JAZZYな生活

プレミアムエイジ ジョインブログ

路傍の花、樹々の鳥(213) ~ 花づくりの王道 ~

Tags: , , ,

バラ3
バラ2
バラ4
 育てるのが大変らしいが、花の女王は「バラ(薔薇)」だという。この時期、ウォーキンをしていると、「薔薇屋敷」と呼んでもいいような丹精込めた薔薇が咲く家を見かける。絢爛な形といい、香りといい、艶やかな色といい、まさに花作りの王道にふさわしい。

 ジャズの王道といえば、スタンダードでしょうか。そして、ピアノ・トリオ。この黄金週間、イタリアの美メロピアニスト、「アレッサンドロ・ガラティ/Alessandro Galati」がスタンダードに魂を込めた最新作2作に聞き惚れていた。いずれもこだわりでは定評のある日本の2レ-ベルからのリリースである。パーソネルは、いずれも最近の鉄板トリオ、「Alessandro Galati – piano」、「ガブリエル・エヴァンジェリスタ/Gabriele Evangelista – bass」、「ステファーノ・タンボリーノ/Stefano Tamborrino – drums」。

foto_1519894736

 「アレッサンドロ・ガラティ」。1966年、イタリア・フィレンツェ生まれのジャズピアニスト。「ビル・エヴァンス/Bill Evans」や「キース・ジャレット/Keith Jarrett」を敬愛し、内省的で微妙な感情に溢れ、抒情性と哀愁が見事に溶け合つた美しいインプロビゼーションを聴かせる抒情派ピアニストである。6歳でクラシック・ピアノを始め、後にジャズに強い興味を持ち、イタリアの著名なベーシスト兼ビッグバンドのアレンジャー、「ブルーノ・トマソ/Bruno Tommaso」に師事、ジャズ・オーケストラの編曲・作曲を修得したという。ずっと聴き続けているが、独特の詩情と哀愁を持ち、これほど内省的で微妙な感情を表現できるピアニストとして稀有の存在である。

 まずは、「OUTER GOLD, INNER LORD. 」。前作、「Cold Sand」と同じ、「澤野工房」からのリリース。オリジナルであることに徹してきたガラティに、敢えて全曲スタンダード・ナンバーという「枷(かせ)」をはめたという。全編よく知られた曲ばかりであるが、今まで聴いたものとは全くイメージが違う。ガラティ流の美学が全編に込められている。ガラティが生み出した新しき「スタンダード・ソング・ブック」。

【 収録曲 】
01. Alone Together
02. Blue Monk
03. Caravan
04. Falling in Love with Love
05. Django
06. Sunny
07. Garota de Ipanema
08. How Deep Is the Ocean

71-2CJDXV6L__SL1000_

    
OUTER GOLD, INNER LORD.
アレッサンドロ・ガラティ・トリオ/Alessandro Galati Trio
澤野工房


    
    

「Alessandro Galati Trio ー CARAVAN」

       You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

 サワリの試聴はコチラから。

 さて、「寺島レコード」からのリリースは、「Shades of Sounds」。「寺島靖国」+「アレッサンドロ・ガラティ」+「ステファノ・アメリオ/Stefano Amerio(サウンド・エンジニア)」のコラボによる三位一体で仕上げた美曲集とある。

 たしかに、私がガラティに魅せられ、求めて聴いてきたリリシズムのエッセンスが全てここにあるといってもいいくらいのアルバム。特にM1,M3は寺島氏が、ガラティのオリジナルと勘違いしたというくらい美しい。この美しい音色が奏でられたのは、「ファツィオリ/Fazioli」社のF-278だという。

511tjEfn9JLq

    
シェイズ・オブ・サウンズ/Shades of Sounds
アレッサンドロ・ガラティ・トリオ/Alessandro Galati Trio
寺島レコード


    
    

【 収録曲 】
1. After You Left
2. Stella By Starlight
3. You’ll Walk In The Field
4. Blue In Green
5. Coracao Vagabundo
6. Andre
7. The Two Lonely People
8. Nobody Else But Me
9. Moment’s Notice

サワリの試聴はコチラから。

 過去、彼のアルバムをいくつも聴いてきたが、その美しいメロディ・ラインは、私の心の琴線をかきたててきた。どれもが「私の泣けるピアノ・アルバム」といってもいいでしょう。これからも目が離せません。
    

   

Tags: , , ,

2 Responses to “路傍の花、樹々の鳥(213) ~ 花づくりの王道 ~”


  1. photofloyd(風呂井戸)
    on 5月 7th, 2018
    @ 6:55 PM

     私もこの春は、澤野工房盤と寺島レコード盤の2枚のアレッサンドロ・ガラティにしっかりと魅せられております。
     しかし彼の美学はエンジニアのステェファノ・アメリオの技術によって更に美しいアルバムとなりました。とにかく満足のこの春であります。
     TBが出来ませんので、ここで取り敢えず↓
     http://osnogfloyd.cocolog-nifty.com/blog/cat54938545/index.html


  2. 大屋地 爵士
    on 5月 7th, 2018
    @ 9:00 PM

    風呂井戸さん   ずっと聴き惚れています。ピエラヌンツイ、ミラバッシ、グスタフセンが別な方向を目指す中で、唯一の存在になりつつあると感じてます。

Leave a Reply



© 2009 JAZZYな生活. All Rights Reserved.

This blog is powered by the Wordpress platform and to just Go Beach Rental.