
   That would be very nice    それはなんて素敵なこと
   Someone to love me right   誰かがちゃんと愛してくれる
   That would be very nice     それもなんて素敵なこと
   Someone to understand    誰かがちっぽけな私の夢を
   Each little dream in me     ちゃんと理解してくれる
   Someone to take my hand   誰かが私の手をとって
   And be a team with me     一緒に歩もうとしてくれる それも素敵

   So nice life would be so nice   とても素敵だわ そんな人生って
   If one day I find           もしある日、誰かが私の手をとって
   Someone who would take my hand  「生涯一緒にサンバを踊ろうよ」
   And samba through life with me   なんて言ってくれる人に出会えたら 

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

 ボッサ・サックスならイチオシのこの人、「ハリー・アレン/Harry Allen」。軽快で洒脱な演奏はいつ聴いても心地よい。アルバム、「サマー・サンバ/If Ever You Were Mine」(2003)から。

サマー・サンバ

ハリー・アレン / BMG JAPAN

「Harry Allen - Summer Samba (So Nice) 」

       You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

b0102572_10401358

 そして、歌のオススメ、イチオシは、ご贔屓おしどりJAZZカップル、「マリエル・コーマン&ヨス・ヴァン・ビースト/Marielle Koeman & Jos van Beest」。アルバムは、「LOVE BOSSA!」(2012)。このカップル、その暖かい演奏で前々から好きであったが、何年か前、コンサートに行ってからますます好きになったアーティスト。特にマリエルの歌うボサノバは絶品で、生で聴くとそのボーカルとピアノの相性の良さが、いっそう際立っていた。アルバムが「LOVE BOSSA!」、「ジャズ、シャンソン、ボレロの名曲を心弾むボッサのリズムで綴った、16編の物語。大人のためのボサノヴァ・スタンダード。」という惹句に違わないアルバム。

 パーソネルは、「Marielle Koeman : vocal」、「Jos van Beest : piano」、「エヴァート・ジェイ・ウッド/Evert J. Woud : bass」、「フリッツ・ランデスバーゲン/Frits Landesbergen : drums」。

b0102572_23193845

     
LOVE BOSSA!
マリエル・コーマン&ヨス・ヴァン・ビースト・トリオ/Marielle Koeman & Jos Van Beest Trio
澤野工房


    
    

「Jos van Beest trio featuring Marielle Koeman ー SO NICE」

       You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

    

    

連休も終わって

Tags: , ,

DSCN0194
 連休も終わって街は元通りの生活を取り戻している。小学3年生くらいでしょうか、新学期も始まってから1ヶ月ちかく経ち、新しいクラスや学年にも慣れ、社会見学で地域の消防署を訪れているようだ。今月から、兵庫県の中学2年生は社会体験をする「トライやるウィーク」が始まり、山の公園にも来るので、そのうちの1日は「森林ボランティア体験」として、我々が指導をすることになっている。

71xsThRFCtL__SL1146_

 さて、今宵の歌は、スタンダードから、「Teach Me Tonight(邦題:今夜教えて)」。歌姫は、「アレクシス・コール/Alexis Cole」。アルバムは、「Close Your Eyes」(2013)。

 「My heart belongs to daddy(私の心はパパのもの)」と同じ系統の歌で、ちょっと意味深でやばくて、色っぽい曲なので、お色気たっぷりに歌われることが多いようです。作詞「サミー・カーン/Sammy Cahn」と作曲「ジーン・ド・ポール/Gene De Paul」による1953年の作品。

1006366295

 そんな歌が収録されているこのアルバム、なんせリリース元は、「ヴィーナス・レコード」ですから、期待通りのグラビア風ジャケット。「ジョン・ディ・マルチーノ/John Di Martino」のピアノ・トリオをバックに、ベタベタしない上品なお色気を漂わせながら、これまた期待通りに歌います。

 しかし、1976年、ニューヨーク生まれの彼女、音楽一家に育ち、高度な音楽教育も受けたが、なんと「ウエスト・ポイント米陸軍士官学校/United States Military Academy at West Point」出で、階級は 「Staff Sergeant (2 等軍曹)」という軍隊の経験があることも、びっくりです。

【 Teach Me Tonight 】  by Sammy Cahn / Gene De Paul

「♪ Did you say I got a lot to learn?     「もっとたくさん学ばないとね」と言ったわね
  Well don’t think I’m trying not to learn?   学ぶ気がないなんて思わないでね
  Since this is the perfect spot to learn,    学ぶには今ここがパーフェクトな場所だから
  Teach me tonight.              今夜教えてネ

  Starting with the ABC of it         まずはABCから始めて
  Right down to the XYZ of it         最後のXYZまで徹底的にネ
  Help me solve the mystery of it,      謎が解けるまで
  Teach me tonight              今夜教えてネ

  The sky is blackbord high above you    空が黒板のように広がっているわ
  If a shooting star goes by,         もし流れ星が流れたら
  I’ll use that star to write “I love you”     その流れ星で、「I love you」と
  A thousand times across the sky      1000回も空に書くわ

  One thing isn’t very clear my love     でも、まだはっきりしないことが一つあるの
  Should the teacher stand so near my love 先生、そんなに近づいてきちゃっていいの?
  Graduation’s almost here my love      卒業はもう間近かしら
  Teach me tonight.              今夜教えてネ           ♪
   
   
 やはり、ヤバイですね、これは ・・・。

71Bsh5tTfYL__SL1007_

  
  
クローズ・ユア・アイズ
アレクシス・コール
ヴィーナスレコード


      


「Teach Me Tonight – Alexis Cole」

       You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video
   

   

路傍の花、樹々の鳥(214) ~ 生垣の王道は躑躅 ~

Tags: , ,

ツツジ6
ツツジ3
 生垣の王道、人気No1は、やはり「ツツジ(躑躅)」なのでしょうか。ウォーキングの道筋には、いろとりどりの躑躅が豪華絢爛に咲き誇っている。

b0102572_18222119

 ジャズ・ボーカルの王道もスタンダードということで、今宵のアルバムは、誰もが知っているスタンダード・ラヴ・ソング集。歌うディーヴァは、クールでエレガントな歌声と絶妙のピアノ・プレイで弾き語る「キャロル・ウェルスマン/Carol Welsman」。女性ヴォーカル王国、カナダにあって、「ダイアナ・クラール/Diana Krall」と並び、人気、実力を兼ね備え、カナダを代表するシンガー&ピアニスト。「オスカー・ピーターソン/Oscar Peterson」が絶賛し、「ハービー・ハンコック/Herbie Hancock」が惚れ込んだいう彼女が、20曲のスタンダード・ラヴ・ソングを弾き語るのは、「ディス・イズ・キャロル – ラヴ・ソング20/This is CAROL Love Song 20」。録音は、2016年8月、ロサンゼルス。

 「キャロル・ウェルスマン」。1960年、カナダのトロント生まれ。祖父はトロント・シンフォニー・オーケストラの創設者、母はピアノの教師、父はサックスやクラリネットを吹くという音楽一家に育つ。高校時代にクラシック・ピアノ、ダブル・ベース、ヴァイオリンを勉強するが、その後ジャズに興味を持ち、1980年にボストンの「バークレー音楽院」へ入りピアノを専攻、ジャズの道へ踏み出した。

b0102572_18233499

 20曲のうち、6曲にゲストとしてデュオ参加しているのは、サウダージ感溢れるまろやかな歌声とギターで魅了するブラジリアン・シンガー&ギタリストは、このブログでも何回か取り上げたことがある「ポリーニョ・ガルシア/paulinho garcia」。

 1948年、ブラジル生まれ。9歳の頃から地元のラジオで歌う。10代の頃は、ドラムを叩き、後にベースに転向、ベース奏者、アレンジャー、作曲家としてブラジルで活躍。その後、1979年に渡米、アメリカのシカゴで活躍していたバンドでベース奏者として1991年までプレイ。1991年からギターを主楽器として自己のバンド「Jazzmineiro」を結成、1996年に発表したCDは、アメリカの新聞や音楽誌で高い評価を得たという。

 近年はポーランドのシンガー、「グラジーナ・アウグスチク/Grazyna Auguscik」と世界中をツアーしている。グラジーナとの共演アルバム、「ふたりのボサノヴァ~ビートルズ・ノヴァ/The Beatles Nova」、ソロ・アルバム「ひとり~プレイズ・スタンダード/Beautiful Love」がある。(参照拙ブログ、「母の日の花届く」 「秋桜一輪、初秋のボッサ」 など)

 「Love Song 20」。このアルバムは、きっとシニアの洋楽、POPS好き、JAZZ好きの方なら、ほとんどご存知で懐かしい曲ばかりが収録されていると思う。懐かしさが凝縮され、なにか自分の洋楽、POPSの歴史を振り返るような思いすら感じる。

【収録曲】
1. Skylark
2. いそしぎ/The Shadow Of Your Smile
3. 哀しみのクラウン/Send In The Crowns
4. スマイル/Smile
5. It Had To Be You
6. シェルブールの雨傘/I Will Wait For You
7. やさしき伴侶を/Someone to Watch Over Me
8. Teach Me Tonight
9. 枯葉/Autumn Leaves
10. Corcovado
11. Danny Boy
12. 遥かなる影/Close To You
13. イパネマの娘/The Girl From Ipanema
14. ベサメ・ムーチョ/Besame Mucho
15. 魅せられて/Bewitched
16. 黒いオルフェ/Maha De Carnaval
17. ジャニー・ギター/Johnny Guitar
18. My Foolish Heart
19. ある恋の物語/Hisoria De Un Amor
20. My Funny Valentine

511tjEfn9JLw

  
ディス・イズ・キャロル – ラヴ・ソング20/This is CAROL Love Song 20
キャロル・ウェルスマン/Carol Welsman
MUZAK,INC.


    
    

 YOUTUBEにアップされていませんので、別のピアノ・ソロ・アルバム、「For You」からですが ・・・。

「Carol Welsman – Skylark」

       You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video


「Carol Welsman – Close To You」

       You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

     

     



© 2009 JAZZYな生活. All Rights Reserved.

This blog is powered by the Wordpress platform and to just Go Beach Rental.