JAZZYな生活

プレミアムエイジ ジョインブログ

To be,or Not to be ・・・、そんな事を考える歳になった

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 「To be, or not to be: that is the question.」「W.シェイクスピア/William Shakespeare」の「ハムレット/Hamlet」の有名な一節で、普通は「生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ。」と訳されている。けっして深刻にではなく、私も普通に反応して、そんなことを考える歳になった。

 今年もまた健康診断に行ってきた。最近、健康診断にちょっと懐疑的になっている。というのもここ10年くらい、血糖値(ヘモグロビン a1c)が、わずかに基準値を超えて高めであるが、診断結果ではいつも「糖尿病」と診断がつく。受診者の数、業務処理などを考えれば、所属する健保組合は、健康診断請負業者に、診断業務を下請けさせるのは理解できるが、問題は診断である。診断は、間違いなくコンピュータがデータ処理をして、診断を下している。不勉強だが、医者の業務をコンピュータが肩代わりできる法的根拠があるのだろうかと思う。そして、リスクを避けるため、疑わしき受診者は、「要精密検査」として、精密検査へと回しているのである。この「コンピュータ診断」、かなり杓子定規的ではないかとも思う。定年の頃の一時期、血糖値が、かなり高くなったことがあったので、医者に行き、3ヶ月ほど薬ものみ、毎日のウォーキング、食事の改善等始めた結果、ここ10年間は、数値が低下、薬はもちろん医者通いも不要、その後も数値に大きな変動もなく、若干基準値を上回る程度で安定している。ある本によると、年齢の幅を考慮した基準値では、基準内に収まっている。しかし、年齢、過去の努力や数値の経緯などは一切関係なく、コンピュータはピンポイントの数値で毎回「糖尿病」と診断するのである。「早期診断、早期発見」の掛け声に流されて、実質、「コンピュータ診断」という「健康診断」に身を委ねてしまっていいのだろうかと言う疑問が解消できないでいる。それにしても、最近の検診車、ピンクや花柄の模様。おしゃれになりました。

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健康診断「本当の基準値」完全版ハンドブック
大櫛 陽一 (著)
宝島社


      
      
      
    
        

 3年ほど前にも、肺のX線撮影で、「要精密検査」の判定で、胸部CT検査を受けたが、全く問題なかった。必要のない放射線など当てないほうがいいに決まっている。また、オプション検査の腫瘍マーカー検査では、前立腺がんの指標となるPSA値が増加、これも「要精密検査」の診断。MRI検査だけでは判定できず、入院し、体内から細胞を採る生検(生検組織診断)までした結果、全く問題なしと判定されたが、その後しばらくは、血尿と排尿障害が起きた。これも、結果論であるが、必要のなかった入院、検査であるし、排尿障害が続いたらと考えるとぞっとする。そんなことから、この「健康診断」についても、少し懐疑的に考えるようになった。

 早期診断、早期発見、早期治療。それはその通りだが、この歳になると、病名や進行度によっては、もし発見されても、手術などによる体力低下で、命は長らえるが、寝たきりとなるか、あるいは、放っておいて好きなことを体の動く限り、精一杯し、寿命が尽きるのを待つか、どちらかの選択を迫られることになるのではないだろうか。私の心情としては、後者を選択したいという気持ちが強くなってきている。

 そんなことから、今年からは、必要以上に放射線を当てるのもよくないと思って、胃レントゲンは隔年ごとに、知ってどうなるという思いから、腫瘍マーカーも数年に一度ぐらいとし、受診に工夫と思いを凝らすようにした。同窓会などでも一番の話題は、健康に関することであるが、私にとって毎日の食事(妻に感謝)、ウォーキング、簡単な筋トレ、そしてなによりも、週一、山で時間を過ごすボランティアの作業が一番の秘訣にも思える。 

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 さて、今宵、シニアの皆さんにとって懐かしの洋楽です。まず、「ビリー・ジョエル/Billy Joel」。1949年5月生まれ、ニューヨーク、サウス・ブロンクス出身のシンガーソングライター、歌手、ピアニスト、作曲家。ポップなメロディと、都会的なアダルト・サウンドで、1970年代後半から1990年代前半にかけてヒットを連発し、全世界で1億枚以上のレコード・セールスを記録したという。代表曲に、「ピアノ・マン/Piano Man」、「ニューヨークの想い/New York State of Mind」、「素顔のままで/Just the Way You Are」、「ストレンジャー/Stranger」、「ムーヴィン・アウト/Movin’ Out」、「オネスティ/Honesty」など数々あるが、今宵は「マイ・ライフ/My Life」。 アルバム、「ニューヨーク52番街 /52nd Street」(1978)から。

 2005年には、未発表曲やレア曲を中心としたコンピレーションBOX「マイ・ライヴ/My Lives 」をリリースし、それに合わせ本格的なライヴ活動を再開、全米、欧州、南アフリカ、オーストラリアツアーを経て、2006年11月には8年振り10度目の日本公演を行い、全盛期と変わらぬパフォーマンスを繰り広げてファンを熱狂させた。その東京公演ライブも合わせて。

【 My Life 】  by Billy Joel

「♪ Got a call from an old friend   古い友人から電話をもらった
  We used to be real close      むかしものすごく親しくしていた友人からね
  Said he couldn’t go on        その時彼はこんなことを言ったんだ
         the American way      「アメリカ流の生活に馴染めない」って
  Closed the shop, sold the house   そういって彼は店を閉め、家を売り
  Bought a ticket to the West Coast     西海岸へ旅立っていったんだ
  Now he gives them a stand-up routine in L.A. いまでは、LAでピン芸人しているって

  I don’t need you to worry for me      かれは言ったんだ 僕の事は心配しないで  
           cause I’m alright          うまくやってるからさ
  I don’t want you to tell me          言わないでくれるだろ
         it’s time to come home         帰ってこいよなんて
  I don’t care what you say anymore,      君に何を言われても気にしない
         this is my life              これが僕の人生
  Go ahead with your own life          君は君の人生を進んでくれ
          and leave me alone      そして僕のことは放っておいてくれって

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・・・    ♪」

 初めてニューヨークを訪れたのは、1990年の晩秋。そこには、色々な映画、本、音楽などで出来上がっていた私の頭のイメージどおりのニューヨークがあった。

ニューヨーク52番街

ビリー・ジョエル / Sony Music Direct



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「Billy Joel – My Life (Official Video) 」

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 28年後、同じ曲を東京ドームのステージで歌うビリー。

「Billy Joel – My Life (In Concert” Tokyo Dome, Japan in Nov-30-2006)」

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 もう一つ懐かしいナンバーを。ビリーと同じ’70年代、ブラス・ロックで一世を風靡した「ブラッド・スウェット&ティアーズ/Blood, Sweat & Tears」の曲から、「And When I Die」。1969年に発表されたセカンド・アルバム、「Blood, Sweat & Tears」から。

 「And When I Die」は、白人ながらゴスペルやブルース色の強い歌を書く、フォーク系のシンガー・ソングライター、「ローラ・ニーロ/Laura Nyro」が17歳のときに書いた彼女の代表作のひとつで、「ピーター・ポール&マリー/Peter, Paul and Mary」、「BS & T」によって有名になった。

【 And When I Die 】    by Laura Nyro

「♪ I’m not scared of dying      わたし死ぬのは恐くはないわ
  And I don’t really care.      そうよ、本当に恐くないわ
  If it’s peace you find in dying,   もし死んで安らぎが得られるなら
  Well, then let the time be near.  それなら、そのときが近づいてきてもいい
  If it’s peace you find in dying,    もし死んで安らぎが得られるなら
  When dying time is here,      死ぬときには
  Just bundle up my coffin       わたしの棺を包んでね
  cause it’s cold way down there,   だって寒い道を行くんだから
  I hear that’s it’s cold way down there,  寒い道を行くって、わたし聞いているわ
  Yeah, crazy cold way down there.    気も狂わんばかりの寒い道だってね
  And when I die and when I’m gone,   私が死んで、そう、いなくなってしまったら
  There’ll be one child born         かわりに子供が一人生まれて
   and a world to carry on, to carry on.  それで世界が続いていくの、そうなってるのよ

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・・・    ♪」
   

Blood, Sweat & Tears

Blood,Sweat & Tears / Sony

「Blood, Sweat & Tears – And When I Die」

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路傍の花、樹々の鳥(223) ~ 秋を感じさせる空と雑草 ~

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 山では秋を感じさせるシーンが多くなってきたが、里でもその気配が。いわし雲のような秋空ではないが、台風一過、月、雲、空の色に、なんとなく秋の気配を感じる。今年は、もう少し暗くなると赤く輝く火星が、月の脇にはっきり見える。十五夜も近くなってきた。

 道端や空き地では、この大雨を受けてか、個性的な名前が多い雑草が繁茂。葉や茎に悪臭があることから名付けられたという「ヘクソカズラ(屁糞葛)」もそのひとつ。蔓性の多年草なので、至る所に生え、刈っても刈っても次の年にはまた茂ってくる。実家に庭にも生えていので、今頃は、草茫茫で近所に迷惑をかけていないか気になるところ。しかし、花は意外と可愛らしい。

 「図書館戦争」や「阪急電車」でも知られている「有川浩」の恋愛小説で、2年ほど前に映画化もされた「植物図鑑 (幻冬舎文庫)」の第1章にこの花が出てくる。ひょんなことから、家事万能のスーパー家政夫のうえ、重度の植物オタクで、イケメンの「樹(イツキ)」と奇妙な同棲生活を始めた女の子の話。そこには、「花の姿の愛らしさは雑草の中でもかなり上位に入る」と弁護するように書かれている。

植物図鑑 (幻冬舎文庫)

有川 浩 / 幻冬舎



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 そして、ブラシのように長い穂の形が独特な雑草、「エノコログサ(狗尾草)」。この花穂が、犬の尾に似ていることから、「犬っころ草(いぬっころくさ)」が転じて「エノコログサ」という呼称になったという。また、花穂を振ると、猫がじゃれつくことから、「ネコジャラシ(猫じゃらし)」とも呼ばれる。こちらの名前の方が、馴染みが深い。子供の頃、よく遊んだものだ。

 「ヘクソカズラ(屁糞葛)」とひどい名前をつけられたのでは、余りにも可愛そう。そこで今宵の歌、「花はどんな花でも愛らしい」という意味を込めて、「A Flower Is A Lovesome Thing」。「A列車で行こう/Take The ”A” Train」の作者として知られ、アメリカのジャズピアノ奏者、作曲家、アレンジャーであった、「ビリー・ストレイホーン/Billy Strayhorn」の有名な曲。「lovesome;美しい、チャーミングな」、「luscious;薫りがいい」、そんな言葉でヨイショしておきましょう。

【 A Flower Is A Lovesome Thing 】  by Billy Strayhorn, Duke Ellington

「♪ A flower is a lovesome thing
   A luscious living lovesome thing
   A daffodil, a rose, no matter where it grows
   Is such a lovely lovesome thing ・・・  ♪」

 YOUTUBEにアップされていた、「デューク・エリントン楽団/The Duke Ellington Orchestra」との共演が多いことで知られている男性シンガー、「オジー・ベイリー/Ozzie Bailey」と「ビリー・ストレイホーン」のピアノのデュオで。コンピ・アルバムだと思われますが、1965年録音のものが、「Lush Life」に収録されているようです。

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Lush Life
Billy Strayhorn
Sony


       
        

「Ozzie Bailey & Billy Strayhorn – A Flower Is A Lovesome Thing」

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 おなじくYOUTUBEから、「エラ・フィッツジェラルド/Ella Fitzgerald」と「デューク・エリントン/Duke Ellington」のコラボで。「Ella at Duke’s Place」(録音1965年)から。

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Ella at Duke’s Place
デューク・エリントン & エラ・フィッツジェラルド
Polygram Records


      
      

「A Flower is a Lovesome Thing -Ella Fitzgerald」

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当たり前ですが、毎年同じように季節は移ろい、もうすぐ秋です

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 今年は、記録的な猛暑に加え、台風ラッシュ、豪雨ラッシュの夏であった。しかし、毎週山で作業をしていると、ゆっくりではあるが、間違いなく秋モードへと移行しているのが感じ取れる。当たり前のことだが、毎年毎年同じように季節は移ろい、やがてもうすぐ秋である。

 つい最近の梅雨の季節に咲いていた「ヤマボウシ(山帽子、山法師)」。ちょっとキュートな実が色づいてきた。美味しいマンゴーのような味がする。

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 「コナラ(小楢)」、「クヌギ(櫟、椚)」の「ドングリ(団栗)」が風に飛ばされたのか、枝ごと落ちている。よく見ると、枝の切り口が鋭いし、「殻斗(かくと)」に小さな孔が空いている。「チョッキリムシ(ハイイロチョッキリ)」 の試し斬りか。殻斗方が柔らかいので、「チョッキリムシ」は、こちらの方に孔を開け、卵を産み付けるという。もうすぐ一面の枝付きドングリが落ちているのが見られる。もうすぐ、9月。早い遅いはあるが、毎年確実に季節は移ろい、すぐ全身で秋が感じられるようになる。台風直後。山は、何も動じることはなく、秋へと時間を進めている。そんな秋間近を感じ取れるいくつかのシーン。

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 今宵の曲、「Everything must change」という曲がある。「万物は流転する」、「すべてのものは移ろいゆく」というような意味である。この曲は、作曲家としても知られている、米国ヒューストン出身のソウル・シンガー、「ベナード・アイナー/Benarad Ighner」が1974年に作詞作曲した曲で、同年、「クインシー・ジョーンズ/Quincy Jones」のアルバム、「ボディー・ヒート/Body Heat)」に、「ベナード・アイナー」自身による歌唱が収録されている。「ニーナ・シモン/Nina Simone」の歌唱が有名であるが、ソウル・シンガーだけではなく、多くのジャズ・シンガーにも歌われるようになり、今ではスタンダード・ナンバーの一つと言ってもいい曲になった。私の大好きな曲でもある。

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 さらに、この曲は、1975年に「ランディー・クロフォード/Randy Crawford」が歌ってヒットした。1979年には、ランディーは、「クルセイダーズ/The Crusaders」と作ったアルバム、「ストリート・ライフ/Street Life」の中でも歌い、さらなる大ヒットをさせてからは、ソウル・シンガーだけではなく、多くのジャズ・シンガーにも歌われるようになり、今ではスタンダード・ナンバーの一つと言ってもいい曲になった。
    

      
       
       
       
【 Everything must change 】 作詞・作曲 Benarad Ighner

「♪ Everything must change  全てのものは移ろいゆく 
   Nothing stays the same  何一つとして同じところにとどまることはない
   Everyone must change   全ての人も変わりゆく
   No one stays the same   変わらない人など誰一人いない

   The young become the old   若き人もやがては老い
   And mysteries do unfold      不思議はやがて不思議ではなくなる
   Cause that’s the way of time    時というものはそういうもの
   Nothing and no one goes unchanged  移ろわないものなど何一つないのだ
     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・        
   And music makes me cry      そして、歌は私を泣かせる    ♪」

  

Body Heat

Quincy Jones / A&M


「Quincy Jones Feat. Benard Ighner – Everything Must Change」

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Everything Must Change
ランディ・クロフォード /Randy Crawford
Wea Int’l


      
      

「Randy Crawford – Everything Must Change」

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 続いては、「レディ・キム/Lady Kim」の歌唱。メイン州生まれ、マサチューセッツ州ボストン育ち。幼少の頃から、「バーブラ・ストライザンド/Barbra Streisand」に憧れ、歌うことに興味をもち、17歳の時に見た「ダイアナ・ロス/Diana Ross」主演の映画「ビリー・ホリデイ物語 奇妙な果実」で「ビリー・ホリデイ/Billie Holiday」を知り、一気に魅了されたという。その後、「ビリー・ホリデイ」を主人公とするミュージカルの主役に抜擢され、「ビリーが蘇った」と称賛される。そして、2004年7月に「レフト・アローン/Left Alone」でデビューを飾った新人女性ヴォーカリストである。やや舌足らずで、スモーキー、ビロードの様にやわらかくしなやかな歌声、私もこのデビュー・アルバムから魅了されてしまった一人である。しかし、最近全く消息を聞かないが、どうしたんでしょうか。

エヴリシング・マスト・チェンジ(紙ジャケット仕様)

レディ・キム 大石学 坂井紅介 トミー・キャンベル 土岐英史 井上信平Village Records

「Lady Kim – Everything Must Change」

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 締めは、私の大好きな歌唱で。「ニーナ・シモン/Nina Simone」。枕を濡らす歌唱とはこんな歌唱をいうのでしょう。アルバム、「ボルチモア/Baltimore」(1978)から。プロデュースは「クリード・テイラー/Creed Taylor」、ピアノは、あのMJQの「デヴィッド・マシューズ/David Matthews」。

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ボルチモア/Baltimore
ニーナ・シモン/Nina Simone
キングレコード


      
      

「Nina Simone – Everything Must Change」

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台風一過、被害はなかったが ・・・

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 7月上旬の西日本豪雨、逆走台風12号、そして今回の台風20号と今年は3回ほど、災害に直結するような豪雨、台風が襲来したが、今回の台風が暴風雨の度合いが一番強かった。ピークは、深夜12時ころの30,40分ほど。姫路あたりに再上陸したが、家が揺れるくらいの暴風が吹き、その音が家中に響いていた。でもピークを過ぎると、急速に収まり、安堵のため明け方まで爆睡してしまい、起きた頃には、朝ドラがもう始まっていた。被害は、風で園芸道具がなぎ倒されたくらい。個人的には、前日の山作業で転倒した際の太ももの打ち身の方が堪えている。しばらくは階段の上り下りがこたえそう。

 今年は台風も含め、豪雨の当たり年。そこで、多くの方の声を代弁して、今宵の曲は、「I Can’t Stand In The Rain」。「この雨、私はもう耐えられない」。そんな意味でしょうか。ソウル・シンガー、「アン・ピーブルス/Ann Peebles」ほか、「ドン・ブライアント/Don Bryant」、「バーナード・ミラー/Bernard Miller」による1973年の曲。のち、「イラプション/Eruption」、「ティナ・ターナー/Tina Turner」のカバーによりヒットした。

【 I Can’t Stand In The Rain 】 by Bernard Miller, Don Bryant, Ann Peebles

「♪ I can’t stand the rain      降り続くこの雨にもう我慢できないわ
  Against my window        窓に打ち付ける雨
  Bringing back sweet memories  幸せだった思い出を蘇らせる

  I can’t stand the rain       この雨にもう我慢できないわ
  Against my window        窓に打ち付ける雨
  Cause he ain’t here with me    だってもうあの人は去ってしまったから

  Hey windowpane          ねえ、窓ガラスさん
  Tell me, do you remember     覚えていたら言って
  How sweet it used to be      あの頃どれだけ幸せだったかを

  When we were together       ふたりが一緒だったときは
  Everything was so grand       なんもかもが最高
  Now that we’ve parted        別れてしまったいまは
  There’s just one sound        ただ雨の音だけが聞こえるだけ
  That I just can’t stand        もう耐えられないわ

  ・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・    ♪」

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 さて、歌姫は、目力姉御、「カサンドラ・ウィルソン/Cassandra Wilson」。アルバム、「Blue Light ‘Til Dawn」(1993)、「Closer To You: The Pop Side」(2009)に収録されている。ミシシッピ州ジャクソン生まれのカサンドラにとってブルースは、彼女自身のアイデンティティそのものであり、ルーツでもある。その彼女の親しんできた愛唱曲を集めたアルバムが、「ブルー・ライト」。彼女の力強い歌声と自分の世界を創りあげてしまう天才的な表現力は、まぎれもなく、最高のジャズ・ディーヴァであり、1996年度、2008年度のグラミー賞最優秀ジャズ・ヴォーカル・アルバム賞の受賞者で、1990年代を代表するジャズ歌手の一人である。

ブルー・ライト

カサンドラ・ウィルソン / EMIミュージック・ジャパン

クローサー・トゥ・ユー~ザ・ベスト・ポップ・ヒッツ・コレクション

カサンドラ・ウィルソン / ユーメックス

「Cassandra Wilson – I Can’t Stand The Rain」

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 そして、イギリス出身の男性ソウル・ミュージシャン、「シール/Seal」の歌唱も ・・・。アルバムは、「ソウル/Soul」(2008年)から。

 「シール」は、1963年、イギリスのパディントンにてブラジル系の父とナイジェリア人の母の間に生まれた。1980年代後半から地元のクラブやバーでライブ・パフォーマンスを行い、本格的なアーティスト活動を開始させる。1990年に歌手デビュー。デビューアルバム「Seal」(1991)は、英国アルバム・チャート1位を獲得し、ヨーロッパだけでなくアメリカやカナダなどでも大ヒットとなった。

 ソウルフルで男臭さ満載。ハスキー・ボイスでソウル・R&B・ポップスなど様々なジャンルを歌いこなす。世界的なソウル・R&B歌手で日本でも高い人気を獲得している。容貌もごつくて怪異。顔に傷のようなものがあり、また頭髪もないが、これらは幼少の頃にかかった膠原病の一種の後遺症によるものであるという。

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Seal / Warner Bros / Wea


「Seal – I Can’t Stand The Rain」

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台風が近づいてくるので、急いで

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 台風20号が近づいてくるので、先々週に引き続いて、土留めの仕上げを急ぐ。長めに伐採した「ヒサカキ(非榊)」などの常緑広葉樹を横木としてわたす。気温はさほど高くないようだが、とにかく湿度が高いので、汗が吹き出す。久しぶりの急斜面での伐採作業。「いや、えらかった」というのが本音。でも、一昨年植樹した「クヌギ(椚、櫟)」の苗が順調に育っているのを見ると、はやりこの台場クヌギの林を守り、しっかりと再生せねばと決意を新たにする。

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 しかし、体力、筋力が落ちてきたのか、階段で鹿除けネットに足を取られ、もんどり打つ。ヘルメットを着けていたし、とっさの受身で、打ち身程度で済んだが、体力が落ちてきていることを自覚し、ゆっくりと、慎重に動かなければ ・・・。

 昔のCDを整理していたら、こんなが目にとまった。「When The Levee Breaks」。4枚組のベスト、アルバム、「レッド・ツェッペリン/Led Zeppelin」(1990)から。
(参照 levee:【名】土手、堤防 【他動】(川などに)土手[堤防]を築く)

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4-COMPACT DISC SET Box set
レッド・ツェッペリン/Led Zeppelin
Atlantic / Wea


      
      
     

「Led Zeppelin – When The Levee Breaks」

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里山近くのCafeで ・・・

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 黄金色に色づき始めた稲穂を揺らし、風が波のようにわたっていく。そんな爽やかな里山の景色を久しぶりに見た気がする。近頃あまり見なくなったが、赤・桃色・黄色などの花穂ができる「ケイトウ (鶏頭)」の穂先も、色づいている。ご近所、猪名川町の里山近くのCafeの前に広がる景色。

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 「空からこんぺいとう」。妻のリクエストで、ちょっと変わった名前の「蒸しパンCafe」を訪れる。自宅から数分、自然豊かなこの地に築100年の古民家を手に入れ、念願の「蒸しパンCafe」をオープンしたという。スプーンに昔懐かしい「こんぺいとう」ふたつ ・・・。

 慌ただしかった今年の盆休み。猛暑も一息つき、こんなゆったりとした風景の中で、かすかに流れるJAZZを聴きながらゆっくりとコーヒーを飲み、少し気持ちにゆとりができたかな。やはりJAZZは人生の極上BGM。でも台風20号が近畿、中国地方を直撃しそうだ。帰ってから多少の備えも ・・・。

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 さて、今宵のピアノトリオは、日本の里山を思わせるような、牧歌風のジャケットに惹かれてから聴くようになった、「トリオセンス/Triosence」。

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 ドイツ出身で、ピアノの 「ベルンハルト・シューラー/Bemhard Schüer」を中心に、「Matthias Nowak/マティアス・ノヴァク(bass)」、「ステファン・エーミッヒ/Stephan Emig (drums)」によって、1999年に結成されたJAZZピアノトリオ。バンドの名前を「ベルンハルト・シューラー・トリオ」とせずに、「トリオセンス」とした由縁は、 トリオとエッセンスとを併せた造語だそうで、そこに彼らの思いが込められているようだ。ドイツのジャズ・コンペや、「Ostsee Jazz Festival」などで優勝後、CDデビューを果たした。デビュー・アルバムは、「First Enchantment」(2001年録音)。以後、セカンド・アルバム、「Away For A While」(2004年録音)は、ドイツのジャズ・ヒットチャートに6週間連続してランクされるなど、ドイツで最も成功したジャズ・バンドのひとつに数えられているという。最近は、アメリカの人気女性ジヤズ・シンガー、「サラ・ガザレク/Sara Gazarek」とのジョイント作もいくつかある。

 哀愁の美メロとリリシズム、そして心地良いドライブ感。トリオとしては3作目の「When You Come Home」(2008)から。

When You Come Home

Triosence / Sony Bmg Europe

「Triosence - Recording of triosence When You Come Home in Oslo」

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「Triosence – a far off place」

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「Little Romance – Triosence」

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「TRIOSENCE – What Really Matters」

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病院のCafeで ・・・

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 朝方電話があり、次男夫婦に帝王切開ではあったが、第2子、男児が無事産まれたとのこと。昼から、次男、孫娘ともども会いに出かける。厳重なチェックや手洗いの後、GCU(回復期治療室)に入らせてもらい、インキュベーターに入っている二人目の孫と対面。一人目の時もそうだったが、我が子の時とはまた違った感覚で対面。すやすやと、まさに無心で眠っている姿に感動。検査のためのセンサーなどが付けられているが、すぐに外れるそうだ。

 生まれたばかりの孫を見ていて、おおげさだが、最近読んだDNAや遺伝子解析技術が解き明かした、数百万年といわれるホモ・サピエンス以外も含めた人類の歴史についての本を思い出していた。命をつなげていくというのは、どれほど大変なことかを。そして、初期の人類が、森の樹上生活から、地上に降り草原に出て、直立二足歩行を始めた理由は、人類が、生存や繁殖を有利にさせたいため、オスがメスや自分の子のために食物を手で運ぶため一夫一婦的な社会を作っていた可能性が高く、そのため二足歩行が遺伝し、進化していったという仮説が頭に浮かんだ。自分を振り返り、子ども夫婦を見、そして新生児をみていると、その仮説に説得力があることに気が付く。でも、昔は帝王切開などなく、母親の命と子供の誕生とは引き換えであったのだ。

 かすかな音でJAZZが流れる病院内のおしゃれなカフェで一安堵 ・・・。「中島みゆき」の「誕生」の一節。前日には長男夫婦が帰省。天橋立方面を訪れると発って行った。慌ただしく過ぎていった今年のお盆休み。

 ボーカルのカバーは多いが、本人のものはアップされていない。歌詞にとどめておきましょうか。

 「♪ Remember 生まれた時 だれでも言われた筈
   耳をすまして思い出して 最初に聞いた Welcome
   Remember 生まれたこと
    Remember 出逢ったこと
    Remember 一緒に生きてたこと
    そして覚えていること ♪」  (中島みゆき/誕生)

 そして、今宵の曲は、「A Child Is Born」。たしか、8年前、最初の孫の誕生の時も取り上げた曲。トランペッターでバンド・リーダーだった「サド・ジョーンズ/Thad Jones」が作曲し、ピアニストの「アレック・ワイルダー/Alec Wilder」が詩をつけたなんとも美しい曲。スタンダードであるが、つくられたのは1969年、比較的新しい。

 まずは、「サド・ジョーンズ&メル・ルイス・ジャズ・オーケストラ/Thad Jones & Mel Lewis Jazz Orchestra」の演奏で。アルバムは、「コンサメーション/Consummation」 (1970)から。

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Consummation
メル・ルイス&サド・ジョーンズ/Mel Lewis Mel Lewis & Thad Jones
Blue Note Records


     
     

「Thad Jones & Mel Lewis Jazz Orchestra – A Child Is Born」

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 ピアノでは、「ビル・エヴァンス/Bill Evans」。アルバムは、「Quintessence」(1992
)。パーソネルは、「Bill Evans(p)」、「ケニー・バレル/Kenny Burrell(g)」、「レイ・ブラウン/Ray Brown(b)」、「ハロルド・ランド/Harold Land(ts)」、「フィリー・ジョー・ジョーンズ/Phily Joe Jones(ds)」。

「BILL EVANS – A Child Is Born」

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 ボーカルでは、大御所、「カーメン・マクレイ/」で聴いてみましょう。アルバム、「Can’t Hide Love」(1976)から。

【 A Child Is Born 】    作詞;Alec Wilder  作曲;Thad Jones

「♪ Now, out of the night いま夜から出でて
  New as the dawn  夜明けのように新しい
  Into the light    光の中へ

  This Child    この児よ
  Innocent Child    無垢なる児よ
  Soft as a fawn    小鹿のように柔らかき児よ
  This Child is born    この児は産まれぬ

  One small heart    小さき心臓
  One pair of eyes    つぶらな瞳
  One work of art    まるでアートのごとく

  Here he lies      我が腕の中に抱かれしこの児
  Trusting and warm   我を信じ、委ねしその暖かき身
  Blessed this morn    この朝に祝福あれ
  A Child is born     児は産まれぬ         ♪」

「Carmen McRae / A Child Is Born」

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こんな爽やかな朝は久しぶり

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 朝、新聞を取りに玄関を開けた。途端、爽やかで涼しい風が頬を撫でる。ずっと酷暑日と熱帯夜が続いていたので、こんな爽やかな朝は久しぶりである。一日エアコンなしで過ごし、ウォーキングをしていても、Tシャツに汗が滲むことはなかった。「トンボ(蜻蛉)」も群れだし、炎天の花、「サルスベリ(百日紅)」も、こころなしか、終わりを告げるような最後の輝きに見える。盆も過ぎ、近づく夏の終わり。

 「夏の終わり」といえば、私にとっての定番曲は、「ビル・チャーラップ/Bill Charlap」率いる「ニューヨーク・トリオ/New York Trio」の「過ぎし夏の想い出/The Things We Did Last Summer」。

 すこし暑さが収まったと感じた頃にいつも聴くこの曲。夏の喧騒や猛暑の火照りを抑えるかのように、じわりと心に染みてくる。パーソネルは、「ビルチャー・ラップ/Bill Charlap (Piano)」、「ジェイ・レオンハート/Jay Leonhart (Bass)」、「ビル・スチュワート/Bill Stewart (Drums)」。

過ぎし夏の想い出

ニューヨーク・トリオ / ヴィーナスレコード

「New York Trio - The Things We Did Last Summer」

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ソウルの女王、アレサ・フランクリン死去

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 ソウル音楽の「女王」と呼ばれた米歌手、「アレサ・フランクリン/Aretha Franklin」さんが16日、膵臓がんのためミシガン州デトロイトの自宅で死去した。76歳。

 テネシー州メンフィス生まれ、デトロイト育ち。1967年、「オーティス・レディング/Otis Redding」のカバー曲「リスペクト/Respect」で全米1位となり、一躍注目を浴びた。ゴスペルの影響が色濃い、パワフルな歌声を持ち味に、カバー曲でさえも独自の世界観に染め上げた。グラミー賞を18回受賞し、1987年には女性として初めて「ロックの殿堂」入りしたほか、米国の音楽誌「ローリング・ストーン」の「歴史上最も偉大なシンガー」に選ばれた。クリントン、オバマ両元大統領の就任式でも歌声を披露した。

 代表曲は「チェイン・オブ・フールズ/Chain Of Fools」(ドン・コヴェイ/Don Covay)、「ナチュラル・ウーマン/(You Make Me Feel Like) A Natural Woman」(キャロル・キング/Carole King)、「小さな願い/I Say A Little Prayer」(バート・バカラック&ハル・デヴィッド/Burt Bacharach & Hal David)、「Bridge Over Troubled Water(邦題:明日に架ける橋)」(サイモン&ガーファンクル/Simon & Garfunkel)など。「Bridge Over Troubled Water」はゴスペルにアレンジされており、特に当時アパルトヘイトで苦しんだ南アフリカでヒットし、教会で賛美歌として歌われるようになったという。

 2009年1月、アメリカ合衆国第44代大統領「バラク・オバマ/Barack Obama」の就任式式典にて「My Country, ‘Tis of Thee」(“America”)を祝唱した。 2018年8月16日、膵臓がんのため、ミシガン州デトロイトの自邸で死去。(ネットより)

 「レイ・チャールズ/Ray Charles」、「オーティス・レディング」に導かれ、このジャンルの音楽も聴くようになり、そこにいたのが、「アレサ・フランクリン」、「ニーナ・シモン/Nina Simon」、「エタ・ジェイムズ/Etta James」であった。

 合掌 ・・・・・


【  (You Make Me Feel Like) A Natural Woman 】
  by Gerry Goffin / Carole King / Jerry Wexler

「♪ Looking out on the morning rain     降りしきる朝の雨を眺めていても
  I used to feel so uninspired          心を動かされはしないわ
  And when I knew I had to face another day  また一日に向き合わなければと思うと
  Lord, it made me feel so tired         心が疲れるわ
  Before the day I met you, life was so unkind あなたに会うまで人生は過酷なものだった
  But your the key to my peace of mind   でも、あなたが私の心を安らかにしてくれた

  ’Cause you make me feel,         だってあなたといると    
  You make me feel,             あなたといると
  You make me feel like           あなたといると
  A natural woman              ありのままの私でいられるから

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

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5CD ORIGINAL ALBUM SERIES BOX SET/ARETHA FRANKLIN Box set
アレサ・フランクリン/Aretha Franklin
Warner Music


      
      


「Aretha Franklin ー (You Make Me Feel Like) A Natural Woman (Kennedy Center Honors 2015)」

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「Aretha Franklin ー Bridge Over Troubled Water」

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DNAを感じた日だった

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 お盆。特別な供養などはしないが、いつもどおり、仏壇を開け、お供えをして手を合わす。飾ってある私、妻双方の両親の写真を見ながら、在りし日を思い浮かべる。先祖、両親、そして私、妻、兄弟、子、孫と受け継がれてきたDNAを感じる日でもある。

 少し前の「NHKスペシャル」で「人類誕生」という3回シリーズの放映があり、興味深く観た。私は、元来考古学に興味があり、高校時代は考古学クラブに所属し、春休み、夏休みなどには教育委員会の発掘の手伝いなどに明け暮れたことから、縄文文化、弥生文化の違いを実感として感じ、それぞれの文化の担い手としての日本人のルーツは何であったのかということにも関心を持っていたからである。

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 アフリカのか弱い生き物に過ぎなかった「サル」が、なぜ700万年の間に「ヒト」へと進化できたのか? その人類進化の壮大な物語を、最新科学で解き明かすシリーズ。その解明に大きく寄与したのが、急速な進化を遂げたDNA解読技術。数万年前の人類の「ゲノム」の抽出・分析ができるようになったため、ゲノムの痕跡を辿ることで、太古の人類から、現在の私たちへと繋がる、祖先の知られざる物語が解き明かされたという。そんなことに触発されて、いくつもの関連する本をこの夏立て続けに読んだ。

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 地球のあらゆる場所に生息し、生物史上、類を見ないほどの大繁栄を遂げた、現人類、私たちホモ・サピエンス。およそ700万年前にアフリカで誕生した人類は、その後、いくつもの種に枝分かれし、誕生と絶滅を繰り返しながら進化してきた。最新の研究によれば、分かっているだけでもおよそ20種もの人類が地球上に暮らしていたと考えられているという。かつての最強のライバル、ヨーロッパで独自の進化を遂げた「ネアンデルタール人」。私たちの祖先は、今から5万年ほど前の中東地域で彼らと出会い、何度も交配しながら、それによって獲得した遺伝子が、私たちの進化に大きく貢献し、狩猟から農耕への移行を加速させ、熾烈な生存競争を繰り返し、地球上で唯一の人類として生き残ったという。ヒトゲノム計画以降、急速な進化を遂げたDNA解読技術によって、明らかになったのだ。いずれの本もそんな概要では似ているが、日本人のルーツ、人種、遺伝と病気、ゲノム編集と遺伝子操作、犯罪遺伝子、さらなるホモ・サピエンスの進化と未来、あるいは人類の絶滅などへの展開もあり、知的興奮を誘う。

 「人類=ホモ・サピエンス/Homo sapiens」は、「homo = man」+「sapiens = wise」の合成語とされているが。果たして「wise」なのか? 終戦の日に思う。

 さて今宵の曲、「Human Nature」。「マイケル・ジャクソン/Michael Jackson」の曲。「スティーブ・ポカロ/Steve Porcaro」、「ジョン・ベティス/John Bettis」の手になる曲で、マイケルがスーパースターになったため、セキュリティーに囲まれて、自由に外を出歩くことができない。旅先でもホテルから一歩も出られない。「普通の人とふれあい、普通の生活をしたい」。そんなマイケルをイメージして書かれたといわれている。

【 Human Nature 】  by Steve Porcaro / John Bettis

「♪ Looking out across the nighttime  夜の向こう側を眺めると
  The city winks a sleepless eye    街がその眠らない目でウィンクしてくる
  Hear his voice, shake my window   そのざわめきが僕の心の窓を揺らし
  Sweet seducing sighs         あまい誘惑のため息を吹き付ける

  Get me out into the nighttime    僕をあの夜の中に連れ出してくれ
  Four walls won’t hold me tonight   今夜は壁に囲まれていたくない
  If this town is just an apple      もしこの街が林檎だというなら
  Then let me take a bite        一口でいいから味合わせてくれ

  If they say,                もし、どうしてって聞かれたら
  Why, why, tell ‘em that it’s human nature  「彼だって普通の人間さ」と答えて
  Why, why, (does he do me that way)  なぜ神様は僕をこんな風にしてしまったのだろう
  If they say,                 もし、どうしてって聞かれたら
  Why, why, tell ‘em that it’s human nature  「彼だって普通の人間さ」と答えて
  Why, why does he do me that way   なぜ神様は僕をこんな風にしてしまったのだろう

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・     ・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

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 カバーは、まずオランダが誇る国民的シンガー、「トレインチャ/Traincha(本名;トレインチャ・オーステルハウス/Trijntje Oosterhuis)」が「キング・オブ・ポップス」ことマイケルに敬意を表した渾身のカヴァー・アルバム「ネヴァー・キャン・セイ・グッバイ/Never Can Say Goodbye」(2010)から。 1973年生まれの45歳。脂の乗り切ったベテランといっていいでしょう。音楽一家に育ち、10歳の頃から音楽を始め、ジャズ・サックス奏者の「キャンディ・ダルファー/Candy Dulfer」のバンドのボーカルも務めたが、やがて、ポップ・グループ、「トータル・タッチ/Total Touch」を結成、1996年にデビュー、ミリオン・セールスも記録し、着実にキャリアを重ね、4年間程活動したという。しかし彼女は、そのキャリアをあっさりと捨て、元来興味を持っていたソウル、ジャズの世界に進んでいった。

 ほぼ全編、ギターと歌だけで作られていて、自宅のスタジオで録音されたらしいが、そのアコースティックな音に、単なるロックのカバーだけではない彼女自身のマイケルへのリスペクトや世界観が込められている。

ネヴァー・キャン・セイ・グッバイ

トレインチャ / EMIミュージックジャパン

「Trijntje Oosterhuis – Human Nature」

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 そして、大御所「マイルス・デイヴィス/Miles Davis」。1985年に発表した「You’re Under Arrest」に収録されている。長い音楽生活の最後にマイルスがたどり着いたのが、本作に聴かれるポップな世界だったという。当時のマイルスは「マイケル・ジャクソン」と「プリンス」に関心を寄せていたそうで、本作でもマイケルの「ヒューマン・ネイチャー」とシンディの「Time ・・・」をカヴァーしている。本アルバムにおけるポップ・サウンドは、マイルスの一つの到達点といってもいい。

ユア・アンダー・アレスト

マイルス・デイヴィス / ソニー・ミュージックレコーズ


「human nature - miles davis」

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 さて、人類史とくれば、この曲を上げないわけにはいかないでしょう。直立歩行を始めた猿人の進化の過程をテーマにしたといわれる、「直立猿人/Pithecanthropus Erectus」。「チャーリー・ミンガス/Charles Mingus」の1956年、同名のアルバムから。このアルバムも、学生時代のジャズ喫茶でよく耳にしたアルバム。

 直立猿人

 チャールス・ミンガス / Warner Music Japan =music=

「Pithecanthropus Erectus ー Charles Mingus」

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